高級な地金や天然石を一切纏わぬメッキ・プラスチック・ガラス素材のコスチュームジュエリーの価値、紛失や損傷の懸念の重い気持ちからの解放【809】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

「高級地金+宝石」に特化したラインナップが特徴。

過去にあった、真珠や天然石の連物や、メッキのコスチュームジュエリーは、その後の本物への特化に伴い外れていきました。

ただ、そうした変遷があるからこそ、それらの良さも知っています。

このたびは、あえて、当レンタルジュエリーのラインナップでは廃止の、個人的には大好きな「偽物」「模造品」ジュエリーの良さをお伝えする回とさせていただきたいと思います。

古物市場で見つけた素敵なメッキジュエリーが芸術的

ぺンダント:「AVON」社製。青味がかったマルチカラーのチャームが素敵。表面はガラス製のようなもの。

「AVON:エイボン・プロダクツ」社は現在では化粧品のイメージ。

実は、化粧品の一部を「AVON」製で使用させていただいているのです。

顔に乗せた時の粉やペンシルの付きが非常に良く、滑らかで他の「ハイブランドコスメ」に近いレベルだと思っています。

そんな現在の会社様がこういったメッキジュエリーを昔製造していたということです。

昭和時代のコスチュームジュエリーの中では、「サラコベントリー」様などと並ぶ人気のメーカー様だと思います。

このチャームもガラスに色を入れたような決して高価な素材というものではなさそうですが、丁寧にデザインされれていて、色が付いていることでお洋服にも合わせやすいです。

チャームがひらひらと舞うイメージが湧き躍動感にあふれ楽しい、一味も二味も際立つおしゃれ感があります。

ブレスレット:「MONET」社製。かつて百貨店などに専門ショップとしてあった記憶。ALLメッキです。

「MONET:モネ」の中には、特にゴールドが「金貼り」と呼ばれて、18金が貼られているものもあります。

そういったお品物が当時では、¥10,000-¥20,000辺りで、古物では¥1,000-¥2,000程度です。

こちらのシルバー色は決してシルバー925でもなく当然プラチナやK18WGでもないのですが、作りが非常によく、オシャレなのです。

時計のバンドをそのままブレスレットにしたような四角フォルム同士のコーデにぴったりのデザイン。

リング:購入は「aliexpress」。ダブルリングの台はピンクゴールド色。デザインも素敵で良い作り。

こちらは、ブランドは特に無名、作りが良く出番も多いです。

中国のサイト、「アリババ集団」が運営の「aliexpress:アリエクスプレス」で購入。

このサイト内のメッキジュエリーは随分お洒落で、こういった小さめの工業品に長けているとお見受けしました。

以上3アイテムをご紹介しました。

動きの活発な遠方への着用にこそ効果を発揮、心の中の「不安」「心配事」を解消してくれる気軽なコスチュームジュエリー

こういったメッキジュエリーは最初から高額なお品ではないことを心得ていますので、使うシーンを工夫すると良いです。

例えば暗がりの場面、照明が暗いシーンでは宝石も何が何だか分かりません。

「Bar」などの遊び場では華やかには装うものの、こういったメッキの出番が大いにあると思うのです。

お酒が入りますので、やや集中力はジュエリーに対しては散漫、楽しくそのシーンに集中できるのです。

そして、もう1シーンは旅行。

遠方への外出というのは気が散漫になりがちであることと、もしも忘れたり失くしたりすると見つけにくかったりするものでそうならないようにと心配事を抱えねばなりません。

せっかくの旅行にそのような心配事を抱えながらというのは望ましくありません。

心の中の重い気持ちから解放され、気持ちが軽くなれるのが「コスチュームジュエリー」の良さなのではないかと。

あとがき

今一度「本物志向のレンタルジュエリー」に戻ります。

メッキであるコスチュームジュエリーを取り入れていた時代も、現在の本物に特化した時代も共通して変わらないことがあります。

それが「おしゃれ度」と「良質さ」です。

ジュエリーの良し悪しを決して地金の高級さやダイヤモンドのカラットだけでは測れないということの答えのようなものです。

コスチュームジュエリーの優れた作りやおしゃれ度は十分に立派なものだと言えるのです。

それでも、「高級地金+宝石」に特化した理由は、「レベル」の違いがあまりにも顕著だからです。

「ハイブランドコスチュームジュエリー」であっても最終的な結論としては「本物」に決してかなうことはないとしています。

ハイブランドのロゴが入ったコスチュームジュエリーと無名の高級地金+宝石のジュエリーとをとことん比較した答えが現在の「本物志向のレンタルジュエリー」の姿です。

担当者が考えるコスチュームジュエリーのメリットは、このたびの記事でお伝えしたかった部分になります(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

バッグに使う金属パーツにもレベルがある、ゴールドやシルバーの塗装の表面の質感がプレーンなツルツルがたっぷりと使われる素材感と高級感を感じた【808】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ハイブランドバッグ」を一目見て、「高級だ」と感じます。

