トート型アレンジのリュック製作のパーツ別の縫い代の違い、安心な地縫いは1.5cm、小さなパーツはすっきりミニマムな1cm【921】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今では氷以外のすべてのものを入れられる万能バッグとして君臨の「トートバッグ」。

元は氷を持ち運ぶためのものだったとか。

使用目的がひっくり返った実態が、大変興味深いです。

裏地を付ける、着けないにかかわらず、バッグの合体における地縫いや小さなパーツの縫い付けでは必ず縫い代を要します。

このたびは、地縫い部分と、小さいパーツの縫い代の寸法の違いがあることがかえって美しく機能的に出来上がることを、場所別に確認する回としたいと思います。

1.5cmの縫い代と1cmの縫い代はそれぞれどこのパートなのかを見ていきます。

重さや圧力がかかる地縫いは1.5cm、細かいパーツは作業がしやすくすっきりと出来上がる1cmで決めた

重い物を入れたときの重圧などは、こういったハギの部分にかかってくるので圧力がかかり、少し動いたり生地のハギ目が引っ張られたりします。

その積み重ねで耐え切れず破れたり裂けたりなどが起こり得る5mmなどは到底危ない不足の縫い代の製作だと想像します。

5mm程度では、いつパンクするのか分からない不安に襲われるのです。

やはり3倍の1.5cmとっておくことがとても安定感があります。

今度は、逆に細かいパーツに関してです↓。

細かいパーツは、ショルダータブ以外は重圧がかかるところではありません。

よって、縫い代を1.5cmも取る必要もないことと、1.5cmでは狭い部分に混沌としてしまい、縫い代の行き場がなく表へ響くことがありますし、綺麗に作りにくくなってしまうのです。

1cmにしてすっきりと縫い代が収納されるような環境の方が表からの見栄え、作りやすさ共に良いのです。

ということで、1.5cmと1cmというわずか5mmのことではありますが、この違いが随分大きいということで、使い分けが重要です。

以前、某ハイブランドポーチの縫い代が浅くて、使っているうちにパンクした過去がありました。

そこをロックミシンで覆い、リフォームのおかげで現在も使えているという経験があります。

地縫い部分が一重仕立てでしかも縫い代も浅く、縫い代の始末もしていない。。

ユーザーがそこまでやることなのかと非常に問題の品物だと思いました。

まさしく、「ブランディング」のおごりではないでしょうか。

あとがき

ちょっとした縫い代の違いが、その出来上がりに影響すると思いますし、いかにも丈夫そうな素材を使うことだけでは表面的なのです。

見えない縫い代だからこそ、製造側が気に掛けることであり、その後の長持ちを祈りながらこうしたところにも気を使いたいと思わなければならないと思うのです。

そして更にその先が重要、こうしたことの気遣いがその時だけではなく、何年も後の「信頼」を生むのではないでしょうか。

考え方の見直し、他の部分に集中しなければいけない旅行に高級ジュエリーを持っていくのですか!?、気軽な「偽物」が活躍する時はまさにここ【920】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

旅行に着ていくお洋服を考える時に、コーデの1つとしてジュエリーも組み込むことがあります。

もちろん「持って行かない」という選択肢もありますが、旅行も人目に晒される場所ということで、「見られるコーデ」を考えれば、ジュエリーも是非付けたいと思うもの。

このたびは、旅行の場合に着けていくジュエリーの分野を絞るご提案です。

実際に旅行で体験した紛失のエピソードが盛り込まれます。

旅行用のジュエリーは、かえって「偽物」が良い、遠目では華やかに映り、価値は低いことがかえって安全で気軽

まずは、「持って行かない」という上述のような選択肢があるかと思います。

持って行かなければ、失くすことも落とすこともリスクがないと言えます。

旅行中に特に落としやすいのが、腕に着けるブレスレットや時計です。

何しろ「腕」はよく使う場所ですから、荷物を持つ時に、接触した勢いでポンと外れたりして、旅行中の他の景色とか行動に意識が行って、そのことに気づかなかった中、過去に時計を落としてきてしまったことがあります。

もちろん落とした場所など分かるはずもありません。旅行は次々に移動していきますから。

ただ、楽しい旅行なのに、ジュエリーが無いなどというのも味気ないという考え方もございまして、その場合どんなジュエリーを身に着けていくのかということになります。

ジュエリーは「外す」という行動もしますから、ポーチやケースも携帯するという手段。

特にリングは、外して保管中に他の荷物に紛れてつぶれて変形などということもあり得ます。

宿泊施設のサイドテーブルに置いて、忘れていくというのもあり得るミスです。

よって、常にバッグの中にポーチを入れておいて、寝る前などに外す時は、バッグ内に収納という決め事を徹底するという策、とりあえず置き忘れ防止になる良いクセだと思います。

