まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ最近デザインの確定をしています。
あれこれいろいろという風ではなく、ある程度デザインを固定して、それをブランディングしていこうという試みです。
1点、もしくは、複数のラインナップをパッと見て、picturesque製であると分かるようなハンドメイドバッグにしていこうというものです。
そうした試みの中で、大部分のハンドメイドバッグのデザインが確定しました。
こうした時に型紙のパーツというものが価値を得てきます。
とても大切になってくるんです。
よって、今回は、このタイミングで、ちょこちょこはなかなかできなかった型紙の整理整頓の風景をご紹介したいと思います。
右下に貼る内容シールというもの
型紙をパッと見てどこのパーツか、注意点などは、私は分かります。
けれども、何かそれでは不十分。
先のことは分からないけれども、もし、人にこのことを伝えるとしたら。。。
を考えてしまいます。
そうすると、まっさらのただのパーツでは何か落ち着きません(^_^;)。
よって、内容シールというものを考えました。


基本的に、このラベルシール1枚をパーツの右下に貼りますが、この写真でもそうなのですが、少しラベルシールの方が大きいですね。
この場合ラベルシールの端をカットします。
ラベルシールをパーツに折り曲げたりして無理矢理貼ると、外枠の線の歪みの原因に。
そうするとせっかく型紙を整頓しても実際の裁断で綺麗なパーツに出来ないので、それは不可。
必ず、型紙の枠内に収まる大きさにするというところは鉄則です。
小さすぎる特殊なパーツに内容シールを貼る場合の工夫


その他、特殊なシールの貼り方をする必要があるのがとっても細長い巾着ひものパーツです。

さて、ここであることにお気づきでは?。なぜ右の端に貼っているのかです。
これにも理由があります。次は、シール事態を貼る位置についてのお話です。
シールは右下に統一することでパーツを見つけやすく工夫
シールを貼る位置を右下と決めることで、その部分がたたんだ時も見えるようにたたむということになります。
パーツと言ってもいろんなパーツがありますので、3つほどご紹介しますね。



さて、ここで何かお気づきでしょうか。
方眼紙の矢印の向きがすべて下を向いていることにお気づきであればするどいです(^-^)。
この矢印はいろんな意味で都合よく「必須条件」として使うことができます。
次にこの矢印の使い方をどのような意味で使っているかのご紹介です。
型紙用紙の矢印の向きの意味が2つある
あくまで私が決めた矢印の使い方なので、用途によってはいろいろ考えられますので、その点は悪しからず(^-^)。

例えば、誰が見ても向きが1つだけの柄があります。

そういった向きの決まった柄にもこの矢印は有効です。必ず矢印の矢が地面側を向くということです。
また、こういった好みによって使い方の向きが分かれる柄も、使い手としては、ちぐはぐではなくて統一したいですので、この矢印が活きます。

ファスナータブに話が戻りますが、もし、このファスナータブを間違えて反対向きに裁断したらどうなるか、です。

なぜこの写真があるかというと、実は私が間違えて反対にしてしまっていたんです。
タブのカーブは天地でいうと、天の方になるのが正解なので、それが分かっていたとしても、この間違った向きにシールが貼ってある、もしくは、矢印の向きが反対の状態のタブでバッグを製作した場合、お花柄の向きが反対に出来上がったり、うろこ柄が自分が決めた向きでない反対になってしまうんです。
柄は一部だから運よく分からないという結果になれたとしても、毛並みのあるようなファーなどだと、見た目の毛並みの向きの違いとか、目に映る色も濃淡ができてしまうんです。
こういったことが完成した時に起こるととても悲劇(*_*)。
そうならないために、まずは土台の型紙をしっかりしたものに、緻密に作ってあるかということなんです。
どうも、たかが紙にシールを貼っただけということではないようです。

あとがき
今回は、型紙の整理整頓の風景と細かな工夫の箇所をご紹介しました。
やはり細かく気を付けたりするのもすべては良質なハンドメイドバッグを作るためなんです。
今回もYOUTUBE動画あります。どうぞご視聴くださいませ(^-^)。
この型紙用紙に出会ってからというもの、作業が大変スムーズです。あまり定規を使わなくてよいので、あれこれのお試し実験とか、シュミレーション的なこともスピーディーにやりやすいので製作するものの追求や研究もたくさんできます。
この用紙は、幅の1mほどある広いものと、私が現在使っている50cm程度の狭いものがあります。
ハンドメイドバッグでは、断然50cmの狭い方が使いやすいです。
これより大きなものを作る時は、つなげてのりで貼って使います。

