ドーム型ミニバッグの存在感ある取っ手、美しく設置されるための望ましい付け位置のバランス・寸法・間隔の研究【50】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびドーム型ミニショルダーバッグが完成、暖色系のみかんのようなイメージのカラーが心温まるようなバッグになればと選んだ美しい生地でお作りしました。

ショルダー付きではあるものの、取っ手を付けましたので、ミニバッグには存在感ある取っ手をしっかり付けるようにと、左右の間隔と上からの位置の良きバランスを考えました。

特に、取っ手が意外に目立つ存在感を感じていただき、持つという機能を越え、バッグの象徴のような存在であることをお伝えできればと思います。

ミニドーム型バッグの取っ手の間はおよそ7cm、トップからはおよそ6cmに設置したバランスを完成品で確かめた

取っ手の付け位置の設定:左右の間隔は7cmに設定、上からは縫い代含み6cmの位置。完成は4.5cmの位置。
取っ手の高さ:30cmの型紙です。トップから上に5.5cm程の高さ。取っ手間の7cmとのバランスはグッド。
裏地の「プリズマン」というネーミングのジャガード生地のポケットを作る場面。柄合わせは不要。
「外表」の組み立て縫い:クライマックスの場面です。立体的なのにつぶして縫うことでずれやすい難易度あり。
ファスナー2本使いよりもダブルファスナー1本使いの勧め:仕方が無かったのですが、右のように始末が丸見え。

そもそも「ダブルファスナー」の既製品を選択するべきだったのですが、この黄土色のダブルファスナーが見つけられなかったのです。

こうしたことから、既製品の附属品の利用は妥協の部分が生まれることがあり、妥協を生むようなデザインを作るのかどうかということさえ後に検討するようになりました。

そうでなければ100%のお品にならないと思うのです。

完成:縦23cmx横27cmxマチ12cm程。このデザインの良さは小ぶりながらマチが大きい点。
背のファスナーポケット:ミニサイズにしては充実ですが、せっかくの柄を途切る残酷さを後に見直しました。
コーデ例:オフカラーのアイテムを取り込んだコーデに合わせやすく馴染みます。柄バッグはクセがあります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.09からおよそ5年半後の2025.01.19にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

そもそもなのですが、このデザインの型紙が間違っておりまして、山の裾のように斜めに降りていくラインでは写真の端っこのように底周辺のサイドの部分が反ってしまうのです↓。

この部分の「反り」は型紙間違い。余分な突き出しがあるということの表れで削る必要があると考えます。

このことを、後に研究し型紙修正などをしてみて地面にぴったりと重なるようなラインになるための平面でのラインの表現は。。などとやっていきましたが、結局は答えが出ませんでした。

とはいえ、このたびのような生地の温か味ある雰囲気をカーブを含んだラインのバッグに落とし込む1つのアイデアとしては引用していただけるのではないかと、苦い失敗作ながら記録に残しました。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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