まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、あるユニークな部分にスポットを当てたご紹介です。
小さなパーツなのですが、2種違う出来上がりのものがありますが、元は同じ型紙からできたものであるということです。
どうぞお楽しみ下さいませ(^-^)。
作りが違う別物になった2種のタブは元が同じ型紙である面白味

1つは、入り口の留め具のDカン、ナスカンにそれぞれ1枚ずつ使う縦7.5cmx横5cmの型紙です。
三つ折りで真ん中に2列ステッチが走ります。
もう1つは、リボン紐の先カンとして使用するタブのようなもの。
こちらは、二つ折りを縦横していった結果紐先をくるみ込む役割のパーツに出来上がります。
指にひっかかることで使いやすかったり、デザインも兼ねています。
こちらは、ステッチがコの字型の二度縫いです。
元の型紙は、こちらも縦7.5cmx横5cmです。
全く同じ型紙ですが、あえて、用途によって2種の型紙に分けました。
見えない部分の型紙というのも随分ある件
今回のデザインはバッグの出来上がりにまた、あらためて記事でアップします。
随分とパーツの多いデザインになります。
写真のようにシールで表記をしていかないとどの部分の型紙かが混乱しそうです。
機能のたくさんあるバッグは型紙の数も多いのかもしれません。
最近読んだバッグ関係の本にも、人が想像する以上にバッグのパーツは多いものであるという内容の記載がありました。
いかに隠れた部分などにもパーツが存在しているかということですね。
表に見える部分のみが機能であるだけではないことが面白い点で、隠しポケットの袋などは、必ずポケットの機能としては必要ながら、表にはあまり映りません。
あとは、当て芯なども、型紙を最近は作っていますので、当て芯だけのパーツでも3-4枚型紙があるというものです。
当て芯も商品の長持ちには意味ある機能です。
お客様というのは、当て芯が中にほどこされているのかどうかなんて見た目で分かるものではありません。
この隠れた部分の工夫をお伝えするには、作り手である製造者が自ら発信していくしかありません。
中に縫いこまれてしまえば、何ら、何も当て芯がされていないものと見かけは変わりありません。
けれども、長い目で見た丈夫さというのを追求した機能であることは表に見えているパーツと何ら変わりなく、バッグの価値を考えてやっていることなのです。
あとがき
今回のような、表には一応見えている型紙だけではなく、見えない部分のみの型紙がどんなものがあるかを別の記事でご紹介していけたらと思います。
内部に隠された工夫をお伝えできるチャンスかと思っております(^-^)。