置き忘れのリスクは軽減できますし、大切に守られ、バッグの中でも見つけやすいです。

そして、ここからが更にお勧めしたい工夫になります↓。

身に着けることはしたいのだけれど紛失や目立って変な注目を浴びすぎるリスクが大きい場合、あらかじめ旅行用のコスチュームジュエリや合成石を取り入れることです。

そもそも身に付けていくジュエリーのレベルを落とすことです。

本物のダイヤモンドや天然石が好きでもやはり旅行時には普段と状況が違います。

よって、合成石など偽物の良さを取り入れ、気軽に付けていけるようにあらかじめレベルをアイテム全てを均一同レベルに絞っておくのです。

すべてコスチュームジュエリー:ステンレス製、合成+メッキ、イミテーションなど。ブレスのみ「金貼り」。

合成石というのは、内部の科学組織を本物と同じにしています。

よく「合成エメラルド」「合成サファイア」などと合成の後ろに本物の天然石の名前が来るのはそういった意味があります。

そうするとぱっと見の見かけも遠目からは分かりにくく、宝石質に映ります。

本人は本物ではないということを知っているので、その旅行中の妙な心配は半減です。

もちろん合成石であっても素敵なものであれば、失くしたくもないし、お気に入りであることもあります。

しかし高価であるということが究極はポイントになってくると思いますので、この考え方は1つあるのです。

旅行中に他のことに気をとられると楽しめませんので、旅の方へ集中できるようにとこのように、「ジュエリーの質を落とす持ち方」ということを考えてみたのでした。

あとがき

今回は、旅行編ですが、他にもシーンはいろいろ。

ダイヤモンドをバーベキューなどに着けていくというのも、直射日光とか、お肉の油などが飛んで付着などによる傷みの原因になったりします。

ドライヤーの熱もダイヤモンドは輝きを損ねることに影響するようで、付けるのは本来おでかけ直前なのが望ましいのです。

活動的な場所へ着けていくジュエリーを工夫されながら、思いっきり楽しんでいいただけますよう(^-^)。

1アイテム単独では非常に素敵なお花ジュエリー、組み合わせとなると途端に難易度が高まる難関を見事に突破する方法【919】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

特徴は、ジュエリー3アイテムをあらかじめ1セットにまとめたセットごとのラインナップであることです。

3アイテムというのが、ネックレス(ペンダント)で1アイテム、ブレスレット(バングル)で1アイテム、リングで1アイテムの合計3アイテムです。

ペンダントの場合は、ペンダントトップとチェーンを別々に調達しますので、正式には4アイテムですが、チェーン+トップで1アイテムとしてネックレスと同様に考えます。

このたびは、大花の透かしのペンダントトップから始まる、その後の組み合わせをご覧いただこうと思います。

お顔の近くにあるのが、この3アイテムの中ではペンダントやネックレスなので、3アイテムの中では主役であることが多いです。

主役であるからと張り切ってとびっきり存在感ある大花を選んだこのたび。

ただお花ジュエリーはそれ1点では素敵でも他との組み合わせに悩むことも多いです。

とはいえ、せっかくの素敵さを引き立て、素敵なコーデの高まりを期待したいものです。

このたびは、お花ジュエリーに困った時の引き出しになればと、実際の難易度の高いジュエリーで組み合わせを考案しました。

素敵なものは1クセあるものだ、ビッグフラワーペンダントトップが仲間達と結束するまでのストーリー

ダイヤモンドの大花ペンダントトップ:K18WG台、ダイヤモンド1ct相当。最初はこの状態でチェーンは無し。

こちらは、以前にもお世話になりましたお店からご購入致しました、素敵なお品物をありがとうございました<m(__)m>。

パッと見て、まあるい形のお花だというところをポイントに、「丸い」という形を言葉で頭の中でメモします。

お花にもギザギザした花びらのお花もあれば、こうした緩やかな曲線が象徴的なお花もあります。

形を見て、ぱっと見の印象に残る部分のラインを他のアイテムであるブレスレットやリングに取り入れる方向でその後の組み合わせを進めていくのです。

〇ペンダント:まずは、お花の太い線にボリュームを合わせ、メッシュタイプのショートチェンを配置。
〇ブレスレット:細かい細工のボールチェーン仕立てですが、お花が丸く2連で華やか、相性はペンダントと良し。
〇リング:ペリドットとトパーズのバイカラー。幅広でボリューム満点。お花柄はブレスに完全リンク。
3点セット:すっきりとしながら華やかにまとまりました。丸いお花がすべて結束した難関を突破した瞬間です。