素材や丁寧な縫い目。。そして、使われている金属パーツの金具も見た目には間違いなくアクセントであり、キラキラと艶めいて一層高級感が増しています。

「ハイブランドバッグ」の金属パーツは何か高級感のオーラが放たれます。

過去に内部の作りまで拝見したことがありまして(自主リフォームの為にやむを得なかったのですが)、「特注」に違いないと思う個性的なデザインの金具もありました。

このたびは、この金属パーツについて、どれも同じではなくレベルに違いがあるという点にスポットを当て、どの部分がそう思わせているのかを研究してみたいと思います。

今後の金属パーツ選びの際に、「コストを抑えてほどほどでいく」のか、それとも「コストが増しても見た目の高級感を重視」するのかの選択のヒントになればと思います。

どの点が違うことでぱっと見の違いに影響するのかは、塗装前の表面の処理の緻密さなのではないか

同じタイプのカンを、レベルを1-3の3つに分類してみます。

レベル1:内部の素材が塗装前ですでに甘いというかでこぼこしざらざら。メインの部分もどこかざらざら。

こちらは、デザインは非常に良いものの、内側の金属部分がなめらかでなくゴツゴツした風合いです。

サイドの太いバーもざらざら感の感じられる表面です。

しかし、とても整った作りの、間違っても折れたりはしないしっかり感はあるので、一定の基本的な基準はあるお品であると思います。

レベル2:溶接の仕方が少し1つ目と違います。バー4つがくっついてできた姿、ツルツル感はそこそこあります。

こちらになると、先ほどにはあったザラザラ感が見られず、少し高級感が出てきました。

表面の風合いだけでここまで違うのです。

こちらのデザインは、「タルカン」と呼ばれるもの、サイドの片方にマイナスドライバーの溝のネジがあり、回転するように作られています。

レベル3:ここからは、スタイリッシュにもなっていくレベル。高額でした。素材感は完璧です。

それほど数も豊富ではないので、既成品であれば、だいたいレベル1-3の3段階くらいから選ぶことになると思います。

ここにどこまでコストをかけるかの方針も大いにあると思いますが、選びますと「2」です。

金属パーツだけが品物の高級さを決定するわけではないのだという挑戦の意味もあります。

他の部分でも迫力を出していくわけですし、ある一定の良質さがあれば良いと思うと、決して「1」ではないのですが「2」という選択になりました。

ただ、その後分かったことなのですが、「タルカン」は回転するので、ネジが動きの積み重ねで自然に外れてしまい、気が付いたら落として紛失していたという事態が「3」で起こりました。

この事実が非常に大切であり、その後、留め具に「タルカン」を使用することはなくなりまして、すべて「Dカン」へ付け替えをしたのでした。

あとがき

このたびは、四角いカンを例にご紹介しましたが、すべての金属パーツにおいて同じことが言えると思います。

どれも、ある同じメーカー様の独占的な製造の品物がほとんどで、独自の金属パーツのモデルを販売されているメーカー様の品物は小ロット販売でネットでは目立つ存在ではありませんが、その作りはとても丁寧で高価です。

このたびのネジが外れたエピソードも含め、すべての金属パーツに対してのスタンスは、「永続的ではないものは廃止」ということ。

ほとんどの金具パーツの種類をひと通りバッグ製作に取り入れてまいりまして、最終的に「永続的である」と思えたのは、「Dカン」「ナスカン」「線コキ」のみです。

これらは、すべてミシンステッチで縫い付けで取り付けるタイプのもの。

それ以外の打ち込み式(打ち台や金づちを使うカシめるタイプのもの)はいずれ外れる日が来ると見ていまして永続的ではないと判断して廃止しました。

この度の例の「タルカン」も気が付いたら外れて紛失していたという事実からも当然「廃止」です。

そんなにほとんどすべてを廃止したら随分狭い製作になるのではないかと懸念されるかもしれません。

しかし、結局は3点程しか永続的な金属パーツがないという結論は、多くの貴重なバッグへの引用あってこその結果だと解釈いただければと思います。

いかに途中でどうにかなってしまうようなものが平気で世の中で使われているのかということなのです。

それでも決して「ゼロ」ではなかったわけで、残ったわずかな納得したパーツだけは今後も使わせていただくのです。

「なぜこれらのパーツしか使わないのか」の答えに一層深みが増すことになります。

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バッグの取っ手・ショルダー・支柱・共布紐に及ぶまで広範囲、美しい4本ステッチの均等な間隔が美しいベルト作りの技術の高め方【805】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「HMB教室:ハンドメイドバッグ教室」へようこそ♪、よろしくお願いします。

この「HMB教室」は、YouTubeの10のカテゴリーの中の<製作>とは別の<HMB教室>として専用に設置しています。

日々改良や試行錯誤で学びを得ている記録がYouTube・ブログ記事の姿ですので、その中でも技術としては堂々とお伝えできるほどの確定したようなものを<HMB教室>に充当して分類しております。

実店舗は確かにコミュニケーションが取りやすいのでしょうが、どうしても時間に縛られ、下準備などに時間を割き、あまりピンと来ていません。

特性もあると思いますが、こうして、完全無料の動画と記事でお得に学んでいただければと思ってアップしています。

一方で、じっくりと手順を学べる有料もデジタルコンテンツとして今後増やしていきます。

もし、共感いただくことができて、取り入れていただくことがあったなら、一緒にハンドメイド文化を、美しいお仕立てのお品物を作る人が大勢の世界にしていこうではありませんか。

現在ハンドメイドバッグで活動されている方、未来にハンドメイドバッグを商業利用してマーケットサイトや実店舗で販売したい方は是非♪。

決して簡単ではないが。。4本ステッチの等間隔の難しさと、その反面のうっとりするような美しさ

しょっちゅう縫っています4本ステッチですが、これは非常に難しいです。

一方で、等間隔に出来たときの美しさと言ったらこの上ありません。

こういったリュックのショルダーなどに決まって利用します。3本より4本の方が格段に美しいです。
大変上手くできたと思う時の4本ステッチ:特に左が綺麗です。間が等間隔で美しく映ります。

