まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ファストファッションが良くない製品だと、その製造背景である劣悪環境や労働の搾取などが明るみに出ることでかなり理解されるようになってきたと思います。
しかし、「低価格」というのも相変わらずのダントツのメリットであり、他の条件が太刀打ちできないほどの一番の強味です。
多くの人々は、その場限りの購入時の低価格だけにとりあえず魅力を感じて、その後そのお品をずっと愛用していくのかなどは考えていないことが多いものです。
今回は、その場限りの判断ではなく、長年かけて感じるメリットやコスパの良さが古着にあることをお伝えしたいと思います。
高級ブランドの古着、注文服の古着はファストファッションの同じ価格にダントツに勝る(あくまで私見)
私が古着を選ぶ時のポイントが2つあります。
1つは、好きな高級ブランドの古着であるとにしぼっていることです。
ブランドは「アルマーニ」様。ネームタグは、「GEORGIO ARMANI」、「EMPORIO ARMANI」、「ARMANI COLLEZIONI」のどれかと決めています。
「アルマーニジーンズ」や「アルマーニエクスチェンジ」は元の価格帯が低く、価値を感じていませんので含めていません。
購買自体が、探す楽しみと見つけた喜びを味わう趣味のようなイベントになっていることも特徴です。
アルマーニは比較的古着も豊富なので上下のコンビも作りやすいです。
ハイブランドよりも定価が求めやすいお値段であることで、百貨店クラスを上回りながらハイブランドよりもはるかにお手頃という位置に納得しています。
ハイブランドだと上下のコーデのコンビまで作れないのです。
というのも、象徴的なロゴが際立ち組み合わせに悩むような主張の強いアイテムが多く、1つのブランドだけで上下のコーデがしにくいのです。
ただ、それでも、アルマーニ様でもなかなか見つからないアイテムが、「ワンピース」です。
あってもきっちりとし過ぎて硬い雰囲気で好みではないのです。
もっと抜けた感じのリラックスしたふんわりロングワンピースは当ブランド様では見つけることができませんでした。
そこで、古着の中でも際立った良い作りの、「注文服」に目を向けました。
オーダーメイド服はブランドネームが付いておらず、品質表示も付いていないことも多いです。
それがオーダーメイド服の「証:あかし」の1つでもあります。
ブランドネームが無いことが「証」とは面白い矛盾ですが、その作りの良さ、味わい、特徴あるデザイン、レアな素材など随所に高級感になる要素が見られるのもオーダーメイド服です。
次の図で、ファストファッションとオーダーメイド服を比較してみます。

この場合、ネットで購入の送料込みでも、私が好きなアルマーニ様のお洋服が古着で購入できます。
しかもなかなかのお品がゲット可能。
そうしますとファストファッションにブランド古着の価値が勝るということが起きます。
価格で勝つファストファッションと同じ価格の¥2,900程度に条件を設定しますと、その他の違いが浮き彫りになりますので、ブランド古着の良い作りや味わいが勝ります。
たくさん量が散在しているお品よりも1点しかない希少な価値は決して負けることはないのです。
次はもっと低価格での比較になります。

私の実体験ですので、この比較は想像ではないことをくれぐれもこことでお伝えしておきたいです。
¥1,000なんてとても魅力的な低価格ですが、ファストファッションでは実在しているようです。
ただ、こちらも先ほどと同じように、同じ価格設定で、注文服の古着と比べたらその中身は雲泥の差だと私は考えます。
ブランドではないので、価格はもっと安く見つかり、¥1,000で比較してみました。
注文服古着の方がずっと長く持っていきたいと思うその気持ちの面でも差がありますし、実際にここまで低価格で見つけた掘り出し物こそお宝なのです。

ということで、「ブランド古着」、「注文服古着」の2つのキーワードをもって調達するワードローブの内容は、ファストファッションを上回る価値であるということになります。
これは、あくまで私の考え方ですので、そこはご理解お願いします(^_^;)。
古着購入を¥10,000もかけない自分の中で決めた範囲内の購入で高まる価値
古着の中でも新品でも値段が高価であればその質は良いに決まっています。
それは、かえってお買い物の醍醐味を弱めます。
そうではなくて、決めた範囲内の価格で探すことこそに、お宝を発掘するような楽しみが生まれるのです。
それも「価値」です。
私の決め事では、1つ目のアルマーニは基本¥3,000以内で探すと決めています。
それでもどうしても見つからない場合に¥6,000程度まで範囲を広げますが、それでもこれまで 1着で¥10,000というお買い物はありません。
¥10,000ものお値段であれば良いお品が簡単に見つかってしまうからです。
それよりも、低価格の範囲内で良いお品を見つけた点にコスパの良さが生まれ、気持ちの面での満足感や購入の達成感さえも生まれていくのです。
あとがき

値段に飛びついて購入というのは、その場の浅い選択の仕方で、後で愛用できるお洋服ではないかもしれません。
冷静に値段だけではなく、コスパとか価値をじっくり考えるお洋服の買い方をして、多く持ちすぎないことだと思います。
少ない数を意識すると選び方も「渾身」な方向になると思います。
たくさん購入して賑わうお洋服のワードローブのそろえ方はこれからの時代には向かないと思います。
「衣・食・住」の「衣」は、「ファッション化」という新しいスタイルをもって「食」や「住」に溶け込み始めたのです。
決してファッションが死んだわけではないのですが、これまでの物理的なお洋服をたくさん着飾るということがイコールでファッションであるという時代ではないということですね。
とは言え、お洋服は必要なものであることは今後も継続します。
よって、むしろ、「食」や「住」のシーンでお洋服をどう活かせるかなどのお洋服そのものだけを見る見方ではなくて、活用の仕方とか考え方など生活すべてに結びついた考え方をし、お洋服そのものの素敵さなど個別に考えるだけでは難しいようです。
