<糸調子>糸調子の異常な悪さの原因、ボビンケースにボビンがしっかり入っていないまま起動していただけだったということがたまにある【976】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

糸調子の良し悪しについては、「ミシン屋」様が取説で基本的なことはご説明いただいています。

このたびは、下糸関連の糸調子にまつわる実体験からのお話です。

意外な落とし穴があるために、なかなか気づくことが出来なかった体験です。

もし、よろしければ、糸調子の悪い時の1つの原因としてこのことをご検討いただけたらと思います。

なぜか急に下糸側のステッチにループを巻き始めた時の原因は、ボビンケースからのボビンの外れだった

これは完全にやり直しだ!。

縫えていたはずのミシン目の確認の為、裏側を見ると。。

ひどい!。ループのように糸目がぐちゃぐちゃ。

いったい何が起こったのか。。

その原因が、ボビンとボビンケースの隙間にあるとは。。と、大変驚いてしまうことがあったのです。

ボビンとケースの間にすき間が開いたまま進行が可能になってしまうことがあります。わずかな「外れ」が原因。

ただ、進行できた見返りのようなもので、その時の裏面の下糸側のステッチはループを描いてぐちゃぐちゃになっていました。

下糸側の糸調子が良いというのは、「ボビンケースに下糸を入れた時に上から吊り下げてそのテンションの具合で見る:重力に伴い鈍く下がっていくのが◎」というもの。

その調整はボビンケース自体のネジの大小の2つをわずかに締めたり緩めたりするのです。

それを該当糸について一度行っておけば、それ以後は確認する箇所ではないみたい。

実際の作業というのは複雑な混合で展開していくこともあり、その取説以外のことで起こって来ることも出てくるようなのです。

同じ1つの製作物であっても、硬いデニムの部分を縫う時には、糸調子を強めに、ラッピングの別布の箇所を縫う時は少し緩めます。

これを1製作の中でチェンジする場面があるのです。きっかけはこのチェンジの時に起きました。

この「糸調子ダイヤル」の変更を少々極端にし過ぎた時にそれは起こったのです。

気づかぬうちに、進行しながらもボビンがケースから少し外れたと思われます。

そうして、縫い目が非常に見苦しいものになったというわけです。

ループを描いたような異常なステッチの写真などを写真におさめるような冷静な行動が出来なかったことが申し訳ないです<m(__)m>。

しかし、そういった写真など撮影する余裕もないような大変な事態だったのでした。

この現象が3度目くらいだったのでやっと分かってきたわけですが、過去にはミシンが壊れたとさえ勘違いをしてしまいました。

そして、「ミシン屋」様へお直しを依頼して全部をチェックしてもらいましたが、実はこのことも原因だったのではないかと今になって思います。

その時もデニムを縫っていましたし、ナイロン/100%とか帆布でも起こりました。目が詰まったような硬い生地であることがこの事例から言えるかもしれません。

よって、通常の糸調子と変える必要があるようなケース、目が詰まった硬めの織りがされたような生地にはこういった、ボビンがボビンケースから外れてしまうことが起こるかもしれません。

あとがき

いつもの作業だと思って、シンプルに考えがち。

特に変わったことなどしていないと思うわけですが、こんな風にミシンの作業の途中で自然に外れかかった状態になるなどということもあるようなので、気を付けねばなりません。

ある程度不十分な状態でも進んでいってしまえるミシンはパワーがあるお品なのだと思います。

都度の縫い目の裏面の状態の確認をまめにすると、早めに気づけます。

ほどくのは縫う時間の何倍も要しますので、時間のロスが生じます。

できるだけ早く修正するには、「目視」は重要なのだと気づくこともあった貴重な体験でした(^-^)。

昔のものでも古くない、美しいラインを作るパターンの立体感、尊敬してやまないこのブランドを古着ばかりで集めています【975】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前読んだ本で、「ファストファッション」という本がありました。

その中の印象的なサブタイトルみたいにもなっていた、「クローゼットの中の憂鬱」というフレーズが製造業者視点から末端の消費者視点へのワープのようで、非常に鋭い表現だと思ったものです。