このように綺麗にできることもあればなかなかうまくいかない時もあるというのが長年やっているのにもかかわらず難しい点です。

生地によってもやりやすさなどが随分違うものです。

ちなみに、上手くいった時の上の写真はメッシュタイプの生地でアイロンで折ったりする時も非常にスムーズだったことからその影響か、ステッチも綺麗に整います。

技術を高める上で、まずは綺麗に出来上がりやすい生地からスタートする方が良いと思います。

ところで、技術を高めるステップとしましては、1ステップ間に入れてみました。

急に綺麗にといっても難しいものなので、もし、均等に揃わない場合にも見た目が美しい部類になる1ステップ段階を設置したのがこの後ご紹介しますやり方です↓。

目指すゴールの姿(3スペースが完全に均等):黒-取っ手の生地の端。赤-1周ステッチ。青-追加的ステッチ。
あらかじめ赤い1周ステッチを準備。線など引きません。実は青線の1本目、すでに偏って右の方過ぎます。

あまりにも偏り過ぎている時は、ほどいてやり直しですが、ほどくのも一苦労で、跡が付くので、あまりこのようなパーツでやり直しは良くないです。

そこで、このままで仕上げる、「許容範囲の美しさ」をまずは目指すのです。

次のステッチの位置を工夫し、バランスを良くしていきます。

右に寄り過ぎた1本目を受け入れ、真ん中の空間を少し余分に空け、左右の間隔を均等に仕上げます。

あまりに極端だと不格好ですが、少々であれば、こういった見た目のバランスや安定感を考えた配置になれば、ほどいてやり直しまでは時間がもったいないですし、やり直しによる生地を傷めることをせずこれまでの作業を活かせます。

均等になる技術を高めるまでの途中段階のステップとして、このことを是非思い出していただければと思います。

あとがき

青線の一番最初の線の位置が最終的な均等を決める重要なステッチという見方ができます。

あまりにも細い6mm程度の仕上がりのリボンひもには赤線の枠で十分ですが、12mm程度の幅のスリムなリボンひもにも4本ステッチを施しています。

12mm巾だと3本ステッチで良いと思うのでしょうが、実際にやってきて思うのは、3本の方がかえって幅を均等にするのが難しいのです。

なぜかというのが、粗いので、その分間隔の部分が目立ち、ちょっとのずれが分かりやすく目に映ってしまうのです。

4本のように密だと、実は細かい単位では均一ではないのかもしれませんが、目には均等に映るという視覚的効果なのです。

人間のやることなので、そこがハンドメイド、機械のように完璧な均等にはなっていないはずです。

それでも美しく見えるようになったということは誇れる成果だと思います(^-^)。

刃の長持ちのために生地以外には決して使用しない裁ちばさみが切れなくなった時、「不織布」や「型紙」専用への移行でコスパの良い継続使用【804】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

布製のバッグ製作をさせていただいております。

その時に使用の工具の特に大事なアイテムとして「裁ちばさみ」があります。

まずは、裁断のきめ細やかさは後のフォルムの美しさに影響するもので、ハサミの良質さも大切です。

手の大きさも考慮し、比較的コンパクトなスリムなモデルを好んでいます。

そして、鉄よりもステンレスを選んでいます。

ただハサミも刃が使用していくうちにダメになるものであり、研ぐのか新規購入なのかという選択があります。

研ぎ屋様へお願いするにしても、新規購入を選択するにしても、どの道コストが同じくらいの価格でかかります。

そこで、生地が切れなくなっても別の紙や不織布はまだまだ切れるという特性を活かします。

このたびは、そんな生地を切れなくなった裁ちばさみのその後の使い方をご紹介致します。

目的の違う同じ2点の裁ちばさみ、マジックでその使い道を記載しながら廃棄することをできるだけ先延ばしにしたコスパを高める使い方

同じ裁ちばさみ2点:左側の生地用は最近新調したもの。右側の芯地用は以前に生地の裁断に使っていたもの。

この裁ちばさみが定着。

楽天市場の「ほんまもん」様で購入。「Silky Stainless」と刻印のあるややコンパクトめなお品。

このお品は、大き過ぎず手首が楽、先端が細かい部分のカットにも切り込める繊細な刃に作られている点が非常に優れています。

大きければ良いということは決して言えないと思います。

そして、鉄のハサミが本格的で良いというのもまた価値観の違いによるものかと。

これは、実際に長い間生地を裁断し、いろんな裁ちばさみを試してきた者の意見です。

いずれ刃物というものは最初にどれだけ「とぎっとぎ」であったとしても刃がだめになってくるのです。

そこで専門業者様に研いでもらういう手もあるかと思うのですが、過去に、1つの物を末永く使おうと研ぎ屋様へお願いしたことがあります。

実際は、そのお代金が新しく程好く良質な裁ちばさみを購入することと変わりがなかったことがありました。

また、研ぎ屋様へお願いしている間に作業ができない分結局予備も必要な場面も出てくるでしょう。

よほど愛着のあるハサミであれば研いででもずっと使い続けていくことに意味はあるかと思いますので、ここは価値観ですが。。

そして、ここからがこの度お伝えしたい工夫の点になります↓。

前に使っていて生地をうまく裁断できなくなった古い裁ちばさみを、不織布の芯地の裁断専用へ移行するのです。

生地はうまく裁断できなくても、不織布はその同じハサミで十分スムーズです。

そこまで素材には違いがあるものなのです。

よって、ハサミを捨てずに、他のものをカットすることへの移行という使い方によって結果的にコスパの良い、エコノミーな使い方を工夫しています。

不織布芯地以外では、紙を切る専用、ビニールひもを切る専用、ベタベタになりがちな、布製のガムテープを切る専用といろんな専用へシフトしていけるので結構無限です。

反対に、生地専用の裁ちばさみを不織布や紙などに使ってしまうと早く傷むということも実体験しております。

実際に過去にそういった混同の使い方をしていた時期があり、早く刃がダメになりましたので、まずは、「生地専用」ということを主軸に置くと良いと思います。

あとがき

このたびは、「捨てない」「他の物を切る専用へ移行」ということで、1つの道具を長く大切に使うという方法のご紹介でした。

1つのものをずっと長く使うということが望ましいですが、そうはいかない時の工夫として、「バリエーションに富んだ使い方」というのが、ハサミ以外の他の事にもアイデアとして引用できると思います(^-^)。

