特化型であることが功を奏す、少ない数でも不思議と豊富に映るラインナップを作ってくれるニットだけに特化したお洋服の集め方【239】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年季節の移り方が急ですね(^_^;)。

ややこしいのが、急に寒くなったと思ったら、また少し暖かく戻るという、波のうねりのような変化の仕方もあることです。

現在この記事投稿の季節は秋。

冬に向かってあったかいイメージの「ニット」コーデに注目してみました。

このたび「着回しコーデ」とは全くの対極にある、「着まわさないコーデ」なるものを3セットランナップしていきます。

「着回し」は実は難易度は高いと私は考えています。

着まわす数種類を比べると優劣が出来、渾身のそれぞれになりにくいと考えるからです。

「あれにもこれにも合う」という喜びも確かにあるとは思うのですが、このたびは「これこそが一番ベスト」であるという渾身の1点ずつを着るという喜びをお伝えできればと思い、ニットに特化したこだわりコーデの3選です。

アイテム数もミニマムな黒を基調としたニットばかりのコーデx3選

アイテム数が全体でも非常に少なめです。

それは、ワンピースが2点、セットアップが1点というもの。

お部屋がこじんまりしていたり、賃貸のお部屋にクローゼットが無い、もしくは小さいなどの際にはお洋服自体の数を見直すことができます。

豊富であれば豊かであるという固定概念なるものを見直してみたいのです。

「少ない数なのに豊かに感じる」というところをこの度のラインナップでお伝えできればと思います。

では、3セットをご紹介してまいりますね。すべてのアイテムが1つの凝らず古着である所にもご注目です。

<1>セットアップ(黒):「AND SEARCH」というブランド。スカーフは「シャネル」。ブーツは「RIZ」。

真っ黒コーデの王道みたいな感じになりました。

真っ黒コーデだからこそのゴールドベースx原色柄のスカーフを首元に。。

ショートブーツは真っ黒同士でも凹凸感が出る異素材のスエードを起用。

<2>ワンピ(黒白):「PINKY & DIANNE」。スカーフ黒白水玉。ベルトは本革、パンプスは「MIHATO」の黒。

ワンピの黒白具合がその後の黒の差し色を作りやすいです。

首元には水玉スカーフ、腰には黒のレザーベルト、足元には黒のスエードパンプスと配分よく黒を強く差し入れることができました。

モノトーン以外の色が何も入らないところに、1つ目の黒のセットアップとの差別化がはかれます。

<3>ワンピ(マルチ):「レナウンルック」。ベルトは、自作の本革。ロングブーツは「ランセル」の黒。

よく考えれば、すべてのランナップの靴がスエード素材です。

こんなロングブーツも、デザインだけでなく、ワンピースをあったかく着る機能を兼ねて引用できます。

ネイティブ柄の原色のマルチカラーが黒の小物のおかげで素敵に映えました。

あとがき

このたびのコンセプトにある「特化型」というのは非常に有効です。

過去の【164】でもメンズのラインナップで特化型の良さをお伝えしています。

よろしければそちらの記事にもお立ち寄りくださいね。

この案が浮かんだのは、実は地下鉄内でのお洒落な男性の服装を毎日拝見していた通勤の日々のこと。

いつも同じ半袖+短パンコーデなのにベルトが毎回交換され、それぞれお洋服に合ったものに選定されていた服装でした。

当然靴などもそれに伴って入れ替わっていました。

そんな感動の日々を朝のわずかな地下鉄の5分に味わっていました。

「同じ」ということが、「いつも同じの代わり映えがしない」という方向ではない「こだわったおしゃれな服装」となって完成されていたのです。

たった3セットを着回しコーデでバラバラにそろえてしまうことは、ワードローブが乏しくなりはしないかと考えてみたところ、むしろ共通のランナップの方が同じ数でもはるかに「リッチ」だと感じるのです。

そのラインナップにある「こだわり」というのは、おしゃれ度に対してもありますが、もっとその内面の「物事に対する強い意志」とも見受けられ、その「人となり」を映し出しているかのようです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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