「衣・食・住」の「衣」をあなどるなかれ、流行の波にただ乗るだけで本当の自分は映し出せない、着る者の人生をも映し出す大切なお洋服の未来【288】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ファッション産業論:富沢修身 著」という本を拝読致しました。

これまでのファッションの業界のざっくりとした軌跡のようなことを知るという意味で読んでみました。

グラフや図が緻密、そして硬めの文章が特徴です。

おそらく、学生の参考書とか教科書のような使われ方をされているような本だと思いました。

きっかけというのが「過剰消費」にあるとのこと。

日本と世界と両方から幅広くファッション産業の変遷とか現在、今後の見通しを述べられています。

ファッション業界の全盛期というのはとうに過ぎたという寂しげな言葉も聞きながら、これまで、勤務先は20年以上アパレル業界でした。

その後、私は退社とともに個人事業主に、その後の数年間で業界がかなりの変容をとげ、コロナ禍でさらに劇的な変化が起こっています。

こういった変化の時には、過去の歴史も知る必要があり、どんな歩みをしてきての今なのかという見方が1つあります。

「サイクル型」と呼ばれるファッションの時代、一人一人が身近にできることはたくさんある

長年の古着好きですが、本格的に古着だけを着ていくというお洋服スタイルになって15年くらいの暦になりました。

「3R」の中で最も身近に感じる「リユース」品を購入するということです。

かつては、「古着好きな人」ということで珍しい存在であったかつてからは、大半の人が古着に対して抵抗がなくなったことでニッチな存在でもなくなりました。

特に珍しい存在でもなくなったことで、寂しくもあり、一方ホッとしたというか、これぞ本来の望ましい姿なのではないかと思っています。

日本人の古着というのは、結構綺麗であるという特徴を外国人が評価しているようで、「古着」という言葉に違和感を感じるほど綺麗でもったいないような良き品物が多く見つかります。

とことん着られたような古着を購入しないという選択が十分可能なほど、大半が「美品」と呼ばれるものなのです。

難しいことは考えず、とりあえず、一人一人ができることというのは、そういうもったいなさにもっと目を向けることが1つあります。

そして、変な情報にあおられ、コスパの悪い新品のお買い物をしてしまわないことも1つだと思います。

自分の目でしっかりとその良さを見極めるということがお洋服選びでそもそも個人レベルでできることです。

そうして、厳しいお話ではありますが、「安かろう、悪かろう」のお洋服の存在価値がなくなっていくべきだと思うのです。

あとがき

さて、ミシン技術が少しあるハンドメイドバッグを製作してきた私ができることは何なのであろうかと真剣に考えてきたこの数年。

1つおぼろげながら答えが出ようとしています。

それは「古着の取り入れ方の伝授」です。

古着をそのまま受け入れるには不満も一定あること、昔臭さが敬遠されることも。。

そういったもののどこを変化させれば受け入れられるに足りるところに行き着くのかを考え、その例をお伝えしていく役割を担えそうだと思い始めました。

著作権に阻まれ、なかなか紹介しづらい「リメイク」などを図解を取り入れて、著作権を侵害しないように気を付けながら発信しています。

今後もこういった活動を発展させていきたいと思っております。

ただ、元のお洋服の会社様へのいくつかのお問合せで「リメイク商業利用は不可」だとお答えいただいており、リメイク品の気軽な販売は、タブーです。

お洋服の製造元のブランド様の価値を落とすことは決してしてはいけないのです。

この「著作権」こそが、リメイクを実際に広めることの難しさだと思っています。

とはいえ、素敵な「文化」になるよう広める活動が不可能だとも思いません。

今後、これぞという手ごたえを感じたことに関しては、きちんと著作権を順守しながらお伝えの仕方を工夫し、正当な道でリメイクを考えていきたいと思っております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

影響力は絶大、しっかりと検討して決めたいバッグのヒネリ錠の付け位置【287】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドバッグの部類の蓋付きのバッグを製作し始めております。