<糸調子>ヘビーオンスデニム(25oz)を職業用ミシンで縫えるのかの問いに「はい縫えます」と答えることができる条件とコツ【803】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、大変有難いことに、YouTubeの過去の動画にご質問とコメントをいただきました。

少しやり取りさせていただき、おそらく、このことにお悩みであろうと思いました。

厚手のデニムを職業用ミシンで縫う場合、少し大胆なまでの糸調子の合わせ方をすると良いのです。

その大胆ということは、糸調子ダイヤルを「4」にするということでは決してありません。

良い糸調子になる時の糸調子ダイヤルと糸案内の糸の通り方の2つのポイントを確認しながら、デニムにはふさわしくない普通生地と同じ糸調子の条件と同じの状態から先に分かりやすくお伝えしてまいりたいと思います。

保存版、職業用ミシンでできる厚手デニムの糸調子の上手な合わせ方

今回は、思い切ってデニムの厚手の王者、25ozのヘビーオンスデニムを使います。

特に生地の地の目に対して、並行ではなく垂直に縫う時によく起こる下糸のループ現象などが分かりやすくご覧になれますように、横に縫う設定をします。

三つ折りにしてステッチをします。

縫っている方向は、生地後の目に垂直向きです。この時に特に糸調子が狂いやすいのです。

こちら側の向き、上糸側はほとんど綺麗に糸目が出るものです。

問題は裏側の下糸側の面の糸目の出方です。

そもそも、前提として、下糸の糸調子が合っているというのはベースです。

よくご紹介されているような、クレーンのようにボビンケースに入れて吊り下げた時、鈍い感じで滑って下がっていく様子が正解です。

これが成された後は下糸はいじることはありません。

ほとんどは、上糸側で調整するやり方です。

まずは、通常の他の生地全般のそれほど糸調子をいじることなく使ってきた糸調子ダイヤルで縫ってみます↓。

糸案内(普通地):30番スパン使用。取説にもあるように、真ん中を空けて通し、普通生地ならこれで合います。
糸調子ダイヤル(普通地):押さえを上げてた状態だとこのような位置。押さえを下げると1.5-2.0程が通常。

こうして、とりあえず、まずは、通常の他の多くの生地と同じ条件で縫ってみました↓。

通常の糸調子1.5で縫ったステッチの下糸側:非常に汚いです。右の方は、ループもできています。

糸が絞められ切っていない緩んだ状態で余ってループみたいに飛び出してきていると見ます。

つまり、上糸側から出ている糸が緩んでいるので上糸が緩いのだと導けます。

他の場所もすべてアウト。非常に汚いです。わらびやゼンマイのようなループは、これと同じ理論です。

表面は、何ら問題ないのですが、この縫った裏面が汚いのです。

これを下糸が原因だと思ってしまいがちですが、原因は上糸側の糸調子にあるのです。

下糸の糸調子に関しては、上述の通り、ボビンケースにボビンを入れて吊り下げた時の、スルスルとは行き過ぎない適度に支えられているような感覚の絞まり具合が目安。

マイナスドライバーの溝のあるネジで緩めたり絞めたりしますが、そこを適度な状態に調整してあれば後はいじることはありません。

すべてが上糸のせいでこうなるのです。

ということで、実際にデニムの厚手を縫う時に調整後の糸調子にいきます↓。

糸案内(25ozデニム):スパン糸であっても3つの穴にすべて通します。

これでかなり引き締まる効果があるので有効。このことは取説には決して書かれていません。

そして、これを忘れてはいけません。糸調子ダイヤルを触る前にいったん押さえ金を下げ、針も指します。

糸調子ダイヤルは、押さえ金を下げ、糸を指して縫う状態と同じ状態で目盛りを見るのが大鉄則。

糸調子ダイヤル(25ozデニム):ほどほどにして3強くらいまでです。4までやりません。

そして、同じように三つ折りステッチをしました。

左:糸調子(悪い)、右:糸調子(良い)右側が糸調子を合わせた方の縫い目の下糸側です。

左側の先ほどの失敗と比べて全く変わりました。

さらにもっと細かい微調整は都度、それぞれの生地の種類やデニムのオンスとの兼ね合いで試し縫いをしながらパーフェクトに合わせていったらよいのですが、大きくは、これで劇的に変化できます。

まとめますと、

①下糸はボビンケースごと吊り下げた時に鈍く下がっていく感じにボビンケースのネジを絞める調整をしておく。

②糸案内をスパン糸でも3つの穴にすべて通す。

③押さえ金を下ろし、糸を刺した状態にして(実際に縫う時と同じにする)、糸調子ダイヤルを3強あたりまで絞る

以上がポイントとしてお伝えしたいことでした。

あとがき

デニムは、こういったことからも特殊な生地だと言えます。

デニムがこれほどまでに特殊な理由は、「目の強固な詰まり具合」「織り密度の高さ」だと思います。

糸調子が良くなった右側の写真でもステッチがあっちこっち向いていますが、その理由も同じです。

仕方がないというデニムの性質もあるのですが、それでも許容範囲内の綺麗さまでは持っていくことができます。

今回のこの実験から言えること↓。

「厚手で針が通るのだろうか」という心配は誰でもするかと思いますが、たとえ、針が通ったとしても糸調子というものこそが結局綺麗に出来上がる大切な条件であるということです(^-^)。

