まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび、「どんな相手も納得させるデキる人の切り返し術 ~難しい局面でも優位に立てる勝利法則~ :弁護士 石丸幸人 著」という本をを拝読。
著者である弁護士様自らが返済関係の業務に当たられてきた経験の中で磨かれた技(わざ)が詰め込まれます。
その技というのは、「交渉」における優位性を勝ち取るためのもの。
意外と身の回りの事柄は、「契約」や「交渉」を経て現在にたどり着き落ち着いていることが多いものです。
その豊富さからは、「交渉」ノウハウは非常に大切なのではないかと思いました。
道具/ツールというような物体ではない「観念」であるからこそより貴重であり、人間らしいワザなのではないかと考えます。
日常に多数存在する人間関係には交渉的な要素が多く含まれる、ビジネス・人間関係などのコミュニケーションに役立てたい「交渉術」
小さなことでも大きなことでも友人関係にさえ役に立つ部分がありました。
よろしければ、ご一読を。
ドラマで出てくるような緊張感ある場面も出てきますが、著者の弁護士様は私達が考えると難しそうな金融業者の取り立ての方との折衷の経験も数多くあり、そこも究極です。
この本を読み終わって考えたことをここから綴ります↓。
個々の場面でのその時の切り返し術は大変有難いものですが、こういった技術は結局は、より良き人間関係や人とのコミュニケーションを円滑にしてくれるものだと思います。
契約や交渉は一人のことではなく、必ず相手・相手方と言った風に双方が関係する事柄です。
自らの本来のあるべき立場からは明らかに当方の正しさが100%だと思ってはいても、相手があることで「妥協」や「譲歩がどうしても出てきてしまいます。
確かに妥協することは悔しいですが、解決を一番に考えた時には、100%の中で妥協することが自らの心情で許容できる部分と、決してできない最後まで貫き通したい部分を分けることも必要です。
相手にそのような背景を知らせる必要はありません。
「ここを妥協するから代わりに〇〇してくれますか」という方向へ持っていくと、1つ「得」をとることができませんか。
諺(ことわざ)の「損をして得を取れ」がありますが、この言葉そのままにドラマチックには行かないことも現実にはあります。
それでも、自分が妥協する点に関しては、必ず相手からも妥協をしていただく点を引き出し解決への一歩へいざなうということです。
究極、別の部分同士の交換になっても、一方に偏った損得が解消できていれば有りなのでは。。
あとがき
最後にそもそもこういった視点も必要だと思うというお話を↓。。
人は固定観念や縛りや括りに惑わされがちだと思います。
その交渉以前に、「そもそもその交渉自体をするべきなのか」ここも大切だと。
交渉の中では、ある程度決まってきてしまうことや、どうしても「譲歩」が出てしまします。
よって、「話し合い」という点においては、もっと俯瞰的に見ると、交渉する土俵自体が不利になる場合は、交渉自体しないことも選択肢には有ります。
特に、相手から持ち掛けられた場合はそうです。
それも、1つの「技:わざ」だと思います(^-^)。