あとがき

「全く同じ」よりも時に、「類似に映る」ということの方が同じ繰り返しのつまらなさをかえって解消してくれることもあります。

ペンダントのお花モチーフとぴったり一致ではなかったブレスやリングですが、綺麗にまとまることができるものです。

どうぞ、「ジュエリーライフ」を存分にお楽しみくださいませ、そして、周りの人々を「あっ♪」と言わせてくださいませ(^-^)。

地金の金と銀のコントラストをおしゃれにあしらった18金のリング、夢が広がるバイカラージュエリーコーデへ【918】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

レンタルジュエリースタート以前はイエローゴールドのファン。

華やかなゴールドがクラシックで、エキゾチックっぽく表現できるとゴールドのみに目が向いていたと思うのです。

その後、レンタルジュエリーの事業者となってから随分フィードバックをいただくことになり、これまでの偏った好みをフラットに見るようになっていったのです。

それまで目を向けなかったシルバーカラーの良さにも気づき、古いジュエリーの中で豊富だった「バイカラー」にも注目するようになります。

このたびは、中間的な優しさがある金銀ミックスのバイカラージュエリーのリングをご紹介したいと思います。

地金だけでもコントラストが付けられるK18YGとK18WGジュエリーの素敵さ

おそらく、ここ近年の流行のようにもなっていると思うのですが、貴金属の部分に金と銀が混ざったもの、これに注目しています。

ゴールドだけとかシルバーだけでも統一感があり、その良さはあるのですが、金と銀が混合ということになるとまた新しい発見もありました。

K18YGとK18WGの配分がホワイトゴールド寄りになったあっさりとした柄の平打ちリング。

その後なのですが、このリングの写真がこれしかないのもわけがございまして、少し迫力が不足している見直しにより、ラインナップからは外れます。

その後、2024年(ブログの手直しで当初の2022.03.12投稿の記事を2024.07.27に追記しています)では、下のようなボリュームも持ち備えた厳選へ、バイカラーの選び方も変わっていきました。

金と銀のバイカラーの地金ジュエリー。ダイヤモンドが装飾的に一部あしらわれます。配分が均等で美しい。

おそらく、均等な配分こそ一番美しさがあるのではないでしょうか。

半分ずつの配分で多くが作られているのではないかと思います。

あとがき

「本物志向のレンタルジュエリー」の活動で、事業者本人が変化しているかのようです。

もし、この事業をしていなければ、今でもイエローゴールドだけを見ていたかもしれないと思うと、随分新しいきっかけをいただいたのだと思います。

事業活動はアウトプットだけではないのです、インプットも同じ分あったのだと改めて実感。

バイカラー地金ジュエリーは、K18YGとK18WGの場合もあれば、K18YGとPT850/PT900のコンビの場合もあります。

30年も前の古物は圧倒的に前者が多いと思います。

ゴールのみだと華やかさを強調するスタイルには非常に有効的ですが、ミックスの良さはマイルドに目に映ることで攻め過ぎない程良いしとやかさが感じられるということです。

ギラギラしておらず上品。

お洋服のイメージに合わせて使い分けることができると思います。

地金を偏らせた方が良い場合ももちろんありますし、落ち着いた雰囲気を作るためのクラシックな装いにこのたびのミックスはなかなか相応しいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

みんなでハンドメイドバッグの1つのデザインを縛りなく共有、ハンドメイドバッグ作りの技術を高めた結果、手先が器用な国民性へ【917】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

初めて一重仕立てのポーチや袋っぽいバッグからのスタートで始めた2007年スタートのハンドメイドバッグ製作+販売。

その中で技術強化と機能の強化をたくさんやってきまして、ようやく、これぞという腑に落ちた商品を製作できるようになってまいりました。

その時に、同時に起こった変化の1つとして、製作時間が長くなったというのがあります。

手間をかけずして商品の質を高めるということはなかなかできないことなのです。

単純ではありますが、その強化の分、製作時間がかかるようになっていきました。

ただ、この方向を追求したことは決して間違っていなかったと思っております。

そして、一人がこのデザインで作って行くことの限界を受け止めました。

これまで手の内にしかなかったデザインや作り方ノウハウをもっとストレートな形で思い切って100%の形で手放していこうと決意。

それが、「共有型のハンドメイドバッグ」という事業になります。

ハンドメイドバッグの作り方やデザインの「著作権の解放」により、多くの方が共有するデザインへ

こんなことを考えました。

自分一人でデザインを持っていることをやめる。。

もしかして、このデザインは気に入ってくれているけれども、違う素材で持ちたいのかもしれない、少し違ったパーツになったデザインが良いのかもしれない、象徴的なパーツの一部だけを引用したデザインでバッグを持ちたいのかもしれない、そして、販売して対価を得たいのかもしれない。。

