まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
この記事は、以前にご紹介の同じ著者様の本、「宝石3-ジュエリーその品質と価値の見方-:諏訪恭一 著」」を読ませていただいたところです。
以前の記事では、宝石2の方を読んだ感想でしたが、同時に借りていた(図書館)3も読み終えました。
もう、この本を読ませていただき、この本のファンになるほどです。
1もいずれ読みますし、この宝石シリーズはすべて読んでいきたいと思うまでになりました。
ジュエリーの良し悪しはぱっと見に表れる

本の中では、美しく宝石が輝く工夫などもご紹介されていまして、光とのかかわりもジュエリーは大いにあるかと思います。
地金の台の部分もそういった点ではジュエリーの大切な一部分であるということですね。
宝石のルース自体をジュエリーとした完成品によってより一層輝くものにしてくれるのは18金やプラチナの台のおかげなのです。
いろいろ有りがたき学びがありましたが、ジュエリーを選ぶ時に結局はその素敵さはぱっと見の一目に表れてくるということです。
「わーっ♪」というようなすごさが感じられる第一印象のジュエリーは、ただただ一部分を強調したものでは決してなくて、いろんな細部の美しさが集まったものだということになろうかと思います。
商業用というのは、マスに広く行き渡るようなお品で、低価格。
パッと一目見たときに、石や地金の幅などは華奢過ぎるものは低価格に計算された安物になることが多いかと思います。
大変厳しい見方になりますが、小粒は飽きてしまうんです。
じゃあ大きければ良いかというと、それはそれで、ストーンの内部が目立つわけですが、まずは大ぶりというのは最初に目を付ける点としては良いと思っています。
なので、ぱっと見で「小さいなあ」と何か心にひっかかりがあったものが最終的に高額なジュエリーとして購入する時には気になったままであることが実際に私も多いです。
やはり、心が躍るような、「とてもダイナミックだなあ」とか「迫力があるなあ」と初見で感じた宝石の方がすっきりと素直に納得できます。
ただ、小粒のものでも複数並んだ配置のものは、面積が上りがります。
そのカラットもアップしますし、宝石は並ぶことで輝きが増すということをこの本から学ばせていただいた点です。小粒1粒と多数という違いも大きいということです。
特に気を付けたいのが、1粒物ですね。
その1粒に良質さがかかっているので、それが一番難しそうです。
実際、私も1粒物はサファイヤやルビーなどはまだ採用が無いです。
いずれ良き出会いがあれば挑戦したいと思いますが、4大宝石の良い物を入手することは結構ハードルが高いと思われ、信頼のできる宝石屋さんが必要ですね。
あとがき
宝石というのは、長く持ち続けていくものです。
よって、購入の際には一大イベントに等しい力の入る行事になります。
私が自分なりに思うことは、変なしばりにとらわれない感覚がとても大切だということです。
特にレンタルをしている事業用であるので、余計なことを考えてしまうことがあります。
その余計な事というのが、過去にあった、「あれに形が合いそうだ」という例です。
結局無理矢理見つけた形を意識したジュエリーは後に手放しました。
微妙に違ったのを無理やりそこへ当てはめるように考えていたところにそもそも無理があったからです。
いつも何か引っかかりがあり、違うんじゃないかと気になっていて、手放してそれでよかったと思えました。
「少し違うな」という気持ちも宝石選びにはかなり大切なんだと思います。心持ちで選ぶ部分もあると思って良いかと思います。