初めての、硬めのバッグで、通常はレザーで作られるものを布で挑戦しようとしています。

これは挑戦ですし、長いこと夢見ていたデザインがいよいよ実現できそうで楽しみでもあります。

このたびの回は組み立てるまではまだ行きませんが、その直前の表地と裏地を1枚のプレートにしていく方法での製作となります。

残すところを組み立てるだけという手前までやっていきます。

表地単独でヒネリ錠の凸パーツを取り付ける

ヒネリ錠の凸パーツは裏側が芯をかませたりしてごちゃごちゃする隠したい部分ですので、表地にのみ取り付けます。

そこで、早速ながら大変重要なポイントがあるのです。

それは、取り付ける位置です。

実は、今回ちょっと変な場所(下の方)に付けてしまったのです(*_*)、

ここから見て、右の方が入り口の蓋の内側に当たる場所。そうするとここは下の方過ぎます。

向きが少し分かりにくいかと思いますが、この写真で右の方が「天」にあたります。

そうしますと、ヒネリ錠の位置は、もっと右(上)でなければバランスが悪いのです。

視野が狭いのかこんなところに決めてしまったことを後悔。。

こうした穴や切込みを入れる製作は、やり直しが利かないという厳しさがあります。

とりあえず、このままでマチなどを調整して完成していくことになりました。

ハード薄芯があるところにさらにカットしたハード厚芯をかませて動きにくく、丈夫く固定します。
こうしてみてみると、やはり、ヒネリ錠の付け位置が下の方過ぎたことが分かります。
ヒネリ錠を留めてシミュレーション:出来上がりのイメージが少し顔を見せます。
もう7-8cm上の位置が正解でした(涙)。こういうデザインもあるかもしれませんが。。

あとがき

今回の学びとしては、きちんと型紙に折る部分、マチの幅、ヒネリ錠の付け位置を記入して、その通りに取り付けていくということをするものであるということです。

適当では到底できない難易度のあるデザインだということを改めて実感しました。

この美しい生地のおかげで、そんなに大問題を起こしたというようにも見えないかもしれませんが、ヒネリ錠付きのハンドバッグのヒネリ錠の位置がおかしいなど、致命的にもほどがあるのでした(汗まみれ)。

ただ、ここまでで、布でもいろんなデザインが可能であるイメージがわいたと思います。

表地と裏地をあらかじめ縫い代を隠した板状のパーツをとにかく綺麗に重ねて組み立てることができるなら、バッグのデザインは「無限?」なのかもしれないというポテンシャルを感じますね(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

織りが複雑に絡んだツイード生地のハンドバッグ製作に設置のヒネリ錠は、ネジ式ではなくツメ式が作業の実感がわきやすい【286】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドバッグでは、マークのような存在感のヒネリ錠。

ここ最近いくつかヒネリ錠を取り扱いましたが、このたびは、複雑な繊維質のツイード生地に向いたヒネリ錠の種類を選んだ記録をお伝えしたいと思います。

ヒネリ錠には主に、「ネジ式」と「ツメ式」がありますが、そのかっこよさだけを見ると、「ネジ式」の方が粋(いき)です。

ただ、そうはいっていられないのも現実で、ヒネリ錠を生地に取り付けることができるだけでも本来のレザー向けパーツの発展的な使い方と言えるのです。

パーツは本来レザー向けのものなのだとパーツメーカー様がおっしゃっているのですから。。

ただ、布製のハンドメイドバッグの研究の一環として是非こうしたハンドバッグタイプにも一歩踏み出したかった夢がありました。

そうするとおのずと、留め具が必要になり、ヒネリ錠を選択。

そして、このたび、初めてのツメ式にトライしました。

ネジ式との比較や、今後見込める細部や隠れた部分の良質さを追求する上でもとても重要な箇所だと思いますので、よろしければ最後のまとめの部分までご一読いただければと思います。

厚手のツイードにはネジ式は位置が分かりにくいためツメ式へ変更の記録

まず、このように表地と裏地を重ねてタブを作ります。折り込んで、周囲をステッチしてあります。
こういった厚手の生地の場合、裏地側からステッチするのが秘訣。綺麗に縫えます。
タブを製作後ポンチでヒネリ錠用の穴をくり抜きます。穴のサイズは大きすぎても小さすぎてもいけないです。

最初、左側の写真のようなネジ式で挑んでしまいます。

ネジ式ヒネリ錠(前案):右上の物がネジ式のヒネリ錠1式です。
ネジを極細ドライバーのプラスで開けるとこうして2パーツとネジ2個に分解されます。
ネジの足の長さが短いので、厚みのあるツイードに及ばず、いつまでたってもネジが穴に入っていきません。

ということで、ネジ式を取りやめ、ツメ式に調達し直します↓。

ツメ式ヒネリ錠(後案):単純な2パーツのみで一式です。ツイード生地にはこちらの方が向くと思います。
爪は、開き枠の縁の内側に来るのでこの開き枠のまま取り付けました。
ツメは、後側で外側へ倒します。布を当てたマイナスドライバーなどを利用し、しっかり倒します。
当初のヒネリ錠よりも横が長いので、少しタブのスペースの部分が良くないですが、一応取り付けて進めました。

