キーワードは3つ「地金のみ」「ダイヤモンド」「マルチカラー」、とりあえずベースに持つと出番の多いジュエリー3選【453】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

ジュエリー好きが本格化していくと、多数をとりそろえジュエリーボックスにコレクションされるのではないでしょうか。

このたびは、最低限でもバランスがあると感じております「3」という数字を注視し、基本的なジュエリーでありながら必ず出番があるような融通もあるアイテムを大まかな分野でくくった3選でご紹介したいと思います。

一気にたくさん集めることなど至難の業、少しずつということを考えた時に出番が多いコスパの良いアイテムから順番が良いと思うのです。

そんなジュエリー選びの良きご参考になればと記事を綴ってまいりたいと思います。

ジュエリーコレクター様への伝言、まだ数が豊富ではない時に選ぶと出番の多い本物ジュエリーアイテムx3選

1)地金だけでできているジュエリー

K18YGのブレスレット。これでもかなり凝ったデザインです。細口が絡まって太くなる効果のすごさよ!。

地金だけでできていると、ある意味プレーンというか無彩色的な感じです。

K18YGなのか、K18WGなのかでも違いは大いにあるかと思いますが、今回はK18YGの写真を載せてみました。

地金が変わってもこの考え方は同じ。

結局、ストーン無しの地金のみであるからこそ、他のジュエリーとの組み合わせにも、このアイテム側が合わせていくということができるのです。

2)ダイヤモンドのみのアイテム

K18YGベースの楕円プチペンダント。1ct。一定レベルを十分に満たしたジュエリーです。

ダイヤモンドのみは、透明なので、かえってカラーにおいては融通が利きます。

ダイヤモンドとカラーストーンの組み合わせのないものをあえて選ぶことが最終的なお洋服コーデの時に苦労しないことになるのです。

3)マルチカラーのアイテム

K18YGにマルチカラーのサファイアが集まったリング。サファイアはカラーの展開が豊富。

2)と反対のことのようですが、いろんな色が散り散りに入っていることがかえってお洋服にも合わせやすいという考え方です。

もし、このサファイアの集まりが、青1色のサファイアだったら。。

と考えると現実的にお洋服のカラーの可能性が狭くなるのです。

無理矢理合わせて、リングが浮きすぎることもありますし。。

ということで、もちろん青いサファイア1色も強いインパクトであり大変美しいのですが、まずはカラフルな方を先に集めるという順番を推奨ししたいと思います。

お洋服が必ず色が決まっている人は思い切ってサファイアやルビーを1色で持つと決めても大丈夫な場合もありますが、それでもすべてのお好みの色をカバーできるのは、まずはマルチカラーなのです。

このマルチカラーの中に入っている色、それと類似の色、そうではない黒やグレー、パープルなど幅広く合う可能性の高さが生まれます。

あとがき

このたびの考え方は、少ない数から着々とジュエリーを集めてきたことを振り返って思うことでした。

少ない内は特化し過ぎずに万能を意識するとステップとしてはスムーズだと思います。

とはいえ、ジュエリーも出会いのタイミング次第なところもあり、出会った瞬間を逃すといつまでもあるわけではありません。

その時こそがそのジュエリーとの出会いの時期であったことを大切するには、やや偏った分野のアイテムであっても即断即決もいとわないという気持ちも持っていたいです。

「決断」に関しては、また別の記事で綴らせていただくことにします。

このたびは、比較的冷静に計画的に少ないコレクションの時の考え方として引用していただけたらと思います(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

Dカンタブを別布に交換して重なりを縫いあげた苦労、セルヴィッチデニムx小花柄キルト裏地コンビのヘルメットバッグの完成【445】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の番号のブログ記事【443】で綴りましたのが、ヘルメットバッグの裏地の5cmダイヤキルトパーツの製作が完了しています。

キルトの全面を写したお写真は【443】の方が広いので是非そちらにもお立ち寄りどうぞ。

このたびは、その裏地キルトの完成の続きとして、このたびは入り口のDカンタブを縫い付け、表地のデニムと裏地キルトを合体させてヘルメットバッグが完成に至る様子をお届けしたいと思います。

当初Dカンを共布の14ozデニム生地で取り付けようとして、厚みが増し過ぎて断念。

その後タブ用に薄手の別布の必要性があったことで、14オンスのデニムの取り扱いの注意点として、「出来るだけ重ならない仕様が鉄則である」という学びもありました。

完成までの流れを、是非ご一読どうぞ(^-^)。

幾重にも重なった頑強な共布デニムタブが縫えなかったハプニングにおける別布決め、薄手ながら丈夫な「ちりめん」を選択

早速ながらハプニングが。。

デニムの表地と同化するようにと作ったタブが硬すぎて縫えないという事態に。。

幾重にも重なったタブがカチコチになり、ミシンの針が刺さらない事態。ここで共布を諦めます。
表地に馴染む紺色の手持ちの生地の中から「ちりめん」を見つけました。
完成:十文字にフックを使ってたたんだ状態。大きなヘルメットの実寸37cmに対して41cmというゆとり。
ヘルメットバッグらしく、マチがたっぷりあります。30cmのたっぷりマチというのがかなりの価値になります。
留め具は、Dカンとナスカンのコンビ。十文字に口を閉じることができ、ヘルメット飛び出し防止になります。
「ビッグヘルメットバッグ」:<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。
たたんだ状態:<サイズ>縦36cmx横41cmxマチ30cm。ジェットヘルメットならこれでも入ります。