その本も、2010年代のルポタージュ本、ここ2020年代へ来て、それと対極のような考え方が少し浸透している様子です。

マーケットサイトの「メルカリ」様などでは古着があちこち行きかい、いろんな人の手へと渡っていく様子が見られます。

長年の古着ライフを10年以上続行。

同じブランドばかりにこだわって集めているここ最近です。

捨てることが決してないという点では、「価値」を持った古着です。

このたびは、厳選した数の少ないブランド古着のクローゼット、しかも同じブランドにこだわって集めた結果の「心地」のようなことにスポットを当ててみたいと思います。

「飽き」というものの深み、流行が色濃く出ているデザインに対して飽きるのであり、同じブランドであることには飽きは無い

同じブランドばかりで集めると、飽きてしまうのではないかと思いがちですが、実際はその反対です。

同じブランドが集まることで、色濃く特徴が集まって、よりブランドパワーのようなものがが強まるクローゼットになるとさえ思えてくるのです。

ライン別の「エンポリオアルマーニ」「アルマーニコレツィオーニ」「ジョルジオアルマーニ」を選択。

量産的な、「アルマーニエクスチェンジ」「アルマーニジーンズ」は選びません。

クローゼットのイメージ:年間5セットでも、各季節およそ1-2着ずつお出かけ着に特化のラインが出来上がり。

この「セット」というのはお洋服の持ち方の特徴で、上下をペアにして決めてしまう集め方です。

かわいくて購入したけど、結局ぴたりと合うものが無くて着ていない。。などが起こらないようにする為に「一番」を決めてしまうのです。

その購入前の計画がポイント、上下のセットのイメージを決めてから購入、もしくは、片方のアイテムで気に入ったものがあった場合に、そこからさらに、それに合うアイテムをその時点で探すという、同時期に上下を決定するという集め方です。

これは、後に出番がないなどということは決して起こらない集め方です。

「着回し」ということもありますが、結構テクニックが必要で、優劣の差がどうしてもできます。

あれとあれはベストだけど、あれとこれだとあまり腑に落ちない組み合わせだ。。などと差ができるので、「着回し術」というのは、「術」というだけあって高度過ぎるのではないかと考えます。

それよりも、最高の1セットをそれだけ着ることの最強さこそ分かりやすく実現しやすいのではないかと考えたメソッドなのです。

あとがき

お品そのものの価値ももちろんあるのですが、同じブランドを同じクローゼットに集めることの価値というのは自分が作って行ける価値だと思っています。

同じ物が集まることがパワーが増すといった、特徴が色濃く出るといったようなことが感じられて、それらのお洋服を確認して目を通す時にさえ「気持ち良さ」「満足感」「自信」などが生まれます。

以前に読んだ本の冒頭でのお話の「憂鬱」というような気持ちとは全くの反対のものです。

小さなマチ付きポーチを作ったことで気づいた、底の角の美しい出方は「わ」を利用するのがベスト【974】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれ生地でミニサイズのポーチ(コスメケース)を改良版として製作しました。

以前は2枚を中表にした半円型デザインでしたが、角のカーブは使用するにあたってはあまり意味がなく、四角い方が中身との相性が良いと考え直しました。

よって、角の部分まで収納時になじみやすい四角デザインへと変更し、面積がわずかに広いものになりました。

このたびは、「シャドウケース」の改良版としてご紹介したいと思います。

底を「わ」にすることで美しくなった角、はぎれであっても可能な限り面積を確保したい

型紙がファンデーションケースと全く同じ「わ」を使ったものになりますが、マチをつまむのかそうしないのかが分かれ道となって違うデザインになっていきます。

完成したシャドウケース:<サイズ>縦8cmx横10cmxマチ無し

マチ無しとは言え、自然に1cm程の厚みが出来てきます。

その理由は裏地を取り付けているのでその分浮き上がるのです。

<表地:パープル系マルチカラー>生地名不明(ブロード)、綿/100%、日本製(アメリカ原産)。
<裏地:パープル>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

