一人の人間を他人が理解できるほど単純なものじゃない、「ペルソナ」が簡単ではない複雑さは「ギャップ」を持ち合わせていることにあるのか!?【952】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事ながら。。バッグはハイブランドバッグが好きです。

同一人物がハンドメイドバッグを布で作ってきた。。

同一人物がインテリアとして持つケースや小物入れに薔薇柄をたくさん取り入れている。。

こんな事実から、よくマーケティングで解説される「ペルソナ」なるものが単純に分かるものではないということを、率直な思いとしてまずお伝えしたいと思います。

不思議なのですが、ブランドバッグが好きだから、お部屋内のインテリアにもブランド物のロゴの入った小物を置くかと言ったら決してそうではないのです。

一方で、シックな、薔薇柄の世界観がとても好きで、そこはなかなかブランドバッグと結びつきにくい点です。

しかし、いずれにしてもかなりの拘りなので、その拘りが寄せ集まった1人の人間ということになります。

「ペルソナ」は解説としてはよく語られていますが、実際にどこまで的を得ているのでしょうか。

このようなことまで本当に見抜けているのでしょうか。。反旗を翻す気持ち一方で、事業者として、同じような立場で商品に相応しい人物を考えていく時に一番何を理解すればよいのかの研究をしたいと思います。

この反旗は、自身の事業へのヒントでもあると思っております。

実際にあった購買行動を「ペルソナ」と絡めてみました

少し前なのですが、こんなティッシュケースを購入。

駅の構内の催事場でひときわ輝きを放っていた柄のティッシュケース。即決でした(^-^)。

ちょうど、ティッシュケースが無いので、ゆっくりではありますが探していました。

黒ベースにピンクの花柄が映えているこの素材は、自身のお洋服の黒コーデに合うようでした。

ティッシュケースは小物ではありますが、シーンを想像してみると、バッグから取り出した時に、そのティッシュケースを持つ姿という一瞬のショットは、黒コーデの洋服にマッチするもの。

ちぐはぐな柄よりも、洋服にもマッチする小物を持つことで、自分自身も心地良いのです。

すでに、それっぽいサイズのブランドの片開きのポーチは持っていましたが、ティッシュにはサイズが少し大きかったので、使っていませんでした。

しかし、そのブランドも同じ花柄ではあるのです。

このことは、ロゴの付いていないハンドメイド品のティッシュケースがブランド品に勝った瞬間でした。

気の利いたサイズや心を打つ柄がブランドロゴに勝利したのです。

なぜ、購入に至ったかは、お品そのものだけではないのかもしれません。

購入した環境も大いにあったかと思います。

駅の構内というのは、通りすがりで、次の機会というのが読みにくいものです。

今購入しないと機会がないかもしれない。。そんな心理もあってか、購買意欲がいつでも購入できる環境よりも倍増。

そうしますと、旅先など、その時でなければ二度と機会がないかもしれないような状況での出会いというのが、購入を後押しすうものなのかもしれません。

では、ブランドバッグが好きな点をもっと深堀りします↓。

自身は、ハイブランドバッグを好みますが、すべて新品ではないヴィンテージ物の中古品を好みます。

ですから、同じ「ハイブランドバッグが好きな人」と言葉は共通していても、「エルメスのバーキンを集めている人」とは全く違う人物だと言えます。

そして、ただの品物に対する趣味嗜好の考え方のみならず、生活スタイルも大いに「ペルソナ」に関連付くことはよく語られています。

上述の「バーキンコレクター」様は比較的分かりやすく、生活スタイルも高級マンションに住み、高級なお店でお食事。。というすべての分野のとがった部分を行く分かりやすさに偏っています。

一方、「時々そんなお店にも足を運ぶこともあるが、基本的にはおうちごはんで過ごすブランドバッグ好き」のギャップを持った方も居ます。

ここをどう理解していくのかと言うと非常に難しいと思うのですが。。

ほんの一人の例でこうした複雑さがあるので、多くの人がこういった複雑な趣味嗜好を持っていると思うのです。

そう考えますと、先ほどの偏った分かりやすい層にターゲットされるところから始めていることが非常に多いのではないでしょうか。

「バーキンコレクター」様とは真逆の層も、対極の先端なのでこれもターゲットを実際にすでにされていると思います。

あとがき

最後に自身のハンドメイドバッグの商品について見てみます。

こうして見てみますと、ハンドメイドバッグがピンポイントで受け入れられることの難しさも痛感します。

自身のように、「バッグはブランドが好きだけれど、インテリア小物は凹凸感ある薔薇のジャガードなどで集めている」という人物の場合、過去の製作のフクレジャガードなどのリュックとかバッグはてんで的が外れていることになります。

そうしますと、同じ素材をバッグではなくインテリア小物として作るとか、少し目的をずらした感じでトライしてみるというのもやってみる価値が大いにあると言えます。

まだまだ研究途中であり、「ペルソナ」をうまく作ることができません。

自分なりに見出したコツのようなものはこれ↓。

1)「人の性質をしっかり見抜く」という普段の心がけ

2)付いて下さったお客様からのフィードバックをたくさんもらう

3)自身の考え方に共感していただき、似た考えを持つ人を集める

ということを意識する中で作って行ければと思います(^-^)。

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