ピンクの花柄が主役のミニマムリュック、ジグザグステッチにハリコシを感じる共布ショルダーの存在感が価値【92】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作をある分類で一括りに<〇〇シリーズ>という形式で続行中。

このたびは、<簡易リュックシリーズ>の2点目です。

興味深いのが、前回の【91】と全く同じ生地の色違い。

服地でリュックを作ることの意外性や可能性を当投稿でお伝えできればと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.12.04からおよそ5年後の2025.04.04にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

実は2025年現在でも変わっていない点は、服地のエレガントさをバッグにそのまま引用していることです。

お洋服になるようなしなやかな生地も含まれるので「型破り」な印象かもしれません。

とはいえ、とろみ生地でさえ、キルトをかけることで厚手の丈夫な生地に足並みをそろえていく製作スタイル。

そうしますとバッグ製作の総合的な雰囲気なるものが非常に新鮮です。

そして、よくバッグに引用される布地である帆布やデニムに関しても、そのイメージとのギャップを感じるような、エレガントに寄せたものへといざなうスタンスなのです。

では、このたびの完成品のリュック、その途中過程と共にお楽しみくださいませ。

<簡易リュックシリーズ②>リュックもエレガントに製作可能、ピンク花柄のリュックの優しさの中にある力強さ

使用生地(表地・裏地共通):paper printed、ポリエステル/100%、日本製。背景色はパステルピンクです。
型紙:本体から時計回りに、本体→フラップ→ショルダー→多角型ポケット→四角ポケットの5種パーツ。

ポケットが2種ある点が攻めた点、小さいポケットなので2個で充実させていこうというもの。

また、ピクチャレスクのスタイルとしての基本は、ショルダーも既製品ではなくハンドメイドです。

入り口フラップ:マジックテープ付きの多角形。端の反りが出ない納まりの良さはカーブや多角形などがお勧め。
ショルダー作り:中に「ソフト厚芯」を内蔵することでハリコシが出ます。更にジグザグステッチで強度アップ。
先にフラップを仮止め後、両縁にショルダーの付け根を縫い付け。調整機能を持たないタイプのショルダー。
両サイドの共布リボン:これが巾着フォルムの源。これを蝶々結びすることで、巾着フォルムを形成。
リボン巾着リュック完成:<サイズ>縦27cmx横22cmxマチ10cm。
その他の角度:左上は背負う面、右下はサイド上部から見た形、ショルダーが弓のようにしっかりしています。
様々な箇所(左上からジグザグに):蝶々結びをしている場面、内部のポケットの縦列配置、斜め上からの目線。
厚み:左はサイドの厚み、右は底の厚み。マチは10cmの出来上がりです。底には底板が内蔵されています。
ショルダーのジグザグステッチ:目で見て二等辺三角形を描くようにステッチ。それでも大変美しくできます。
内部で縦に2つ並んだポケット:四角型と多角形型の違いがあるからこそ縦列したことの効果が出たような。。

あとがき

最低限の美しさは「機能美」に繋がると思います。

この最低限の解釈は大切であり、決して作業の省略とは非なるものです。

2025年から振り返りますと、なんやかんや難関デザインにも挑戦したものの、行き着いたところはシンプルなデザインでした。

とはいえ、いろいろトライしてきたその先のシンプルさは、何もトライせずにそのまま来た過程とは違いますので、ちょっと深みがあると思うのです。

2019年は随分複数のデザインに挑戦していましたので、その年末にこうしたシンプルデザインに行き着いた流れは大きな流れの現在2025年の姿に似ています。

とはいえ、このデザインも実は後に見直さねばならない隙間の解消の不十分さが気になり廃止しています。

それでも、気に入ってご購入下さったお客様がいらっしゃいましたので、感謝申し上げたいと思いますし、至らない部分の申し訳なさをこの場をお借りしてお詫び申し上げたいと思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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