バッグのポケットのフラップの固定ステッチを一列から二列に変更、生地の一点集中負担の解消が見込めた一方で開けにくくなったデメリットもあった【801】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグの内部には、最低1つはポケットを付けようと思うものです。

せっかくなら、ゆったりとした万能なポケットをと考えたのが、フラップポケット。

開きっぱなしではなく、フラップによって出し入れもスムーズでありながらセキュリティー性もある程度高めるという機能のバランスを考えたアイデアです。

このたびは、このフラップを縫い付ける時のステッチに注目。

一列の二重縫いだった今までから違ったやり方の二列(こちらも二重縫いでの二列)にしてみました。

これをやってみようと思った理由は、1点集中の力のかかり具合が生地を傷めるのではないかと一列のみのステッチを見直してみたものになります。

ただ、やってみたその効果が必ずしもパーフェクトではないところに現実の厳しさがありました。

最終的には、この二列を選択しなかったのです。

その理由をどうぞじっくりとご一読くださればと思います。

フラップ固定ステッチは、1連より2連の方が生地に負担がかかりにくいメリット、幅が狭くなり入り口は狭くなってしまったデメリット

フラップポケットのトップ部分。面積を広げた負担のかかり方にして生地を傷めにくくするという対策です。

この部分には、元のシングルステッチの時から、「ハード薄芯」で裏側に当て芯をしていたのでした。

そうはいっても、シングルステッチだとたしかに狭い面積に一極集中的に力がかかるようだと感じました↓。

裏面にはハード薄芯を当て芯。この後ステッチの周りを適度に残しハード薄芯の余分をカット。

二列の方が生地を広範囲に力分散させるので負担が無いと実感しました。

フラップを開け閉めした時の動かしでこの裏側の様子を眺めてみるとよく分かります。

しかし、ダブルステッチにしても今までと同じ袋とフラップの距離ですので、このようなことが起きてきました↓。

フラップと袋の距離は今まで通り2cmくらい。ステッチの2本目のせいで入り口のゆとりが少なくなりました。

このことによって、ポケットの開閉がしにくくなったと言えますし、反対にセキュリティー性が高まったという解釈もできます。

つまり、メリットも確かに生まれましたが、デメリットも生まれてしまったことになります。

あとがき

当ブログ記事は、当初の投稿が2021.11.21でしたが、そのおよそ3年後の2024.06.22に「手直し」をしています。

2024年は、1年間かけて毎日3記事ずつの過去の記事を手直ししていく年とする目標を立てて実行していっているのです。

この3年後の現在、このメリットとデメリットをどうジャッジしているかというのが大変興味深いと思われるでしょう。

実のところ、この時にやってみたダブルステッチは現在は不採用。

理由は、デメリットとしていた「入口が狭くなる」ということと、もう1つ「美し映らない」ということです。

上の写真の時の「シャンブレー」というラメマルチカラーの生地ではそれほど美しさが損なわれたという印象は無いかもしれません。

ただ、全ての生地に対してはどうなのか。。と考えますと生地によっては、フラップのてっぺんの美しい姿は損なわれると判断しました。

また、先ほどのお話に戻りますと、メリットもあった半面同時に存在することになったデメリットが入口周辺のゆとりがないということでしたので、これが多大なストレスを生むことをとても気にかけました。

おそらくメリットよりもデメリットの方がはるかにインパクトが強いものになるかと。

よって、ダブルステッチは廃止したのでした。

「当て芯」をその後「ハード厚芯」に替えて強化することでシングルステッチの二重縫いを継続、これが現在の腑に落ちた選択です(^-^)。

心に触れたタイトルによって今から読みたい記事を選べるブログ記事の「目次」、視覚的にも選べるキャッチ―な画像を追加しました【800】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびの記事で、ちょうど800投稿目になりました。

たくさんのコンテンツがあると良いと思い、投稿数に関しては結構頑張りました。

いよいよ「一目」というわけにもいかなくなった多くの投稿記事からご希望の記事を選ぶというケースを配慮。

今までのタイトルの表示のみから、それぞれに1画像ずつ設置の「アイキャッチ画像」を設置しましたご報告です。

短い時間でお好みの記事や楽しんでいただける記事へと上手くご案内できるように工夫致しました。

800投稿に際して実行した新しい追加事項、目次内のタイトルの下にそれぞれ1枚ずつの「アイキャッチ画像」の設置

冒頭でもお伝えしました通り、これだけたくさん記事が集まってくるといよいよ見にくくなってきます。

よく広告だらけのサイトがありますが、間違って違うところばかりクリックしてしまいますし、肝心の記事がちっとも見つからないことがあります。

そういう実体験の立場から考えました時に、見たいものだけをピンポイントで見たいというお立場を重視したいと思うようになりました。

ブログ内にある複数の画像の内、すでに記事内で「アイキャッチ画像」の機能として、見て下さった方が記事タイトルの上の段にその画像を最初に目にすることができるような機能はすべての記事に実行済。

