<カーテン作り③>カーテンのつなぎ目の袋縫いが野暮ったいと感じた時のやり直し、耳なのだから両割れすればかさばらないという考え方の誕生の瞬間【1346】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

初の本格的なカーテン作りをする機会があり、カーテンを製作しています。

念入りに柄を選択し、新築の家の縁側用ですので、ちゃんとした永久的な物を作っていきたいと思いました。

今回はレースカーテンでの袋縫いの場面が前半、後半はそもそも袋縫いが本当に有効なのかを考え、両割れタイプに作り直すことを決意した経緯をお話させていただきます。

確かに袋縫いは有効な時がありますが、その後のつまんでひだを作る作業の段階のやりにくさを考えると必須な作業ではないのではないのかと疑問を持つようになりました。

そんな袋縫い場面と袋縫いに対する疑問の2つをこの投稿でお伝えしたいと思います。

袋縫いのやり方:私バージョン

袋縫いと聞くと難しそうですが、要するに生地の縫い代を内側に隠してすっきりと収納して見えなくするという目的があります。

ただそれと引き換えに袋ができるのです。

実際にやったやり方をご紹介したいと思います。

この継ぎ目はカーテンの左右の片方で2枚のパーツを合体して横幅が長い窓に対応するためです。

継ぎ目などなくできるのは狭いワンルームマンション程度の窓が該当ですが、新築の広いお部屋などでは窓をめいっぱい開けてあることも多く、横が片方の窓だけで180cmもあるのです。

そうしますと、180cmというような生地幅の生地さえレアで見つからず、2枚をハギ合わせてひだを入れて生地を使用していくことで2枚仕立てというのが通常の考え方です。

そうすると、皮肉ですが、大きな窓用の良いカーテンを作りたいと思うことで、ハギ目が生まれてしまうというジレンマがあります。

このハギ目はをオーダーカーテンのお店のお品ですら存在しているという現実がカーテンにはあるのです。

間違いのないようにお願いしたいのですが、袋縫いの場合「外表」にまず2枚を重ねます。
重ねた状態でこんな風に耳の内側部分を地縫い。
割った耳部分を内側に、今度は中表にしていきます。
アイロンでぴっしりと折り目を付けます。こちらに見えている部分は実際の裏側です。
最後にステッチで縫い代を隠しながら押さえます。縁過ぎるとこうして表に耳が見えてしまいます。
ということで、袋の内陸部を縫い付けるのが望ましいです。
袋縫いの完成です。こちらは実際のカーテンの裏側に突き出す形で袋縫いが飛び出るのです。
出来上がりの実際の表側。綺麗に縫い代が隠れましたが。。
実際に袋縫いを頑丈にやり過ぎると、つってしまい、課題が残りました。

最後のお写真は、その先の裾縫いまでやってしまった状態の写真ですが、ご了承を<m(__)m>。

このことから、2つの事を考えました。

1)ハギ目の地縫いは引っ張り気味で縮まないように縫うこと。そうしないと裾のラインがこの位置だけ斜めに上がってしまう。

2)そもそも、袋縫いする必要はあるのか、もともと端っこは耳であり、隠す必要などないのでは。。

この2)については、だんだん強くそう思え、ほどいてやり直しをしています。

後日の投稿でやり直した完成を記事にまとめる予定です。

袋縫いを採用せずに、両割れをすることで、次の段階の作業の「ひだ」をつまむ時にごわつかないよう最低限の薄さをキープできるメリットがあると思いました。

さらに、耳なのにそもそも縫い代を隠す必要もないのではないかと思ったこともあります。

1)のひきつりは頑丈に縫い過ぎないこともコツで、やや粗い糸目の4-5mmで一度だけステッチを引っ張り気味にすることで解決できると思い最初からのやり直しをしています。

とても大変な事なのですが、最終的に出来上がった状態をすべてほどいてやり直すことで納得していくつもりです。

それぐらい、出来上がりが思うようなものではなかったということです(^_^;)。

カーテンは折って縫うだけとは言え、いろんなコツを知っていてやっと思い描いたように出来上がるのだと痛感。

あとがき

とりあえず、袋縫いのやり方をご紹介しましたが、自作の場合袋縫いはしない方が良いと思います。

オーダーカーテンのお店に頼むと、ハギの場合袋縫いをされることがあると思いますが、そもそも高価なお値段の原因として、その袋縫いの箇所を次の作業の「ひだ」に当たらないよう計算し、生地の分量を考慮している手間をかけてあるようです。

それでも、突き出したあの袋縫いが私は気になり、カーテンで採用しない方向を好みます。

あまりにも丈夫に。。と思っても、カーテンは後からお直しもしやすい一重仕立てなので、そこは気にする必要が無く、野暮ったさを解消したりすることに工夫した方が良いという考え方です。

賛否あるかと思いますが、実際に袋縫いをしてきてこの考え方にたどり着きました。

あくまで手法の1つなのです。

ただ、袋縫いの手法はカーテンだけでなく、他の製作にも使えます。

むしろ、この手法を他の製作に活かすという広がった利用の仕方をお勧めしたいと思います(^-^)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください