まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ヴィンテージ物ばかりをワードローブに集めてきた私なのですが、どうしても時々1点物ならではの悩みがあります。
それは、サイズが合わない部分があること。
そういった場合は必須のウエストなどだけを合わせて残りの部分のサイズは妥協せねばならないことも。。
ウエストはさすがに小さすぎると着用が不可能ですが、逆に大きい場合はベルトで工夫することで何とかなることもあります。
そうして、いろんな工夫をしながら、そこにあるそのままの姿にこちらが合わせていくような着方をすることの多いヴィンテージもの。
考え方によっては多くの新しい発見もあり、リフォームの腕もしだいに磨かれます。
このたびは、ウエストはよかったものの丈が短すぎたヴィンテージデニムパンツのリフォームです。
ただ丈を延ばすだけでは終了しなかった理由がありました。
独自のはき方がしてあった二つ折りの線のアタリを見えなくする工夫
この線はカジュアルにはく場合は仕方がないかもしれませんが、パンプスと共にエレガント寄りにはきたい私の場合これを隠したいと思いました。
そして、ある策を思いつきます。
それは、レースです。
白と一口に言っても、アイボリー、オフ、クリーム、ベージュと色の展開も多いです。
その中では、真っ白ではない、黄色みのあるタイプ。
ベージュまではいきません、かろうじて白にほんのりクリームがかった色です。
そして、レースのデザインはあっさりとシンプルなタイプ。
それでも装飾性も適度にあり、幅が広すぎない、そして、セーターのがさっとした風合いにマッチする麻のような雰囲気のレースがこれでした。
もうその他は目に入らなくなりました。
よし、これで決まりだ!。
そして、白い線の上をなぞるように、ミシンでステッチしていきました。
裾からの距離が、今回のような具合であれば、何とかミシンがかけられまして、幸運でした(^-^)。
縫い代は隠しながら丁寧にステッチ。
同色の白の糸でなじませながら、レースの柄を引き立てます。
今回、3本ステッチをしました。
まず最初に、真ん中からスタート。
レースの真ん中は、アタリの白線に一致する場所です。
あとがき
今回のまとめとしましては、レースを「機能を持った資材」として重視した点です。
「隠す」という機能がとても重要になっていたこのたび、見事にその役割を果たしてくれました。
レースは、「飾る」ことだけを考えがちですが、何か果たすべき役割があって取り付けた場合、なぜその場所である必要があったのか、なぜこのレースの種類である必要があったのかなどすべての「なぜ」にまっすぐに返答ができるのです。
それは、見かけのかっこよさや綺麗さ重視の浅いお品よりも、ぐんとその深みが出るのです(^-^)。