今後の課題、支柱の位置が底でぴったり合うことが美しい、優れた仕立てを実現するためのマスト事項に決定

今回課題が残りました。

支柱が底部分のハギの終了の部分で前面側、後ろ面側としっかり合わなかったこと。

ここを覗いてまで見るということは実際はしないかもしれませんが、合っていません。

この箇所を次回に注意して製作したいと思います。

ちなみに取っ手部分は、高さが42cm。

肩からはもちろん、場合によっては、ショルダーみたいにもかけられます。

しかし、あまりむやみに長すぎても無意味であることやひっかける危なさもあり、この42cmの高さは変わりません。

あとがき

今回は、3点連続製作の内の最初の1点です、引き続き裏地違い、そして、表地のステッチの色を変えて別物ずつの製作を完成してまいります。

ちなみに今回のステッチは、黄色でした。

ジーンズのイメージで、残りの2点はそれぞれオレンジとモカのステッチカラーが良いと思っています。

このたびは、黄色のステッチだから裏地のマルチカラーの小花柄の黄色とリンクしていました。

残りの2点も同じ考え方でリズムを合わせ、オレンジステッチには裏地のオレンジ部分とリンク、モカステッチには裏地のモカ部分とリンクというようなところにご注目下さいますと楽しくご覧いただけると思います。

引き続く残り2点の製作の行方をお楽しみにどうぞ(^-^)。

とても単純なやり方です、ヘルメットバッグの内部にクッション性をもたらすための裏地と中綿コンビでかける5センチダイヤキルト【443】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

市販のキルト生地をよく見ていただきますと、多くが途中で縫い目がUターンして戻ってきている経路なのが分かります。

Uターンする時点が縫い目と同じ位置ではなく少し進まなければいけないために小さなボックス柄を余分に描いてしまう事情があるのです。

一方ハンドメイドキルトなら、まっすぐにストレートで最後まで先へ進んで行きますのでUターンがありません。

よって、柄が素直にそのままのデザインに出来上がってくれるのです。

そのあたりは、自前キルトの良さだと思います。

このたびは、5cmのダイヤキルトですが、綺麗にダイヤ型だけが描かれます。

とても単純な作業です。

ではご紹介してまいりたいと思います。

裏地と中綿を重ねた5cmダイヤキルトのやり方、作図後内部にも待ち針を打つことを忘れないで!!

裁断し、接着芯を全面に貼った裏地に合わせて中綿をピッタリに裁断。
一番下から、裏地の裏面・接着芯・中綿・ハード薄芯という重なり。

待ち針は作図後の方が良いと後になって思えてきましたが、この時は、先にある程度待ち針を打ってしまっていました(^_^;)。

5cmダイヤキルトの作図:端っこの角を頂点とした直角二等辺三角形になるよう、5cmずつの底辺を結びます。

そこから、左へ5cmずつ並行にハード薄芯の上に線を引いていきます。

シャープ芯は折れやすく、ボールペンがお勧めです。

そして、対象になるように、反対向きの線も同じように入れますと、正方形横向きのダイヤキルトが描かれます。

別名「正バイアスキルト」とでも呼べそうです。

ここで初めて待ち針を打つのが作図も正確だと後から思いましたので、ごめんなさいね、よろしくお願いします。

そして、大切なのは、内陸部の枠内にもこまめに待ち針を打つこと。

これで、ステッチの時にしわやタックが防止できるからです。

面倒であるからとそのままかけると後でほどいてやり直すことになりってしまいます。

ミシンですべての線をステッチ。単純作業ながら、なかなか大掛かり。2度ほどボビン交換するほどの糸の使用量。

待ち針は縫い終わった後、だんだん外していくイメージです。

5cmダイヤキルトの出来上がり:なかなか美しいものです。もとのカーテン地の面影が薄れます。

中綿が薄めであり、ボコボコになりすぎないひかえめな厚みがこのバランスです。

もっと俯瞰して見てみます。出来上がってしまうと、こんな風には眺められないので、ここで撮影♪。

あとがき

待ち針が不足しがちです。

キルトの際にはたくさん待ち針を使うので普段から予備があると良いです。

パールタイプの100個入を常に70-80本刺した針山と別に常にストックしています。

裏地がカーテン地であることを忘れるほどキルトが素敵に出来上がったことが今後の可能性を感じます。

特に技術が必要ということもないですので、丁寧にこのやり方を地道に進めていくだけですから。。

カーテン地は横幅が140-150cmと広いことで生地の中ではダントツにコスパが良いです。

ただカーテン地の多くがポリエステル/100%を占めますので、綿/100%をを好みの場合は、「インテリアカバー」用のカーテン地のコーナーの近くに幅広の綿/100%のカバー用の生地が見つかることがあります。

