まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
地金としては高価ではないシルバー925も、実は18金などの高騰に連動して以前よりも上がってはいます。
それでも、最近で自身が計算した実際の買取の際の比較では、18金の60分の1程しかシルバー925の価格の価値がありませんでした。
これもたまたま買取を18金とシルバー925の両方同時に見てもらったから分かったことです。
とは言え、銀も大変美しい地金であり天然らしさがいかにも感じられるすばらしい素材です。
このたびは、シルバー925台に馴染んで素敵に組み合わされる「マーカサイト」のペンダント中心にジュエリー同士をエレガントに組み合わせてみたいと思います。
とはいえ、地金のレベルも考えながら、日常着ながらエレガントに寄せた装いに合うようなセットを考えていきます。
なぜ、オニキスとマーカサイトが組み合わせられるイギリス製のヴィンテージジュエリーがここまで豊富なのか
そもそも、銀製品がヨーロッパで今でもアンティーク物、ヴィンテージ物として多い理由は、その昔18世紀以前の貴族の家財とも言える品々が銀製だったからです。
当然宝飾品も「財」として豊富にあったということです。
その後は、貴族の時代も終わりましたが、それでも文化として銀製品を愛でる風習が残り、素敵なシルバージュエリーがあるということです。
ただ、オニキスと組み合わせることがなぜ多いのかの理由については、もっと掘り下げて調べないと分かりません。
1つの予想は、オニキスに関してよく言われている「魔除け」。
大切な家財であるので、「験を担ぐ(げんをかつぐ)」ような意味があるという予想を立てていますが、果たして本当のところは。。
今後いろいろ調べていく中で、分かった答えが見つかればまた、記事に綴っていきたいと思います。
もう1つ、マーカサイトはなぜ銀製品と組み合わせられるかなのですが、ダイヤモンドの代替品になるという文化があったからだと言われています。
これは自身の予想に過ぎませんが、マーカサイトは同じシルバーカラー同士でなじみやすいということで、新しい色が出てこないことが反対に上品であるという考え方があったのかなと。
これもおいおい調べたりなどして答えを見つけていきたいと思っております。
きらめくカットがよりエレガントなマーカサイト。
カジュアルな素材なのかもしれない黒のオニキスも銀ときらめくマーカサイトのおかげでエレガントにならざるを得ないということなのではないでしょうか。
黒い天然石はオニキス、そしてオニキスの黒を背景にしたマーカサイトのブーケ。
ステンレス製のあずきチェーンのチェーンのみで80cm。
真ん中のフローラルな飾り部分も、特にペンダントの中でもエレガントに見える1つのテイストとなっているのがこちらが良いと思った理由でした。
2個の重ね付けが可能で、随分ボリュームが増す効果があります。
「マーカサイト」は「マルカジット」という発音でも呼ばれていますが、イコールで良いです。
そして、類似に「パイライト」という類似の鉱物があるのですが、「マーカサイト」と呼ばれながらも、実は「パイライト」である場合も。。
何も知らなかった頃、このきらめきの割に安価であることに驚いたもので、実はダイヤモンドの代替品になるほどの評価がすでにされていたいにしえの物語があったということなのでした。
あとがき
イギリスのヴィンテージ物の銀製品は大変ロマンチックです。
想像以上に昔のものだったりすると余計です。
ここで、アンティークの領域に達しているペンダントの銀製をご紹介↓。
バチカンはうかつに使いたくなかったために、別で2連で丸カンを取り付けてステンレスチェーンを通しました。
意外と数が豊富なのでそれほど希少価値を実感しないこともありますが、ヨーロッパに集中しているがために見つけやすいだけで、銀製はとくにイギリスにおいては、独特の文化ではないかと思っております。
実は、当「本物志向のレンタルジュエリー」でも、当初の頃は、この動画のようにシルバー925も半分以上取り入れていたのです。
その後の925の廃止、連物の廃止、コスチュームジュエリーの廃止をどんどんしていき、行き着いたところは、18金やプラチナの高級地金+宝石の本格派ジュエリーのみのお取り扱いに寄せていきました。
これらは、レンタルのお客様のニーズを感じ取り、間違いなくその必要性があったので改良してきたことではあります。
しかしシルバー925も安定のすばらしさ。
これをどのようにお伝えできるのだろうと考えた時に、やはりブログや動画でその組み合わせをしたお洋服とのコーデということなんだと思っております。
ジュエリーそのものだけだったら類似品も多いですが、なぜそれじゃなければならなかったのかが、またとない渾身の組み合わせによってお洋服に素敵にマッチする姿を実現することで紐解かれるのだと思うからです。