まえがき
先日、「ファッションの哲学」という本を読みました。哲学という言葉がいかにも堅苦しそうですが、実は身近なものではないかと思わずにはいられなかった、そんな親しみやすい書き方をしてくれていた本でした。
夢中で読んでいき、分厚い本ではありますが、最後がまた興味深い展望で締めくくられていました。
本からのほんの1項目をピックアップしました

今回の本は、「ファッションの哲学」という本で、著者は、「井上雅人さん」です。
文章がとても分かりやすいので、本当は堅いような内容なのかもしれませんが、そこをうまく引き込んでくれたのがとても評価できます。
アプローチの方向がいろいろな項目に細かく分かれていますが、それがかえって1つ1つタイトルが付けられていて、分かりやすかったです。
その中で、こんなことが興味深かった項目です。
人間には関節という名の節目があるにもかかわらず、洋服を着ると、その洋服の途切れ目、例えば、スカートの裾などが脛の部分なのかどうかで、そこが重要な節目になるというところ。
本の内容を私なりに、文章にしていますので、ぴったりではありませんが、そういうところに着目されていました。
ミモレ丈などとスカートの丈に名前がつけてありますが、あのかっこよさを例に一度考えてみます。
そうですね、確かにスカートだけのことではないようです。
間違いなく人間の足があってそこへあのスカートがすっとかぶるあの具合の足の見え具合の割合とか、その切替えのようなはざまの部分に着目しますよね。
つまり、装いというものは、人間+洋服の組み合わせの共同作品のようなものかもしれません。
ですから、ミモレ丈ですよー、と宣伝するときには、ロング丈のスカートの写真だけよりも、モデルさんがはいてその足の見え具合などにより一層はきたくなるようなかっこいいなあと思う夢が膨らむのでしょうね。
最後の章の興味深い所、アソシエーションの未来について
一番最後で、「アソシエーション」ということを引き合いに出されていました。
今後のファッションの方向の展望のような章です。
アソシエーションは、同じ志の者が集まってことを成し遂げていくもの。
私も、ハンドメイドバッグを作っていますが、バッグとのコーデで洋服の方向、そして、ジュエリーの方向、そして、こういったスタイルの技術のような面、そういったこととつなげていきたいと思っています。
バッグも人間が使うことでやっとコーデと言えるかと思います。
それには、洋服になじむ、引き立てる、時には主役になるなど、バッグ1つでもいろいろな顔があるのだと思います。
そんな例を具体的にご紹介する役割を担っていけたらと思っています。
そうすると、必要性をもっとひしと感じてもらえることにもつながるかもしれません。
提案ということは、その品物だけでなくて、取り巻くその他との共同でコラボ的になってやっと納得してもらえるような提案になるのかなとも思います。
では、今回のYOUTUBE動画を貼りますね(^-^)。
あとがき
今後も本からも何かヒントを得たいと思いますので、読んでいきたいですね。
もしかして、ファッション分野の本だけじゃない、小説だってヒントはある、そんな広い見方で本も読んでいきたいものです(^-^)。
