ハンドメイドバッグのポケットを独学した者の軌跡、基本的な本からの学び→独自の考え方の注入→説得力のあるデザインの完成【1053】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび2冊の本を拝読。

「ポケットの基礎の基礎:水野佳子 著」と、「きれいに縫うための基礎知識:水野佳子 著」です。

同じ著者様が、なぜにポケットを別枠の本にされたのかということを考えますと、ポケットの種類の豊富さと奥深さがある証、そしてポケットを重視されているその考え方も含むものだと感じました。

ほぼ独学でポケット、その他の作業でバッグ製作を15年以上やってきましたが、技術をある程度得た今、振り返るようなことも兼ねながら読ませていたのでした。

本もいろいろで、これという基本ベースではなく、それぞれ独自の手法も示されているかもしれませんが、「基礎」という言葉の強調が心のフックに引っかかったのでした。

昔ながらの良き伝統を受け継いだ最もシンプルかつ基本的な手法という点では一読をお勧めしたい本です。

そして、このたびハンドメイドバッグに取り入れていた部分と照らし合わせることもしてみました。

多種のポケットのデザインの中でも、大きく「貼り付け型」か「袋型」の2種に大別できるそれぞれのデザインと役割の違いを改めて本から学び直した

ポケットの本として1冊になるほどですので、いかに多くのポケットがあるのだろうかということです。

洋服に使われるデザインを基本に書かれた本で、実際お洋服のポケットこそが豊富な展開をしているのです。

そうして、最終的に行き着いたポケットのデザインは、なんと1つのみ。

型玉縁風の隠しポケットにフラップをコンビにしたポケット、このデザインのみへ行き着いています。

フラップポケット:フラップはセキュリティー性とデザイン性の両方を高めます。
隠しポケット:張り付けるより容量が増える点が優れた機能、そしてスタイリッシュなデザイン性の高さも特徴。

これらは、この本の中では、全く同じようにデザインされているわけではありませんでした。

上のフラップは下の片玉縁などとコンビでコートなどの蓋になっていました。

そして、見よう見まねで独学したものは、ラッピング布に加えて口布が加えられ、基本の作り方としては非常に複雑でした。

口布に当たる部分ってどこなんだろうと思いましたが、おそらく袋と一体化しているので、口布としてはパーツが無いのです。

その代わり、延長布と呼ばれる謎のパーツがあり、これは独自のもの。

ポケットの中を覗き見た時の入り口周辺もすっきりと美しく見えるためには、途中で継ぎ目を作ることで工夫した現在のデザインです。

もとは、スーツなどの玉縁の部分の作業の途中まで(切り込みのY字を入れる辺りまで)がほぼ同じで、その続きの後半が変わってきます。

こういった感じで良いと思っています。

あとがき

今まで独学的にやってきたことが、「基礎の基礎」と呼ばれるやり方と比べるとどんな違いがあるのかを見てみた回になります。

重なる部分もあり、新しい学びもありでしたが、結局は1つだけのポケットのデザインに行き着いたのも事実です。

1つ1つの箇所を製作していく時に、些細なことながら「なぜその幅にしたのか」「なぜその形にしたのか」がきちんと理由として存在しているという品物が、素晴らしい物であると思います。

なるべくして、その姿になったお品というものには哲学が込められますので、シンプルで美しいお品になっていくものです(^-^)。

過去製作の裏面を使用したファンシーツイード生地、今度は表面を使用してビッグな巾着袋を製作の見た目の違いの比較【1052】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2時間程の時間を使いまして、裏地付きの巾着袋を製作しました。

インテリア巾着袋(中)というサイズで完成。

お着替えが入れられるようなゆったりとしたサイズ、ある意味大きい分類になるかもしれません。

過去に製作のトートバッグ製作の時にはあえて、裏面を使用し、柄が出過ぎないようにしていました。

というのも、パステルカラーが華やかな全体柄だったからで、あっさりとしてこちらも美しかったのです↓。

過去製作の同じ生地の裏面使い。ツイードの糸の出方が抑えられた裏面。背景のツヤは裏面ならではです。

その残りがこの度の巾着袋の製作で生地消化となりました。

このたびは、本来の表面を使って製作し、過去の見た感じとの比較に焦点を当ててみました。

ジャガードだけじゃなかった、ツイードも裏面と表面のどちらを使うかの選択で随分違った印象になる興味深い比較

生地そのもののパステルマルチカラーが感じが良くて素敵なのですが、更に表面・裏面のどちらを使うのかの使い方でも随分違った印象になることがこのたびの本来の表面での製作で分かりました。

