奥深い♪、ハンドメイドバッグのファスナーのつまみタブの役割と作り【343】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中の「テリーヌ」という名前のブリーフケース。

この名前は、そのフォルムがあのゼラチンでゼリーみたいに固められたカラフルなおしゃれな食べ物テリーヌにそっくりだからそう名付けました。

このテリーヌ型を現在黒無地のナイロンオックスはっ水加工生地と赤のタータンチェックとのコンビで製作中です。

今回は、口布にファスナーを取り付ける作業を主に行いました。

その中で、1つ学びがあったのでご紹介したいと思います。

テリーヌにはファスナータブが2種類取り付けられる

いろいろな製作方法によって違いはありますが、私がお作りしているファスナーの取り付け方は、カチャッとはめ込んでいるかのような取り付け方です。

ファスナー自体に袋を縫い付けてひっくり返す手法ではないので、その場合と違ってファスナーが裏から見るとむき出しです。

ということで、ファスナーの始末に関しては綺麗に行わねば目に映る場所となるわけです。

表に見えるファスナーのタブというのは、ファスナー自体に付くのではなく、ファスナー周辺に開閉時のつまみタブとしてのものです。

外側に取り付けるファスナーつまみタブ・・・実際出来上がりでは、バッグ本体の側面の半分より少し下に位置します。

このタブは、開閉する時に重要なポイント部分です。

もしこれがないと、開閉時にバッグのどこか本体をつかむことになり、それが、バッグの変形やしわの原因になります。

変な癖がつくことは、積み重ねでバッグが早く傷むことになってしまいます。

よってこのタブを指で持ちながらファスナーを開閉していただくとよいのです。

もっとも両開きファスナーなのでタブなしでもそこそこスムーズには開閉できますが。。

さて、今回この小さなタブではありますが、今まで作ってきた作り方にもう少し1つ今回の学びを加えた作り方にしてみました。

あらかじめこのように短い辺の方の縫い代を隠す際にアイロンで折った後、ステッチを入れます。最初このようにプチっと糸の端を切っていましたが、後でツンと出る場合があるので、その後改良。
少し見にくいのですが、返し縫いをしない端っこを4箇所そのままぎゅっと玉止め。その後糸先が隠れるよう短めにカット。
そうして、長い辺を三つ折りして、裏側(左)から細長いボックス型に縫い付けます。そうすると右のように縫い目が出ます。
本体に縫い付ける場合は、あらかじめタブ単独で縫い合わせてからの方が上手く重なるかと思います。そして、3度縫いx2列のステッチをかけます。これが1列だと本体の生地を部分的に傷めやすいので2列です。
内側へ2列の端の糸を出して表側の見栄えをすっきりと整えます。
隣同士をペアに、2個のみの玉止めですっきりさせます。ここは、結局後に、裏側に付けるファスナータブで隠れます。
ファスナーの裏側に付けるタブはこんな形。直接ファスナーへ取り付けるタイプのタブです。ファスナーの周囲を
を2重に縫い、さらに2列に縫うことで、1列よりも格段に綺麗に仕上がります。1列だけだとファスナーの縁がピロピロして不安定な出来になってしまい、とても気になりますので、これが気持ちが良い仕上がりなんです(^-^)。
もう片方のサイドも全く同じようにタブを付け、タブ自体を固定した二重ステッチを入れています。このステッチは表に表れます。
そして、完成した状態の表から見た感じです。先ほど表に出ると書きました裏側のファスナータブを固定した線が右の方に出ています。これが出ない方法として、もっとファスナーを短くして、表側のつまみタブの下側に隠れるようにステッチを出すということを行ったことがありますが、長さを短くせなばならないことで安定感が減ることと、いろんな作業が同じ個所に密集しすぎてしまい、少しごちゃついて別の意味で不安定になる部分が出てきます
ので、今のところここに落ち着いています。このファスナーつまみタブの向きは輪がファスナー側を向いていなければ機能としては良くないのでこの向きも大切です。

あとがき

今回もYOUTUBE動画作りました。どうぞご視聴くださいね(^-^)。

まだまだ新しい学びが出てくることが有難いです。

細かい部分も丁寧で、哲学が入ったものにしていきたいと思います。

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