まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
特に季節の変わり目には雨は多いもの。
お気に入りの本革の高価なバッグというのは雨の日に持つことは大変躊躇されます。
雨で革にじんわりと変なシミもできることがありますし、変形もします。
ファスナーが入り口に付いたバッグでも、雨が染み込んだのは、底の角からが最初でした。
雨の日には本革バッグを持つことを避けたいもので、代わりに合皮素材を選択。
このたびのハンドメイドバッグのシリーズは、<雨の日シリーズ>に決めました。
そもそもリュックであることが雨の日の傘を持つ手が塞がる代役として有効です。
数点のデザイン違いのリュックをこのシリーズで連続製作していきたいと思います。
まずこのたびは、入り口にフラップが象徴的に付き、雨の屋根のような役割で水が下に滴り落ちる斜めフォルムを意識したクラシックなデザインのリュックが完成。
加えて、外ポケットにも「屋根」のようなパーツを共布で取り付けたところも初挑戦であり、是非見ていただきたいと思います。
<雨の日シリーズ①>雨の日でも素敵なリュックを背負いたい、丸いマルチカラーがかわいい椿柄のリュック
<雨の日シリーズ>の第一弾は、クラシックな大きなフラップ付きのデザインでトライ。


上の表の2に該当する生地です。
購入してから気付いた生地の耳のメーカー名、「コスモテキスタイル」様へ問い合わせし、商業利用がOKの生地であることを確認済みです。
著作権に対しては「コスモテキスタイル」様は非常に寛大、こうしたパターン系の柄はほぼ商業利用OKにしてくださっているようです。
動物のキャラクター性を感じる柄はどこのメーカー様も「商業利用不可」であることが多く、都度生地の耳には注目するべきです。

裏地は表地の背景の焦げ茶に合わせて決めました。



右側は、反対側(裏面)から縫い付けをしている場面で、縫い付けは上下共に2列のステッチで丈夫に固定します。

何しろ初めてで、あまり上手ではないこともあり不格好なのが気になって仕方がありませんでした(^_^;)。

右下は、黒のプラスチックDカンと共に車のシートベルト素材でショルダーを設置。
Dカンは「ニフコ」様製造のものを、ベルトと共に「トーキョービニール」様にて購入、ありがとうございました<m(__)m>。


あまりに、屋根付きポケットが不格好だったので、隠す意味も込め、最後にポケットに更にフラップをかぶせたら、なかなかスタイリッシュになりました(^_^;)。


あとがき

最初の「表」に立ち戻りますが、このたびは「2:合皮レザー」の部類に属する素材でした。
表のデメリットの部分からも、いずれこの素材は劣化しぽろぽろとはがれてくる運命です。
ただ、そうと分かっていながら、メリットの方だけを雨の日専用に使う目的で引用するということなのです。
デメリットがあっても活躍の場があるという「理解」「受容」の部分がユーザー様に一番お伝えする時の重要ポイントだと考えます。