キルトの際にしわ防止に待ち針を内陸部にも均等に打つわけですが、素材自体もポリエステル/100%の皺が寄りにくい特性が活かされているような気がしています(^-^)。

「ちりめん素材」に特化したワードローブの作り方、上下をセットアップのように固定した組み合わせで5セット合計10点の粋な春夏コレクション【439】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

セットアップを好みますが、「セットを組む」という行為自体は、ピッタリのスーツに限らず、シャツとパンツというような柔らかな雰囲気のセットを決めることにも及びます。

上下があらかじめ準備して組み合わせておくと、その後はスーツを1セット手にするかのようにまとめて2点事選べるという時短が可能に。。

このたびはこの「セット決め」をかなり特化した、同じ素材/同じブランドという2つの共通点で5セットを決めました。

現実的で実用的なご参考になればとブランド様もご紹介しながら進めてまいりたいと思います。

「詩仙堂:しせんどう」様だけの「ちりめん」セットアップコーデx5選

「詩仙堂」様はちりめん素材に特化したブランドです。

ポリエステル/100%のちりめんは、洗濯にも動じません(洗濯ネットには入れた方がよい)。

アイロン要らずと言ってもよいでしょう。

とてもお手入れが楽で、しかもちりめん素材自体の高級感があります。

凹凸感ある素材が好きで、もともとちりめんには注目していたのでしたが、このようにちりめんに特化したブランドがあることを今まで存じ上げなかったのでした。

こんな感じのネームタグです。「詩仙堂:HITOSHI TAMURA」。

では、半袖セットを3選、長袖セットを2選の合計5セットをご紹介してまいります。

半袖シャツは、ボタニカルなモノトーンカラー。地はクリームベージュ。スカートは、フリルが素敵なロング。

ゆとりがありはきやすい作りがされています。

ウエストはほぼすべてが、ゴムで、着脱が簡単。

アップにしてみます。草木柄のようなボタニカル柄が素敵。
たっぷりとしたフリルがエレガントです。
赤い色が登場です。下は黒のパンツ。
このブランドにしては、珍しい洋風な要素が強い花柄。
赤と黒ではっきりとした快活な感じが演出できると思います。
ほとんどがポリエステルちりめんなので、ポリエステル/100%です。そして、なんと言ってもALL日本製。
次は、無地のモノトーンコーデ。親しみやすいモノトーンが活躍の場がたくさんありそう。
ノースリーブにハイネックというのがカッコイイ。重くなりすぎずスッキリとしたパンツルックにしてくれます。
このパンツにはセンタープレスが施されています。お出かけ風で、パンツのライン自体がとても良いです。
ここから長袖のセットです。
上は、アシンメトリーな裾のグレー色のプレーンなタイプ。ショート丈に近い49cmというのが短い部分。

スタイリッシュにスカートの上に降りるその狭間のラインも素敵になるプルオーバーです。

和柄が楽しめるスカート。色使いが素敵。葉っぱのグリーンは色のイメージを練り上げられていると感じます。
最後です。プレーンな長袖のシャツの黒も1枚登場させてみました。
着丈は50cmくらい。すっきりとした腰元になります。裾のゆるやかなカーブラインがよいですね。
遠目だとしわ加工プリーツのせいで柄がはっきりわかりにくいですが、この柄も洋風の花柄。ライム色。
「詩仙堂:しせんどう」ブランドの「ちりめん素材」特化のコーデx5セット

ちりめんは真冬にはさすがに薄手となりますので、3シーズンといったところ。

配分良く長袖と半袖とノースリーブが当てられ、着回しも可能です。

柄のスカート以外は組み合わせのチェンジもできます。

あとがき

セットアップの固定概念にとらわれて、上下全く同じスーツのようなイメージだけでは気づかなかった新しい発見と可能性が見つかりました。

おそらく、「詩仙堂」様のコンセプトの中に同ブランド内でのコーデの完成や着回しをイメージされていると思います。

それにアンサーのような形で、素敵な組み合わせを考えてフィードバックしてお礼をお伝えることも素敵です。

以前、某有名日本人デザイナー様のインタビューを拝聴したことがあります。

「嬉しいのは、その洋服をデザインした自分へ、お客様からのこんな着方があるのだというフィードバッグをもらえた時だ」というような内容。

デザイナー様はお洋服を生み出す際に必ず何かのメッセージやご提案を投げかけているものなのです。

そうすると、ユーザーは、それに反応するというのが、そのお洋服を購入したお取引の「意味」が大きいものになるかと思います。

「詩仙堂」様、ありがとうございました<m(__)m>。

デニムステッチの乱れが起きやすい原因は、そもそも生地の織り密度の頑強さにあると解釈、デニムバッグを「瀟洒:しょうしゃ」に仕上げることは可能か【437】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、セルヴィッチデニム14オンスの生地でヘルメットバッグを作り始めました。