こうして写真を見てみると、マチが必要ないと納得していただけるのではないでしょうか。

実は、ミスをしておりまして、フラップに縫い付けるマジックテープの面を間違えてしまいまして、表地に縫い付けてしまったので、出来上がりが反対になってしまい、裏地が正面に出てしまいました。

本来は、柄が正面になるはずでした。

このまま続行してしまいましたが、一応間違えたということになります。

左は以前のファンデーションケースのマチ付き。元は本体の型紙が同じ。蓋の形とマチのある無しの違い。

このマチ無しのミニミニポーチ(右)は、コスメケースの分類で一応お作りしていますが、使い方は様々です。

細かい物を入れることに向いていると思います。

このような単純なミニミニポーチではあるのですが、お仕立てはバッグと同じようなスタンス。

全パーツに接着芯を貼り、マジックテープも二重に縫い付け、何ら、大きなバッグと違わない作り方が特徴。

マチが無い場合に角のとがりが特徴であり、目が行く場所ですので、ここを「わ」に作ることで成功の確率を高めました。

「わ」で作ることで誰がやっても困難な四角い角のラインが綺麗に出やすいのです。

左側の角:十分に角を目打ちで出せていないので下の方が良くないですが、もっと綺麗に角が出るはずです。
右側の角:こちらもまだ十分に角を出し切っていませんが、綺麗にとんがることができます。

せっかく角が出やすい「わ」にしたという環境がありながら、なんたること(汗)、ミスでした<m(__)m>。

あとがき

コスメ用のミニミニポーチは、主に3点お作りしていまして、「ファンデーションケース」「シャドウケース」「ペンシルケース」です。

これだけ小物が揃えば、コスメ用の細かい物の収納の悩みは解決の方向へ向かえると思います。

製作に関しては短い時間で可愛らしくできて、とても楽しいものではありますが、販売となると結構難しいです。

こんな小さなものを何千円も出費して購入しようとなかなか思ってもらえないのです。

こういったものこそ、自作で作ることができるのが一番だと考えるようになった現在。

そのまま出来上がりを販売するよりも、手法などをお伝えしていく方に意味を感じ始めています。

何か始めたいという時に、お部屋で気軽に始められる「ミシンライフ」をお勧めしたいと思います(^-^)。

メッシュパンプス用のハリのある生地をそのまま使用したリュック製作の過去、そのはぎれを利用して入れ物的存在のミニバッグを作った【973】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、結構多めに余った端切れを使った小さなバッグの製作です。

ポーチではなくてバッグが作れるということは、相当な余り具合だったと想像していただけるかと思います。

メイン生地はこれにほとんどを使用しました。その残りが、表地裏地共にこの度使う同じペアになります。

結構生地が余ったということには理由があり、もともと、あるデザインに生地を当てはめていくという製作の仕方は結構はぎれができやすいというお話を過去にもさせていただいております。

さらに、この度のメッシュ生地の場合、元々ストック生地であった在庫品を調達しているものですから、用尺に応じて調達していないので多く余ったのです。

本当は、生地の調達が先にあって、そこから型紙を作っていった方が、無駄なく生地を利用できると思うことがあります。

ごわつき感による形状キープのクセを活かし、入れ物的存在のインテリアバッグを作る


完成のインテリアミニバッグ:<サイズ>縦12cmx横12/20cmxマチ10cm。

<表地:紺orグレー>グラデーションストライプチュール、ナイロン/100%、日本製。
<裏地:ピンクxグレー薔薇柄>生地名不明(オックスフォード織)、綿/100%、原産国不明。

こんな感じで片手で底をつかめるようなサイズ感の小さなバスケットです。

入口にマジックテープを取り付けてあります。

使い道は、メイクをお泊り先の洗面所などに持って行ってこのバッグの中を容器みたいに使って外側へこぼれないようにキープするような一時的な使い方もできそうです。

バッグも持ち歩くだけのものではなく、容器として利用できる使い方という手もあるのです。

いつもと違った特殊な生地、新しい発見もあるもので、リュックに作った時とは違う使い方が同じ生地で作ることで現れたのです。

いつもと違った特殊な生地であったことで新しい発見もあるもので、リュックに作った時とは違う使い方を同じ生地で作ることで分かったということです。

あとがき

必要な分量のみ生地を調達しておくということは結構難しいことであり、生地が早くに終了してしまう多品種小ロットであることが、どうしてもキープしたくなる心理を掻き立てます。