穴から少し生地が内側にはみ出しています(^_^;)。

あとがき

スタイリッシュなのはどうしても「ネジ式」。

ほんのちょっとしたことですが、遠目で見た時の「透かし」のかっこよさは、ネジ式が上回ります。

どちらかというとツメ式はごつい。

それでもこれらの2種以外にはヒネリ錠は見たことがありません。

とはいえ2種あるありがたさがあるとも考えられます。

この度の結論としては、どうしても布に使用したい場合は、どんな生地でも「ツメ式」が良いのではないかということです。

そして、さらに過去の製作でヒネリ錠を使用してきての結論としては、このたびのような「ツメ式」を使いながら、ポンチで打ち抜いたくり抜きを「玉縁」でラッピングして覆うという1作業も加えることをお勧めしたいです。

とてもくり抜きっぱなしの状態では、バッグを使用する中での動きからヒネリ錠がずれて、縫い代がむき出しにはみ出すリスクがあるからです。

この玉縁の1作業を追加することで、「丁寧な仕立て」「その後の使用シーンも考えた仕立て」が成された「付加価値」が高まるのです。

玉縁をヒネリ錠に引用する件に関しましては、過去の記事の【263】で図解と共にそのやり方をご紹介していますので、どうぞ、【263】にもお立ち寄りを(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

美しいものは脆いゆえ早く縫ってあげたい、宝石みたいに綺麗なファンシーツイード生地でハンドバッグ製作の準備を整える【285】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事は、取りかかり始めたばかりのハンドバッグ裁断の様子です。

布でこのデザインを作るの!?という驚きもあるフラップ付きのハンドバッグです。

フラップ付きのハンドバッグはエレガントなので、是非挑戦してみたいと思っていたデザイン。

ようやくこの時が来ました。

ファンシーツイードという生地について

ファンシーツイードは様々な種類がありますが、特にマルチカラーのものには惹かれます。

というのも、何か宝石のようでうっとりするほどの綺麗さなのです。

このたびチョイスのファンシーツイードは特にカラフルな明るい色をしています。

<表地:左>ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。
<裏地:右>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