14オンスともなるとかなりの迫力です。

綿/100%は一般的には、アイロンで折り曲げたりしやすくて、融通が利く生地ではあるのですが、この、セルヴィッチデニムに関してはずっと未解決の悩みがあります。

それは、糸にまつわること全般が上手くいかないことです。

糸調子の取り方、糸のステッチの歪みなど解決したくてもなかなかその糸口がつかめないことも多いのです。

そもそもその原因をまずは研究し、対策を考えるのはその後にしたいと思います。

確かに、デニムのステッチのゆがみこそ「味わい」であるなどという謳い文句を拝見したこともあるので、どうしても仕方がないということなのかもしれません。

ただ、この度の製作は、デニムを「瀟洒:しょうしゃ」に表現するところにもポイントを置いているのです。

まずはしっかりとデニムに近づき、その性質を知るところから始めていきたいと思います。

糸目があちこちゆがむ原因は、どうやらデニムの織密度の高さにあるようだ、支柱を作る場面でステッチの歪みを確かめる

まずは、長い支柱を作ります。

とっても長い支柱。ビッグなサイズのバッグであるがゆえに1.9mという超ロング。生地の反の縦向きに裁断です。
出来はあまり良くないです。こんな風に黄色いステッチがデニム上に浮きますのでステッチ間隔の均一さは課題。
左の方の幅がやや広すぎます。難しいです(^_^;)。ところで、もう1つ気になること、ステッチの向きの歪みです。
このタブパーツも今回の製作過程で作りました。ステッチがあちこち歪んでいる様子がうかがえます。

これでもまっすぐに縫っているつもりなのです。

結果が、こういった感じでゆがんだステッチが見られてしまうのです。

この原因を改めてまとめますと、「デニムの綾織りの向きも相まった密度の高さと頑強さの総合」ではないかと予想。

結果、糸を変な方へ生地の織り目の流れに沿って誘導してしまうのではないか、とそう考えてみました。

そうすると仕方がないとも言えるのですが、何か解決方法はあるのでしょうか。

一度こういったセルヴィッチデニムを専門に縫っている方にお聞きしたいと思いました。

例えば、ミシンが「職業用」ではなく、デニム専用のもっと重くて強固なミシンだとこれが起こらないのか、それとも起こってしまうことなのかを。

支柱を片方のパーツのみ縫い付け完了で今回の作業終了に。

縫い付けに関してはOKです。

あとがき

さて、タイトルの「瀟洒:しょうしゃ」を追求することが出来るのかという点ですが、まだまだ最後まで作って見ないと分からない裏地部分が後半にあります。

裏地には花柄を使いまして中綿キルトをかけていきます。

ただ、このたび途中までの進捗度の支柱のステッチは黄色。

別のいくつかのバージョンごとにステッチの色をオレンジ系にしたり、モカ系にしたりして変化を付けていきたいと計画しています。

ただ、そもそもなのですが、デニムだからステッチを浮かせる色の黄色系にするのかというところがあります。

毎日はいて色落ちがしていきブルージーンズになっていくような使い方をするわけではないバッグでは、現在のカラーにそのまま糸の色を合わせてしまっても良いことがあります。

そうしますとかなり雰囲気は「瀟洒:しょうしゃ」になるのでは。。

ただ、デニムの象徴的な存在のような糸カラーのイメージが消えますので、迫力がなくなってしまうののではないか。。

いろいろ考えるところなのですが、やはりデニムらしい黄色系の糸カラーで良いです。

というのも、この度の黄色の糸の選択の理由が裏地に関連していることもあるからです。

裏地の小花柄には、ブルーとイエローが入っているのです。

オレンジでもモカでもなくイエローの糸をこのたびの製作に選択した理由の答えです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ヘルメット専用のケースのような機能のデニム製のビッグトートバッグ、裏地に選んだのはバイカーっぽくない花柄が意外【435】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、新しい製作に入っていきます。

デニムで作るヘルメットバッグの連続製作期間となります。

ヘルメットというのは、思ったよりうんと容積を要するものです。

頭に対して縦も横も随分と厚みのある、まるで「炊飯器」の大きめみたいなサイズ感なのです。

お店にヘルメットが並んでいるのをずっと見ていると不思議な売り場に来ているような気がしてなりませんでした。

かつてはバイカー(2004年-2018年:15年間)でしたが、アメリカンタイプの街乗りバイクなのでヘルメットが小さめでした。

「ジェットヘルメット」というやつです。

今回の企画は、「フルフェイス」や、「システムヘルメット」、「オフロードヘルメット」などヘルメットの中でも特に大きなタイプの容量も確保したものになります。

以前、インスタグラムで、オフロードバイクのヘルメットの写真をアップしている方に、サイズをお聞きしたこともあります。

その節はありがとうございました<m(__)m>。

そういった大きなヘルメットをお持ちのライダー様がヘルメットをもっと大切にできるよう、可愛がれるようなふんわりとしたクッション性のある安心なヘルメットバッグを目指します。