その同じ画像をさらに目次にも共有して設置するというのがこの度の独自の作業になります。

今まではやってこなかったことですので、1から800の記事を一気にというのは決してボタン1つだけでできることではなく、随分地道に行いました。

この記事を書いている時点での見込みとしまして、当月末くらいまでには完了しそうです。

ブログの目次内のタイトルそれぞれの下段にアイキャッチ画像を設置するやり方

では、「ワードプレス」様を利用させていただき、「固定ページ」の中に「目次」を設置した場合の、その目次の構造を「タイトル+アイキャッチ画像」で並べるやり方です↓。

記事タイトル+アイキャッチ画像が設置された様子。タイトルのクリックで記事内容に入っていきます。

やり方は、現在「固定ページ」の1ページだけを使ってずらりと下から順に古い記事のタイトル順に目次が並んでいますが、その1つ1つのタイトルの下に記事内のトップに出ているアイキャッチ画像と同じ画像を共有して選択。

そして、その後必ず「更新」ボタンを忘れてはいけません。

注意点としましては、画像を呼び込んで共有せずに、記事の中に入って行ってコピーして貼り付けてしまうやり方です。

少しの間そのやり方をしてしまいまして、こんなことが起こりました↓。

コピーした瞬間に、画像だけがまとめて保管された「メディアライブラリ」の中に2枚目の写真が複製される。

出来る限り最低限の容量に抑えるために、画像のピクセルは「640x360」に統一。

とはいえ、いくら画像の容量が小さくても、全く同じ画像が自動複製されてストックされる無駄は当然起こらない方が良いです。

ミニマムに1枚を既にアップロード済の記事を「メディアライブラリ」から呼び出して共有しながら2度目の使用をするという使い方です。

目次は、「固定ページ」の中にもうけています。
まず、目次内の該当記事のタイトルのすぐ下にある「+」をクリックし、「画像」を選択。
「画像」の中の「メディアライブラリ」を選択。
「メディアライブラリ」内のいくつかの画像から記事内の「アイキャッチ画像」と一致の画像を選択。
画像を選んだら、右下の選択ボタンを押します。
目次の文章の下に画像が表示されたら、右上の更新ボタンで保存。

あとがき

いつものルーティーンとしまして、YouTube動画をアップしたら、その翌日にブログ記事を投稿しまして、その記事内に前日のYouTube動画を貼り付けます。

そして、記事が完成したすぐ直後に、この目次への記事タイトルとアイキャッチ画像の追加作業もやっていきます。

YouTube動画とブログを並行してきて思うのは、同時進行のスムーズさと深堀りでができることです。

別々にアップすると、どうしても偏りがちで、とてもやりにくかったので早い内(100アップ以内の2018-2019年あたりの時)に見直していまして、現在の【】の番号を同じにするやり方にしてきました。

そうしますと、不思議と慣れというものもあるのか、当たり前になっていきルーティーン化していったのでした。

このやり方は、修正が可能な「ブログ」の方がYouTube動画よりもはるかに深堀りした内容に発展できることがメリット。

動画は、アップロードすると固定されて、修正が全く不可能ということも無いのですが、基本的には自由に変えられないことが投稿者なら誰もが知っていることです。

人間ですから、その後に1つ新しいアイデアを加えたり、画像を追加してより具体的にしたりなどしたくなるものです。

これこそが、YouTubeとブログを同じ番号で関連付けていることの理由になると思っています。

実は、現在も、当ブログ記事を最初に綴りました2021.11.19から約3年後の2024.06.21に「手直し」させていただいております。

随分間が空いたタイミングになってしまったのですが、当ブログ記事にも問題があり、最初に未熟だった「ワードプレス」の使い方のノウハウがその後の成長として無駄のない画像の呼び込み方が分かりました。

どちらかだけをたまたまご覧いただいた場合には誤解のないよう、間違った方の記事を正しい解釈だと後でわかった方の記事へ吸収し、間違っていたエピソードと共に当記事【800】1記事のみの中ですべてをお伝えするスタイルに変えました。

そのせいで、修正の利かないYouTube動画の文言が、前の動画の番号を引用してお話する冒頭があったりなどして「あれ?」と思われるかもしれませんが、悪しからず<m(__)m>。

古い解釈の方の動画は残さない方が良いとして、後の方の動画だけを残しているからです。

ブログ記事の「手直し」でうまく合体して1つの記事にまとめることは、「コンテンツを高める」ということに役立っているのだという重要なことに気づいたのでした(^-^)。

リュック本体に内蔵の無接着のハード厚芯、縁のボンドのみでは不安定なことをフォローしてくれる更なる縁のミシンステッチ【797】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグを製作する際に本体には、接着芯+ハード薄芯を貼ります。