そのせいであらかじめストックしておくと、長期保管の間に、製造の方針もどんどん変わってしまい、サイズが合わなくなることが起こります。

そして、この度ご紹介したような調達の仕方、過去の元々のストックをそのままある分購入するという場合は自由に分量を選べないのです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.05.03の投稿でしたが、その後のブログの「手直し」によって現在の2024.08.15が順番です。

今まさにこの部分も追記しているところなのですが、およそ2年経過の今生地の調達に対して思うことは、ストックはできるだけ持たない方が良いということです。

2022年のその後、長期保管生地を一掃をしまして、2024年現在ではわずか。

生地が元々好きですので、あれこれと手を出したくなるのはやまやまですが、そうして過去のストックを作ってきましたので、今後はもっと別の考え方をしてきたいと思っているのです。

小規模での製作の最も強味となるところは、じっくりと高級感たっぷりに作り上げることだと思います。

そう思えてきた現在の2024年に至るまでには、技術を十分に高めておいたと思うのです。

そう考えますと過去の練習のような長い期間も非常に重要だったと思います。

地道に行っていく1つずつの製作こそ、やはり一番大切、現在の2024年でも同じことで、この先の2年後にどうなっているのかは、今の1コマ1コマの行動が影響するのです。

結局は、その時々を常に出来る全力を尽くして未来が出来上がっていくということなのだと思います(^-^)。

ハンドメイドバッグの材料を入れている生地と附属のそれぞれのチェスト、その時々の内容の変化に応じた使い方のシャッフル【972】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

整理整頓がとても好きで、時々収納している入れ物内の中身をシャッフルした使い方をする見直しをすることがよくあります。

整理整頓も好き、インテリアも好きですのでリフレッシュを兼ねながらこういったことを時々しています。

目指すべきこの時点での目標は、結果使いやすくなる、うまく収納が落ち着くということになります。

2つの大、小の木製チェストは生地と材料入れとして使っています現在、そのシャッフルしたその後の様子をご紹介したいと思います。

生地と附属の収納場所を入れ替えるという内容とその効果

左-チェスト(大):今までここには生地を収納。右-チェスト(小)今までここには附属品を収納。

今までは、圧倒的に生地在庫がボリュームがあったわけですが、今年の2022年は在庫生地をほぼ一掃していこうという目標を立てましたので、生地がすでに減り始めました。

生地が減り始めたことを機に、今までの生地収納用のチェスト(大)と、附属用のチェスト(小)の中身をシャッフルするということをしたわけです。

ミシン糸:チェスト(大)に1段での収納になったので、すべてのカラーが一目で分かるようになりました。

糸は、正確にカラーを合わせたいので、一目見て見やすい方が良いとなると、2段になっていた以前よりも1段でパッと見てすべてのカラーが目に映る変化は大きいです。

黒白の柄生地:在庫生地の一掃で生地が減っていくことでこちらの小さい方のチェストで事足りるとなります。

あとがき

今後は、ハンドメイドバッグの作り方を広めていくところに力を注いでいきますので、そこへ本格的にシフトする前に製作する生地というのをいったん、一掃しようという試みを今年中に行うことが目標です。

かといって、今後何も作らないのかというと、いえいえ作ります。

やはり、実際に作っていないものをあれこれお話することはできませんので、自らも一緒になって製作していくスタイルです。

けれど、それほど多くの生地を今までのようにストックすることはもうしないのは確かです。

。。とここまで記事を綴ってまいりましたが、実は、当ブログ記事は最初の投稿が、2022.05.03でした。

そのおよそ2年後の、2024.08.14にブログの「手直し」の順番でここまで綴らせていただいた記事を書き加えたり、誤字脱字を治したり、追加したりしてきたのでした。

