美しいカーブを綺麗に出すための接着芯貼りは、カーブ裁断の前に粗裁ちをして貼っておくことが望ましい【297】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

新規の生地でのハンドメイドバッグ製作に入りました。

ゆがみやすい生地などは、普通に何も考えずに裁断するとパーツが左右対称にならずに不格好に出来上がってしまいます。

バッグは、左右対称というバランスがとても大切。

そこで、最初の裁断や芯貼りの段階こそが重要であり、芯貼りを裁断の前にやっておく「粗裁ち」という方法の効果をお伝えする回にさせていただきます。

カットしていない大きい面積の状態の生地に接着芯を貼り、その後型紙を当てて裁断の順番の徹底

「粗裁ち」というのは、何もカーブラインの通りカーブを大まかにカットしなくても、長方形の真っすぐのままで良いです。

接着芯を貼った後型紙に当て裁断すれば、それ以上触ることがないので、正確に裁断できると判明。

もともと縦の長さが35cmしかない横長の生地の状態。一気に接着芯を貼ってしまうやり方が可能。

写真では、両手の間の線が地の目の縦に当たります。

高級生地なので少しだけしか購入していません。

芯地をだいたいぴったりのサイズでカットして接着します。横などがはみ出しても問題なし。
接着後の裁断:カーブのラインがこのやり方だと非常に綺麗で、地の目がしっかり整ったものになっています。

一方、裏地は1mくらい縦があったため面積が大きすぎて、小さくカットしながらこのやり方を取り入れました。

裏地は、細かに1パーツずつ粗裁ちして、接着芯を貼ってから裁断しました。
接着芯貼り後の裁断:カーブラインも正確に裁断できました。裏地のみでの裁断はハサミがすべりいびつに。。

これで、接着芯を貼ってからの裁断は、劇的に上手く行くと確信しました。

あとがき

今回の接着芯貼り前の粗裁ちのやり方は、扱いにくいへなへなした生地があまりにも美しいからどうしても使いたい場合など、難しいと分かっていながら取り扱う場合にとても効果を発揮すると思いました。

ということで、まとめると、

1)アイロンで地の目を整える、2)接着芯を全体に貼る、3)パーツごとに裁断する。

このやり方でそもそもの土台を左右対称なきちんとしたものにしてから縫っていくということを徹底すると、出来上がりのフォルムもより美しくなるかと。

ラインは意外と出来上がりのぱっと見に影響するもの。

「わあっ綺麗♪」と感嘆があるようなゴールを目指したいものです(^-^)。

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