1894年製アンティーク純銀製ペンダントのモチーフの解釈の難しさと克服【320】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは、2015年の前半くらいの事だったかと思います。

シルバー925製のジュエリー集めの趣味の中で、イギリスのアンティーク物のペンダントを探していました。

きっかけは、かのファッションアイコン「ケイトモス」様のスナップ写真を拝見していた時のペンダントのモチーフの形がとても印象的だったことです。

遠目から見て素敵に映ることが装いの最終ゴールなのではないかと気づかせてくれた数々のコーデの中で、1つ「ロングペンダント」の存在を拝見。

このたびは、そんなきっかけがあり、探した象徴的なモチーフのペンダントを、他のジュエリーも追加しながら装いとして完成させた組み合わせの場面。

モチーフがなかなか難しいケースであり、随分悩みながら、1つ答えを自身なりに出してみました。

どうぞ、ペンダントのモチーフが難しい時の組み合わせのヒントになりますよう。

なぜ難しいのかは、フラワーや単純な丸や四角ではない「ベル」モチーフだから

〇ペンダント:イギリス製の1894年刻印。純銀のため925の刻印は無し。4cmx2.5cmほど。80cm。

よく見ると、「ベル」を抽象化したモチーフだとうかがえます。

そして、周りのツタの葉はエレガント。

これが、何ともとらえにくいモチーフだと感じてしまうのです。

そうして、行き着いた先というのは、ペンダントと同じようにエレガントにもカジュアルにも寄るような受け止め方で他のブレスやリングを決めていきました。

〇ブレスレット:天然石ラピスラズリの青色にパイライトのゴールド色が混じるくり抜きバングル。内周20cm。
〇リング:シルバー925台のアラベスク調の透かしリング。 サイズは13号程度。

エレガントに寄り過ぎないツタの葉のようなラインということで、ハートをアレンジしたような羅列のデザインのリングを選択。

3点セット:いろいろ他にも選択肢はあるかもしれませんが、今はここに行き着きました。

決してカジュアルに偏らない、エレガントさを残したイメージです。

これならばスーツにも合わせられます。

そして80cmというチェーンの長さも上手く活かせると良いです。

長いチェーンは活動的で良く揺れるのです。

あとがき

ところで、このベルのモチーフだったペンダントは元は何だったのか。。

この謎については、ヒントが刻印に有りました。

どうもサッカーか何かのスポーツのチームの記念のものだったようです。

もしかしてペンダントではなくてエンブレムのようなものだったのかもしれません。

バチカンにはチェーンは無い状態でして、ステンレスチェーンは自身が後から追加して付けたものです。

当時で¥12,000というようなペンダントトップのみのお値段。

自身の感想としては、1894年というアンティーク級の品物なのにこういった良い状態で残っていることの軌跡が素晴らしい価値があり、コスパは大変良いと思いました。

イギリス製には銀製が豊富であり、かつての貴族のものだった「家財」から始まった銀製の文化がその後の大勢の人々の大衆文化として残っていったようなのです。

1894年というのは、現在の2020年からは、126年前です。

ものすごいことだと思います。

ジュエリーのすごさは、ほぼ永久的に残っていくことなのだと改めて感動した逸品。

うまく素敵に組み合わせた装いをしてあげることで、その価値をたたえたいものです(^-^)。

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