結局、2024.08.14時点では更に変化し、大きいチェストの方はお洋服入れになりまして、小さい方のチェストは糸の見の専用のチェストへ、その他の附属品は別の目に見える棚に収納で現在落ち着いています。

もう2024年では2022.05.03当時にあった生地在庫は一掃されています。

こんな風に状況に応じて中身を入れ替えることができた木製チェストもかれこれ20年以上。

いずれも2002年製のものです。

こんな風に、インテリアも取り入れながら、好きな整理整頓を交えつつハンドメイドバッグの活動を継続しています。

スタイルのシフトはあると思いますが、それも「発展」です。

材料の整理整頓をしたくなる時というのは、発展の時だと思えば、素晴らしいことではないですか(^-^)。

ここまでのデジタルの時代にも「覚え書きメモ」や「アイデアノート」は紙ベースが良い時もある【971】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「手帳活用術」などと、手帳に記録していく日々のタスク管理方法が紹介されていることがあります。

手帳は細かいアイテムなので少し苦手で、ここ何十年も持っていません。

では、予定などの大切な用事をどう記録しているのかです。

それ程あれこれ出歩くことが無いスタイルですので、「メモ」で良いのです。

このたびは、決して重要な予定も見落とさない「メモ活用術」といつでも開いて記録できる「アイデアノート」の姿を視覚的にご紹介したいと思います。

予定は「メモ用紙」と「メモ帳ホルダー」を利用しながら確実に日付をおさえておく

A4の裏紙を4分の1にカットして、メモ帳を作ると、適度なコンパクトさになります。

そして、日にちが近い予定から、大きな字で、日付と時間と内容をマジックで書きます。

メモ用紙は、ポケットのようなものに日にちが近い順から入れていき、その用事が終了すると次の予定が現れるといったものを目につく身近な場所に設置。

そして、毎日チェックできるようにしておきます。

ある意味、デジタルで、予定を組むよりも自然に目に入るという点でが良い所です。

特に重要な事項の場合は、「自分のメールへメモの内容をメールする」というデジタル的なダメ押しも並行することがあります。

メモ・メールいずれも予定が実行されたら廃棄です。

以前の<はぎれ>カテゴリーの中の記事【655】でご紹介したメモホルダー。

一番前に近々の用事を洗濯ばさみで留めます。

ポケットの中は、近い日付の順番にメモが入れてあるといった配置。

とても原始的で単純ですが、これはこれですっきりしているのです。

「アイデアノート」の自由な使い方のご紹介、きちんとし過ぎずに自由に使うスタンス

後半は「アイデアノート」のご紹介です。

バッグに入れて持ち歩いたりすることを想定して、小さめのノートにしています。

そして、オシャレなノートに拘っていますことは、アイデアがひらめきやすいように、好みの柄やブランドで気分を高めるためです。

こんな風に花柄の彫りがある漆細仕立てのもの。縦15cmx横11cm。しおりが入っていることがなお良いです。
中身は、多くが、読書メモ。YouTubeの<読書>カテの投稿の際にも利用した過去。バッグのデザインなども記録。
その他新聞の切り抜きを貼ることも。近日公開の映画の紹介や本の紹介、文化やカルチャーに関する内容です。

ここ最近観賞の「ファッション系映画」はすべての新聞の切り抜きからの情報ばかり。

ネットでは情報が溢れすぎていて、かえって興味ある情報がなかなか得られません。

一見狭い視野に思われるような紙ベースの新聞の良さは、決まった曜日に必ず同じ場所に同じコラムが来ることです。

あとがき

デジタル化したことが多い中、今でもアナログで残っているのがこの度ご紹介の「メモ」と「ノート」。

このれらが別々である所もポイントです。

「メモ」は、タスクのかたまりですが、「ノート」は長い目でみた計画のようなものになります。

「必須」事項と「任意」事項のような違いですかね。

こうして分かれていることが使いやすく、このようなスタイルにしていますが、この先は分かりません。

その時々の境遇に合った一番の方法を考える中でのアイデアです(^-^)。

装飾的にダイヤモンドが配されたかなりおしゃれ度が高いジュエリー、1ct以下であることなどどこ吹く風の美しさ【970】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

