まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バッグを作る際の裁断の過程がある以上、どうしても生まれてしまう切り落とし。
この部分は、残布としてはぎれ製作をしてそのもったいなさを埋め、限られた環境の中でも価値を付ける研究のようなことに充てています。
このたびは、小花柄が可愛らしいナイロン/100%の撥水生地のはぎれで「コスメケース3点セットを製作。
メインバッグの製作は、【172】のナイロン/100%のビジネスバッグの裏地に使用。
そして、色違いのもう1つの暖色系(黄色xオレンジのマルチカラー小花柄)の方は【266】にて同じ3点セットをはぎれ製作として投稿しました。
色違いなので、すでに【266】でナイロン/100%生地の小さい物品の製作の感触は得ています。
「何て作りやすいのだろう」という体感は、ナイロン/100%の硬さにありました。
薄くても硬くて丈夫なナイロン/100%生地の柄物はレア、ましてや小花柄となるともっと希少。
滅多に選ばない色違い2色展開を両方入手したケースでした。
このたびは主に2点をお伝えします。
1つは、ナイロンのごわつきによる硬さあってこその良さは全面接着芯貼りも大いに貢献している点。
もう1つは、ポーチの入り口ラインをまっすぐに出すためのその後の見直したやり方をお伝えします。
ナイロン/100%の小花柄の残布が立派な1製品になる、接着芯の粗裁ちはクッキングシートと共にアイロン台カバーを汚さない


クッキングシートを一番上に置いて直接アイロンと接する面という考え方がむしろよく解説されているようです。
しかし、実際にはしっかり接着できなかった実体験から、クッキングシートはアイロン台カバーのすぐ上に敷くという考え方を持ちました。
クッキングシートはツルツル滑る油のような膜があり、はがす時に優しくスムーズであり生地の地の目が歪みませんので優しい取り扱いができるのです。
その後、余分な接着芯を型紙通りに切り落とすことで接着と裁断の同時進行が完了していきます。


実は、下に貼りますYouTubeにおいても入り口の真っすぐラインを「後折り」でアイロンを慎重にかけていくご紹介をしたのですが、その後考え方を改めています。
当ブログ記事は、当初の投稿の2020.11.17からおよそ5年後の2025.10.06にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。
2025年では当たり前になっているやり方ですが、上の左上のような縫い代1cmを折ることは、「一番最初にやっておく」という「先折り」の方法です。
この方法こそ現実的に入り口の横ラインをまっすぐに整えてくれるやり方。
ただ、メイン製作のバッグにおいては、かえって「後折り」の方がサイドの部分の重なりが抑えられて良いこともありますのでケースバイケース。
こうしたミニポーチだからこそ、厚みが増しても影響がないというサイドの部分の事情をクリアしているのです。



あとがき

「製作」ということをする以上、残布を使ったものでも何らメイン製作と変わらぬ丁寧さを貫いた方が良いと思います。
時間に「種類」はありませんので、どのように時間をかけても使った時間は同じなのです。
手間をかける余分な時間は、やがてその後の大きな「違い」を生むと信じてやみません。
目の前にとどまらず、未来の見通しや眺めを持つことは重要、この貴重な有難い無事に完成していく製作ができたことは、後の効果や影響を大きく生むものでありたいからです(^-^)。