このハード薄芯、何か矛盾したような名前と思われるかもしれません、ハードなのに薄い?という混乱。

実は、これは名前の区別でありまして、もう1つ「ハード厚芯」なるものがあるのでそれと区別したネーミングが、「ハード薄芯」の方です。

実際その通りで、ハードなんだけど薄い方とハードでしかも厚みのある方と2種あります。

かつては、すべてのバッグの本体にをハード厚芯を設置していたこともありましたが、実際ハード厚芯を本体に使うことで重みが増してしまいます。

レザーに匹敵するような重厚感が出るのと同時に重さもあるわけで、800gくらいに仕上がったこともありました。

それを考えますと、軽くてハリコシも出せるハード薄芯を主体にしていくようになりました。

このたびは、あまりに表地が薄いことでバランスをとるためもあり、「ハード厚芯」の方をあえて使ったケースです。

この仕様に伴い、元々無接着の芯地にボンドの役割が欠かせません。

それでも、厚芯の方がごわついてすぐにボンドがはがれてしまうことに対して、もう1つ工夫を考えていきます。

それが、「粗い糸目の縁の固定ステッチ」です。

このたびは、その5mmステッチの様子をお届けしたいと思います。

ハード厚芯を使う時の条件

ということで、ハード厚芯を本体に貼るということは、めったに使わなくなり久しいのですが、部分的には常に使っているのです。

それは、「当て芯」使いとして利用していること。

取っ手の補強、タブなど裏側に補強的にハード厚芯を当てて縫い付けることによって素材自体にかかる負担を軽減。

この効果はかなり感じていまして、出来上がりの表側からは全く見えない部分ですが、実は裏の構造というのがこういうことになっているのです↓。

左(ハード厚芯):取っ手付け根タブとDカンタブ用当て芯、右(ハード薄芯)貼り付けポケット用当て芯。

こうして、部分的にハード厚芯、ハード薄芯共に使用する細かい部分に使う場面もあります。

本体に使う場合は当然、全面的な広い面積にカットし、ボンドで端っこのみを貼り付けてその後、中表の地縫いステッチで固定するということをしています。

これをハード厚芯で同じようにやるとものすごくごわつき感が出ます。

このごわつき感は、出すべき時と、出さない方が良い時とを判断をして使い分けていく必要があるのですが、実際はほとんどハード薄芯の方です。

このたびの場合は、本来ごわつき感を出すべきだったのに、ハード薄芯の方を選択してしまったことで出来上がりが柔らかすぎたため、ハード厚芯をさらに貼るという追加的なリフォームです。

ハード厚芯をボンドで貼る粘着力の限界、しつけ的な5mm巾ミシンステッチで押さえて固定する案

裁縫用のボンドも使い過ぎては、風合いが損なわれます。

やはり見えない縁の縫い代内だけにボンドを使うことはこれまでの「ハード薄芯」の場合と何ら変わりません。

そうしますと、ハード厚芯のごわごわしたものは、作業の途中の動きによってすぐにボンドがはがれやすくなります。

乾かして、ある程度接着はしますが、それでもところどころ折り曲げた時などに剥がれる経験を幾度となくしてきました。

そこで、こんなアイデアを思いつきます↓。

ボンドに加えて、更に端から3mm程を粗めの5mm程度でしつけの意味のミシンステッチを1周入れます。
出来るだけ縁っこということを意識。この後の重ね作業によってボンドがはがれにくくずれにくいです。

これをすることで、その後の作業の折り曲げなどでもボンドがはがれたりピラピラとハード厚芯が生地から分離したりすることが防げます。

これをするにも、しわが寄らぬよう気を付けたりはしなければならないですが、この効果は十分に感じました。

ボンドの範囲内ということと、ピラピラを極力防ぐためになるべく先端周辺の縫い代の端から3mmほどの位置を縫います。

ミシンで行う仕付けのような意味がありますが、これは最後まで外さず内蔵され、出来上がっても内部で永久に残っていくものです。

あとがき

これによって、生地がかえってゆがんだりすることは注意せねばなりませんので、メリットだらけではないことだということも同時にお伝えしておきたいです。

どうしても困った時には、こういったことも取り入れて、とにかく、縫い外れなどが起こらぬようにすることを優先にしています。

上述のように、ハード厚芯を本体に前面に貼るということは、重さが増します。

せっかく背中に楽に背負えるリュックなので、重くなることは本当はあまり望ましくはありません。

よって、軽さよりも優先するこのたびのような「生地の伸びを解消」などのケースの時だけ、この重さがあるハード厚芯でもあえて本体に入れることにしています。

フィードバックをいただくまでは不足していたことに気づかなかったことを、このたび充足していったということです。

バッグは非常にこういった点が難しく、万人にすべて受け入れられない場合があります。

ハイブランドバッグでさえも、不満だらけなこともあるのです。

ただ、改善できるところは最大限やってフィードバック後、更にもう一度改良後のご意見を聞くところまでやってこそ踏み込んだ深い製作だと思いました。

こんな素敵な花柄の幅広リングなのにカラーが偏っていた難しさ、あえてそのひとクセを活かしてみる【796】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

色を大まかに赤い感じと青い感じに分けてみます。

赤い感じというのは、色の明るさや華やかさも相まってジュエリーとしてはアクセントになりやすく人気です。

一方で、その対極のような青い感じのジュエリー。

なかなかパンチが出にくく、たまに素敵なお品が残っていることがあります。

それでも、申し分ない作りなのであればあえてその特徴を素直に活かしてはどうかと受け入れました。

そんな青味のカラーの幅広リングをこの度ご紹介したいと思います。

そして、そのひとクセのようなものを3点セットにまとめていった様子をお届けしたいと思います。

もともと宝石は希少、思い描いたようなカラーばかりに出会うわけではないかもしれません。

そうは言っても一度見たこと自体、もう出会っているのですから、一度難しそうな色も受け入れてみて新しい発見をしてみるきっかけにしてみてはどうかというお話になります。

幅広フラワーリングスタートでネックレスやブレスを決めていく集め方の成功

ネックレス・ブレス・リングという3つのアイテムの集める順番につきまして、よくやっているのが、ネックレスとリングを一番に決めること。

特に決まりがあるわけではないのですが、ブレスが最後の調整のようになる順番が集めやすく、ネックレスとリングをまず相性の良い組み合わせに考えることが多いです。

このたびの場合は、リングが最初にある状態で、その他を決めていきました。

リング自体の巾広のボリューム感とか花柄の美しさがあったので、このリングを主人公にした物語を織りなしていくように挑みます。

フラワー幅広リング:K18WG台。ブルーはトパーズ、グリーンはペリドット。青味に寄ったところが特徴。

なかなかこの同じような偏った色の組み合わせというのが個性あるストーンコーデ。

これがかえって粋なのだと受け入れます。

ペンダント:K18WG台とメッシュチェーン。ダイヤモンド1ct、リングの花柄と同じ丸いお花で相性が良いです。
ブレスレット:K18WG。ボールチェーンがフラワー柄になっていてボリュームある2連。

