まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
型紙というのは、私としては最も重要なアイテムの1つとしております。
まずは、しっかり型紙を把握することで、出来上がりの良し悪しの検証にとても重要です。
きちんと保管して、失くさぬよう、ファイリングをしています。

こんな風に収納して保管しています。
修正の時が特に大事で、修正を決めた時にすぐに型紙を直します。
これを怠ったり忘れたりすると商品が改良できず記憶も薄れてしまうので、スピーディーな修正のできる体勢を考えています。
ここ最近の型紙用紙事情
今回は、その型紙用紙にスポットを当てた内容となります。
型紙用紙もいろいろあるのですが、ハンドメイドバッグをスタートしていた最初の頃は、包み紙の大きくて丈夫な紙をリサイクル利用したりして、いわゆる無地のものにフリーハンド書きしていました。
まあ、それは当然ゆがみますし、定規を使ったところでどこが起点かもはっきりしません。
もっと正確にきちんと品寸法が把握できるものをという改善の末、現在は、当然ながら方眼のタイプに移行しています。
その方眼といっても業界別ではさまざまです。
私のお作りしていますハンドメイドバッグはアパレルの部類なので、やはりアパレル専用のタイプに出会ったのがきっかけで使い始めたアパレル特有の用紙になります。
それがこちらです。

パッと見て見やすい、よく言われるグリーン色が線に使われているのが印象的。
この矢印の向きも非常に重要。
私は生地の地の目の縦向きにこの矢印を合わせて生地の縦横向きを型紙で把握しています。
この矢印もいろんな使い方があるので、商品自体の縦向きであったり、柄の方向だったりとバラエティに富んだ使い方ができると思います。
そして、このはっきりとした5cm四方のマス目。
ハンドメイドバッグも5cm単位での修正が多く、見やすいです。
思うに、5cmくらいからの変更が目で見てすぐに変化が分かるサイズ感だと思います。
そして、さらに、その半分の2.5cmに、ポッチが打たれています。
これも非常に使い勝手がよくて、きりの良い、22.5cmとか7.5cmなどで設定をして、鉛筆や定規を使わなくても良い型紙製作が可能です。
時に、多角形のデザインには、斜めにハサミを一度で印を目安にカットすれば、斜めの線であっても定規や鉛筆は不要です。
そして、カーブの時の円も、コンパスをこの用紙自体の目盛りに半径を合わせます。
このことから、私がデザインするバッグのサイズは、2.5cm単位で修正する方向にしています。
よほどの理由がない限り、これで結構いけます。
例外だと、細い紐が、4cm巾の場合、5cmの線から1cm内側に鉛筆と定規が登場の時もほのたまにあるといった程度です。
用紙の幅に対する不満
以前、この目盛りが入った型紙用紙の通常95cm巾の半分くらいの45cmというものをどこかのお店でいただきました。
あれが、ハンドメイドバッグには非常に使いやすく、コンパクトサイズで良かったのですが、現在は見つけることが全くできていません。
よって、95cm巾を少し残しながら使っていっています。

アパレル縫製工場は、洋服目的なので逆にこの95cm巾でないと不足であることが多いのでしょうね。ニーズの多さは圧倒的に95cm幅なのかも。
そして、最後にこの目盛りがいかに分かりやすいかを一時的に使っていたわずかな分量の用紙と比べます。


ところで、左のアパレル専用の紙質が中間的な柔らかさであることに理由があるようです。
布を裁断する際に融通が利くのがある程度柔らかさも求められるとのことからのものです。
布を使ったバッグのみの製作の趣向の私にはよく合っているんです。
あとがき
この5cmマスと2.5cmの目盛りと矢印のシンプルな様式の使いやすさを実感しています。
このタイプの型紙にしてから型紙製作にかかる時間がぐんとスピーディーになりました。
この分かりやすいマス目がプリントされた中でも紙質の違いがあって、薄手過ぎるのも以前にあったのでお気を付けくださいね。
透けるほどのやわらかい用紙はこの目盛りが入っていても使い勝手が悪かったのですぐにやめてしまいました(^_^;)。
薄手過ぎるとカットがしにくかったり、すぐに破れてしまったりしたので、このクラフト色の柔らかさと同じ程度が私としては合格という判定になりました。