<サイズ>縦35cmx横30/47cm×マチ20cm。ミドルサイズの(中)になります。美しいツイードです♪。

これまで見たファンシーツイードの中ではダントツに美しいものでした↓。

ファンシー、ポリエステル/35%、ビスコース/31%、アクリル/16%、綿/9%、ナイロン/9%、イタリア製。
<裏地:黒>先染めストライプベロアニット、ポリエステル/100%、日本製。
こんな感じで使用していない時は畳んで大切に収納可能。
ループエンドを付けたかったのですが、ゴールドがこの生地に合わないと判断。シルバー色がよくマッチします。

ループエンドはシルバーカラー待ちとなりました、全体が青味のマルチカラーには銀色が相性が良いのです。

反対に、暖色系の黄色やオレンジで成り立つマルチカラーには金色がマッチすることが多いです。

とはいえ、本来青味のパープルカラー中心なら、ゴールドが高貴に映えることもありますので、幅広い視点を持って附属品も選択していくと「センスの良い」バッグになっていくと思います。

あとがき

こうした比較ができたのも、実のところ長年製作を続けてきたこと、そして、最初の当ブログ記事の投稿の2022.07.21からおよそ2年後の2024.09.10にブログ記事の「手直し」でこの記事をタイトルから決め直しましたことがあります。

この活動で、離れた年月だった2019年製と2022年製の3年の差の製作品が興味深く比較ができました。

今から思えば、2022年完成時にもできたはずなのに、当時このアイデアが浮かばなかったことを、現在の2024年のブログ手直し活動でフォローできた成果だと思います。

こうして、過去の記事も、またとない生地で製作したバッグであることから記録に残したいということで消さずに残しています。

こうしてブログを「リライト」することでいつまでもご参考になるような内容になればと時々見直していきます(^-^)。

宝石にまつわる神話のようなストーリーを知った今、神秘的な地球の軌跡の証を重んじ、しとやかにゆったりとした気持ちで向き合うことにした【1051】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ジュエリーを扱う立場としまして、宝石のことをしっかりと知るために、時々宝石にまつわる本を読ませていただくことがあります。

このたび1冊の本を拝読、「宝石物語:岩田裕子 著」です。

かつて貴族の宝飾品であった宝石にまつわる事実を中心に、やや盛られて言い伝えられた部分も含むストーリーを興味深く読ませていただきました。

フィクション的な部分もありながら、実在の歴史上の人物ばかりのストーリーであり、逸話としてジュエリーが様々な人間の人生に伴ってきたという見方では十分リアルです。

いつまでも永久に持ち続けることができる品物だからこそ、振り返った時のその存在感や過去の出来事の真実を知る唯一の手掛かりなるものであったとも言えるのです。

宝石のパワー、この世を作る地球を含む宇宙からの戒めや教訓を伝えるほどのものなのではないか

物語としては、宝石のパワーが人の人生を狂わせたような「ホープのダイヤモンド」のストーリーが有名です。

ここまで複数の持ち主を転々とした宝石はなかなかない、多くの所有者があり、どの持ち主も不幸の末路を迎えているようなのです。

特にパワーの強いカラット数の高いダイヤモンドだからこそのストーリーでありますが、宝石自体よりもむしろ、その宝石の価値に翻弄され、心が揺さぶられた人間の愚かな姿であるとも言えます。

現在は博物館という望ましい場所で佇んでいるようです、誰の手にも渡らない状態に行き着いたのでしょう。

キラキラ美しい宝石を前にしてどこか心が動揺し、揺さぶられるのも、そのあまりの美しさゆえ仕方がないのかもしれません。

しかし、こうも思うのです。

そういった煌びやかなお品を前にした時にこそ、優雅に落ち着いた気持ちでゆったりと接することが望ましいと思いました。

決して貪欲にならず周りに翻弄され過ぎない自分の軸を大切にしなければ不幸が起こるといような戒めを過去の宝石のストーリーから学んだわけですから。

急いで慌てて身に着けるのではない、ゆっくりと時間を使いながら、気持ちを落ち着かせた身に着ける瞬間をむかえたいものです。

例えば、収納1つにしても、ゆったりと宝石が喜んでリラックスするような収納の仕方というのもあるもので、宝石が喜ぶような向き合い方というものがあるのではないかと思っています。

