良質な古着タイトスカートの素晴らしきポテンシャル、タックやダーツが豊富なSサイズが「馴染む延長布ベルト」でLサイズへ【207】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフも15年くらいになると思います。

ワードローブ内のすべてが古着ばかり、拘りは新品に同等の未使用感のものを見つけることです。

ただ、一方で悩みもありまして、1点物であるがゆえサイズが合わないこともあるのです。

このたびは、1点のハイブランドライセンス物のタイトスカートの小さなウエストサイズを自主リフォームで大きなウエストへ広げていきました。

普通体型であり、骨組みも割と頑丈な者がSサイズとは本来無縁。

しかし、古着探しは素敵な1点物の発見の旅、サイズの垣根など取っ払わないと良き発見の可能性を失います、見慣れぬSサイズも視野に入れていくことになるのです。

豊富なタックやダーツが細やかに作られた構造のおかげ、Sサイズの60cmのウエストがLサイズの70cmになった嬉しい瞬間

このたびのウエストサイズアップの成功は、何といっても元の構造に助けられたと言っても良いと思います。

まず最初に元のSサイズの時の姿をじっくり見てみます↓。

全体像:ヒッコリーストライプの裏付きタイトスカート(黒x白)。「クリスチャンディオール(プレタポルテ)」様。

タイトスカートのSサイズはラインが非常に美しくなっています。

そのラインを出しているのがタックやダーツ、美しいヒップラインの凹凸感も作ってくれているのです↓。

豊富なタックやダーツ:前面にタックが4箇所、後ろ面にも左右均等に振り分けダーツが4箇所ありました。

Sの割にヒップが88cmあったということも功を奏します、これだけ豊富なダーツやタックをつまむにはある程度広々とした幅が必要だったという必然ですね。

裏地にも同様に設置のタックやダーツ:表地と同じ分量減らしていくことでサイズの馴染みを継続します。

バランスよく、豊富なタックやダーツを少しずつ減らしていくのが元のデザインらしさが崩れにくいかと。

1つまみで1.5cm分減らすということは、対称折り構造のダーツでは倍の3cm分が1か所において広げられると考えます。

後ろ面に関しては、お尻の一番高い位置に近いダーツを残し脇に近い方の左右を完全撤廃ということにしました。

ところで、当ブログ記事は、最初の投稿の2019.06.18からおよそ6年後の2025.07.28にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

元々、必死の作業であり、わずかな画像しか残っていなかったことで、途中のダーツをほどく過程や、減らしてつまみ直して縫い直しなどの場面が残っておらず申し訳なかったです<m(__)m>。

ウエストを大幅に広げた不足布の対策:類似の「ヘアライン」生地が見た中で一番馴染みましたので採用。
延長布の継ぎ足し:元のベルト芯を取りやめハード薄芯を新たに入れ込み。延長部は1cmの縫い代で両割り。

ウエストが最終的に70cmとなりまして完成しました↓。

延長布含むW70cm仕上げ(L相当)の出来上がり:ウエストの継ぎ足し部分はかなり馴染んでいます。

あとがき

やや素人めいて強引なリフォームではあったのですが、ウエスト60cmのSサイズがウエスト70cmのLサイズになった決定的瞬間でした。

ただ、やはり元のSサイズの時のシェイプされたラインは美しいです。

そもそも大切なことを忘れてはならないと思うのです。

身体を健康に鍛える毎日のエクササイズ、ウエストのリフォームが無い方が本来はフォルムの一番の美しさがあるということもお忘れなく(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください