まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在<パッチワーク企画>と称しまして、パッチワーク生地で作ったナップサックを連続製作中。
全部で4点のナップサックが完成しますが、このたびは2点目の完成品をご覧いただけます。
表地も裏地も共にパッチワーク、どんな並べ方をするのかという前段階の部分こそ非常に大変でした。
【1178】では1点目の完成品がご覧になれますので、もしよろしければお立ち寄りどうぞ。
このたびの2点目の特徴は1点目と同じ黒系ながら、モノトーン色のみでまとまった1点目に対しては、カラーが差し色に入ってくる点が違います。
そして、もう1つの特徴は、初の試みである「後付けポケット」を取り付けたことであり、これはとんだ「ミス」から生まれた考案でした。
ナップサックに吊り下げ式ポケットを設置、邪魔にならないスタイリッシュな仕上がりは巾着ホールの位置
細かい部分ですが、ピッタリ表地と裏地を合わせてステッチをかけるべきでした。
そこは反省と学びです。
せっかく両面使いが違う雰囲気で楽しめるナップサックですので、使用していない時にポンと何気なく置いているだけの様子が素敵であるというシーンもあるということを意識すると良いです。
ナップサックは昔からあるアイテムで学生時代のサブバッグにもみんなが共通に使っていた記憶があります。
キューットひもをしぼることで、入り口を開閉する役割と同時に、そのままひもがショルダーになるという、なんという無駄のない機能であることかと先人のアイデアに感嘆。
このシンプルで無駄のない必要最低限さこそがクラシックであり瀟洒なモデルなのではないかと。
あとがき
この<パッチワーク企画>でナップサックを作って行くことの意義の1つとしては、材料の調達が新品の生地ではなく、はぎれであるところに非常に意味があるということです。
確かに新品の生地だと、スムーズに短い時間で仕上がっていく簡単なアイテムです。
このはぎれの場合、パッチワークであることで日数をかけていき、過去の使用済の生地の余りの部分を見ることで、一度取り扱った経験があるその思い出のようなものがふんわり浮かんでくるのです。
しかもその生地がバラバラでたくさんのストーリーが詰まって1点になっているという構造こそが深いのです。
ここまでして時間をかけてでも作るのかどうかの手間のかかる選択は他にもあるでしょう、そんな時に思い浮かべたいのは、他ならぬ「製作の背景」です(^-^)。