白地にいろいろなカラーが宝石のようにちりばめられたファンシーヤーン。

白地というところもよりカラーが映え、それでいてさわやかです。

これに合わせる裏地は何色なのかと悩みましたが、そのカラフルな中から1点同色の濃ピンクをチョイス。

その他、黄緑などもも候補でしたし、黄色、パープルなども検討してみましたがこのピンクが一番ピンときて決断。

ただ、綺麗な物というのは、その美しさと引き換えであるかのように、不安定さや脆さがあることも多いもの。

このファンシーは、崩れやすい生地で、触っているだけでほつれてくるという事態に。。おっとと。。汗

特に何も力を加えたつもりがなく、生地の場所移動とか保管の最中に、こうなってしまいました(泣)。

ここからの学びは、保管はできるだけ短い期間が良いということです。

もし長期間保管するのであれば、ビニール袋などに端っこを隠すようにたたんで収納するのが良さそう。

他の生地との接触だけでこんなことになってしまいます。

なかなかの高級品なので、生地のこういったロスはもったいないものです。

この生地は、@¥7,000/m程の高級品です。

裁断直後の様子:すでに縁が危ういです。そっとして、早めに接着芯貼りの作業に移ります。

数種類の芯地を使い分ける

芯地は幾種類かを使います。

まずは、表地用の接着芯、そして、裏地用の接着芯、取っ手用のソフト厚芯、本体用のハード厚芯、側面や取っ手のタブ用のハード薄芯です。

ご紹介は接着芯とハード厚芯のみに今回はさせていただきますが、結構豊富に芯地を使い分けるのです。

それぞれ、その箇所に向いた芯地となります。

基本は、全面パーツに接着芯を貼った状態に、さらに追加でハードやソフトの無接着の芯地をボンドで付けたり挟み込んだりして使います。

表地用の織芯:このようなややごわついた織芯を接着芯に使いました。
接着具合はなかなかのもの。ほつれにくい効果も出そうです。

ところで、裏地のサテン地ですが、ナイロンが40%も入っているところに注意します。

ナイロンが入った生地というのは、弾力性に富み織芯を貼ってしまうと気泡が出来ます。

ナイロンがアイロンの熱で縮み、その後冷めてまた戻るというような動きが原因。

以前にも何度もそういった経験があります。

では、こういった伸び縮みのある織物生地にどんな芯地を使うのか、それは「ニット芯」です。

ニット芯を貼れば、うまく対応してくれて気泡など全くできる余地もありません。

ナイロンが40%入ったこのサテン地の裏地には、黒のニット芯を貼りました。

たとえ40%という一部のでもナイロンという素材は十分に弾力性が出ますので、ニット芯を使う必要があったのです。

次はハード厚芯をご紹介したいと思います。

本体用のハード厚芯:ハード薄芯とハード厚芯の差もかなりのものです。ハンドバッグはハード厚芯が◎。

このように周りに余白を作った上にパーツを置いて、ピラピラめくりながら縫い代部分んの縁だけを少しずつボンドで貼り付けていきます。

この後、アイロンの熱でボンドの接着力を増幅しまして、ハサミでパーツの通りにカットしてOKです。

あとがき

今回は、芯地を貼るところまでで作業終了です。

次回は、縫製に入っていきます、お楽しみにどうぞ。

ファンシーツイードは、「ファンシー」という呼び名通りに、まるで気まぐれと思えるような装飾的な糸の寄せ集めです。

よって、そういったものは、ちぐはぐして整っていないことも多いのです。

ファンシーツイードは美しいがゆえに、不安定で脆い。

このことを実際の製作の速やかなる作業に活かしていただければと思います(^-^)。

パッチワークボーダーの幅の均一の実現、計算上の寸法だけでは不足、てっぺんと底に生地が隠れるロスを見込む必要性【284】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、カーテン地の優しい3色展開の生地をパッチワークボーダーに仕立て、リュックを製作しました。

カーテン地の皺加工のような凹凸感がとても美しくカラーの展開もペールカラーで落ち着いたものであったことにグッときました。

そして、そのパッチワークボーダーに見合う裏地を選択したニット生地の採用にも是非ご注目下さいませ。

パッチワークの幅をそろえるべく前もって計算した幅違いの型紙でも幅が均一に映らならなかった理由

パッチワークにおいて、ハギ合わせの縫い代はバッグの場合であれば1.5cm見ています。

入口も同じ1.5cmの縫い代で、あとはマチの分と底やサイドも縫い代1.5cm。

こういった単純計算で導き出し、幅に差を付けた型紙を細長く作って、3色ともそれぞれ違う幅のパーツでパッチワークボーダーを作りました。

<表地:3色展開>ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。<裏地>ジャカードニット、ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。

ファッションにおけるミラクルの楽しさ1つとして、偶然の色の一致があります。

調達のタイミングが違うのに、この2種の生地の色味がマッチし、相性良く使えるということに至りました。

3色展開の方の写真の向きが縦になっていて、申し訳ないですが、ボーダーxボーダーというのも相性が良かったことに繋がっています。

ブルーは、マチで底の部分へ隠れる計算に入っていますので、裁断時点では面積が多くなっています。

ところが、出来上がってびっくりなボーダーの幅のばらつきがありました。

とても驚いてしまい目を疑いましたが、これは後の大きな学びとなります↓。

完成した3色パッチワークボーダーの餅巾着リュック。<サイズ>縦35cmx横27cmxマチ11cm。
なんたること(*_*)。そろえたはずの3色のボーダーの幅がすべて不ぞろい。

くしゅっとなった巾着部分をほどき、サイドから見るとだいたい均等になっていますが、この背負う状態だと幅が合わないように見えてしまうのでした。

しかしながら、この見え方こそが望ましいゴールであり、この形状のままでボーダーの幅が合ってほしいのです。

そうすると、ここから学ぶことは、クシュっとなった巾着の物理的状況の変化により、見た目の幅が計算以上に狭くなることが分かりました。

そして、底のブルーに関しては、マチを作ると、ふんわり丸くなったところに生地を持っていかれ、見た目が短くなるということも併せて分かったことです。

ということは、クシュっとなる時に隠れてしまう分を数センチ、底のマチ周辺の立体部分で不足する分を数センチ加えての計算でなければいけないわけです。

これは、とても奥が深いことです。

なかなかそんな風にサイズを考えたことが無かったので大変驚いていますΣ(・□・;)。

あとがき

なかなか3色の展開までの雰囲気ある生地となるとしぼりにしぼられて見つかりませんが、見つかった時は貴重です。

マルチカラーの定義は、「3色以上のカラー」ですので、こういった多色展開の素敵な生地を発見した際には、少しずつ購入してハギ合わせに仕立てパッチワーク仕立てができるということの例として是非。

案外はぎれが出にくいものなので、生地購入価格のコスパが良いと見込めます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

超高級品である必要はない、キッチン用品を「良いレベル」でそろえる勧め、毎日使う品物を最低限の数持ち備え何十年も使用していくことの素晴らしさ【283】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「コスパ」の内容の記事に関しましては、これまでも【185】や【257】でお伝えしてまいりました。

それらの記事に関しましては、分野が「インテリア」における「タオル」を主にピックアップさせていただきました。

このたびの【283】記事の「コスパ」の分野は「キッチン」における例です。

どの世帯にも必ずある、鍋、フライパン、包丁などについて実際の使用例からどのくらいのレベルのものでありどれだけ使ってきたのか、そして現在の状態をお伝えしてまいりたいと思います。