せっかく価値ある綺麗さを放ってくれているのですから、私達はそのお返しとして、丁寧に、穏やかに接してあげることが大切ではないかと。。

あとがき

奇跡的に掘り出された地金と美しいストーン、決して当たり前ではないことが重なった宝石だからこそ希少価値が高いのです。

そして、研磨という透明感ある美しい磨きをかけてくれた宝石製造者様である人間の叡智にもありがとうの気持ちを持ちたいものです。

決して自分が発見できるものでもなく、多くの人の力がないと美しいお品を目にすることさえできなかったわけですから。

貪欲になるあまり忘れがちなこと、それは決して当たり前ではなかった奇跡があっての今現在への「感謝」の気持ちです(^-^)。

ハンドメイドの製作で「ステッチの省略」を決して惜しむべきではない、見えない底力として本来重要な箇所である【1050】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【1047】の記事ではスピーディーに仕上げるコツをお伝えしました。

今度はその逆のようではあるけれども、スピーディーながらも、これはやるべきではないということを注意点として実体験からお伝えしたいと思います。

一番良くない考え方は、手間を省いて品物を不完全な仕上がりにしてしまうことです。

タブーというほどのこの行為が量産ではよくされていることに非常にがっかりしています。

そのようなお品物は本来広まるべきではないのに矛盾を感じる点ですので、是非ご一読くださればと思います。

スピーディーであっても綺麗に仕上がっていなければならないところが「技術」である

1つは超高速みたいに、急ぎ過ぎることです。

ミシンがけも車が高速道路を走る時のように周りの景色が散漫になりがちです。

そうしますと縫い目のきめ細やかさや正確さがそがれることがあります。

一定のスピーディーさもあるのだけれど、やはり根本には綺麗に仕上げることがベースにあります。

そして、もう1つ、丈夫になっているステッチの箇所の省略です。

ファストファッションに見られる構造の中には、いかにその過程の一部の省略の効果でスピードを上げるかというのがあるようです。

以前読ませていただいた「ファストファッション」という本の中に興味深いお話がありました。

「消費者のお手元に届いた安価な洋服のステッチがほろほろと外れてくることがあるが、そのお値段ならば仕方がないと思える、むしろ、このお値段ならこの縫製で十分である」という感想。

それほどに、その出来上がりに惑わされて当たり前になってしまっているのです。

いかに、ファストファッション態勢で製造されたお品が消費者に良いお品選びを妥協させてしまっているのかという闇のようなものを感じたものです。

本当にそれでよいのでしょうか。

本来お品はしっかりと作られるべきではないのかというところは重視している点です。

そして、その良いお品をご購入者様にもご披露してご理解いただきたいということです。

ということで、良い作りの一部になっているような部分を省略するべきではないというのが2点目になります。

あとがき

まずは、販売価格の前に、綺麗にしっかり作ることがなければ、長い目で見て将来の実りは無いのではないかと思っています。

一時的な盛り上がりとか流行に乗るなどというのは、長い年月から見ればほんの一瞬の光のようだと思います。

地道ではあるのですが、今までやってきたことを0に戻すなどということがないよう、すべての事が活かされるような希望があります。

丁寧な作りをベースに保ちながら、それでいて素早く完成できることこそ「技術力」なのです(^-^)。

ここにきて中古ハイブランドバッグが高騰、30年もののポケット内、ぺたんこ紙を入れたくっつき防止策【1049】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近中古ハイブランドバッグの価値が上がって行っているようです。

なぜなんだろう、独断で思い浮かんだことを書きますと、

・いよいよブランドバッグの過去のものはなかなかの経年になってきた?

・過去のデザイナー様の活躍時のお品がやはり良いと見直された?

・SDGs の高まりとともに、過去のお品を掘り出す動き?

