まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
季節の変わり目というのは、物を購入したり、模様替えなどをしたくなる気分になるものです。
このたび、これからの春夏の季節に合いそうなバッグを購入。
いつものようにヴィンテージ級の昔の中古品です。
綺麗な色は色あせや汚れが目立つもので、そこをどう解決していけるのかというところがポイントになります。
と、このような点が本革レザーの部分の作業前の状態です。
気持ちよく使っていくためには、内側も大切ですので、裏地のチェックもしてみました。
今回の補修はやや時間と日数がかかりまして、<前半>裏地のお洗濯、<後半>本革部分の補修クリーム作業、と投稿を分けたいと思います。
当記事の【1250】は<前半>の裏地のお洗濯の場面のみの内容になります。
この裏地のお洗濯もなかなかの効果を感じましたので、是非ご覧くださいませ。
何より、最初見た時の汚れが落としやすい裏地の設置であったことが有難く、ブランド「エンポリオアルマーニ」様に感謝です。
一番最初にやったことは、お湯での拭き作業による表面の汚れ落とし
裏地が外へ飛び出す構造であったことで実現できた裏地のみのお洗濯
全体を可能な限りタオルハンカチで拭いた次に、裏地を洗っていきます。
桶に「洗剤革命」という強力洗剤を濃度やや高め(お湯を入れ過ぎないことで調整)でお湯を薄くはります。
今回は、バッグが小さく、裏地もちょっとだけの面積なので、強力洗剤+40度程度のお湯のみで行いました。
更に、通常お洗濯する洗濯用洗剤も混ぜることでお洋服のシミのお手入れが成功した過去があります。
面積が大きい場合は洗濯用洗剤も混ぜるとパワーが増すようだと感じています。
はい。ここまでが<前半>裏地のお洗濯の風景でした。
こうはしても落ちなかったマジックの跡のような染みもありましたが、それよりも、じゃぶじゃぶと洗ったことの気持ち良さが勝りました。
あとがき
あくまでもヴィンテージなので、完璧に新品同様までの復活を求めるわけではありません。
程好い具合の満足度というのは、人によって多少価値観の違いとしてあるかもしれません。
私は、結構許容範囲はある方だと思っておりまして、これまでもたくさんのシミ落としなどを自分であれこれやってきましたが、完璧を求めません。
プロのリフォーム屋さんにお願いすることの価値というのは、もともと綺麗なお品に不慮のミスやハプニングで汚れてしまった場合が良いかと私は考えます。
ヴィンテージ物は古いものであるという味わいも価値であるため、ある程度許してもらえるというか、完璧度が低いので緊張感が和らぐのです。
今回のバッグも、もとは、きちんとしたタイプのスーツに持つような1980年代物であろうという予想をしています。
しかし、私はスーツは最近やっと1着ヴィンテージ物で購入しただけで、頻繁にスーツを着ることはありません。
そうすると、こういったきちんとしたデザインのバッグでも、「抜けた」感じがヴィンテージならではの味わいとコンビになって、デニムとか、カジュアルな装いにも合うのではないかという見込みがあります。
このお話をし始めると止まりませんが、ヴィンテージ服や小物の良さはそんな気さくな引用ができる点も大いにあるのだと思っています(^-^)。