このようなたくさんの多種のニーズや可能性にもっと思い切ってお役に立てないかと考えました。

そして、たどり着いたのが「著作権」のフリー。

あくまで、このデザインと作り方という私が担当した部分のみになりまして、生地などの材料に関しては、それ以前の材料メーカー様の「著作権」がそれぞれ存在しますので、それは従っていただかねばなりません。

あとがき

コンテンツと言えばYouTubeもそうなのですが、YouTubeのみでは正直丁寧に一度にお伝えすることには限界があるのです。

過去に30分程度の動画も投稿してまいりましたが、それでもすべてをきっちりノウハウとしてお伝えすることは全然足りないのです。

アップロードに時間が随分かかってしまい、効率もよくないことで、短い10分前後にまとめることがどうしても行き着くところでした。

よって、無料の価値であるざっくりと疾走感ある流れでのご紹介がYouTube、ざっくりとは対極に、丁寧に事細かく学べる「有料コンテンツ」には必ず価値があると思ったのです。

YouTubeには無い良さが有料でもあると思います。

よって、ぱっと見やYouTubeだけを見てノウハウをつかんでいただいても、有料でじっくり学んでいただくことも同等としようとしています。

その方が変な縛りが無くなり「使いやすい情報」になると思うのです。

目指すところは、「ハンドメイド文化の高まり」というところになります。

手作りが得意な国民性みたいなことに繋がれば大変嬉しいことです(^-^)。

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インテリア性たっぷりのおしゃれなブラウンカラーの日本製プラスチックすのこ、ベランダに敷いて過ごしたその後、最終的に「撤去」に至るまでの心理的変化【916】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年2月頭にそれまで20年間お世話になった住まいを後に、引っ越しをしました。

ようやく新居にも落ち着いてきた頃、ベランダが気になり始めます。

そして、プラスチック製の「すのこ」を購入し、ベランダに出やすくなる効果を期待。

しかし、だんだん年月が経過、心境に変化が起こりました。

最終的に、8パレット敷き詰めた「すのこ」をすべて撤去に至りました。

なぜ、こうなったのか。。ということをよく把握しながら、その変遷を綴りたいと思います。

まずは、掃除から。。雨が降りこみ汚れやすいベランダを丁寧にぞうきん掛けするところからのスタート

ベランダに可燃ごみストック用のポリバケツを置きましたが、雨水汚れが地面には、そのまま。

気持ちよく使っていくまず最初の基本的な作業として、掃除をしました。

指でこすると泥水が付着していることが分かり、多くの黒い汚れは雨水の跡であると判明。

これを丁寧に、雑巾で一掃していったのです↓。

ぞうきんがけ後の様子:雑巾で可能な限りめいっぱい拭くと、つやが出ました。ボツボツは、当初からの塗装。

この陥没部分に黒く土埃がたまるのは仕方がないかもしれません。

こうして、拭いてみると、元の作りが結構ちゃんとしていることを知ります。ベランダ自体が幅は狭めの40cm。

ニスが縫ってあることで拭きやすかったことが幸いしました。

綺麗になることはこんなに気持ちが良いものです。

8パレットのプラスチックすのこの調達と出来上がったベランダの足場の様子

このような37cm四方程度のプラスチックの連結可能なすのこを調達(8枚)。ネット検索でたどり着いたお品。

一般的には、「マルチパレット」などと呼ばれ、日本製でした。

厚みとクッション性があり、この微妙な加減が日本製らしいなあと思いました。

裸足で歩いても大丈夫な安全性も考慮、ツメが奥に隠れる取り付け方。その行き届いた気遣いに感動のお品。
上から見ると突出したものが全部中に隠れるのです。こうして8枚すべてを左右に細長く連結しました。