こんなことを思い浮かべました。

このたび、過去の古いハイブランドバッグの価値が高まったと聞いて、持っている(持っているだけで使っていません)バッグのあることが気になりました。

それは、内ポケットのくっつき部分です。

おそらく内部も本革のように見えるのですが、それでもレザーはネタつきをかんじることがあります。

今後も末永く持ち続けるためにポケット内にある対策をしました。

良質なバッグもポケット内のネタ付きは起こり得る、起こっていない時期から折りたたんだ新聞紙(しんぶんがみ)をポケットに入れ間に取り入るくっつき防止策

このたびポケット内のくっつき対策をするバッグ:「シャネル」製のハンドバッグ。キャビアスキンタイプ。
背にも使い勝手の良いポケットがありますので、こちらも対策します。

廃番になったと聞き、いずれと思っていたのを少々焦って中古品で購入したのが、15年程前です。

当時は、¥100,000弱くらいで購入したと思ったのですが、現在は約3倍-5倍くらいです。

モデルとしてはその購入の15年前の時点ですでに中古だったわけで、1990年代-2000年辺りのモデルだと思われます。

このお品の良さを語るとすれば、容量の大きさがとても十分であるということ。

これがくっつき防止対策です↓。

まず、背のポケットへこうして新聞紙(しんぶんがみ)をていねいにふんわりたたんだものを入れます。

印刷されていない新しい用紙で、古新聞との違いがを区別します。

印刷されていない方が薄い色のバッグにはもしもの色映りに関して安心ですが、印刷は虫除けにもなるとのことで、どちらがどうとは言えません。

レアな方の印刷していない方は「amazon」様で購入できます。

あまりボリュームある畳み方だと膨らんで変な型崩れを起こしてしまいますので、ポケットに仕切りを入れる意味だけの薄さで良いです。

内側にはなんと2部屋ポケットがありましたので、それぞれ対策しました。

布は劣化やネタ付きは大丈夫だと思いますが、この際なので同じように対策をしておきました。

あとがき

収集好きな者は持っていても使わないものも多いのです。

だからこそ、むしろよく使うものよりも注意した方がよいのです。

保管しているだけで使わないのになぜ所有しているのかということですが。。

それは私にも分からないことでした。

コレクター的な一面があり、集めて持っていることが心を満たすのです。

このたびのハンドバッグのようなモデルは、ニッチなデザインのもので、発売当時はひっそりと目立たない存在であったと思うのです。

かえってそういったモデルの方が、何十年と経過した時に、昔の流行を思い起こさせることなど無いので、反対に新鮮である印象さえ受けるものです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイドバッグに取り入れてきた花柄、更に小分けの種類の違う3つの呼び名を事典から探した【1048】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく図書館を利用させていただく読書ライフをしていますが、このたびは珍しく、購入しました本です。

「衣服・布地の柄がわかる事典:一見輝彦・八木和子 著」を拝読。

ふらりと「amazon」様で見つけてしまったお品。なんと¥6。

読み手によっては、本の価値は値段を越えたところにあるのだと感じます。

プリントの柄が大変豊富な生地分野ではありますが、ちゃんとその名前があるということで、気になる手持ちの生地と照らし合わせを夢見て、ワクワクしていたのです。

このたびは、この本から学んだ知識をもとに、2つの謎を解いてみたいと思うのです。

①ボタニカル柄とフローラル柄の違いはどこなのか②よく見かける特徴ある花柄の名前の答え。。とこの2つです。

目的をもって事典を活用させていただくという本との向き合い方の一例です。

①フローラルとボタニカルの違いはどこにあるのだろうか

左:フローラル、中:ボタニカル、右:唐花(からはな)。

特に分類しなくとも、全体としてお花が描かれたプリントであれば、それは花柄であり、フローラル柄であるわけですが、何かの時に区別が必要なこともある時に固有の名前は役立つもの。

