まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
経理部として勤務させていただきました過去の会社員時代のこと、数字の不一致が迷宮入りしていたことがありました。
そのことが解決、もしくは解決できなくても解決できるための手段の案が浮かんだ時点でやっと終了にするという区切りにしていたことがあります。
もちろん時間が長ければ良いというものでもありませし、はたから見たら、「自らブラック」みたいな仕事の仕方に映るかもしれません。
しかし、大切なのは、「気持ち」です。
やり遂げるまで終わらないほどの「熱」を持っていたことは確かなのです。
このたびは、長くも短くも、仕事の区切り目として、今日の仕事を終了できるタイミング例を綴りたいと思います。
明日への見通しなる「道筋」が見えた時がお仕事終了のタイミング、「モヤモヤ」だけはその日にはっきりとした見通しをまとめることで解決しておく
以前、勤務先の経理のお仕事で、¥109というわずかな金額が合わず、なぜなのかの原因を突き止めるために時間をかけたことがあります。
その時は随分夜遅くなってしまいました。
その日は、とても印象に残っていますが、解決できずに時間がまずい域に達してやむなく切り上げました。
ただ、その切り上げ方も、その場での自分の考え方を心の中でまとめ、いくつかの食い違いの理解しやすい説明の仕方を考えてみました。
心の中では、お客様が入金金額を間違えられたものだったことで解決しているのですが、その間違えるには別の原因もあったからで、簡単に説明がしにくいものでした。
そんな苦いエピソードが経理の仕事の中で今でも印象に残る体験です。
とても重苦しい心持ちだったことを覚えています。
しかし、それでも、本をバンッと閉じるように仕事を終えるのではなくて、メモを残したり、明日その続きを再び考えてみることにつなげる今日の間にできることは尽くしました。
「今日できることを明日に延ばすな」は、はビジネスにおいても、よく聞くことでした。
次の日に問題をそのままで持ち越すことをしないということは大切だと思っておりますが、今日での全面解決はできない状況というこのエピソードのようなことも多いと思います。
ただ、明日へのわずかな何かしらの一歩が今日の内に行っておけることというのは必ずあります。
これがなぜ大切なのかというと、毎日の進歩や発展のためです。
事業は必ず前に進み、少しずつでも発展していくべきものだと思います。
そうしますと、今日は完全に解決できなくても、明日への何かの道筋をつけることができた時点で1日を閉めるというのが、明日、良いスタートを切れることにつながるのではないかと。
そうして、明日ならではの新しい状況や気持ちの中で前日からの件を再度引出し、再び解決の方向へ歩むのです。
この、「当日の内に見通しを立てるまでのことをしておく」というのがポイントとなる部分です。
誤差¥109のエピソードの結末、互いに相容れなかったお客様との見解に終止符を打つ
上述の誤差のエピソードのその後の結末ですが、退職させていただく際までずっと誤差のまま持ち越していました。
当方としては、「間違いなく合っている」ということを曲げずに誤差で通してきた期間がありました。
これが他の人からはとても分かりにくい実際に入金+消込をした本人しか分からない件、明細も莫大でした。
そして、タイミングは退職の時。
さすがに退職後もその数字を持ち越すことはまずく、解決のタイミングだと思ったのです。
そして、自己責任において特別な「端数調整」として計上して解決させていただき退職致しました。
「売掛金」はお客様が入金金額を間違えられたというのが私の解明でしたが、複雑すぎて、説明のしようがないようなことであることと、お客様がそれをゆずられませんでしたので、こちらで処理をして「折れた」という形をとったのでした。
ここで大切なのは、このストーリー、「こちらが折れた形での端数調整でしかなかった」ということです。
結局は最後の最後まで、自社が正解だったという記録を残したことに等しい作業なのでした。
金額がわずかでも、端数の域は越えていますので簡単に折れるのは本当はよくないのです。
同時にこのエピソードから思ったことは、「正直であることの素晴らしさ」でした。そして「身軽さ」も同時に。。
ごまかすことは最後までつきまとう変な苦しみを背負うだけです。
少し違っただけですぐに調整してしまうよりも、「違う」ことを明らかにし、原因を探ることをまめにした方が長い目で見て今後に繋がります。
そして、信じたことを最後まで貫き通す方法があるということ、折れたふりはする必要があったのですが、実際は決して折れることは無かったのです。
あとがき
「今日解決できなかったことは、明日への見通しを立てるまでしておく」こんな感じでまとめたいと思います。
経理事務に関する件だけではなく、事業全般に対してです。
それぞれの1日ずつがわずかであっても発展の毎日になると思うからこそ1日の終え方が重要だと思うのです。
これが1日ずつの大切さなのではないかと。
よくあるフレーズの「淡々とした毎日」などということは実はそんなことはないのかもしれません(^-^)。