まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ数日<タオルシリーズ>としてタオルの素材に特化したリュックの製作をしています。
同じタオル素材とは言え、ちょっとした織り方、混率、色の違いから同じデザインながら少しテイストの違いを出していくというもの。
デザインは、「簡易リュック」。
【176】の記事でも触れたのですが、タオル地にこだわったバッグというのを製作し続けるというのもエッジが効いています。
無地のタオルのシンプルさを裏地に柄を配して華やかさのバランスを取るのも工夫の1つ。
このデザインには一番向いた素材だけを当てはめるというような拘りによって、製造者側のモットーとしている「軸」をお伝えすることができるのです。
そう思えたのも、バッグをご購入していただいた経験からのヒントであったり、インスタグラムでのアップ時のコメントであったりという、とてつもない人数の中からのごく一部のありがたく貴重なご意見やお客様があってのこと。
なので、これまでいろいろなデザインをいろいろな素材で製作してきた中で、そこから得た独自の製作らしいテイストに絞っていくタイミングの時なのかもしれません。
タオルがそのままリュックになる喜び、パイル地の気持ちよさと雰囲気
今回のパイル地のタオルはクリームベージュがメインです。
配色使いも同じパイル地で迷彩柄のような色のカーキグリーンミックスです。
今回は、配色生地を入口フラップとショルダーに使うという配色使いをしました。
ショルダーは幾重にも折り込みをしますので、今回のパイルニットのカーキグリーンは、厚みが結構あるモフモフしたものになりました。
このカーキのように厚みがあって、扱いにくい生地をうまく中側にソフト厚芯も入れ込んで綺麗に仕上げるコツは自分なりに見出しております。
後で貼りますYouTubeを是非(^-^)。
あとがき
【176】の記事でもお話致しましたが、このデザインはもっと工夫する必要がありまして、
物をたくさん入れた時に重みでマジックテープ仕様の入り口タブが外れてしまう点です。
それでも大丈夫なようにと内側に巾着紐を設置してはいますが、まだまだ考慮が足りないということになりました。
しかし、もっと入口をしぼり切る工夫として、数年後の2023年には、ここからぐんと仕様を変えました↓。
当記事も最初のアップが2020.08.10なのですが、そのまるっと3年後の2023.08.11現在リュックをナップサックに変えて巾着として絞る仕様に行き着いています。
よって、この記事の「簡易リュック」は発展前の初期型だと思って見てもらえると良いです。
簡易リュック型のまま行くなら、マジックテープではなく「ヒネリ錠」や「差し込み錠」もありますが、穴を開けたり布にカットを入れることに戸惑いを感じてきまして廃止しました。
現在は、特にそういった生地を傷つけるような金具を使わなくても、生地だけで工夫できることがあるというところで考案しています。
それは、「生地を大切に優しく使ってあげる」というサスティナブルの活動の一環となっているのです(^-^)。