フローラルというのは、例を挙げるとリバティプリントがここに属するようです。

ああいったお花の部分だけ主にスポットが当たって、繰り返しの柄になっているところが特徴。

細かい話が、少し葉っぱや茎の部分も描かれてもフローラルに属するようで、ここが見極めが難しい所です。

なぜかというと、真ん中の茎や葉っぱやつぼみも描かれたものがボタニカルという名前だからです。

真ん中の手持ち生地はこの本の中のボタニカル柄と非常に似ていました。

フローラルなのかボタニカルなのかは分別が難しいこともあるかもしれません。

独自にまとめた、覚えやすい定義のようなものはこうです↓。

・フローラル:お花の部分にスポットが当たった繰り返しの花柄。

・ボタニカル:自然の景色をそのまま映し出したようなお花が自然の中で咲いている様子を描いたような花柄。

こんな感じで見分けていけそうです。

②中国から奈良時代に伝わったとされる「唐花:からはな」柄は空想上のデザイン

一番右:「唐花:からはな」と呼ばれる柄。現実離れした空想的な要素のある花柄です。

一番右は、すでに奈良時代に中国から伝わっていた柄のようです。

なかなかエキゾチックな柄です。

この花の名前が「唐花:からはな」と呼ぶなどとは知りませんでしたので、今までの謎が解けたようで非常に嬉しかったです。

インテリアアイテムでよく見かけるお花です。

ちなみに、写真のものはネパール製。

今回ご紹介以外にも、もっと多くの花柄名が実はあるみたいで、例えば、枝部分を中心に描かれた「スプリッグ(小枝)」柄というのもよく見かける柄だと思います。

そのスプリッグ柄も、ボタニカルとの区別が難しいことがあると思います。

とにかく小枝柄はしっかりと小枝部分が描かれているものになるので、そういったところが見分けのジャッジにポイントとして思い浮かべると良いです。

とはいえ、境界線は曖昧ですので実物を見れば見るほど迷うこともありますが、この区分けを引き出しに持ち、予想を立てることまでできれば十分ではないでしょうか。

あとがき

アパレル業界・ファッション関係のお仕事に携わっている方は、こういった事典は役に立つと思います。

現に、こうしてブログに投稿する時に、この事典を何度見直したことかというほどです。

生地は本当に難しいと専門の人でも思われるようですので、プリント柄に特化したものであることもとても有難い本です。

かなり昔の本でも色褪せない不変さが大変読み応えありです。

ちなみに、もう1つ、これぞアパレル業界の人は結構お持ちであるメジャーな本だと思いますのが、「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄 監修」という本。

いずれも「事典」という種類です。

こちらも非常に面白く、名前の由来にも触れられストーリー性のあるような事典というギャップが魅力で親しまれているのだと解釈しています(^-^)。

一番動かす部分でありジュエリーの損傷の可能性が高まる場所「指先」に付けるリング、PT900よりもK18WGの方が硬いことを念頭に台を選ぶ【1046】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

このたびは、レンタルジュエリー事業者の日々の学びの中から、購入時の迷った時の選択として、地金の強度の違いが判断材料になる可能性を鑑み、強度の違いにスポットを当ててみます。

当然ながら硬い方が強度があるという考え方は正解なのですが、デザイン性やコンビの宝石の嗜好など強度だけを考えて選ぶことはほとんどありません。

よって、このたび、同じシルバーカラーの台のK18WGとPT900の強度の比較で、もしジュエリー選びの際に究極の迷いがあった時には、「引き出し」の中の良き1事項として持っていたい知識をお伝えしたいと思います。

ゴールドカラーよりもシルバーカラーがお好みの場合に有効、K18WG台のリングはPT900台のリングよりも「硬い」という知識

同じシルバーカラーの台なら強度はK18WGの方が高いです。PT900は変形しやすく円の形が崩れたりすることも。

実はリングというアイテムは、ジュエリーに一番圧力がかかりやすいと言えます。

ペンダントやネックレスは首に、ブレスレットは腕にということと比較すると指先のリングは非常に動きのある場所なのです。

そんな中で求められることが地金の強度。

本物と呼ばれる貴金属の18金やプラチナというのは地金自体が硬度が低く柔らかい素材であることがまずベースにあります。

それを強固にしていこうと、割金なるものが考え出され、K24である純金やPT1000である純プラチナではない数値で表すことになったのです。

通常、K18YG・K18WG・PT900・PT850がアイテムの刻印に頻繁に見られるものになります。

刻印でK24やPT1000のものは、本来指輪には望ましくないものです。

しかし、レア度もあり国の文化によっては、24金がジュエリーの主流である国もあります(インドが該当すると思います)。

ただ、動きの少ない首や腕でも、チェーンとなりますと「引っ張り」という動きがありますので、18金という75%の金の割合におさえることがジュエリーとしては主流なのです。

このたびは、リングを見ますので、同じシルバーカラーのK18WGとPT900とを比較しますと、片方のK18WG台の方が強度があり変形しにくいというプラチナとの差があります。