物の購入時の価格と品物のレベルのバランス

どんなお品物に対しても共通に思うことは、ある一定の価格以上のハイクラスのものは、「ブランディング」が付加されて価格がアップされていることが多いということです。

そうはいっても、超一流の製造者による超一流の材料を使い。。と突き詰めた結果「超高級品」が出来上がるわけですのでただ適当なお品物にブランディングが付加されるということは決してありません。

ちゃんとユーザーを納得させ、うならせる商品であることは間違いなさそうなので、一定のファンがいることが予想できます。

ただ、日用品の毎日使いのものは、ある一定のレベルあれば十分事足りると私は考えます。

コスパの面では、どれだけの年数使えるのかを考えた総合で見ると、どれだけのブランド価値があっても同じように消耗していく素材なのだという考え方も持っていたいものです。

今回ご紹介のキッチン用品のそれぞれにつきましても、安物では決してない、皆が認める良質さがちゃんとある品物です。

ちゃんとしたものだと実感でき、何不自由なく毎日使えています。

「RIVER LIGHT(リバーライト)」製のフライパンと「東急ハンズ」様で購入の取っ手付き鍋。

フライパンはいずれも鉄製で¥4,000-¥6,000代の範囲。

取っ手付き鍋は¥3,000代後半の記憶です。

テフロンなどは消耗しやすいので使ったことが無く、鉄製を貫いています。

鍋はステンレス製の程好いサイズのもの。

実はこちらが2代目でありまして、1代目が取っ手のネジ取り付けだったことで使ううちにどんどんネジが緩むストレスがおまけとして附随し、結局取っ手のネジ穴が破損していってしまいました。

ディスカウントショップで適当に選んだものでした。

その教訓から2代目は、取っ手が完全に「溶接」タイプ。

この2代目のお鍋が1代目をはるかに上回る年数持ち続けて今に至るのです。

一番左のフライパンは、平らな部分に経年の使用のふくらみが生じ、リフォームが必要になってきますが、そこで買い替えをせずにリフォームしてもらって、その後もこれを使っていきたいほどの使い勝手の良さがあります。

卵焼きとしてはイメージがあると思うのですが、餃子にも必ず使用しますし、ハンバーグやムニエルにもグッド。

小さめなのに意外と使い道が豊富です。

真ん中の中華鍋も万能、チャーハンや炒め物はもちろんですが、意外にもシチューの具沢山が鍋では小さすぎる場合に利用しています。

そして、お好み焼きもこの中華鍋で上手に焼けるのです。

よって、この3つを最低限持ち、あらゆるメニューが可能なままずっと使い続けてどれも20年以上が経過しています。

同じく20年以上の包丁もご紹介したいと思います↓。

包丁:「JUSCO(ジャスコ)」/「イオン」様の前身」のデパートで購入。¥9500→¥4,500のバーゲン品。

毎週1度ずつ各パーツごとに15回ずつ研ぐというルーティーンをしてお手入れしていますが、果たしてちゃんとした研ぎ方なのかは自信がありません(^_^;)。

ただ、この包丁1本だけで20年以上なのも確かで、デザインとしても、特に持ち手の茶色の木製がお気に入り。

ほとんどが黒の持ち手ですので、茶色がどちらかというと希少で優しい雰囲気です。

一定のレベルさえ満たしていれば20年も持つ事実から言えること

ということで、お値段がすべて¥10,000以下の品物ばかりであったところが特徴です。

それでも決して安物ではないと思います。

こうして日用品としてよく使うものは、ブランド名が有名であるステータスなど意識しないで、長く持ち続けることでコスパを高めています。

コスパは長く持てば持つほど高まるということであり、そもそも最初の選ぶ時点で「飽きの来ない普遍的なもの」や「自分がとても好みであるもの」をこだわって選ぶということが大切だと思います。

選ぶ時点で、「一番だ」と思わなかった妥協の品物は後に早く手放すことになると思います。

これは、この度のキッチン用品にとどまらず、すべての「衣・食・住」の品物に言えることです。

あとがき

これからの時代、持続的に物を使うということの大切さなどは意識するべき大切な事柄となってゆくと思います。

買い替えるから売れ続けるという商業上の事情もあるかと思うのですが、そのような目的で品物を製造しないでほしいとさえ思います。

完全に事業者利益だけを追求したような製造形態だと思います。

そうではなく、いつまでも長く使えるよう真心が込められた品物がどう考えても優れています。

ちょっとした見せかけの装飾や、ごまかしなどは結果として現れるものであり、そこで一気に信用を落とすかと。

それほど「物を作る」ということ自体がたやすいことではない、「人生」をもかけることであり、そこに込められた思いがちゃんと正しく購入者に伝わるような責任ある供給であってほしいと思います。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

