まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
こんなお話をハンドメイド製作界隈ではよく耳にすることがあります。
「たくさんの生地を購入しておくと、保管だけで製作が追い付かず生地ストックがたまってしまう」などというエピソード。
大いに共感できることであり、かつて2019年頃から力を入れて集めた生地が、その時だけの貴重なものであったという事情もありどんどんたまっていきました。
そして、去年2022年と今年2023年で今までのストックをたくさん製作していき生地在庫をなくしていくということに力を入れました。
せっかく生地ストックをどんどん無くしていっているのに、素敵生地に出会ってしまったある1日がありました。
決して以前と同じことを繰り返さないためにも、購入の時点でイメージをしっかりと打ち立てるということを致しました。
その場で表地と裏地の組み合わせも決めてしまい、すぐにでも製作に取り掛かれるような準備というのも1つの案です。
このたびは、お得に購入することができたせっかくの生地をどんなバッグを製作するイメージで考えたのかというところを綴りたいと思います。
表地と裏地で合計¥150、お得に有難くいただいたからこそ良い物を作るという考え方、ワゴンのはぎれの発見はいつも自ら選ぶ種類と違うというところが新鮮
同じはぎれコーナーの中でこの2つの組み合わせのイメージがピンと来たこともあり、その瞬間心が躍りました♪。
左の麻を表地に、右の柄を裏地にバッグを作るイメージがその場で浮かんだのです。
冒頭のエピソードのいつまでも購入生地が何年も残ってしまうということは在庫を生む悪いループの例です。
イメージが曖昧だからこそいつまでも残ってしまったとも言えるからです。
購入時点でイメージがしっかり湧いて、「ピン」と来ているのですから、その時のホットな気持ちの内にすぐに製作に取り掛かるという流れが一番良いと思っております。
いつもは、原産国も入念に情報として入手しますが、はぎれの場合は、原産国は不明。
店員様もそこまで分かりません。
しかしながら、生地名も分からない、原産国も分からないということも変な固定観念が無く見た目でピンと来たことが何よりの確信。
この頃から、原産国に拘り過ぎることをやめていったと思うのです。
そして、その日の内に型紙をササッと作り、裁断、接着芯貼りまで進捗度を上げておきました。
作るアイテムは「ワンショルダーバッグ」です。
巾着型なので、ナップサックにそっくりですが、この裏地の幾何柄のテイストに合うような、角張ったピンタックを入れた巾着型をイメージしています。
ショルダーの長いベルトは、150cm以上必要なので、生地幅が110cm程度では届きません。
よって、真ん中ではぎ目を作り、切替えた2パーツを合体します。
そうしますと、出来上がったショルダーの部分が2種の生地が並行に走るのです。
そして、はぎれなのに随分充実した2個のポケット装着となります。
あとがき
ワゴンの中のはぎれは、普段目の届かない範囲の生地があふれていること。
間違いなくこれまで売り場にはあったもののはずですが、どこか生地を自ら探す場合とルートが違う不思議な感覚があります。
それは、時々はぎれコーナーも覗いてみると新しい発見が必ずあるということです(^-^)。