必ずct(カラット)で計られるダイヤモンド。

確かに数値としては出ていますので、情報の1つとしては正しくキャッチしお伝えするのですが、一番に重視する値ではないというのが当「本物志向のレンタルジュエリー」のスタンス。

一番に重視するところは「おしゃれ度」なのです。

このたびは、1ct以下のジュエリーをご紹介しながら、数値だけでの判断で「素敵さ」を見逃す方が残念であるという「おしゃれ度」の貴重さをお伝えできればと思います。

象徴的な地金バイカラーコンビのリングと1ct程度のフラワージュエリーをそのおしゃれ度の面から眺めた

左-K18YG/PT900台コンビダイヤモンドリング、右-K18WGダイヤモンドフラワーリング。いずれも1ct以下。

リングは、幅広で大変存在感があるタイプ、ダイヤモンドの白さが銀色に素敵に馴染むことがよく計算された地金バイカラーコンビ。

あまりにデザインが象徴的なので、見逃しがちなのですが、結構大胆にK18YGとPT900が使い分けられている1つのリングなのです。

すごくバランスがとれていてスタイリッシュ。

ただ、これが他のジュエリーとの組み合わせが難しいのが悩み。

四角いモチーフをよく見ながら、このモチーフに同じパーツを含むアイテムを探すのが1つのアイデア。

先にリングが見つかっている状態は比較的難しいものですが、もしこれがペンダントだった場合に。。などと考えてみるのも良いかもしれません。

「リングだから。。」などという固定観念にも縛られないこともアイデアが思いつきやすいための柔軟な見方ではないかと。

または、K18YGの部分のツイストデザインに注目して地金だけのネックレスやブレスを考える手もあるかと。。

結構組み合わせを考える中での難易度はあると思います。

さて、ブレスレットは、こんな風にフローラルでまとめた組み合わせが完成しています↓。

3点セット:マルチカラーの間に割って入っているようなイメージ。5つ花がすべてのフラワーでリンク。

もうこの時点で、ダイヤモンドのカラットを気にすることは全くありません。

重視するところが組み合わせの完成された姿のイメージだからです。

あとがき

リングの方は結局最後まで決まらなかった難しさが悔しかったのですが、じっくり時間をかけるとふとした時にもしかして相応しい組み合わせアイテムが見つかっていたかもしれません。

こうした苦労から思うことは、「ある一定の期間の内に決める」ということさえ「縛り」であるということ。

それだけ自由が奪われると決まるものが決まらないことがある、これは今後の課題です。

カーテン地のはぎれの素敵なパンプス柄の部分をスタイリッシュに切り取り、バランス良く配置の柄が出たコスメペンシルポーチ【969】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