べランダが長さ横3m。この37.5cm程のプラスチックすのこは、8枚でおおよそベランダにフルに敷く形となり、サイズ感などは申し分のないピッタリさでした。

たまたま、この時段ボールゴミが多いですが、こんな風に整然と置くことができます。

このまま裸足でベランダに出てみますと、感触は、ふんわりとしたものでした。

一番最初の写真と同じ位置にポリバケツも置きました。直に床に置くよりも心地が良いです。

このインテリア性たっぷりのブラウンカラーも好みでしたのでこの完成の時は喜んでいたのですが。。

想像以上に雨風が降りこむベランダ、ただ汚れるだけの意味の無さにすのこを全面撤去

その後暮らしていくにつれて、この住まいのベランダにはそもそもすのこは向いていないことを感じてまいりました。

考えてみれば、雨風で汚れていたということは必ず雨が降りこみ汚れる運命のベランダの作りだったのです。

おそらく、屋根で完全に覆われ、雨さえしのぐことができるようなベランダでは大いにこの「すのこ」はマッチしたと思うのです。

置いているだけで、その下の雨水の映りが余計混沌とし、反対に掃除がしにくい「すのこ」の存在は「無い方が良い」という判断に行き着きました。

とても残念で、せっかくのお買い物を活かせなかったことをとても反省しています。

これを機に「買い物への十分な注意」を決意したのでした。

下に貼りますYouTube動画は、まだ購入直後の喜んでいた時のものですので、タイムラグがあり、良い結末で終了していることをご理解いただきたいと思います<m(__)m>。

あとがき

今回のプラスチックすのこは、「ベストコ」ブランドを持つ「中山福(株)」様という会社様のオリジナル商品。

持ち家やベランダの状況によっては大いに使い勝手があると思いますので、その後断念でしたが、ご紹介致しました<m(__)m>。

おそらく、商品を保管するような倉庫や一軒家で、しかも綺麗な室内的な場所でのご利用が良いのではないかと。

なぜかというのは、断念の理由が外で雨晒しの場所であったことでプラスチックの劣化と汚れがストレスだったからです。

このたびのこうした変遷からの学びは、「本当に購入するべきものなのかどうかの未来をある程度見越した正しい判断」ということになります。

そのお品がどんなに優れて素敵でも実際に相応しいものなのかに対する配慮が不足していたと思うのです。

失敗があって分かることもありますので、仕方がなかったのですが、「あり」なのがすべてよいわけではないということ、「無し」のメリットも大いにあるという目線を持つ大切さです。

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将来のユーザーへのプレゼント、完全に自分の所有ではないからこその賃貸物件、あってもあえて使わない包丁差しや歯ブラシホルダー【914】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年の2月頭に経験しました大掛かりな引っ越し後は、賃貸の物件での暮らしでお世話になるのが2度目の経験です。

よって1度目の長く住まわせていただいた20年間が長かっただけに非常に対比的に感じております。

このたびは、ニッチな部分ですが、新居に住まわせていただいても、あえて使わない部分というのを2箇所ご紹介。

自分の持ち物になったのだから使えば良いというご意見もあるかもしれませんが、長い目で見て、「賃貸」であることも心得ておきたいのです。

あっても使わない場所①:包丁ホルダーを一切使わない

あっても使わないヶ所を賃貸のケースとしてご紹介します。

作りとしては、シンクの下に扉があることがほとんどかと思いまして、その扉の内側に、包丁ホルダーが設置されているものではないかと思います。

扉内の包丁ホルダーを使わない:新品同様に綺麗で嬉しいのですが、あえて使いません。
これもこのままでは穴周辺が黒ずむことが旧居で経験済で、ここへこのように吸着マットで塞ぎます。
こんな感じで穴の汚れのカバーの役割を果たしながら、この包丁ホルダーは一切使いません。