タオルみたいなパイル地とプレーンなポプリンとの縫い合わせコンビのステッチをどちら側からかけると綺麗に仕上がるか【281】

まえがき

こんにちは。picturesqueです。

少し前の記事【279】で、ドットボタン(スナップボタンのかしめるタイプ)を取り付ける場面の内容をお伝えしました。

その後引き続きミシンで縫いながら、ミニポーチの3点の完成までに至る場面がこのたびです。

今回は、パイル地の厚みのあるふんわりした生地を表地に、裏地には反対のプレーンな比較的薄手のポプリン生地とを組み合わせました。

このことで、重なった部分のステッチの位置が把握しにくく、困難な場面が出てきました。

そこから、実体験で得た失敗と学びから、そういった厚みの違う生地同士の縫い合わせのステッチをかける相応しい面について解説してまいりたいと思います。

厚くてはみ出した生地の方側から縫った場合の失敗

厚手の生地と薄での生地をコンビニした縫い合わせは、厚手の生地が数ミリはみ出します。

これを最初厚手の生地側を天に(上糸側)に縫ってしまいました。

パイル地を上にポプリンを下という向きで外回りのステッチをかけた失敗:非常に歪みました。

このドットボタンの凸面が下向きになったことの不安定さの影響もありますが、縫う位置があまり分からなかったということも原因。

そして、ポプリン側から縫うということにやり直しました。

裏地側を上糸側になるような面で縫った場合、このように成功。ドットボタンも何も邪魔になりませんでした。
下糸側だった表面はどうなっているのかと見てみると、問題ないようです。
別のデザインのフラップでも同じようにこちら側から縫いました。とても綺麗に仕上がります。

ということで、縫う面の向きをどちらにするかということが、こういった生地の厚みとか風合いに差がある場合に検討してから縫うということです。

基本的に、裏地付きのバッグでは、裏地の方が薄手であることが大半なので、トートバッグの口の縫いとじを裏地側を上にして行っていたことが思い出されます。

小さなものでも、そのように生地に厚みの差がある場合同じように考えると良いということになります。

一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)。
<表地>パイルニット、綿/100%、日本製。<裏地>エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。

お気づきでしょうか。

エステルポプリンが非常に多色展開の定番生地でありまして、左上の四角いケースの裏地だけライムグリーン、残りがオリーブグリーンという違いがあります。

これくらい色のトーンの違いだと表地に対しては共通に使えるというところがその他の製作に引用していただける点だと思います。

例えば、裏地の全くおなじものが不足の場合、色を変えても違和感がないことがあるということです。

あとがき

はぎれを使った製作というのは学ぶことがたくさん出てくるものです。

というのも、限られた面積がまず挙げられ、そもそも作る品物のサイズが限定的なのです。

その縛られた中の条件付きからいかにより良い物を作っていくかは、「完全自由」とは違った「訓練」のようなものがあると思っています。

はぎれの製作によっての新しい学びが、メイン生地での製作にうまく引用出来たり取り入れたりできると、生地が余ったことのロスの解消に加えた+αの価値が生まれることがあります。

良い製作のサイクルが出来上がることを切に願います(^-^)。

実際に打ち込んだ者だからこそ真実を伝えたい、「生地」に打ち込むスナップボタンに安心したことなど一度も無く反永久的な機能であることを【279】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

本格的なドットボタンというのは、パーツが、「①頭②ゲンコ③バネ④ホソ」の4種から成り立ち、2種のコマによって取り付けるセットパーツのことというのが、アパレル勤務時代の時に取り扱いのあったものでした。

