まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
以前、イタリア製の有名ブランドバッグをとても気に入って持っていました。
かれこれ20年前くらいのこと。ブランド名はETRO(エトロ)。
ショルダー付きのドーム型バッグで、私の作っているバッグでいうと、「おにぎり」の形のミドルサイズです。

この写真のようなタイプの形のものでした。
入り口がぱっかりとたくさん開くので中身が見やすいものでした。
そして、エトロのペイズリー柄が大変お洒落。
高島屋購入のもので大変気に入っていて、たまに使う感じにしていたのですが、ある日プチっとショルダータブ外れたのです。
私のバッグもタブの取り付け位置は斜めに対角線の位置ですよね、これと同じような位置に付いていました。
そして。タブは本革1枚仕立て。
おそらく、今思えば、縫いこみやすいように革を漉いて薄くしていたと思われます。
縫いこみが甘くポンと外れました。
とてもあっけなく、茫然としてしまったのです。
結局同じETOROのお店で直してもらえましたが、おそらく取り付け方は同じ手法でしょう。
ブランドバッグは、見た目の綺麗さも重視でしょうから、スマートな形に見えるように弱くなっている部分があると見ましたね。
というこんなエピソードがありました。
タブが外れた苦い経験から活かせること
このことから私が自分のバッグに活かせるとしたら、同じように外れてしまうような丈夫でない取り付け方をしないということでしょう。
ということで、今回、ショルダータブの作り方を、<ハンドメイドバッグ教室>on YOUTUBEでアップしました。
タブ自体も丈夫なんだけど、取り付けも丈夫にする、それには、取り付けやすくなくてはならないという導きで、「縫い付けやすいショルダータブ」がテーマです。
あとがき

ショルダータブは、結局のところ、バッグ全体の重さを支えます。
それが外れてしまうようでは話になりません。
また、今回の動画で私がお伝えしたいことは、この点、何も硬くするばかりでもいけないという点。
過去にショルダータブを硬く分厚く作りすぎて本体に縫い付けれなかったことがあったんです。
なので、革を漉いて取り付けやすくするのももっともなことではあるのです。
ただ、その加減です。取り付けやすい程度の厚みでありながら、同時に頑丈な取り付けでなければいけない、ここを今回追求したのです。
欲張りですよ。2つのことを同時に満たす工夫をしたのです。
あとあと、お客様にお直しをするお手間をかけさせないように作りたいということですね。
おわり。
ありがとうございました。
私がお作りしております、ハンドメイドバッグを一覧でどうぞ(^-^)。
こちら。