理由はこうです↓。

旧居で使うたびにひびが入っていったり、キズや汚れが特に付きやすいアイテムだったからです。

借主なので有意義に使えば良いのはやまやまですが、壊れていく姿を見ないことへの価値と、遠い先に別の方が使う場合を考えていっそ使わないでおこうと選択。

包丁のこうした収納の仕方もあまり好まないことも大きいです。

実際の包丁の収納場所として選んだ場所:ガスの横に細長い引出しがありました。吸着マットを敷いて収納。

刃物なので危ないので、洗ったらすぐにふきんできちんと拭いて、ここへ丁寧に収納。

もう1つの包丁はパンを切るナイフ。

メイン包丁に関しては、毎週研いでいます。

ギザギザのパンのナイフは研ぐことができないと研ぎ屋様が以前におっしゃっていましたのでこちらは消耗品となっていくと思いますが、この時点でも20年もの。

あっても使わない場所②:歯ブラシホルダーを一切使わない

では、2つ目のヶ所をご紹介したいと思います↓。

扉内の歯ブラシ立てを使わない:代わりにクレンジングフォームをせっかくなのでメインスペースへ収納のみ。

先ほどの包丁ホルダーととても機能が似ています。

扉の内側に細かく仕切られた部分。何かこういった細かいものが好みではないこともありますし、掃除がしにくい、破損しやすいという理由から使いません。

この箇所は、旧居でも同じように20年間全く一度も使用しませんでした。

じゃあ、歯ブラシはどこに置くの?となりますね↓。

実際の歯ブラシ立ての場所:こうしてコップに立てかけトレイに置いたコップ。左側のコップには歯磨き粉。

以上が2ヶ所の有っても使わない場所のご紹介でした。

ではもし、これらが自分の持ち家だったら使うのかという点においては、おそらく使わないかもしれないのです、ハハハ(^_^;)。

あとがき

インテリアは本当に楽しいですし、自由。

人それぞれの出来上がり方をすると思うので、ちょっとした考え方の違い、価値観が形となって現れるもので、とても興味があります。

「整理整頓」「模様替え」などインテリアにまつわる行動や作業は、「整える」という大きな意味で実は「心や精神」に大きく関わる重要なことだと思っております(^-^)。

物の長持ちの秘訣、飽きの解消や気持ちのリフレッシュには効果的な「使い方を変える」の実際の姿【913】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年2月の頭にこれまで20年間お世話になった住まいを後に、引っ越しをしました。

この引っ越しが非常にその後の考え方やスタイルに大きな影響を及ぼすことになります。

長い間ずっとそのやり方だった、考え方だったことがこの機会に大きく変わったのです。

「引っ越し」というもののパワーを非常に感じることになりました。

物を捨てる時にすぐにたやすく捨てないような方向に、いったん立ち止まってじっくり考える時間を持つようになったことも大きな変化。

今後ますます、1つのものをできるだけ長く持ち続けていく傾向というのが重視されていくと思っておりまして、大切なことなのではないかとご紹介するに至りました。

捨てる前に考えることは「別の使い方があるのかどうか」の検討

引っ越し直後(木製チェストとかご):こんな感じで使い始めました。ただ実際はこの重なりが使いにくかった。
その後のかご:重なりが使いにくいことで横に並べる使い方に変更。中に入れている「バナナ」が変わらず。
木製チェストのその後:細かな資材置きへ変更。この方が木製家具の馴染みが以前よりもあると感じました。

整理整頓をしている際に「入れ物の使い方を変える」ということをしたことは、新品を購入した時と同じような「リフレッシュ感」を味わえたことに驚きました。

固定観念というものがあるもので、使い方がそれしかないかのようにずっと同じ使い方をして、毎日変わらぬ風景を見ているものです。

しかし、ふとある日使い道を変えた時に、実は前の使い方よりもっと効果的だったと思い直すことも多いです。

それは、見方がより以前よりも「俯瞰」した目線になったとも言えると思うのです。

出来るだけ捨てるということをせずに、別の使い方でさらに持ち続けていくことが、結果購入時の価格から見たときにコスパが良かったと言えます。

結局、手放しがちな場面で違う使い方を続行できる判断ができるのも、お品が捨てるにはもったいない良質さがもともとあったことも大きいです。

そういった意味では、最初の購入では、安くて質が悪いお品はもちろん質がほどほどでしかないお品も長く使いたい気持ちがその後には湧きおこらないのも確かです。

とりあえず、良質でなければお品物は早い段階で捨てられてしまう運命にあると言えます。

良質な物は末永く持ってもらえる可能性がおのずと高くなるのではないでしょうか。

これは、物1つ製造することへの責任ある行動として、主に製造側の立場の目線としても重要なことです。

あとがき

もう少し大きなアイテムでいうと、木製のチェストなどは、ここ数年はすべて中古品の古き良き味わいの品物をお得に購入しています。

プラスチック製のものは、味わいなどには欠けるので、必要がなくなるとどうしても手放してしまいがち。

このたびの引っ越しで、旧居では収納場所が少なかったために持っていた食器などを収納するプラスチックチェストを2点廃棄しました。

一方で、その廃棄のプラスチックチェスト2台よりはるか昔に購入の同じようなサイズの木製のチェストは現在もまったく手放すなどという気にはならず、使い道をむしろ考え、何とかして使い続けていこうと思うものです。

まずは、インテリアから始めていますが、早々と捨ててしまうようなものを最初から購入しないということも非常に大切で、ましてや、「捨てればいいのだから」という考えを持って購入することこそ見直したいことです。

そして、製造側も、「壊れてこそまた購入してもらえる」などといった我欲の追求を見直すべきだと思うのです。

「それじゃあ商売ができないではないか」という問いに、「その商売自体のコンセプトを見直すべきだ」とお答えしたい気持ちを持ち始めました。

換気扇が壊れた時、電子レンジを持たない者がトースター1つで作るメニューを考案、トースターのポテンシャルを知って驚いた【912】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実は、換気扇が動かなくなるハプニングが起こりまして、短い時間お湯を沸かす程度以外はしばらくガスを使うことをやめています。