重衣料の「コート」などに取り付けられるものです。

おそらくなじみの深いアイテムだとダウンジャケットについているホック釦が該当するかと思います。

ハンドメイドバッグに使用のドットボタンというのは、それより少しパーツの種類の違うツメが2つ入る4セットの「スナップボタンのかしめるタイプ」というやつです。

これが、なかなか腑に落ちるところが見つからない作業だったのです。

時々ツメの位置を見失い、ずれたところにコンコンと金づちをたたいてしまい、出来上がりが不完全なものですぐに外れてやり直し。

その場でやり直しになるような分かりやすい不完全具合ならまだよいですが、不完全なままある程度取り付けることができてしまったらどうでしょう。

使っていく時に、早い段階で外れるというようなことが起きるかと思うととても気がかりで夜も眠れません。

本来ドットボタンに相応しい素材は「本革レザー」に限る

アパレル業などの返品の中にドットボタン外れなどが多いのを見かけると、ドットボタンを取り付けること自体がそういった可能性を生むものになるということが否めません。

出来るだけ、そういったお直しの必要性のない末永い商品にしていきたいので、これを使うのはよほどの必要性に迫られた時しか行わないと決めていました。

その必要性のある場合というのが今回だったのでした。

実際に、パーツメーカー様からも貴重な言葉をお聞きしています。

パーツは基本的に、「革専用である、生地には向かない」と。

美しいループがある生地だからこそ、マジックテープが使えないためにドットボタンを使用するしかないということになりました。

マジックテープでは、ループに引っかかり、生地を傷めてしまうからです。

右側(カーキグリーン系ミックスカラー):パイルニット、綿/100%、日本製。

当然これにマジックテープは残酷過ぎます。

よって、ドットボタンということなのですが、ドットボタンも開け閉めの時に、力が加わりますので、間にハード薄芯を1枚かませて頑強な取り付けにする工夫をすることになりました。

裏地生地のエステルポプリンという無地の生地には、凸の部分を、そして、本体のパイルニットのミックスの生地にはへこみの部分を取り付けました。

3セットなので合計6箇所取り付けということになります。

YouTube動画内では、実際に打ち込みの場面を写しました↓。

あとがき

3点とも取り付け完了のドットボタン(スナップボタンのかしめるタイプ)

丈夫であるということと、見た目のかっこよさのバランスを判断しなければならない時が製造には必ずあると思います。

かっこよくしたいばかりに、永久的でもないいずれ外れてくるかもしれない可能性のあるこういったパーツをやすやすと使うのかということです。

どれだけかっこよくてもスタイリッシュでも、「長持ち」を優先させるスタイルで行くことをこの辺りから決断し始めます。

とはいえ、トライした記録としてはお伝えするには十分だったと思います。

最後に、打ち込んだ時の率直な気持ちを書きたいと思います。

「これが完全に打ち込んだ手ごたえだ」としっかり感じたことなど一度もありません。

「なんとなく」が最後まで付きまとうはっきりしない感覚。

それでも出来上がってしまっていることへの「恐怖」を感じたのが正直なところでした。

この「気持ち」や「手ごたえ」の部分、とても貴重な感覚だと思います。

是非ご参考にしていただければと思いますし、製作者としての「方針」のような物を持つ際に思い出していただけるとありがたいです。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイドで作るポケットやポーチの「わ」のアイロン二つ折りがずれないよう固定する「待ち針」は杭(くい)の役割【277】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、ピンクのサテンの水玉柄でコスメケース3点セットを作りました。

今回の生地は少し扱いにくい生地。

分類では衣装の生地のまとまりの中からのチョイスです。

つるりとしたよく滑る生地で、こういったものが時に扱いにくい場合があり、今回はまさにそれに当たりました。

アイロンで折り目を付ける作業において、変な方向へずれないよう工夫した点をご紹介したいと思います。

「わ」の2つ折りを正確にアイロンがけするコツの「待ち針」の役割

使用生地:ドットプリント、ポリエステル/100%、日本製。Lの字になっている残布で表地も裏地も使用。

表地裏地ともに同じ生地で3点のミニポーチ作りでは、これだけ使い切るぐらいの分量生地が必要です。

とはいえ、はぎれであることは間違いがないので、多めに余ったケースの1種の生地使いというバージョンです。

ちなみに縦横の向きは、写真で見る横線の一番上が生地の耳に当たるような横向きで撮影しております。

つるりとしてピンク色がとてもかわいい生地なのですが、何しろとても扱いにくかったです。

アイロンをかける時もまともにはかけられません。

アイロンの先の方で少しずつというかけ方でなければクシャッとなってしまうのです。

そういう生地も中にはあるということですし、衣装用のコーナーの生地ですので、「ツヤ」にポイントをおかれ、手縫いが実際多いかもしれません。

しかし、これを選んだことでかえってレアな使い方ということになるのです。

扱いにくい生地も多少苦労しながら、それと引き換えに分かる生地の性質なども大変良き学びです。

今回、こうした扱いにくい生地で「わ」を二つ折りする時に、いかに正確に折ることができるかということのコツになる点を見つけました。

やりがちなのは、そのままアイロンをそそくさとかけてしまおうとすること。

ちょっと待った!、ここで、ポイントがあります↓。

実際の場面がしっかり撮影できなかったので、紙でシュミレーションしました<m(__)m>。

このように、二つ折りを「わ」のところにアイロンをかける前に、まずは待ち針を確実に留めます。

ここでやっと「わ」の中心の位置が決定されるという考え方です。

待ち針無しだと、必ずずれが起きてアイロンを結局かけ直したり、「わ」の中心線が曖昧になってしまいます。

この、待ち針で留めた後に、アイロンをかけるという待ち針留めの存在があるということがポイントでした。

そのまま目で見てアイロンしてしまいがちですよね。

けれどもこのぴたっと正確に合わせるための待ち針の存在が結構なものなのです。

形が綺麗に出来上がる秘訣の1つとして綴らせていただきました。

完成:一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)。
内側もしっかり裏地が貼られています。
後ろ姿はこんな感じです。