こうしてご説明のみでは信じがたいかもしれませんが、過去に透かしリングのプラチナ台のリングが透かしの繊細な部分が早くも使用中に割れてきた事実をこの目で確認。

逆の考え方としましては、PT900台のリングは透かしなどはひかえるとよい、透かしを選ぶならK18WGの方が良いということになります。

なぜ、リングの台にはPT850ではなくてPT900がほとんどなのかということに関してはまた別の記事で綴ってまいります。

実際の所、チェーンはPT850が主流、リングやペンダントトップなどのどっしりと大きな塊はPT900が主流です。

ただ、こんな特殊なものもありますので、決めつけるのもいけません↓。

リボンリングの後ろ姿:K18YGがリボンの部分、リングの部分はなんとPT950です。

PT950というものもリングに存在しているのだと、このお品物で知りました。

見た目だけでは決して分かりませんので、最初のぱっと見の時の刻印の情報が非常に大切であると言えます。

お店での購入に迷い際には、「刻印はどうなっていますか」などの刻印のお話に触れると良いと思います。

ほとんどは、お店の方が確認のために見て下さると思いますが。。

あとがき

同じシルバーカラーで比較するためにこのたびはK18YGは登場していませんが、同じ18金ですので、PT900のリングに比較してこちらもK18YGが同様に丈夫です。

よほどの地金に拘りが無ければ、おおまかにゴールドなのかシルバーなのかという色で選択することを最初にスタートしていかれるとスムーズではないでしょうか。

もう1つ素敵なエピソードをお伝えして締めくくりたいと思います。

K18PGもここ近年ファンの多い地金です。

割金の25%の中の銅の割合が大きいため銅色になっています。

30代後半くらいの来客の男性がスーツに付けられていたことを会社員次代に拝見して、すごく感じが良かったです。

プレーンなデザインでしたが、ピンクゴールド色というだけで個性もさりげなく演出といった感じでした(^-^)。

ここ近年の「金」の価格の急騰に惑わされない、シルバーカラーがかえって魅力満載のプラチナにジュエリーの今後の可能性を大きく感じている【1045】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の記事【1044】では、当「本物志向のレンタルジュエリー」には採用をためらうジュエリー3つをその理由と共にお伝えしました。

至極の1品ずつを選ぶにあたって非常に重要な目線だと考えたからでした。

そして、このたびは、反対に、今後積極的に取り入れていきたいジュエリー3つをお伝えしたいと思います。

当ブログ記事は、当初の投稿の2022.07.13からおよそ2年後の2024.09.08にブログ記事の「手直し」の順番で当記事をタイトルからすべて書き直しをしています。

2年の間にジュエリーの見方も随分変わりまして、後で貼りますYouTube動画内の3つとは違う3つになっていることをお許しいただければと思います<m(__)m>。

とはいえ、YouTube動画内の3つも相変わらず注目しておりますので否定することは決してございません。

現在の2024.09.08では、その後取り入れた実際の品物3点のお写真と共にお伝えします。

なぜその3点に注目しているのかが現在の率直な考え方を最も反映したもの、是非当記事をご一読どうぞ。

地金たっぷりのジュエリーへの注目、重量のある「切子」・ごつめの「デザインネックレス」・親しみやすい「抽象モチーフ」を増やした

ちなみに2022年に最初に当記事を投稿させていただいた時は、「モルガナイト」「クンツァイト」「星の連のモチーフ」に注目していきたいという3点でした。

当時、60年ぶりに「誕生石リスト」にストーンが追加された更新がありました。

「モルガナイト:4月」「クンツァイト:9月」で互いに美しいピンク、わずかにオレンジがかった温かいイメージのピンクと紫がかった淡さが魅力のピンクが類似ながら別物であるところもそれぞれの味わいがあるのです。

そして星のモチーフも非常に遊び心がありカジュアル感ある装いにはほしいアイテム、ハートやフラワーよりも星はそれほどデザインにバラエティーが無いので3点セットに組み合わせる時も易しいので行き詰まることなく完成できそうだと思ったのでした。

さて、そこから2年後の2024年、世界の情勢も相まって金が一気に高騰。

そんな時にこそクールに、現在は金の半分くらいの地金の価格でありながら、かえってプラチナを「お金」という価値を無視して注目し魅力を感じていくように。。

同時に地金高騰により新しい薄っぺらなジュエリーに対抗するような気持ちで、地金のたっぷり使いをもっと追求し、地金だけでできたデザインのネックレスにも大きく傾倒していったのでした。