コーヒー用のお湯を沸かすにしてもほんの30秒程度で、換気をしながら気を付けています。

長いこと煙を出しながらする本格的な炒め物やゆでたり蒸したりも換気扇無しではやめた方がよいと別の方法を考えました。

出来上がったものを購入ということも良いですが、材料でエコノミーに手作りするというのも飽きが来ないものです。

今回は、それほどたくさんではないですが、実際に作ったメニューと今後作れそうなメニューの考案をご紹介したいと思います。

意外と万能なトースターの存在は貴重、電子レンジ無し、ガスが使用できない状態でもここまでのお料理メニューができることに驚き

もともと電子レンジが壊れて以来電子レンジを持つことを10年くらいやめていますので、ガスやトースターの調理でこれまでもやってきました。

そこへ、このたび換気扇の故障で動かなくなり、それに伴いガスを使うことを中止しておりまして、トースターのみの利用という限られた手段でどこまでのことがやれるかということになります。

トースターならではのメニューとしてはグラタンが浮かびますが、下準備でガスを使うものなので作ってはいませんが、不可能ではないのかもしれません。

グラタンの件は最後に考案として書いてみます。

まず、トースターで作れるメニューで実際に作ったメニューです。

・焼き餅ののり巻き

・エリンギのバター醤油

・焼き魚大根おろし添え

・豚肉と玉ねぎスライスのポン酢がけ

こんな辺りが実際に作ったメニューです。

フライパンなどでガスで調理するよりも、ある意味「うま味」が閉じ込められ、おいしかったりするものもあります。

トースターのトレイを敷いて、アルミホイルもさらに敷いて、エリンギのバター醤油などはホイルの隅っこを包み込むように立てて使ったりします。

エリンギは手で縦長に裂くようにちぎると味が染みやすく、パスタで使われる手法。

ボール内で下準備して、混ぜておくとさらに味わい深くいただけるかも。

最後の豚肉と玉ねぎは、ポン酢は出来上がりに鍋みたいに使うのみが良さそう。

ただトースター内は非常に汚れますので、それを覚悟です(^_^;)。

グラタンはガス無しで作れるのか、「グラタン風」なら作れます

今だに「National」製の表記のトースター。サイズや使い勝手が良く、2002年製をまだ使い続けています。

グラタンはホワイトソース/ベシャメルソースが必要でそれを作る時には、必ずレシピに電子レンジが出てきます。

今のところ、ベシャメルソースたっぷりのグラタンは電子レンジ無し、ガスが使えない状況では難しいと思っています。

しかし、「グラタン風」ということであれば、すべての野菜をスライスして火を通りやすくしておき、オリーブオイルやパン粉、チーズを使って、できる可能性を感じます。

例えば、ジャガイモのスライス、ハムやソーセージの薄切り、玉ねぎすりおろし、などを牛乳、で混ぜ、とろけるチーズを使い、塩・こしょうする、マヨネーズなども使いながら、上にオリーブオイルとバターとパン粉でこんがり。

これで何かグラタン風が出来そうですが、過去に、やはり何か味気無さを感じたこともあります。

ベシャメルソース無しでいかに味が全体に行き渡るように作れるかというところが勝負所になるかと思いますので、コンソメなども出汁として利用すると良さそうです。

おそらく、あっさりな味付けにはなると思いますが、新鮮さも感じると思うのです。

実は、このたびはまだやれておりませんので、「案」のみにとどめましたが、一度やってみたいと思います。

あとがき

YouTube投稿時は、「豚肉と玉ねぎスライスのポン酢がけ」をまだ作っていなかったのであの時点では考案としてご紹介していますが、その直後に作りましたので、現在のブログ記事では、実際に作ったメニューに入りました。

そして、動画内では出てこなかった考案として、上述の「グラタン風」が生まれます。

何かワクワクしてきます。

小麦粉をバターと混ぜないとベシャメルソースが出来ないのでその辺りがトースターでなくどうしても電子レンジの力が必要なのでしょう。

焦がさずに熱を加えることができるものとして、IHヒーターを持ち合わせていれば問題なくでホワイトソースを作れると思います。

その後、1ヶ月程して取り付け作業をしていただき、立派な換気扇が設置されました。

そして、何と、今まで辞めていた「電子レンジ」も置き場所が確保できたので、以前に壊れたモデルと全く同じの小さいバージョンを購入しました。

電子レンジを購入したことで(中古品の綺麗なもの¥3,000くらい:SHARP製)、今後は安心感もありますが、ただ、限られたツールの中でいかに美味しいものを作っていくのかという考案は、新しい挑戦の形としてすごく為になりました(^-^)。