縫いにくいといっても出来上がりは他の素材の時と同じように出来上がらねばなりません。

せっかくのかわいいピンク色の水玉ですので、「かわいさ」と並行して「良質さ」があることがとても大切になります。

あとがき

今回の最初の残布の状態の写真が分かりやすかったかと思いますが、処分するにはもったいないなと思うような分量の生地で製作するアイテムの3点セットです。

大きなバッグ製作だけではきっちり使い切るということが難しい部分もあります。

そうすると少しゆとりを持って生地を調達するので当然残布が最後に発生します。

メインバッグの失敗のフォローとして予備の生地として控えながら、その後に残った残布となってこういった小さいものが出来上がる順番がとても自然であり、望ましい使い方だと思います(^-^)。

アイロンカバーすら汚さない、接着芯貼りの際の全面のクッキングシートの利用から生まれる「丁寧に作られた良質な品物」【276】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

小さなポーチをサイズ感を変えて主に3種製作しています。

どれもはぎれで作れる面積です。

ただ、サイズが小さいから、はぎれの利用だからといって何ら大きなハンドメイドバッグと作りが変わらない点が大きな「売り」の部分。

最終的には、「良い物を作る」というゴールを目指す製作になります。

良い物を目指すことで、そこに費やした時間の1秒ずつさえ意味が生まれます。

いい加減なその場限りの製作では大変時間を無駄に使う作業だと言えるのです。

そんな良質な品物を作るための1つのご紹介として、道具を綺麗に使うということをこのたびはご覧いただこうと思います。

接着芯貼りのアイロン台の場面になります。

小さいものの製作に取り入れる接着芯の粗裁ち方法

今回のような小さなパーツが数多くあるものは、接着芯について工夫できる部分があります。

よく芯貼りに使用を推奨されているクッキングシート。

これをアイロン台のすぐ上に敷くという方法です。

すぐ下の写真のようにアイロン台の上にパーツを置いて、粗裁ちした接着芯を載せてアイロンで熱を加えると、接着しない関係ない外回りの部分がアイロン台の布シートの上にべったりくっついてしまって、ベロベロとはがさねばなりません。

直接アイロン台の上で粗裁ちをした芯地接着:はがす作業の手間、はがした時の力による歪みが起こります。

そこで、新たなるこのような物を台所から持ってきます。

クッキングシートです。

耐熱でつるりと滑りが良いのでくっつくということとは無縁。

これをアイロン台のすぐ上に一番最初に敷くのです。

このようにクッキングシートをB5程度のサイズ分用意。そして、アイロン台のすぐ上に置きます。
クッキングシートの上に生地をふせ置きアイロンします。
そうすると、するっと生地にやさしくはがせます。作業もスムーズです。
コスメケース3点セットピンク小花柄VER:一番上から時計回りに、ファンデーションケース(サイズ:縦6cmx横8cmxマチ2cm)、ペンシルケース(サイズ:縦3.5cmx横15cmxマチ無し)、シャドウケース(サイズ:縦5cmx横7.5cmxマチ無し)
生地(表地、裏地共通):コーティングプリント目止め加工、ナイロン/100%、日本製。

目止め加工とはいわゆる撥水の種類の1つです。

ちなみに、もう1種の色違いの展開というのは、【266】の記事でご紹介した暖色系のイエローです。

これらが色違いだったのです。色違いで購入はあまりしないのですが特別。2色だけの展開でした。

ハリコシがとてもある生地で、たまたま色違いでも求めるとこうして2色しかないという希少なものだったりするのです。

ナイロンの撥水でここまでの華やかな生地の日本製はなかなか見つけることができません。

とても貴重な生地だったと言えます。

あとがき

このたびの、クッキングシートは、後にもっと大きな面積に対応するようにアイロン台の長さ分用意し、更に、汚れる方の面を決めて置くということをするようになりました。

そうすることで、せっかく敷いたクッキングシートの汚れた面が決してアイロン台のカバーに映らないようにするためです。

アイロンカバーもできるだけ綺麗なままで長く使いたいですものね。

そうしたクッキングシート使いも、この小物作りが本格的に使い始めたきっかけでした。