ハンドメイドバッグの撮影背景を白から黒へ変えた2020年、ミステリアスで高級感ある世界観は不明瞭さも生む【130】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグをデザイン・製作・販売する過程で、最も苦手な部分、それは撮影です。

完成後のプロモーション作業の1つになることで非常に重要なのですが、事業スタート時点からかなり苦戦してきています。

ネットでの販売というのは写真の写し方、良い映りなどが物を言います。

これに失敗すると、商品に注目してはもらえない厳しい分野であると考えます。

それでも苦手は苦手、その苦手な意識が一層技術向上の足を引っ張るのです。

このたびは、これまでの白背景から黒背景に変更した2020年の記録を綴ります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.06.08からおよそ5年後の2025.05.12にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしています。

なんとその後、再び白に戻した2025年現在。

そんな流れがあった理由と共に2020年の白から黒への大きな変化の利点を発見したことも含めて背景色がどうあるべきかの考え方についてお伝えできればと思います。

白背景が一番という考え方は正解、しかし世界観の演出として黒背景は高級感やミステリアス感が高まるという発見

最初に白に背景を持ってきていた理由は、「白が一番見やすい」との情報からです。

よく分からない分野で苦手な分野ではあるのでそういった情報を信じてそれなりに納得してきました。

白レンガの背景:日本製の良い作りの壁紙。「楽天市場」の「壁紙屋本舗」様にて購入。縦の長さは1m。
変更後の黒の壁紙:黒レンガは無かったので黒の無地ライク(少し柄あり)を選択。実際はチャコールです。

白背景と黒背景との切り替え時期にちょうど写真が2種存在していたことから、比較したクリップを作りました↓。

白背景と黒背景の比較(白ベースの巾着バッグ):白ベースより黒背景の方が高級感を感じます。実際に高級生地。

高級生地を扱っていた時期であったことも、黒背景の良さが分かるきっかけに。

黒はぐっと凝縮され、閉じ込められた感じが「ミステリアスな世界観」のようなものを作ってくれると感じました。

ハイブランド様がこぞって黒ベースのパッケージであることも、高級でミステリアスなハイレベルな位置付の「証:あかし」としてのものでしょう。

その後、グレーイッシュな黒から更に真っ黒にもしてみた変遷がありました。

ただ、実際に黒背景で撮影してどんどん感じてきたことは、肝心な商品の不明瞭さだったのでした。

こうして、ピクチャレスクとしてはどう示していきたいのかの答えが明確になっていきました。

「白背景に戻そう」そう決意を固めたのは、「現実を実直に伝えたい」という意志表示が一番強くあったからなのでした。

あとがき

2020年の夏手前の同じ時期から準備し始めた、「本物志向のレンタルジュエリー」のジュエリーの撮影もハンドメイドバッグと同じ黒背景で始めました。

やはり、ジュエリーも同じで、確かにミステリアスではありながら、不明瞭さがかえって詳細が分かりにくく十分に伝えられていない結果になっていると感じたのでした。

そして2022年夏には、シルバーグレーの背景へ変更したジュエリー撮影。

更に、2025年夏には、初のジュエリーの白背景へ変更しようと考えている2025年5月現在なのです。

最初の画像のレンガタイプは、凹凸感を出すためにグレー色が使われている壁紙でした。

よって、ハンドメイドバッグの撮影で白に戻した際も、レンガタイプではなく真っ白に近い無地ライクを選択しました。

画像の明るさを調整することも多く、明るくすると周りが消え、レンガの一部がグレーの「シミ」として残るという事態に。。

そのシミは結局画像処理で消すという余計な手間も生まれました。

こうして撮影も奥が深いものなのでした。

自らの事業の方向性を考えて背景も決めていったその決断は正解だったと思います。

ピクチャレスクのバッグは、ミステリアスな世界観よりも「クリアで分かり易い伝達」を重視したスタイルであるということになります(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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