持ち運びというのは、シーンを考えてみた際に、何も家から乗っていくわけではないことを想定。

時には、ヘルメットを持って飛行機にさえ乗ることもあるのでは。。

と、持ち運びシーンもよく考えたお品ということになります。

デニムの裏地に花柄を選んだ意外、「瀟洒:しょうしゃ」なヘルメットバッグを企画

このたびは、裁断後の生地を準備する段階で時間切れ。

表地は、セルビッチデニムの14オンス程度のもの。

ジーンズでいうと、リーバイス501のデフォルトの状態のような硬さ、厚みのものです。

裏地は、うって変わってカーテン地。

元々肉厚ながら、針が通りやすく、生地幅が広いということで、大きな面積が横に2枚並べられるという理由での採用です。

<表地>セルヴィッチデニム(14オンス程度)、綿/100%、日本製。
<裏地>2級遮光プリントカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
セルビッチデニムのアップ:とても頑丈なのがこの織り目で分かります。縦に筋多く見られることが特徴です。
2級遮光プリントカーテン地のアップ:2級遮光というのは、1級、3級に比べて、光を通す具合が中間であること。

2流品という意味ではございませんのであしからず。

ここへ、中綿キルトをかけていき、ふんわりしたクッション性のある裏地にします。

あとがき

ヘルメットバッグは、実は2018年にも作っています。

このたびの2021年バージョンは、生地がデニムというところに特化し、裏地にキルトをかけてヘルメットをふんわり守るというところがパワーアップした製作です。

心配事は、デニム生地と裏地のキルトが上手くミシンの針が通るのかという部分です。

デニムを共通の表地として、裏地を変えた3パターンでの3点連続シリーズ製作です。

このたびの花柄のバージョン、その他のバージョンも引き続きブログ記事に綴ってまいりますので、またお立ち寄りくださいませ(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

モノトーンジャガード生地の裏面で製作した白黒反転の花柄バニティバッグがまるで新しい生地を使用したかのように新鮮だったケース【433】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続して「バニティバッグ:卵焼き」を製作する期間を設けました。

細かい箇所の作りの徹底とか綺麗に出来上がる方法を研究しながらレベルアップをはかる目的からです。

このたびのバニティバッグの完成でこの連続製作期間が終了しまして、しばらくこのデザインはお休みです。

これまで研究した工夫や改善の総まとめとラストで新しく試みた対策なども併せてご紹介致します。

楕円パーツをひっくり返した後の返し口のとがりの解消はできたのか

スタートのすぐ近くの2-3mmの位置にもカットをいれるというもの。このたびは成功。

ただ、このカットのおかげなのかどうかが確かではありませんので、この縫い始めと縫い終わりの箇所の細かいカットは、今後も続行して注視してまいりたいと思います。

細いパーツの待ち針の使い方

針の先端側から先に時計回りに縫っていき、Uターン後に、待ち針を抜きながら折り返しを縫っていく。
表から見ると、裏地がはみ出しがちなことも更なる今後の課題。裏地の幅を狭くするのも案の1つ。

型紙は同じで縫い代を数ミリ減らすという方法が、融通が利き間違いにくいかもしれません。

ネックパーツが歪まぬように取り付ける対策

ネックパーツの縫い始めの位置を一番平和な底ラインから縫っていって、まっすぐの基礎を早いうちに作る。
手ごたえがありました。ゆがまずに真っすぐです。今後は、底ラインからスタートしていくことを徹底します。
裏地側のネックパーツは手まつり。表地パーツより一回り1cmずつサイズが大きいのでステッチが隠れます。

取っ手の付け根タブの縫い付け位置

サイドの真ん中から4cmの位置をタブの長い辺の真ん中と合致を注視。
まっすぐ取り付けてあることは「良質の証」となります。

生地不足による本体の「わ」の重なり部分を1.5cm型紙から削った結果

今回、生地不足によりハギが左右対称にならなかったので、1.5cm削り調整することでハギ目をど真ん中にしたということを、側面パーツ、蓋のマチパーツ共にしています。

重なる部分が1.5cm短くなったことのその出来上がりを見てみます。

重なり部分が一応確保。こちらは、上側です。次底面側見てみます↓。
下側こんな感じです。削った影響が出なくて本当に良かったです(^-^)。

ただ、やむを得ず削ったことなので、本来はもっとゆったりと重なります。

思いのほか美しかった、そもそも1点だけ作る場合にも応用したい、本来の表面を使うのか裏面をあえて使うのかの選択

「卵焼き」<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。花柄が正位置。パーツごとに柄の向きのチェックを。
生地のゴツゴツ感もありますが、ネックパーツが気持ちよく真ん中に付きました。

今回の生地は、本来の表地の裏面を使用しました、表面というのがこちら↓。

ジャガードの面白い所は、全くの反転が裏面に出るということ。表地でそのまま作ると、どこかカジュアル。
こんな感じのバッグを2019年製作していたのでした。その残り生地が今回だったのです。

