お部屋のカラー1つにしても、心の中の素直な気持ちの投影ではないだろうか、インテリアは人生の写し鏡であり人生を作っている【159】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古い昭和時代の家具の素敵さに魅せられたピクチャレスクは、ちょっとした木製家具コレクターでもあります。

このたび、古き良きお品を探しているからこそ分かった木製家具の製造の歴史やメーカー様の優れたセンスなどをご紹介してまいりたいと思います。

「Najico(ナジコ)の扇形コーナー」などの昭和時代の味わい深い木製家具収集をしている者が気付いた、インテリアは人物像を表すということ

この特徴あるコーナー棚との初めての出会いは、5年程前にヤフオクで¥3,000というようなお値段で落札購入した時。

さらにこの棚が必要になり、その後再びヤフオクで木製棚を検索しました。

最初は、この棚の呼び方が分からなかったので同じシリーズを探したくてもなかなか見つかりませんでした。

が、ついに関連商品でヤフオクのAIさんが表示してくれました。

AIの登場で時代が進んだのです。

興味あるお品を画像でキャッチし、ピンポイントで的確に集めてお勧めしてくれるようになりました。

そんなお勧めによってコンパクトな、しかもおしゃれな木製棚を発見。今度は4段です。

こんな特殊なデザインはもしや同じ種類なのではないか。。と思い始めます。

最初の3段のタイプの購入から5年後です。

古い木製家具の価値とかニーズからでしょうか、当時の¥3,000からは値段がそこそこ上がって、¥7,000という価格で落札購入。

ところで、購入するときに「あれっ?」とわたしは思ったんです。

こんなある意味特徴あるデザインって、もしかして同じ会社様が作られたのではないか。。

そんなことが気になり始めます。

今回の4段は、すでにヤフオクのタイトルにNajicoと謳われていましたので、4段の方は「Najico」ブランドのもの。

そこで、以前から持っていた方の3段のオレンジ茶の裏側を見て確認したのです。

5年前に3段を購入した時には裏側にシールがあったこともあり、気にも留めなかったメーカー名。

今回のブランドの一致で詳細がもっと知りたい欲求が沸いてきます。

そして、ネットで調べます。

このNajicoの棚は作りが明らかに日本製。

手の込んだ部分、繊細な作り、表面の始末、すべてが行き届いていることが感じられます。

まず、どこの県のメーカーさんが作ったのか、そこはNajico社であるのか、など。

そして、私はあるホームページにたどり着きます。

同じ名前の全く違う会社にヒットする場合に気を付けて、慎重に「najico 家具 木製」と入力して探しました。

ここで私の無知が活きるのです。

「Najico」という会社様を知らなかったため、良かったのかもしれません。

この棚を作ったのは、福島県のいわき市にある「南産業(株)」様という会社だったのでした。

私は、どこの会社様が実際に製造したのか、に焦点を当てていたためにこの南産業様を見つけることができたのだと思います。

そして、この会社様に質問メールを送ります。

よくよく考えたらその質問メール、就職支援サイトのもので、ちょっとあり得ない勝手口からの侵入のような連絡の取り方でしたが(^_^;)。

質問の内容は、「今回とても素敵な棚を中古品で入手したのだが、御社が作られたものではないか」ということ、「特にオファーとかそういうものではないのに忙しい所大変申し訳ないとい」うことで、ダメもとでした。

そうしたら、どうでしょう、すぐ翌日にお返事をいただいたのです。

この商品は確かに、当社が製作したものであると。

「Najico社との共同企画で製作と販売担当をした」のだということです。

それが、ホームページの沿革年表の1980年(昭和55年)の欄に見事に「Najico」社という言葉、「小物家具製作」というワードが記されていたのです。

Najico社様というのは、鉄道車両部品を扱う商社「(株)中村自工」様のことです。

この会社様を知っていたら、南産業(株)との共同企画商品であったことまでたどり着けなかったかもしれません。

無知が幸いしました(;'∀')。

「現在は、こういった商品は、木材が良質なものが入手困難により、生産はストップしている」とのこと。

現在の南産業さんの主な生産品というのは、高層マンション等の特注木製家具を中心にシステム収納やシステムキッチン・洗面化粧台等の製造を行っておられるとのこと。

時代の流れに沿った事業だと思いますが、変わらないのは、良質で特注的な素材に特化した商品を製作しているところが健在です。

とても奇跡的なことでした。もう、連絡せずにはいられなかった、そんな感動の事件でした。

ああ、よかった♪。疑問が解決された気持ちの良さ、そして、すぐにお返事を丁寧に下さった会社様のそういうお心使いがあのような美しい棚を作り上げたと思えてしょうがありません。

あとがき

誰でも自分の描く理想の世界観があると思います。

好きな色1色をべースカラーとして一番多く使用するのですが、その色と相性の良い色や柄をコントラストにして、互いにそれらの色が活きるような使い方や取り入れ方をするというバランスは素敵です。

黒のお部屋が好きな方も、黒無地だけでひたすら配置するのではなくて、お布団カバーなどに黒白水玉といった柄物をを取り入れることもかえって「色気」と言えます。

黒ベースは保たれますので、黒の世界観は変わらないのですから。。

いつもそこにある身近な物というアイテムこそ、心の底から納得し、目に入る風景がいつも心地良いと感じるものにインテリアを展開したいものです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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