黒ベースのバッグは実用的であるがゆえに早めに売り切れる、それならば増やしたい、タオル地でふんわりとした優しいバランスのモノトーン巾着袋【1101】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

黒いバッグは、よほど写真の技術がないと美しく映りません。

しかし、変な風に写真に写ってしまっても、実物は正直であり、非常にミステリアスで高級感が感じられる良さがあるのも黒色バッグの実態です。

カラフルな明るいカラーは、いかにネットサーフィン中の方々の目を引くのかという点ではキャッチーですが、一方で、黒を受け入れてもらうには、良質なお仕立てによる長い時間をかけた「信頼」が必須なのではないでしょうか。

クールで尖ったイメージの黒をパイル地で柔らかく、意外性のあるかわいい雰囲気の木の実柄の裏地を配したバランスある黒ベースの巾着袋

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

パイル地がふんわりと優し気な雰囲気を演出。

巾着袋には多くが明るいカラフルなポップな色を選んで作られることが多いので、こうした意外な世界観は貴重です。

世にはなかなか出ていない雰囲気をお届けするという1つのアイデアを巡らせてみた製作になります。

<表地:黒>生地名不明(タオル地)、綿/100%、日本製。
<裏地:モカグレー>ポリエステル/レーヨン混花柄、混率不明(ポリとレーヨンの混合が不明)、日本製。

裏地は、写真で写しますと茶色がかって映りましたが、実際は、もっとグレー寄りで、これほどの赤みは実際にはありません。

ただ、「光」は正直であり、織り糸の中に含まれる赤味を見事に映し出してしまうとも言えるのです。

実際は、目に映る目の前の現物が全てですので、実物が写真との一線を画す点だという良い勉強になりました。

まだ、ループエンドが未着でして、お付けしていないですが、すずらんループエンドが後日取り付けられます。

この裏地、意外なのですが、とろみ生地とは言え扱いやすかったです。

薄手でありますと三つ折りしにくかったりしますが、結構ちゃんとした目の詰まった生地だったのです。

これは、作りながらのみ分かることで、こうしたこともお伝えできたことが大変光栄でございます。

「小」サイズの巾着袋の使い方のご提案、旅行用のブラジャーを丁寧に畳んでふんわり収納できる見込み

旅行はお好きでしょうか、1泊以上の旅行時には、着替えを携帯します。

その時に、ブラジャーはふんわりとキープしたいものであり、直接大きなバッグに入れるのではなくて、更なるお部屋としてこういった巾着袋のご利用どうでしょうか。

このマチ15cmというのは、コンパクトながら十分な広さであり、ブラジャーを片方反対にへこませて2つ折りに丁寧にカップの山をキープしながら畳みます。

その他のインナーショーツやキャミなどと一緒に入れる容量もございます。

もともと、「インテリア収納袋」という企画で連続製作しているこうした製作品ですが、お着替え入れなど「衣」に関するものが入れられるということです。

そして、もう1つの「医」、このサイズをお部屋で「救急箱」のような役割でも使用しています。

ゆったりとした容量を改めて存分に感じることが、中身の多さで実感致します。

あとがき

「○○入れ」と特化型の入れ物として作り上げる体験は非常に重要だと思います。

「万能」などとかこつけて、特に拘りの無い曖昧なサイズ感よりも、特化型のサイズ感の方が「価値」を感じてもらえることは製作してまいりまして大きく頷けることでした。

もし、よく分からないサイズ感で出来上がった訓練中の製作品があったとしても、そのサイズに何が入るのかを調べ、「○○入れ」というワードで謳う販売の仕方は求めている方への早急なる道筋でもあるとお勧めしたいと思います(^-^)。

巻き薔薇の配置が悪く作り直し、カジュアル感あふれるデニムライクな素材をエレガントに近づけた巾着袋の裏地の薔薇柄と巻き薔薇の役割【1100】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事件は、1つ前の記事【1099】で起こっていました。

巻き薔薇の配置ミスをし、正面に巻き薔薇が来ていない事態に。。

ということで、解体して1からの作りをしたのがこのたびです。

巻き薔薇はミシンで縫い付けてありましたが、外すのではなく、表生地は在庫があるので、再び裁断して1からの作り直しでした。

裏地は製作した「中」サイズに設置していただけしかなかったので、解体して、小さく裁断し直し「小」で出来上がったのがこの度の完成品です。

作り直しの結果分かってきた巻き薔薇の配置図、裏地の薔薇柄とリンクして本来カジュアル志向なデニムライクをエレガントに表現した巾着袋へ

今度は、巻き薔薇は1個ずつ個別に縫い付けることに変更です。

そして、薔薇同士の間隔を出来上がりで均一に映るようにと考えました。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
巻き薔薇は青味のピンク。前面と後ろ面の両面装飾です。写真よりも実際はもっとピンク色が付いています。
小さめながらマチたっぷり容量であるところが「小」というサイズのポテンシャルの高さです。
裏地は、解体前の「中」サイズの時のものを小サイズへ面積を落としてそのまま継続利用できました。

