まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、ミシンの縫い目の美しさを追及する対策として、糸の途切れ目を表に出さないような工夫をご紹介します。
糸が途中で途切れる状況とはどんな時?
さて、糸が途中で途切れるのはそこがほつれの原因になったり、見た目が粗く感じたりでよくないです。
かつてハンドメイドバッグを作り始めた頃は、返し縫で縫い付けてしまえばいいというような感覚で作っていました。
ただ、それもいろんな箇所でそれを行うと、ぱっと見糸のツンツンがわかるものです。
そんなことから、ここ数年良いお品を作るという前提のもと、糸の縫い目は表には出ないことを徹底しています。
そんな意識をしていても、糸が途中で途切れるというハプニングがどうしても起こってしまうものです。
・下糸がなくなった時
・熱いものを縫っていて不意に脱線してしまった時
・間違えて押さえを上げてしまった時、
・糸がどこかしらに絡まり、やむなく途中で切って対処した時
こんなことがたまに起こります。
どれも仕方がないと言えば仕方ないことなのではないでしょうか。
そうした時に、嘆かずに、対処できる方法、その後もその続きとは言わないまでも近くから再開できて、糸の縫い目が表から見て、何の問題もなく自然につながる方法があります。
最初からやり直さずとも対処できる方法とは?
最初からほどいて縫いなおすことが、リスクを伴うことがあります。
薄手の生地とか、ミシン穴が目立つものとか。。。
そうした場合に途中でこんな感じで糸が途切れることになる状況に出くわした時に、あーって思いますね。

まずは、このたらりと長く余っている糸は切らずに。
後で結ぶ時に数センチ必要です。
そして、連続の写真では下記のようになります。



次にここからつながるようにミシンをかけますが、先端の穴そのものより少し隣がいいかと思います。そこに針を刺して、返し縫いせずにスタートします。子の返し縫いせずにがとても大切。

そして、2度結んで玉止め完了。

なかなか写真では省くシーンがどうしてもあるので、必要とあらば、YOUTUBE動画でもご確認してみてくださいね。
ところで、この作業は言うまでもなく頻繁に行うものではありません。
あくまで、どうしようもない状況の時です。表には見えなくとも、一気に縫えることが一番綺麗です。
さらにやばい状況、糸が短くてすぐに玉止めできない場合や縫い終わって途中を一部だけ縫いなおしたい場合
そして、発展バージョンとして、糸の長さが足りない状況、プチっと切れたハプニングの時に糸が短くてその場所ではとても玉止めできそうもない場合は、数センチ余分にほどきます。
1目1目慎重に裏側から糸を引っ張って結べる長さになるまでほどくんです。
また、別の状況としては、縫い目が途中部分のみ外れている場合、本来は最初からやり直すのがいいのですが、そうもいかない場合、さらに発展バージョンとして、真ん中でまず糸を切っておいて両サイドを数センチずつ左右にほどいて同じことを行います。
ただ、これが可能な場合というのは、裏地を貼るばあいなど、結び目が隠れることができる場合に絞った方がよさそうですね。
とにかくすっきりと綺麗に見える出来上がりにするには?を考えて判断です。
あとがき
今回は、、<ハンドメイドバッグ教室>からお送りしました。
バッグを綺麗に作る方法やコツをお伝えしています。良質なお品というのはどういうものなのかという研究にもなります。
細部まで行き届いた仕立てというのは地味だけど美しいものです。
ありがとうございました。
終わり。
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