大量に作るために手間を省くというのは最終的にユーザー様にとっては不利益をもたらします。

すぐほつれる、破損などが短い期間で起こり、長持ちしないお品ということになりかねません。

それに対して、手間をじっくりかける製作ができる環境があることはメリット。

できればみんなが自作の技術があれば良いのに。。と思うことがあります。

このたびは、はぎれの素敵な柄の出方が特徴のコスメペンシルケースを製作しました。

白ベースのカーテン地に対して、マルチカラーの中のピンクを抽出したような裏地を貼りまして1点のペンシルケースが完成致しました。

柄物生地が「わ」に閉じられるポーチのフォルムで注意する正面に出したい柄の正位置

コスメ用のペンシルケース:<サイズ>縦5cmx横18cmxマチ無し。生地は、ポリエステル/100%、日本製。

素敵なシティ柄、街並みの風景で車や木々が描かれ、このパンプスの部分が特に素敵でしたのでこの部分が出るように切り取ったのでした。

風景は不統一な全体柄なので、どの柄の部分を切り取るするかで、雰囲気も変わってきます。

最初この柄を一目見て心が躍りました、なんてすがすがしい素敵に柄なんだと。

「シティポップ」の音楽が似合う、そんなイメージの生地だと思ったものです。

裏側に車の絵もありましたが、「わ」になることで、オレンジカラーの車は反対向きに映ることがあります。

パンプスを重視し、車は反対向きで行きました。

広げている時は車は成位置。
収納時の「わ」の状態では、車がひっくり返ります。柄の向きがある生地に関してはこういったことも考慮。

このたび、裏地も活躍してくれているようで、少しのぞいています↓。

裏地はローンの綿/100%、日本製。カジュアルな表地にはブロードやローンが合うと考えました。

では、その裏地部分をさらに機能や役割の面で見ていきます。

ペンシルを挿すお部屋を設けています。お部屋の仕切りはミシンステッチで裏地になじむピンク糸で行いました。

ここで注意したいことは、両サイドに関しては、ステッチを縫い代を確保する前に行うために、縫い代である1cmを余分に足した分量でお部屋の幅を決めるということ。

その点実はミスをしてしまい、両サイドとも、太目めのペンシル(太筆のチークブラシのようなもの)を入れるために大きく分量をとったつもりの3cmでしたが、縫い代1cm分を足しておらず普通の幅になってしまいました。

しかし、なぜか、右から一つ内側が2.5c巾で広めにできていたので、ここへ太いブラシが1本入ります。

全体で言えることは、最低でも2cm幅は確保した方が良いです。ペンシルは細いものでも意外と立体的。

仕切りのステッチはマチ無しですので、膨らむから余分にその筆の厚みを横幅で見込む必要があるのです。

とにかく、幅も何となくよりは、しっかりとサイズを決めた方が後の使い勝手には大きく影響するものだということが分かりました。

向きを間違えました、使い易さは左入れタイプ。人によって右入れと左入れがあるのではないでしょうか。

友人とのくつろぎの最中にメイクボックスを広げるシーンなど、「あっ、かわいい♪」などと言ってもらえるのも、この広げた時の裏地の素敵さではないでしょうか。

このたびは、無地の差し色みたいなピンク色を持ってきましたが、柄の場合も素敵だと思います。

この度の表地も柄ですが、エタニティーなチェックの柄などは問題ないかと。

ピンクやブルーのギンガムチェックなどはすごく相性がよく一層かわいくなるかもしれません♪。

あとがき

もう少し更に試作が必要です。

コスメケースの中ではペンシルケースは一番あれこれ考える必要があるアイテムかもしれません。

例えば、高級生地でもったいなく余った場合に、こんな小さなものを作って消化できると高価な生地を使い切ることができます(^-^)。

裏地の色の違いがある同時製作のミニポーチ、高級生地のはぎれのファンシーツイードを隅から隅まで使ったコスパを高めた生地の消化【968】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のことなのですが、生地のはぎれストックを整理整頓しました。

この作業の中には、接着芯貼作業と裁断が入りますので、製作の一歩手前までの準備も兼ねました。

このたびこうして準備した中から選んだはぎれで、2点同時製作でミニポーチ(ファンデーションケースとして)を作りました。

大変美しい高級な生地ですので是非ご覧になって下さいませ。

ほつれやすい生地は保管期間は短い方が良い、マジックテープとの相性は悪い、直接縫い付けではなく間にもう1生地挟むべきだった

マルチカラーのファンシーツイード。

ファンシーツイードは、いろんな糸が織り込まれ、それほどギューッと織られていないので緩いのです。

置いていて何かに触れるだけで片っ端からほつれていきます。

よってはぎれも同じことで、素早く作ってしまうことが縫い代が隠れるのでほつれ防止となります。

わずかに余った部分を大切に小物に利用していくことは、高級生地だからこその価値も出ると思います。

だいたいサイズは、長い辺でも8cm程度、マチは2cm程のミニサイズです。

生地そのまま少しだけをずっと持っているよりもずっと付加価値は高まると思います。

<表地>ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。
<裏地:左>エステルポプリン(レンガ)、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:右>ラメツインクルサテン(赤)、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

