まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
私がお作りしているハンドメイドバッグのデザインで多いのが側面パーツが底とか背で重なるという作り方です。
この作り方のおかげで、バッグが立体的になっていくのでとても重要な部分なんです。
それにもかかわらず、ここでつまずくことも実は多いのも悩みの種でした。
それを完全に解消していくための対策を現在研究中です。
その研究とその成果をお伝えしたいと思いました。
今回は、「卵焼き」デザインの重なる部分にスポットを当てていきます。
今回使用の生地
とてもエキゾチックな色の薔薇柄の生地がメインです。

<裏地:薄ピンク無地>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製
以前もこの薔薇柄の生地はバッグを作ったことがありますが、その時はこの裏地は使っていないので、このコンビは今回が初となります。

ところで、この薔薇柄の生地、スエードと名前には入っていますが、あくまで呼び名としてのもので、実際はスエード風ということになります。近くに寄るととても高級感があるのが分かります。
私が思うに、織り方の中で、「ピーチ」というものに似ているなあと思いました。桃の皮のようなその様相からの名前です。
これが正式にピーチ織だということではないのかもしれません。
アップの写真をどうぞご覧になってください。

ハード薄芯を入れないゾーンをもうける
これまでは、側面パーツ、そして、蓋のマチ部分の細いパーツに全面的にハード薄芯を貼っていました。
そのまま作った結果、最後の最後で重なり部分が極厚になって縫えないという事態になることが多いという状況がありました。
今回は、最初からそれを想定して、その縫えない部分を薄く縫いやすく針が通るようにする工夫を考えました。
あくまでも丈夫な状態をキープできる範囲内で、ということは忘れないようにします。


パーツとして完成した時点での効果
では、表地と裏地を1枚のプレートにした状態にファスナーも縫い付けたところでその効果を見てみます。


まだ、少し見ただけでは分かりにくかったですね。
完成時に再び検証をして確認する記事をアップしますので、どうぞお楽しみに(^-^)。
今回のYOUTUBE動画貼りますね。
今回のこの対策は、本革レザーの革でバッグをお作りになる革職人さんは、おそらく、縁の方の革を漉く(すく)ということをしておられるのだと思います。
革職人さんの作業から学ぶことは非常に多いです。考え方としては同じですものね。
革だと自然に、だんだん薄くこともできるのかな(^.^)。
あとがき
バニティ型も立体的なので、平面ミシンでそれを縫おうというのですから、工夫とか、順番の工夫、時には困難も伴います。
けれども、絶対不可能ではないのであれば、平面ミシンで作っていこうということです。
ポストミシンへのあこがれは長いことありますが、糸の色の展開が豊富でないなどを予想し、現在のカラーの段階では#30の糸を職業用ミシンで豊富に自由に使いたいです。
どうなんでしょうね。こういった立体的な物をポストミシンで行うことがどれだけの違いを生むのか、効果など体験してみたいです。
ミシンをレンタルなどしたり、お伺いして一定時間お借りできるようなことがあればとても貴重な経験になりそう。
時間を見つけて、そんなことも今年やっていけるといいと思いました。
ポストミシンは、お値段は、新品で、¥1,000,000-¥1,200,000くらいだと思います。
いかに容易に入手できないものかが分かります。
そして、重さ約80-100kg。鉄の塊です。
配送業者もローラーの上に複数の人数がかりで載せて、1Fのお店や工場へごろごろ平面を転がしながら納入という形らしいです。
一度中古で購入する寸前までいったことがありますが、1Fでないこととか、安全性も兼ねて見送りました。
その後、平面ミシンで可能な範囲内のデザインで行っています。
けれど夢としてはいまだにあります(^_^;)。
