かつての流行が色濃いバブリーな金ボタンを総取替え、黒ボタンで黒白ギンガムジャケットを「今」の控えた情勢に合わせた【304】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「バブル景気」に沸いた昭和末から平成初頭、お洋服にも世の中のムードが現れるものです。

パワフルに働き・アグレッシブに週末遊ぶスタイルは、お洋服においては戦闘服なるジャケットの肩パッドのボリュームにも現れました。

そして、同じジャケットでは、ボタンがゴールド一辺倒。

経済の黄金を物語るかのようなゴールドボタンは非常に美しく華やかなもので、確かにバブル時代にはよく馴染んだ姿でした。

時は令和。。古着で残るおよそ30年以上も前のジャケットは確かに素敵なものも多く、今着たいと思うようになりました。

そして、1点のモノトーンジャケットを入手。

金ボタン全14個配置のショートジャケット:ブランドは「ESCADA:エスカーダ」様。ウール製の冬物です。

このまま着用するには何となく躊躇するのもそのはず、現在の時代に馴染まない違和感を感じる部分、象徴的な金ボタンです。

このたびは、ここまで存在感を占めている金ボタンを思い切って外していく、ボタン総入れ替えのリフォームの記録となります。

一癖残る古着のバブリーなゴールドボタンのモノトーンジャケット、新しい時代の普遍的なクールな着方を馴染む黒ボタンでスタート

ボタンストックの中から見つけた黒ボタン:全14個は数が多いのでストックの中でも絞られました。

古着の着用ですので、袖の飾りボタンは小さくなどと言っていられません、すべて同じサイズの14個で続行。

旧ボタン外し:「リッパー」を優しく使いながら丁寧に生地を傷めることなく外していきます。
新ボタン付け:四つ穴ボタンなので時間がかかりますが、ここは贅沢に選んではいられない仕方がない部分です。
新ボタンの設置完了:見違えるほど馴染み新しい雰囲気が生まれています。
ボタン付け替えの前後の比較:たった1種の附属品でここまでの変化があるという驚きがあります。
ボタン付け替えの効果:個人的には一番上のブラックデニムが一番合うと思いますが着回し力が高まりました。
その後のボタンのストック方法:同じボタンでチャック袋へ入れることで探す時間を短縮するようになりました。

結構な量のストックを持っていても、実際に総入れ替えとなるとボタンの数が不足することも多いです。

古着ならではですが、類似ボタンを1着に使ってしまうことも実際にありまして、時にはそれがデザイン性を高め奏功することがあります。

あとがき

こんな風に思うのです↓。

普遍的=平凡ではない、普遍的=瀟洒であるということです。

量産品のファストなアイテムには決してイコールではないと思っております。

多くが装飾によって一癖入ってしまうものであり、反対に「普遍的」こそ創造的だと言えませんかね(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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