黒っぽい糸の魔力を知る、黒・濃紺・チャコールグレーのテトロン糸を並べて、同時に見比べないと判別できない色味の微妙な違いを見る回【911】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【147】の記事で、「黒と濃紺は近いが非なる色である」という内容を過去の誤購入の洋服のエピソードを交えながら投稿致しました。

ここ最近、再び黒として購入したマーケットサイトのコートがダークネイビー(濃紺)であったことがあり、数日気づかなかったというほどの判別のしにくさだったのです。

今度は実際に目でその微妙な違いを納得する回として、テトロン糸のカラーを見ながら、黒・濃紺・チャコールグレーを引き合いに、黒と見間違うような色だけを集め、その色の位置関係や微妙な違いを見ていただこうと思います。

紺と黒の狭間にあるチャコールグレーの存在も黒に限りなく近い色、お洋服ではこれらは「別物」ながらも同時着用で「立体感」を表す活用もある

一番強い色が黒として一番右に配置すると、「ボリュームのつまみ」のような感覚で、一番左に濃紺を配置、その間に、紺寄りなチャコールグレーと、黒寄りなチャコールグレーを置いてみました。

一番左から、①濃紺②わずかに紺に寄ったチャコールグレー③黒寄りなチャコールグレー④真っ黒。

テトロン糸は結構色がはっきりして分かりやすいと思い、引用させていただいております。

こうして並べるとわずかに違うようですが、お洋服などになって1色ずつ個別に見た場合、全部黒と判断してしまいそうです(^_^;)。

ここでお話したいことは2つ。

1つは、とにかく黒に勝る色がないということも確かなことだということ。

黒は必ず一番右端になりまして、ボリュームのつまみではMAXの位置。

黒の色の定義は、「どんな色とも混ざって他の色になることのない色」ということで、よく「最強の色」などという言われ方をします。

そして、もう1つお伝えしたいことというのが、融通の利く中間的なカラーは立体感あるコーデに同時着用をあえてしてみるということ。

真ん中のチャコールグレーは、紺と黒の狭間にあるような色とも言えて、一般的に「チャコールグレー」というと、黒の代替色だったり、黒とのグラデーションだったりするイメージですが、濃紺にもなりうるということ。

実際に、ここ最近アップの動画でコートが黒ということで購入したけれど濃紺だったその濃紺は、チャコールグレーと呼んでも良いような紺で、この中の糸では、真ん中の左側の方の色に近いのです。

真ん中の2色が似た4色の中でも特に狭間(はざま)の色であるという見方をしました。

「真っ黒でなければいけない」ほどの拘りの黒コーデ中心のスタイル。

それでも実際に誤購入が免れない場合もあり、例えば、上の写真の②や③などは、一般的なネイビーと実際に合わせますと、反対に黒に映ってしまうような違和感もあるのです。

言葉に翻弄された「紺」をそのまま言葉通りに組み合わせてしまうだけではおしゃれにならないのです。

言葉上は「紺」と「黒」であっても、「目の映り」は、良きグラデーションや、立体感として素敵なコーデになることもあり、紺と黒の「別」をかたくなに固辞することをやめ、柔軟になっても良いのではないかと思い始めたことでこの記事を書いてみたのです。

あとがき

たまたま、ハンドメイドバッグで黒っぽい生地を使用するため、多くの展開の黒寄りな糸を持っていたことで今回のご紹介のきっかけとなりました。

古着を購入する場合、本当に黒なのか、そうじゃないのかの判断として、縫い糸の色、特に、裏地に縫い付けられている縫い糸などが手掛かりになるものです。

今後は、古着市場も拡大していくと思います。

アパレルが在庫を抱えるシステムで活動し続けることが良くないという風潮やその構造の行き詰まりから、新しく生み出される洋服も抑えられ、渾身のお気に入り1点を能動的に選ぶ必要性も大切なのではないかと。

そうなると、新品ではなくても、良い物を見つけていく楽しみとコスパの良さなどで古着市場がホットになっていくかもしれません。

何度も誤購入してしまうことがないよう、特に情報が不足しがちな古着の購入時に、こうした微妙な色の違いの別を判断するカラーを見抜く「目」を肥やされると良いと思います。

しかし、同時に「黒」にこだわり過ぎて、素敵なコーデを見逃しているのかもしれない、誤購入してしまった濃紺を「受け入れる」方向で考えてみることも数の少ない古着市場では良いかもしれないのです(^-^)。