ブレスレットは、ペンダントとリングの橋渡し的存在と考えます。

丸いフラワーということをキーワードに、実際に目でその相性を確認しながら、これに決定。

3点セット:エレガントですっきりとしたセットに集まりました。

どうでしょう、最初にリングだけで見ていた難易度やクセはどこへ行ったのやらと言った感じです。

不思議なもので、「クセ」は、類似をそろえて集結することで薄れていき馴染むのです。

ジュエリーの組み合わせでは、最もやりやすいのが、この「同じ」というそろえ方だと思います。

全く同じである必要はなく、ポイントである「丸いライン」をそろえたことで、「ほぼ同じ」という見方になるのです。

あとがき

幅広リングの花柄は、赤みの多色をたくさん見てきましたが、こうして色が偏った感じというのも個性ある素敵なアイテムになって素敵になると思いました。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、この組み合わせの難関を担当させていただいております。

是非、今後もこの役割を継続させていただきながら、簡単にお洋服にピタッと合うよう仕上げたいと思います。

そういった役割のみを担い完成を喜び、その後お客様に喜んでいただければと思います、私が身に付けるということは一切ございません。

この工夫が成果を発揮するのは、実際にお洋服に装っていただいた瞬間です、どうぞ「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。

「YouTuber」ではなく「事業者」と肝に銘じてYouTubeの動画の分かりやすさをありがたく利用させていただきたい【795】

まえがき

こんにちは。

picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、コンスタントに投稿させていただいております「YouTube」について考えました。

事業者が「YouTube」を利用させていただく時に一度は考えるスタンスがあると思うのです。

あるビッグYouTuber様がおっしゃっていたのが、「気軽に暇つぶし」のようなスタンスで始めたとのこと。

それでも何百万人の登録者数を得た結果を出されました。

いやいやご謙遜を。。とも思いますが、やるからには精一杯やられていたと思いますので、YouTuber様らしい親しみやすいご回答です。

では、picturesque(ピクチャレスク)の場合は。。ということで、このたびは「ピクチャレスクのおしゃレポ」というチャンネルを運営中のそのスタイルをお話致します。

世間の「YouTube」のイメージが強くて思わず「ウケ」を狙ってしまった失敗

YouTubeは、当分の間はまだまだ影響力のある動画媒体だと思います。

発信する際には誰か一人でもそれをご視聴いただいた方にその影響を与えてしまうことがあると、内容をしっかりとしたもにする責任があると痛感しています。

過去にこのような投稿をしたことがありました↓。

「〇〇シリーズ」としてサブタイトルを付け、実際にもハンドメイド製作を動画と並行していました。

こうした企画をしたのは悪くなかったのですが、やっていくうちに軸のようなものがぶれてしまいました。

「シリーズ」にとらわれて本来の商品をきちんと1点1点丁寧に作っていくことを見失ったために、良くない事態が起きました。

「メッシュシリーズ」といういろんなメッシュ素材を立て続けに製作していきました中で、メッシュではあるけれど結構やわらかめの素材があったのです。

これをたまたま友人が気にいって購入してくれたのですが、そこの素材が特に柔らかいタイプのメッシュだったのでした。

シリーズということにとらわれて、他のごわついた生地と同じような作り方をしてしまい、取っ手にソフト厚芯を入れなかったり、本体に接着芯のみで作ってしまって随分縦に伸びたのでした。

こうして、シリーズにとらわれて本来それぞれの素材に応じて対応することをじっくり判断せねばならないことを見失ったということがあったのです。

この時にこの姿勢を振り返り随分反省をしたものです。

この点は今思えば、怖い過ちであり、YouTubeをやっていく者なのか、バッグを作っていく者なのかどっちだったのかということさえ分からなくなっていたのだと見ることができます。

この頃からです、登録者数・視聴回数にどっぷり依存していてはいけない、確かに可視化はあるがあくまで結果であり、ここをゴールにしてはいけないと思うようになったのは。。

残念ですが、そう決意した頃からか、数字の発展は無くなっていきました。

そういう構造に出来ているのがYouTubeなのかもしれません。

YouTuberを目指してこそ見返りが数字として表れる構造なのです。

難しいのが、たくさんの人に見てもらえると嬉しいし、もっとニーズに答えたくていつしかYouTubeにどんどん深くはまっていくものなのです。

あとがき

ビッグYouTuber様も、YouTubeの変化に敏感に対応し、商業の方にも力を入れていかれるようになりました。

多くのファンに囲まれて、応援していただき事業も一層パワーアップできる可能性が生まれてたことが、これまでの頑張りの成果だと見ています。

事業をしながらもYouTubeも充実するスタイルは非常に大変だと思うのですが、素晴らしいと思います。

こんな図でそのスタンスを示すことをしています↓。

これが現在の発信の構造とスタンスを表していると思います。

どれもが平等に位置し、感謝しながら繋がっているのです。

「YouTube」はこの図のような位置と存在です。

決してど真ん中には位置しておらず、SNSの1つとして有難くご利用させていただいている重要なポジションであることは間違いございません(^-^)。