実際にバッグの機能として申し分のないポケットの種類の大別3種【46】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグのポケットは、洋服からの引用や参考もあり有難い次第ですが、洋服の分野では細かい種類の展開が豊富だと思います。

箱ポケット、シームポケットなどと名前が違うと随分作り方も違うところまでは学んだ経験があります。

私の場合はバッグ一筋で製作してきましたので、洋服からの引用があっても、その後に自分なりの解釈をして自分デザインを決めていくということをしています。

そうして今まで複数のポケットをハンドメイドバッグに設置してきた経験から、その構造の違いを大きく3種に分けてみました。

貼り付けポケット

貼り付けの名の通り、生地の上にペタッと貼り付けた構造です。

これだけでは機能とかセキュリティー性が十分でないということで、フラップも組み合わせます。

そして、ポケット口からの物の飛び出しを防止し、入り口が分かりにくくしてセキュリティ性アップをはかりました。それがフラップポケットになります。

貼り付け型:袋が外に飛び出ていて、貼り付けて作る構造のポケット

そして、今度は、袋布が目に見えない奥に隠される、隠しポケット型です。

隠し型(ファスナーバージョン):玉縁の手法を取り入れて、袋が中に隠れているポケット

ファスナーとの組み合わせである場合このようにファスナーがのぞきますが、比翼布がひさしみたいに除く仕様も取り入れています。

隠し型(比翼バージョン):まるで、周りとなじむ昆虫の偽装みたいですが、
くり抜かれたポケットの入り口に比翼が雨蓋のように取り付けられています。
洋服ではこの向きは逆なので、バッグ用にアレンジしたものになります。
この目立たないなじんだ様相がセキュリティー性の高さの1つです。
吊り下げ型:こんな感じでよくポーチの内側に使われます。入口に面しているのですが、
取り出しやすさとお部屋の仕切りの役割で、ポケット無しの場合よりもかなり使い勝手が違ってきます。
ここにこのポケットを付けることによって、単なるポーチにも新たな価値が生まれます。

以上、「貼り付け型」、「隠し型」、「吊り下げ型」の3種がどれもその構造がそれぞれ違うので、主な3主として挙げてみました。

その他のいろいろなポケットは、このどれかに近い構造であると言えます。

特に洋服のポケットは、袋が奥に隠れているタイプが多くありますが、もとは袋が内部に設置される「隠し型」であると大別できるのです。

あとがき

今回は、リュックを製作している途中の過程でご紹介したいポケットがあったので、寄り道的な投稿をさせていただきました。

動画内のパイル素材のミニリュックには、「貼り付け型」と「隠し型」を取り入れています。

どのポケットも、やはり丈夫に縫い付けることが大切です。

ポケットの製作過程は途中のど真ん中の段階にあり、ほつれたお直しを最初に製作したと同じようにミシンで行うにはかなりほどいていかねばならず、簡単な事ではありません。

そうしますと、最初からきちんとした作りをしていくことこそ、後に余計な費用のかからないコスパの良い物ができることで長持ちな良質さを追求できます。

そして、セキュリティー性も自分自身の尺度と判断でどのくらいの程度にするのかを考えて、使いやすさ、手軽にポケット内を探れる容易さもありながら、セキュリティー性も考えるというバランスも大切です。

このバランスのお話はまたの機会に投稿したいと思っています。セキュリティー性ガンガンなポケットであることでストレスが生まれてしまわないための考察をしていくわけです(^-^)。

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