もし、よろしければなのですが、【285】【287】【289】【290】の番号の記事がこのファンシーツイードでケリーバッグを作って行く過程の記事になっていますので、広い面積でご覧いただくことができます。

その余りがこの製作だと思っていただけると面白い見方ができるかもしれません。

開閉は、マジックテープにしたわけですが、これがファンシーツイードの方の面とはあまり相性がよくありませんでした。

では、スナップボタンは。。と言っても同じような結果ではないかと。。

こうすればよかったと思うのが、直接ツイード生地にマジックテープを縫い付けずに、間にサテンのようなマジックテープとはくっつきにくい生地を縫い付けてそこにマジックテープ設置であれば大丈夫だったと思います。

そんな工夫も小さい物ながら出来ればよかったと後で反省しております。

あとがき

以前にもお話したことがありますが、はぎれは出ない方がエコノミーに生地を使えたということになると思います、残布で更にもう1点作るよりもです。

このたびのようなはぎれは、過去に、型紙のデザインに生地を当てはめた製作の仕方だから、どうしてもはぎれができやすいことの積み重ねで集まったはぎれとなります。

はぎれが出来てしまったこと自体、今後の製作の方向を決めるにあたり、とても重要なヒントになったのでした。

美しい柄のシルクのトロンとした素材こそ袋型のシンプルなデザインであるべきだった過去の回顧、今ここで活かす色違いの巾着袋【967】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、過去の在庫生地の一掃を短い期間で実現するためもあり、「インテリア収納袋」の連続製作をしています。

この度の生地は、過去の色違いでバニティバッグを作った生地と同じで、興味深い比較ができると思います。

随分未熟な出来であったと振り返る2019年製のバニティーショルダーバッグ。

柔らかい生地なので、あまりしっかりしたフォルムには向いていないとこの当時すごく引っ掛かりがあり、随分悔やみました。。というのも高級生地だったからです。

とにかく機械的に生地をデザインに当てはめていたことを大きく反省することになります。

当時反省したのは、それぞれ生地に向く一番のデザインがあることをもっとじっくり考えるべきであるということでした。

このバニティを巾着型の別デザインで作っていたなら。。と思った当時の悔やむ気持ちを呼び起こし、色違いのこの度の生地で巾着袋を作りました。

とろんとしたシルクは巾着向き、作りが簡単云々は関係無し、とにかくその素材にデザインがマッチしているのかどうかを一番に重視するべき

黒ベースの小花柄が大人びた雰囲気の紬(つむぎ)織りです。

<表地:グリーン系マルチカラー小花柄>シルク紬(つむぎ)プリント、絹/100%、日本製。

紬特有の節がとても美しいです。

小花柄も和テイストに感じられます。

ここへ、お花の形のデザインがぴったりで、うまくマッチした裏地です。

<裏地:黒花柄>ちりめんジャカード、ポリエステル/100%、日本製。

表地のシルク紬プリントは、色違いがさらにもう1つありました。

ピンク/パープル系の色です。

しかし、このクールな色の方のマルチカラーこそ個性があると判断して、きっと多くの人が気に入るだろうピンク/パープル系を選びませんでした。

パープルはマルチカラーの中の色にも入っていましたし。。

完成:<サイズ>縦24cmx横26/46cmxマチ20cm。結構サイズがあります。お弁当袋には大きいです。

簡単に出来上がってしまって物足りなさは確かにあるのですが、そういう製造側の事情でもないと思いました。

シンプルでも丁寧にお仕立てすれば、それで良い、むしろ生地とデザインが本当に馴染んでいるのかというところの方が大切なのかもしれません。

過去の苦い引っ掛かりは、ここで「やはり巾着が向いていた」と確信したのでした。

あとがき

最初に2019年に柄違いで作ったバニティーは、この素材の良さが活かされず、ふんにゃりとなってしまいました。

バニティーのようなバッグは、がさっとしたハリコシが元々ある生地が向いていると思います。

このたびは巾着袋でしたが、巾着のデザインであれば、もっと難易度が高く日数がかかるバッグでも丈夫なシルクですので製作可能だと思います。