<経理>ヤフオクで材料の「接着芯」をお得に¥100で落札も反巻き発送で着払運賃¥1,015だった、日付をまたぐ2件の仕訳【352】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.06.10からおよそ6年半後の2025.12.22にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

ハンドメイドバッグ活動では、製作する材料の中に「接着芯」があります。

「ヤフオク」様には現在でも縫製工場様のものだったらしきデッドストック品の「ミシン糸」や、「接着芯」の反の未開封も見つかるのです。

ハンドメイド活動当初からやってきたこの調達方法は、ずっと変わっていません。

かつて、購入した備品を勤め先へ精算する際に、呆れられた程の無鉄砲な調達先だと思われていた頃も遥か昔のこと。

その後はこうしたマーケットも立派な購入先として認められるようになった現在なのではないでしょうか。

このたびは、「送料は取得価格に含めても良い」という簿記のルールを鑑み、物品の購入価格の計上と、「着払運賃」の仕訳の計上のタイミングが離れる場合が例です。

実際に行った判断としては、日付の違いにフォーカスし、2件を別々で都度タイムリーに計上するというもの。

「含めても良い」は「含めない」も正解なのです。

質の良い織芯を「ヤフオク」で10m購入、お得な¥100の落札と裏腹に反のままの着払運賃が¥1,015だった時の仕訳

2色各5mずつ合計10mの接着芯の購入:¥100で「ヤフオク」様にて落札。着払運賃は¥1,015かかりました(^_^;)。

出品者様は、当時この物品が裏地なのか芯地なのかさえ分からないとのことでした。

何とか写真を拝見しながら、おそらく接着芯で間違いないであろうと判断。

会社勤めでは、決して許されない「勘」を伴った判断は、全責任が自分に降りかかる個人事業主ならではのリスクある体験です。

製作するバッグには、薄手のお洋服用の裏地を使うことは滅多にないので、もし裏地だった場合に大変でした。

この勘は見事に当たりホッと一息、ただ畳むという手間が無い¥100という落札価格の意味が大いにあったのだと思います。

迅速な発送でしたが、購入日付と着払運賃支払日付けのずれがあるのは当然です。

決済時の2019.04.15に¥100を計上、到着時の2019.04.16に着払運賃支払い時に¥1,015を計上という分割型で別々に計上しました。

ところで商品到着時に払う「代引」がありますが、このケースの場合運賃も着払いになることが多くなります。

そうすると、①商品代②着払運賃③代引手数料という3つの項目に分かれる内訳です。

①と②は同じ日付なので、合算しても良いですが、③だけは「勘定科目」が別で、「支払手数料」という科目になる点は、「着払運賃」とは別物という認識でお願いします。

2025年の私の考えとしては、合算をあえてせず、①②③を別で3段で計上することがかえってそれぞれの内訳が帳簿上でも分かり易いのではないかというもの。

なぜなら、①と②を合算して1行計上しても、「証憑:しょうひょう」は分かれているからです。

証憑の分かれ方と計上を同じくする方が最も分かり易いのではないかという考え方は、経理事務をしていた者らしいスタンス。

この「代引手数料」を伴う「着払運賃」発生のケースは、また別の投稿の【790】で綴らせていただきました。

あとがき

経理は1+1=2がはっきりとした作業だと思っておりますが、とは言っても複数の視点が存在するとも思っております。

分割計上が分かり易いと申し上げましたが、また別の視点で考えると、送料を仕入価格に含めた方がネット購入における現実的なコストという見方としては合っています。

ネット購入で送料がかからないことなど、少額では滅多にありません。

「メルカリ」様の文化で長い間根付いてきた「送料出品者負担」もいよいよ変化の兆しが見られ、2025年現在では送料の負担者が選択式であることに加え、オークション形式も登場しています。

このたびの2019年の時の「ヤフオク」様の¥100の例は、「仕入コスト」という視点で見た時に、送料も含めなければ現実的ではないということを物語っています。

もし、出品者様が畳んでいただいて送料が抑えられていたとしても、そういった手間賃を¥100に対して加えられていたかもしれないのです。

このあまりに極端な金額の例が、非常に興味深い実態を表しているのではないかとそのままの価格で実直にお話させていただいたわけです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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