1つずつ魅力を解説したいと思います。

こちらはPT850製、古い物にしかほとんど見られない貴重なデザイン。

彫がおしゃれに施された直方体の中身は地金ぎっしり。

当然全体が重みがある構造になります。

とはいえ、間に入るしずく型の素敵なパーツも「切子」ジュエリーでは大切な存在です。

ネックレスの形状が融通を持ちながら変化できるのもこのパーツのおかげなのです。

こちらはPT850製。

非常に個性的なパイプのような金属らしいデザインは、「メンズライク」と感じます。

首元にベルトのようなアクセントを添えてくれます。

一瞬925かステンレスなのかと思わせ、実はプラチナであることの良きサプライズが生まれます。

これまでの「レンタルジュエリー」活動の中でも抽象的なモチーフがお洋服に馴染みやすいとというフィードバックを得ています。

動物の形・植物の形になってしまうと、はっきりとしてしまうためにかえってクセが出て難しくなるのです。

出番が多くなれば喜んで親しんでもらえると思えば、この「抽象モチーフ」は注目するに最もな形だったのでした。

あとがき

根底にある変わらないスタンスは、2022年で定まりました「高級地金+宝石」に特化したラインナップです。

2020年でスタート、2年後の2022年特化型へのリニューアル、2年後の2024年でレベルアップを伴った更なるリニューアルと2年ずつで変化しています。

2026年には果たしてどんな姿になっていくのか。。

非常に楽しみですし、引き続きひたむきに当「本物志向のレンタルジュエリー」を頑張っていきたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

この3つのジュエリーだけはためらった、未だに手にしたことが無い理由を納得できるようにお話します【1044】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

本来、宝石と呼ばれるお品というのは、長く持ち続け、その状態が永久的であるところに魅力があり、価値があると言われています。

よって、「コスパ」を考えた時に、大切に扱うということが価値の持続につながるということになります。

そういったことも考えると、モース硬度の値が小さい宝石は、持続的にならない可能性がある1つのデメリットになると思います。

それでも、その美しさゆえに、少し取り入れることもあったりして、逆にそれが現在の価値であったりもするかもしれません。

ん-、価値観による大変難しいところです。

このたびは、今まで一度も当「本物志向のレンタルジュエリー」に取り入れたことがない採用にためらったジュエリーを3つ挙げ、なぜなのかの理由の深い所をお伝えします。

あまり前向きではない捉え方ではあるのですが、こういった気持ちも持っていないとたくさんの中から至極のお品物を選ぶことができないのです。

繊細過ぎるエメラルド・クセの強い蝶のモチーフ・透明では通用しなかった証なるブラックダイヤモンド、どうしてもその背景を知ると難し過ぎる

まずは、エメラルド↓。

古くから愛でられてきた美しい石なのだと思います。

手を加えずに良い状態で発掘されることがなかなか難しく、それはこのエメラルドの元の性質にあるようです。

割れやすく、内部にヒビやインクルージョンが入ることがほとんど。

宝石になる頃にはあれこれ処理なるものがなされるのが基本なのです。

その処理の効果は、永久ではないことに対して落胆、せっかく高額なジュエリーを入手しても本来の宝石の良さである「一生物」が実現できない場合があるということになります。

