まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バニティバッグの首みたいな背の部分、あのパーツの名前を「ネック」と呼んでいます。
このネックパーツについて、現在の作り方の中では、難所と呼ばれる部分があります。
そもそも難所となるような作りにするからであって、難所を作らないようにする周りの環境も大切。
ただ、バッグのサイズが決まっている以上はどうしても狭い部分ができてしまうのです。
このたびは、型にとらわれない考え方で、「そもそもそのサイズなのか」までもの見直しと共に、ネックパーツがまっすぐに縫い付けることができる工夫を2つ考えました。
ご紹介したいと思います。
ネックパーツの表地と裏地のサイズの違いの意味を考えたこれまでの縫い付け方
なぜ難所となるかの理由には、根本的に、裏地と表地が分かりにくい所で重なり合う場面だからです。
当然のことではありますが、ファスナーと口布が視界をはばむのです。
ということで、型紙変更です。縦の長さを1.5cmカットしました。
①内側のみ手まつりをする方法
現在は、内側から先に縫い付けて外側を後にしていますが、順序を変えていきます。
外側パーツを小さい方のサイズにして先に縫い付けます。
内側に縫い線を出し、その後その線を隠すように一回り大きな裏地パーツを手まつりで縫い付けるという方法。
おそらく成功するのではないかと予想しています。
次回の「卵焼き」製作の時に、この方法を試してみたいと思います。
手まつりは弱々しいイメージがありますが、最低限の箇所のみということでここだけ取り入れるのは仕方がないのかもしれません。
②そもそもゆったりとしたスペースのサイズ感だけでバニティバッグを製作する
次の案は、根底からサイズを見直した案です。
思い切って大きなサイズのバニティバッグを作るということです。
面積が広がることに対するネックパーツのサイズをそれほど小さいサイズの時と変化がないバランスに決めること。
そうしますと、縫い付け面の周りのスペースが広がり、上述で妥協したようなネックパーツの限界も解消されると見ています。
ただ、このたびの目的「卵焼き」はランチボックスのようなコンパクト寄りなサイズです。
①の方法を先に取り入れ、②は今後の製作に発展型のモデルとして活かしたいと思います。
あとがき
ネックの箇所はなかなかの難関です。
ただ、このパーツはバニティ特有のパーツでして、そもそも必要なのです。
2つの役割があり、1つは蓋の蝶つがいのような機能。
もう1つは、下の見えたくない部分の重なりを「覆い隠す」というカバーのような役割です。
当然綺麗に仕上げるべき箇所となるのです。
二次元のミシンでの限界にも迫った箇所なのですが、不可能ではないということであれば、精いっぱいのことをしていこうと思っております。