テイスト的には、今回の裏面の方が「瀟洒:しょうしゃ」です。

もし1点物を重視したい場合、1つの生地で1点だけ製作するにしても、表面なのか裏面なのかをフラットな目線で見ると良いです。

また、2点製作できる場合は、もう1点を裏面使いすることに目を向けてみるとまた違った雰囲気が生まれ、2種の別生地のようなテイストに作ることができます。

それほどまでに複数同じ物を作ることにためらいがあるのです。

あとがき

ここで、バニティバッグを連続して製作する期間が終了したわけですが、たくさんの学びがありました。

もし、1つのモデルに磨きをかけ、細部を徹底改良していきたい場合、「連続製作」は大変貴重な訓練の機会になります。

次回からは、モデルがうってかわって、「ヘルメットバッグ」を「セルヴィッチデニム生地」で作っていきます。

とても硬いジーンズのような生地で作るヘルメット入れです。

かつてバイク乗りでヘルメット収納にも工夫があったアイデアと、市販で売られる量産品のサイズ感の足りなさをたっぷりとした容量で実現してまいります。

お楽しみにどうぞ(^-^)。

<経理>経理ソフトへ入力時の「摘要」の便利な使い方、元帳以外のグループでリストにくくりたい時に使える1ワードずつが大切な丁寧な入力の仕方【430】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

経理ソフトの入力は、とっても楽でスピーディー。

その1つに、「慣れたから」という理由があります。

会社員時代は、会社独自のシステムにソフト型パッケージを重くダウンロードした自社サーバータイプ。

確か、サーバー専用のパソコンが設置されていたと思います。

現在使用の「マネーフォワードクラウド」はログインタイプのクラウド型です。

大きくはサーバーの違いであり、「サブスク」で月払いさせていただくことで、自社サーバーを使用しなくてよいという大きなメリットがあります。

また、共通で他の人も同じソフトを使用することで、質問しやすく、疑問の答えも見つけやすいです。

会計ソフト会社様も他社ですが、知り合いに紹介することで、互いに情報の共有も後々可能に。。

会計ソフトへの入力は、元となる「エビデンス:証憑」をしっかり保管ということも必要です。

取引の証拠となるもので、「レシートとか請求書」など金額の入った計上用の書類です。

2022年1月からスタートの「電子帳簿保存法」の本格化以前は、紙ベースで保管しておりましたので、ソフトへ入力前に仕訳メモなどをエビデンスに補記していました。

完全デジタル化した2022年1月からは、元のエビデンスに補記することが全くなくなり、そのままの証憑の写真をとってアップロード。

リアルタイムで記憶のあるうちに計上していくというスピード感が一層高まりました。

その時に、紙ベース時代に頼っていた「補記」の代わりに、会計ソフト入力覧の「摘要」が重要になってきました。

いかに「摘要」が、後から振り返ったり、第3者が見て分かりやすいものになっているかをすっきりとまとめて綴れるかということが結構なポイントになると感じました。

このたびは、この「摘要欄」の丁寧な入力によって、元帳などの「勘定科目」ごとのくくりだけではなく、勘定科目以外の「言葉」によるくくりができるというユニーク活用法をご紹介したいと思います。

ハンドメイドバッグ製作の道具「裁ちばさみ」の消耗度をはかることさえ帳簿で可能、摘要欄への入力の際に入れるワードの均一化

例を挙げるのが分かりやすいかと思います。

ちょうどこんなことがありました。

ハンドメイドバッグを作っているので、生地をカットするハサミを1年の中で数回購入します。

それほど頻繁ではないにしても研いで使っていくのが結局高価なので、消耗して、新しいお品に買い替えています。

古い裁ちばさみは生地がカットできなくても紙はまだまだいけるので、その後紙切り用へと移動するのです。

決して簡単に捨てることはありません。

現在使っている裁ちばさみがとても使い勝手がよく、小さめで刃先がシャープなので、細かい部分も正確にカットできる点がグッド。

どこのお店のものだったかというのを摘要欄に入力していた情報をもとに検索します。

「マネーフォワードクラウド」のこの摘要の下の枠へ、「裁ちばさみ」というワードを入力します。

もちろん購入時に入力してある文字が、「裁ちばさみ」なのか、「裁ちバサミ」なのかなど細かい部分も一致していないといけないので、決めた文字に統一というルールを設けるのが良いです。

特に日にちをくくらなければ、この後、検索ボタンを押すだけで良いです。

そうすると、現在でいうと2021年1月1日から2021年3月7日までの間で購入した裁ちばさみの記録がずらりと集まります。

今回の場合は、まだ新しい期に入って2か月足らずで、検索結果がヒットせずゼロです。

裁ちばさみの購入は前の2020年のいつの日かに最新の購入だったようです。

経理ソフトのお部屋を1ボタン押しのみで2020年へ移動して、同じことを2020年全体で検索します。

裁ちばさみの購入も1年で2-3回なので、それぐらいのものが集まるだけですぐ見つけられます。

実際3回購入していまして、一番最新が2020年12月4日購入。

これが現在使っているとても使い心地の良い裁ちばさみのことなのだと分かります。

そして、その摘要「2020.12.04購入:裁ちばさみx1点 ほんまもん楽天店/(有)ステップ(楽天市場) クレジット」の中にある、楽天市場で購入の「ほんまもん」というお店に行き着きます。