そうすると長い目で見た価値は薄く、いずれある時期には手放すことになりかねません。

次に、バタフライモチーフ↓。

蝶がトンボ・カタツムリのモチーフと同じような仲間に思えて、身に着けて歩くものに対してミスマッチを感じてしまいます(あくまで感じた実直な印象です)。

バタフライモチーフ好きには信じられないことでしょうが、蝶の代わりに「リボン」へ眼を向けてしまうのです。

最後は、ブラックダイヤモンド↓。

透明で披露することのできない事情を踏まえたような黒い色付けのダイヤモンド。

やはり透明にはかないません、透明はとても純粋にその良質である証を真っ白な色で見せてくれているからです。

ただ、そうと分かってはいても、よほどデザインが素敵なブラックダイヤモンドは1つは採用してみようかとも考えていますので、全く否定的でもありません。

同じ黒の他のストーンよりも輝く黒色ということで際立った美しさはあるかと思います。

あとがき

このたびは、「採用してない」ジュエリーのご紹介でしたが、「採用したい」ジュエリーもあります。

これも後のブログ記事で取り上げていきたいと思います。

後者の方が内容としては前向きに感じます。

このたびは、趣味嗜好も入る理由付きの事情をお話致しました。

今後のジュエリー選び、ジュエリー探しにヒントになれば大変光栄でございます。

手にした瞬間の気持ち、その後のふと眺めた時の心地、これを大切にしてくださいませ。

気持ちを整えるような素晴らしいパワーこそ本当のジュエリーの実力だと思います(^-^)。

「ボタニカル」と一口では言うものの、随分複数のテイストがあるものだとジュエリーを通じてその可能性の豊富さをお伝えします【1043】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

お洋服の花柄で登場するワード、「ボタニカル柄」があります。

バッグ製作においても生地の花柄で同じくこの表現が登場することがあります。

では、ジュエリーではどうなのか。。

実はここでもボタニカルと呼ぶお品がたくさんあるのです。

むしろジュエリーはボタニカルテイストが豊富。

その理由の1つの答えが、2024年に訪れたコスチュームジュエリーの個展で解説されていました。

古きヨーロッパでは、ジュエリーに対する伝統的なスタンスを守る姿勢があり、「自然」をイメージした造形から生まれたジュエリーの姿をそのまま継承したいという気持ちがあるようなのです。

一方、アメリカ生まれの新しいコスチュームジュエリーでは、虫や動物も登場して、ここでアメリカらしさが生まれたよう、ヨーロッパのテイストとの違いが分かりやすく現れたという事情があります。

こんな知識1つでもジュエリーの眺め方の奥行きが出てくるものです。

当ブログ記事は、当初の2022.07.10からおよそ2年後の2024.09.07にブログ記事の「手直し」の順番で最初からほぼ綴り直しをさせていただいております。

2年経過であるがゆえ、後で貼りますYouTubeと少し切り口が変わる内容となりましたが、重なる部分も大いにございますので、是非手直し後の当ブログ記事をご一読どうぞ。

どれも似ているようで決して同じではない独特さがそれぞれに同じキーワード「ボタニカル」として集まった本物ジュエリー

このご紹介をするにあたり、当「本物志向のレンタルジュエリー」の中から選んだのですが、ほとんどがボタニカルな雰囲気を持ち合わせていることに改めて気づきます。

「ジュエリー=ボタニカル」というような冒頭のヨーロッパの考え方が美しい自然と一体化した鉱物から作られている宝石の最も素直な表現なのかもしれません。

非常にこの考え方に対して腑に落ちています。

後発のアメリカ生まれの考え方も楽しいのですが、神秘的な美しさの表現に「ボタニカル」は欠かせないテイストです。

抽象的な透かしがフローラルであるからとなんとなくお花を表現したセット。どのアイテムにも透かしが存在。
丸いモチーフを共通にしたはずなのにどこかボタニカルな雰囲気。リングのブーケデザインの影響は大きいです。
こんなボタニカルの表現も素敵。お花の種類に特徴がありすべてにマーキス型が共通して入ります。

リングに彫ってある柄も全く同じ種類のデザインのお花です。

木の実を表現したボタニカルも個性的です。「可愛さ」もありまして、丸いラインの集まりが特徴を高めます。
大花が咲いている瞬間を写したような姿が本物のストーンと高級地金で表現されているところがまさに個性。
葉っぱもボタニカルであることを思い起こしてくれる美しい表現、共通のバイヤスラインもまとまりを高めます。
お花がクセがあって柄のような時には、バランスをとり、主張し過ぎないネックレスを配置も1つの表現の仕方。
マーキスの大粒と植物のようなカラフルなリングがリンク。ブレスの編み込みもボタニカルテイストに相性抜群。

あとがき

それぞれのジュエリーの素敵さがこうして更に色濃いセットにすることができまして、元の製造者様には大変感謝したいです。

おそらく、ジュエリーをボタニカルなものだけでという条件があったとしてもかなりいろんなテイストでセットを次々に作れる可能性を感じました。

冒頭のコスチュームジュエリーの解説のように、自然を愛でた証でもあるジュエリーがボタニカルに形作られるのは当然であり相応しい姿なのです(^-^)。