寸胴なゆったりワンピースの「野暮」なライン、ベルトで出した身体の美しいシェイプラインと靴の交換で起こす「粋」への変化【206】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初にお伝えしておきたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2018.03.30からおよそ7年半後の2025.07.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしていることです。

ワードプレスブログをスタートしたのが2018年3月ですので、かなり初期の頃の記事。

綴り直しをしてでも残したい理由は、内容がいつまでも色褪せないものになるのではないかという目論見から。

そんないつまでも読まれるためのブログ記事になるには、過去の拙い文章を直す必要がどうしてもありました。

内容全般が当事業活動のファッションに関連する分野、移ろいやすい流行が伴うファッションなのにいつまでも色褪せない内容などとは矛盾を感じられたかもしれません。

しかし、流行のある移ろいやすいイメージのファッションこそ、根っこにあるものは不変的な人間それぞれのスタイルだと思うのです。

そちらにはあまり焦点が当てられ語られてこなかったこれまで。

流行と呼ばれる現象付きの「モード」だって、背景にあるのは情報の操りとそこに動かされる意識の舞台上のものに過ぎなかったかもしれないのです。

ということで、流行とは無縁の古着ライフを長年送ってきた私がお伝えできることは、「自分の良さの発見」の一助になるような考え方。

このたびは、相反する「野暮」と「粋」という、物体ではない概念のようなものを紐解くきっかけに、あるコーデを例に「野暮」から「粋」へ変化する様子をお伝えします。

「おしゃれ」というこちらもモヤっとした概念は、「素敵である」「美しい」などとイメージできますが、装いが「粋にまとまっている」というのが私が考える「おしゃれ」の定義です。

かっこいい装いを目指すためにはまず「野暮」「粋」の言葉の理解から。。ゆったりワンピースがお出かけ着に生まれ変わる時

「粋(いき)」という言葉がとても好きです。

その後、「粋」と並んでよく使わせていただいている同類の言葉、「瀟洒:しょうしゃ」「洒脱:しゃだつ」。

「粋」「瀟洒」「洒脱」の言葉の明確な違いを比較して説明されている書物にはまだ出会っておらず、その明確な垣根は見つかっていません。

ただ、お魚などがはねて元気な様子の「活き」と勘違いしていた過去もありますが、実際は全くの別物です。

粋(いき)という言葉の辞書による定義です↓。

「気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「粋な姿」「粋な柄」「粋な店」⇔野暮:引用-goo辞書より」

以上が、粋(いき)の定義です。

江戸時代に生まれた文化が発祥とのことで、有名どころで「江戸紫」は「粋」の1つの例によく登場します。

とはいえ、決して華やかで豪華なものでもないことが本質の部分なのではないかと思うのです。

Tシャツワンピースのコーデ(改良前):「ジョルジオアルマーニ」様の古着。本革スエードのバレエシューズと。

確かに良質でデザインも良いので、確かにこのままでも悪くはないのですが、今一つパンチはありません。

そうしますと、もっと一歩踏み込んだ表現をお勧めしたいのです。

最も衣服の存在の根底にある「身体のラインを美しく表現するもの」が抜けているのです。

そして、このように改良していきます↓。

Tシャツワンピースのコーデ(改良後):黒の本革ベルトは「アルマーニ」様。黒のパンプスは「GUCCI」様。

ここに黒以外の色を決して入れなかったことも、「粋」のゴールへの重要ステップでした。

改良前と改良後の比較:同じワンピースとは思えないほどの存在へ変わったと思いませんか。

ラインのメリハリの表現は、元々人間が持つ特性を活かしたもの、本当の主役は服ではなく着る者自身なのです。

こうした、元の自分の持ち味を意外と忘れがち、身体も装いの一部であると考えるのです。

このことから、国民特有の髪の色や、お洋服から部分的にのぞく肌の色までもお洋服のコーデの一部を担うということの理解に繋がると思います。

あとがき

ブログを書き続けて7年半後の今は、その間にたくさん読んだ本や目にした情報などからアウトプットする内容が豊富になり、本当に自らが伝えたいこともクリアになったと思います。

1記事投稿するまでに丸一日かけた日もあったほどのブログスタート当初の2018年3月、こんなに書けないものかと時間を費やしてしまった期間は今思えば懐かしい苦しみでした。

「循環」という言葉は、どんな分野にも活動的な姿として存在するもの、事業活動が決して物品を売ったりすることにとどまらないことは、ブログ投稿のアウトプットが教えてくれたことです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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