このような使い方です。

どこのお店での購入なのかなど覚えていないこともあるものです。

これが定着してリピートしてくるとそうでもないですが、こういった前述の例のようにソフトの機能を頼りに、便利に追跡ができるのも、少々長めの情報が入力されているからです。

どうでしょう、これが入力されていなかった場合、私は裁ちばさみの以前の購入記録をどう探すのか、1-2ステップさらなる手間をかけねばならなかったと思います。

まず、消耗品費を総勘定元帳で集めて、その中から金額と時期で想像して、いくつかの候補から選び出すという非常に時間のかかる何段階かの作業になります。

今回の「摘要」だけで検索するやり方だとピンポイントでした。

さて、この「摘要」の文字ですが、自分で形式を決めています。

「2020.12.04購入:裁ちばさみx1点 ほんまもん楽天店/(有)ステップ(楽天市場) クレジット」。

まず、ソフトへの入力日付は、ボタンで最初にインプットするものの、あえて摘要にも入れています。

そして、その後「購入」とか「引落」とか「入金」などの取引を一言で表します。

買った場合は「購入」、そしてコロン「:」、さらには「購入した品物と購入数」、その後「お店の名前」。

最後に「クレジット」という言葉。

今回の場合「お店の名前(ショップ名)と会社名が違うので両方記載して、「楽天市場」での購入も記載していましたので、おそらくサイトの購入履歴もこの後利用できるのです。

こんな感じで、購入の場合だとこういった並び順に他の場合も当てはめるように「摘要の文字の配置のルールみたいなもの」を作っています。

同じような位置に同じような種類の内容が並ぶので探しやすく見やすいのです。

入力も機械的な作業になりスピーディ、会社の経理部門のようなカチャカチャ♪の音が響きます。

あとがき

その場で少しの苦労しておいて後で楽をするのか。。

それとも、その場で楽をしておいて後で苦労するのか。。

迷わず前者を選びたいと思います。

このたびの工夫の中には、そんな考え方が詰まっています。

書き手:ピクチャレスク

バニティバッグの横長パーツがどうしても足りない場合の方法、ハギ目をスタイリッシュに演出する両サイドステッチの重要性を説く【424】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「卵焼き:バニティバッグ」を連続製作しています。

同じバニティデザインを連続して作っていく中で、細部の研究をして美しく作り上げるための方法が見つかったらデザインを確定していくという「良質さの磨き」を行っているつもりです。

このたびのモノトーン素材をもって、この「卵焼き」の連続製作をいったん終了します。

その後はまた違うデザインへ移りますので、再び卵焼きを作るのはまた先になります。

研究の集大成のようなラストの製作を大切に致しました。

残り布使いの時に起こりがちな「わずかな不足」の事態、ハギ目を入れてスタイリッシュにデザインのように仕立てる方法

今回使用の生地は、次に続いていく4月からの2021年用の黒生地の存在をつなぐ架け橋のような物になればと思います。

表地:シルクコットンジャカード、綿/67%、絹/33%、イタリア製。裏地:生地名不明、混率不明、日本製。

黒ベースの無彩色な柄、これは2021年度4月から目指していくテイストです。

この組み合わせで「卵焼き:バニティバッグ」連続製作のラストとなります。

実は、この度の生地は、以前に一度バニティバッグを作っています。

2019年製の表面使いの方のバニティバッグ:この時はショルダーにもしていました。

表面は「綿」のような感じに映りカジュアル寄りだったのでした。

常々、意識的に生地を残す時に「横に長く残す」ということをしてきました。

しかし、それでもこのたびは不足の事態になっていました。

イタリア製生地が高価なので元々余分には購入しないからです。

そこで、はぎをいくつかのパーツに入れていきます。

まずは、表地の蓋のマチパーツ。これが2枚に分かれています。
こうして縫い代1.5cmでステッチを入れ、アイロンで割り、両サイドに2mm程度ステッチ。
ステッチはこちらの表側からかけています。
もっと俯瞰して見てみます。こんな風に1枚のパーツに出来上がりました。

真ん中にハギが行かない場合の調整カット、重なり部分の融通の範囲内で解決し、ハギ目をど真ん中へ

こんな感じで、裏地の側面パーツが2枚でも面積の違いがあります。この場合真ん中にハギ目を作りません。
とりあえず、まずは同じように真ん中でハギを作りました。左右は対象ではない状態です。
裏地のハギの中心とフルに裁断ができている表地の中心を合わせて待ち針します。
そうすると当然長さが同じではない裏地側が少ない側が生まれます。ここで表地のはみ出し1.5cm巾分をカット。
逆サイドは反対に、裏地が余ります。青い芯地の方が裏地、黒の芯地の方が表地。裏地の1.5cm余分をカット。

真ん中のハギ目は表地と裏地で同じ位置(ど真ん中)に配置となります。

生地を削ってしまったが、型紙に逆らっても良いのか。。

これは、このパーツが大丈夫な部分だからという考え方です。

重なる部分があるので、その重なりが狭くなるのが1.5cm分。

1.5cmなら影響ないという判断からです。

ハギ目が3つできる4パーツを1パーツに長く完成する方法

さて、これが最後ですが、一番複雑!?、はぎの作業です。

4パーツ。ここで、すでに、左右が均等になるように2枚ずつ長さをそろえた4枚が、出来上がりのデザインへ。
ハギ目を作って完成の4パーツ:一番下が4枚を1枚にしたハギが3箇所のパーツ。

