まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
これまで多くの生地をハンドメイドバッグ製作に使わせていただきました。
生地の種類は本当に多いなあと思うものの、少し片寄りも感じます。
このたびは、ハンドメイドバッグの拘りある素材を決めるにあたり、まだ足りない生地があり、もっと豊富であればと希望する3種の生地をお伝えしたいと思います。
生地屋様へのリクエストのような内容です。
もっとこれらの生地でバッグを製作していきたいのに今は希少価値が高くなかなか見つけられない生地、「著作権フリー」「撥水花柄」「フクレ加工」
では、3種の生地を左から順番に解説してまいります↓。
①花柄プリントの著作権フリーのもの
ブロード地にプリント柄の綿/100%が非常によく見られます。
キャッチ―な柄はネットでも映えるので目に付きやすいと言えます。
しかし、ハンドメイドバッグを商業利用するとなると「著作権」に阻まれます。
ほとんどがイラストの元の原画を描いたデザイナー様にその著作権が自明のものとして存在するのです。
その「権利の行使」を外してある商業利用可の柄のプリントとなると限られてきますので、なかなか商業用としては入手しにくく、多くが自分使いの範囲を超えることができません。
よって、生地屋様には著作権フリーのプリント花柄の生地をもっとたくさんリクエストしたいです。
②はっ水加工生地のおしゃれなプリント生地
はっ水加工生地自体も実はレアだと感じています。
あれだけたくさんの生地がある中ではわずか。
事情があるのでしょう、例えば、撥水加工が効果を発揮するような素材はナイロン/100%が一番であると考えると、そもそもナイロン/100%がレアだからとか。。
ただ、バッグとしては撥水機能は有難い。
いずれ摩擦ではっ水剤が消えていくにしても、最初の時点では何年かは効力を発揮する初期状態が欲しいのです。
欲張りかもしれませんが、花柄プリント柄がより素敵です。
①の著作権にも関係してきますので結果は商業利用できるとなるとレアになってしまうのでしょう。
ただ、ナイロン/100%の撥水加工生地へのニーズとしては多いと思います。
③フクレ加工生地
フクレ加工生地は、特に2019年の製作で、フクレジャガードや風通ジャガードに注目してきました。
その凹凸感たるもの、何とも言えない美しさです。
バッグにすることで、余計にお洋服のコーデのアクセント力が増します。
フクレ加工は日本製では時々見つかりますが豊富ではありません。
レア生地として貴重に感じていますが、もっとたくさんあったら良いのにと思うわけです。
フクレ加工のような凹凸感の生地は巾着型のバッグなどにマッチすると考えています。
同じデザインに多種の生地を使わせていただく製作スタイル、全く同じ生地の繰り返しよりも別の生地で1点物ずつ製作する者にとっては生地のバラエティは重要です。
あとがき
最後に1つ注目しています生地の分野をご紹介して終わりたいと思います。
喪服用のジャガードやレースなど真っ黒なのに凹凸感が表現されている生地も大変好んでいます。
これらも、決して多種に渡っているとまでは言えないほんの一分野の生地だと思います。
真っ黒だからこそ凹凸感が工夫されて奥行きみたいなものを表現されている素敵な生地なのです。
とはいえ、素材だけには決して依存せず、自らが生み出した価値も大切。
バッグご購入のユーザー様に共有されて喜んでいただけるところまで行き着くことを願いながら、今後も素敵な生地探しの旅を続けてまいりたいと思います(^-^)。