まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
昭和時代のネックレスやブレスの中で、「切子/切り子:きりこ」と呼ばれる、パーツをつなげたネックレスが人気です。
このたび、その切子とも少し違うようなオリエンタルな雰囲気のたっぷりの美しいブレスレットをご紹介したいと思います。
透かしの形とマーキスカットの宝石がぴったり相性が良い
18金の地金においては、1パーツが1.5cmもあれば結構大ぶりなパーツとなります。
約18cm前後の一周ではつなぎ目部分の協力もあり、8パーツで成り立ちます。
この思い切ったサイズ感が素敵です。
そして更に1パーツの斜めのカットの効果も大きいです。
際立った1種のみを丸カンでつなげているのにここまで美しくなることに感動♪。
地金のすごさを実感する逸品です。
存分に透かしの綺麗さを眺められるという点では、芸術品ともいうべき存在。
ネックレスが少し見にくいですが、マーキスカットというアーモンド形。
つまりブレスの透かしにどんぴしゃの形なのです。
これらを一緒にしないなんて納得いかないほどの相性だと思いました。
また、ネックレスのマーキスカットの細かさをブレスレットで強調してくれるということでは、一緒に並ぶ意味があります。
リングもとがった結び目デザインで、ここへ組み合わせるにあたっては、実は形を大いに意識しております。
あとがき
今回のブレスはそれほど地金を多く使っているとも言えないです。
透かしの部分がくり抜かれていますし、計りますと6gという重さです。
それでもこんなに素敵なのです。
g数ばかりにとらわれたり、宝石のカラットばかりにとらわれたいわゆる「数字」をポイントに置いたジュエリーの探し方はこういった品物を逃します。
そもそも視野に入れていないからです。
だからこそ見たそのまま感じた「気持ち」を大切にしています。
g数はあくまでも、美しいと思った結果の確認のための数値であり、一番はやはり「美しさ」こそが宝石を見る際に一番大切にしています。
重さが比較的大きくはない理由がこの透かし。
透かしは、いろんなデザインのポテンシャルがあるので目を向けております。
固定観念にとらわれないジュエリーの見つけ方を今後も続行してまいりたいと思います。