重なり部分の分厚い箇所を含むミシン縫いの最初と終わりの返し縫いの糸目を綺麗に出す裏ワザ【770】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、ミシンの糸目の絡まりに関する、あるコツを見つけました。

早速ご紹介したいと思います。

極端に分厚い生地を取り扱ったからこその有難い発見

現在デニムで三つ折りをして、更にその三つ折り同士が端っこでは重なるという場面が多々あります。

このいわば、「難関」と呼ばれる箇所に関して、どうしても悩む点がありました。

返し縫いの糸目が綺麗ではなく、糸がたくさん絡まることです。

このような部分ができてしまうと、せっかく他のステッチの部分が美しくても台無しです。やはり隅々まで綺麗に整った糸目でこそ、全体でも美しいものに仕上がるわけです。

ということで、ここを解決していきたく、いろいろ考えました。

そして、1つのある方法を発見したのです。とても単純です。

最初の返し縫いの場面です。三つ折り同士が重なる難関が早くも出てきます。まず、3針ほどまっすぐそのまま進みます。通常この後、返し縫レバーを押しながらバックしますよね。ちょっと待った!。
そして、縫う対象物をひっくり返して、再度まっすぐ縫うというものです。

通常の返し縫は、対象物はそのままの向きで、そのままバックして戻っていくやり方ですが、そうではなく、バックをせず、方向転換して、同じ向きで縫うという言い方が分かりやすいでしょうか。

そうした結果下のような成果が。。。

2箇所最初と終わりの難関の部分を今回ご紹介のバックせず、縫うものの向きを変えて、多重縫いをするという方法で縫った結果です。大変美しい糸目ですね。変な糸の絡まりが起こりませんでした。

この方法1つあるのではないでしょうか。

ブロード程度の厚みの生地だと、他にもコツがあるのかもしれませんが、究極に分厚いデニム生地で行えたことが、大変有難かったです。

なかなか納得のいく結果です。

綺麗に仕上がることが、作っていても大変気持ちが良いです。

あとがき

特にデニムや帆布のような分厚い素材は、縫い始めと縫い終わりの糸の絡みが起こりやすいです。

解決方法が見つからず、仕方がないものであるかのようにお店にも並んでしまっているようです。

原因がはっきりわかりませんが、おそらく、押さえ金が水平ではなく、分厚い生地によって斜めに傾くことが原因で、ストレート向きの場合の傾きよりも、バックする時の傾きのその斜めの向きが、行き先が下に下がっていることが糸が絡まる原因なのかもしれません。

だから、こちら側に傾いている斜めであると絡まりが起こらないから、対象物をひっくり返して同じ方向に縫えば、成功したのかもしれません。

これは、本などには書いていない「技:わざ」と言えるものだと思います。

対象物をひっくり返す手間など、汚く仕上がってしまうことに比べれば、どうってことありません。苦労を買ってでもしたいことです(^-^)。

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