実際、切り落とした部分が結構あって、縁の方ははぎがサイドに近く寄っています。

「わ」の重なりの場所にこのハギ同士が近寄ってくるのです。

そして、忘れてはならないのは、側面パーツを1.5cm削ったことをこの細いパーツである蓋のマチパーツでもやらねばなりません。

そうして、すべての別パーツの横の長さを均一にそろえました。

あとがき

一繋ぎになっていることが価値だとしますと、ハギがあることはレベルが落ちることになります。

ただ、ハギ目をデザインしてある切替のトートバッグなどをご覧になったことがあるかと思いますが、あのデザインは、製造側から見るとおそらく生地のコスパが良いです。

1点物を作るにあたっては、量産品とは違う、わざわざハギを最初から作るデザインは本来の一繋ぎの価値と比較するとやはり劣るかなと。

どうしても必要な場合のみに利用するならば、このたびに複数のハギ目が出た中途半端な長さばかりをつなげた面積の広げ方であっても、手段としてはありだと。

その場合はむやみにハギを作らないつもりの結果どうしてもできてしまったという背景、そしてそのハギ目をいかに馴染むようにスタイリッシュに仕上げることをしてあるかというところが誠実な製作の姿勢だと思うのでした。

「ごめんね一繋ぎではなくて。その代わりとてもかっこよく仕上げましたよ♪」と。

これが「対等な関係」「GIVE&TAKE」の関係を作ります(^-^)。

バニティーバッグのネックパーツの裏地の取り付けに手まつりを取り入れて実現、スクエアの歪みの解消と完全に隠されたミシンステッチ【422】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続製作をしてまいりましたバニティバッグ。

時間をかけながらネックパーツの取り付けについて研究しましたが、このたび、ひとまず「ある方法」で決着しました。

その記録をこの記事でご紹介したいと思います。

「ある方法」というのは、裏地の方側のネックパーツを「手まつり」することです。

これで随分融通が利くようになり、製作しやすくなったのが事実。

本当に困った際にはミシンよりも丈夫ではないイメージながらも「手まつり」を取り入れることで難を乗り切るという1つの手法として引き出しができました。

ネックパーツの裏地側を手まつりで取り付ける方法、「先にミシンで一回り小さい方の表地を先に縫い付け」が鉄則

この箇所というのは立体的な部分も混じってきていますのでまっすぐ取り付けるのがただでさえ困難。

そんな厳しい環境の中、今まで表からのミシンのステッチが裏パーツの周りを均一に取り囲むようになどと難しいやり方で進めていましたが、綺麗にできませんでした。

そして、いったんフラットに考え方を切り替えます。

そして、表地のパーツを先に縫い付けるという以前とは反対の方法で最終の手段として決めたのです。

まず表地側から先に縫い付け。位置はハギ合わせのど真ん中を見ながら。

これが何度やってもど真ん中に縫い付けられず、ずれるものですが、この度のやり方は、多少ずれても上手く出来上がる手法となります。

どうしてもぴたっと行かない場合にも対処したやり方となります。

裏地は、表地よりも1cm縦横サイズを大きくした型紙。ひと回り大きいと言ったようなイメージのサイズ感。

実寸は、表地パーツが10cm四方に対して、裏地パーツは11cm四方です。

1cm違うだけでも上下、左右で2cmの差なので結構差があるのです。

先程表地側からミシンで縫い付けた線が裏地側にボックス型に出ています。裏地パーツでこれを覆い隠します。

裏地が一回り大きいサイズの効果でこのステッチが綺麗に隠れることになります。

手まつり:最初にダミーのようにミシンステッチを入れているところが下準備です。
手まつりの完成:確かに少しずれましたが、今後はここから正確さを追求すればよい。土台はできました。

まだまだ素材や柄の素敵さに頼っている製作なのではないかと今後の課題をまとめました

「卵焼き」(バニティバッグ):<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。
今後の課題:ゆがまずにいかにまっすぐにど真ん中に縫い付けることができるかをもっと深堀りしていきます。

イタリア製の風通ジャガード美しいです。

まだまだこの生地のレベルに見合った技術が追い付いておりません。

技術レベルも向上していない時期からいち早く高級な生地を取り入れてしまったものです。

ただ、その一歩が速かったことで得るものは大きかった。。

今後は、元の素材の美しさや高級感が「MAX」に高められるような「技術」を高めることが課題です。

あとがき

確かに、少しずれても融通が利く「手まつり」を取り入れたこのたびでしたが、それでも「ずれ」は製造者本人が知っている紛れもない事実なのです。

ここは今後は、胸を張って「ぴったりです」と誇れるよう解決していきたいところです。

100%の事をしたのだという自信と誇りは元の素材の価値も最大限に高まる瞬間なのです。

生地の高級さや素敵さだけに依存する製作への教訓です。

書き手:ピクチャレスク