失敗すると容量が減ることがあるので、本当は望ましくないことです。

巻き薔薇の数は全部で9個ずつx両面の18個使いでした。

巻き薔薇の配置のシミュレーション:左右の2段目がわずかに外側に配置しても良かったと思います。
2022年に初の「ショート動画」にチャレンジ。非常に投稿しづらく、全5回程度のみの利用でした(*_*)。

あとがき

巾着袋作りは、「インテリア収納袋」のシリーズ製作であり、短い時間で完成できるアイテムを短期間で、過去の在庫生地を一掃する目的で始めました。

もう在庫生地はおおわく一掃できた2024年現在、少しだけその後にまた増えた生地が残っているのです。

きりがないことではあるのですが、過去よりももっと特化した生地を今後調達するようにしていくつもりです。

そして、ノウハウのコンテンツ作りの方も進めています。

こうして、活動の方向性もはっきりとしてまいりまして、この2024年はおそらく今までで一番方向性がまとまる年末を迎えるのではないかという気がしています。

本日、ハンドメイドバッグをご購入していただくことに恵まれました(先ほど発送完了)、心より感謝申し上げます<m(__)m>。

巾着袋は三角形に絞られるフォルムだということを忘れてはならない、配置の失敗から学ぶ巻き薔薇の望ましい配置【1099】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1098】で巻き薔薇を全体柄として配した巾着袋の「小」というサイズの巾着袋を製作した記録を投稿致しました。

巻き薔薇の良さを引き続きお届けしようと、今度は1個が小さな巻き薔薇を2個ずつセットでボリュームを出しながら全体柄として試みたのがこのたび。

今度の巻き薔薇は、種類が違ってペタンコではなくて上にツンと立っている作りです。

ミシンのテクニックが必要であることを心配しながら製作したわけですが、全く別の点で失敗が起こってしまったのでした。

薔薇の柄の配置を正面から見て逆三角形に配置してしまったのでした。

冷静に考えてみてください、巾着袋は絞った時にはおおわく三角形のフォルムになるではありませんか。

それならば、絞られた時の三角形のフォルムに配置していない、ましてや逆三角形となれば、タックの中に巻き薔薇が隠れてしまうということを全くイメージできていなかったのでした。

こんなイメージミス・イメージ不足を大いに反省し、悪い例として是非ご覧いただき、この続きとしてやり直しをする計画のところまでを当記事でお伝えします。

悪い例などなかなかネットの画像で見ることができません、貴重な例として是非お役立ていただければ、失敗も意味があったことになるでしょう。

裾広がり気味に巻き薔薇を配置するのが正解、逆三角形に配置してしまった結果、巾着袋の真正面に巻き薔薇が存在しなかった失敗作

「インテリア収納袋:中」<サイズ>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm。

表地は、ツイルクロスという名前のデニムライクな生地です。

ジーンズのような厚みではなくダンガリー程度のものですが、それでもブロードやローンなどよりははるかに厚みと重みのある生地です。

この生地に巻き薔薇を2個ずつペアで一度に縫い付けるやり方で配置しましたが、完全に配置ミスです↓。

巻き薔薇の配置ミス:逆三角形はむしろ不正解。巾着袋の出来上がりはこれでは上の左右の巻き薔薇が隠れます。
<裏地>ファイユ花柄プリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地がエレガントですので、表地のコットンのカジュアルな素材に、巻き薔薇を装飾するデザインはエレガントに寄っていくようなバランスが取れたと思うのです。

ということで、せっかく生地に関しては良い感じで出来上がったものの、やはり、薔薇の位置が悪いことでその後解体することに決定。

後で貼りますYouTube動画では、出来上がり場面までしか映していませんが、その後の決断がありました。

もう1つサイズダウンの「小」というサイズで裁断し直して、新たに製作し直すことでした。

表地は、別の残布で、裏地は、それしかもうなかったので、解体してそのまま型紙を「小」で当て直して裁断です。

「小」サイズで裁断し直し:巻き薔薇のミニサイズを今度は1個ずつ量を増やして縫い付けました。

このやり直しの完成品は、【1100】の記事でご覧いただけます。

あとがき

こういった簡単な巾着袋でも、作るたびに学びがあります。

巻き薔薇の並べ方1つとっても、いかに何も考えずに配置していたかを反省するこのたびでした。

2次元的平面の状態で3次元をイメージすることに対して非常に苦手だということも分かりました。

そもそも巾着袋の「巾着ひも」が左右に引っ張ることで絞られていくことを最初に考案した人物はどなたなのでしょうか。

その方はおそらく2次元で3次元をイメージすることが得意とする人物に違いありません。

非常に尊敬していますし、良き考案をして下さったお礼のような気持ちをこめながら、素敵な巾着袋を丁寧に作り上げていきたいです(^-^)。

柄の続きを「巻き薔薇」で描くように、草木柄のジャガード生地をボタニカルに寄せる追加的附属品の存在の利用の仕方【1098】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で、「インテリア収納袋」という裏地付きの巾着袋を製作しています。

生地をめいっぱい使うということがコンセプトなのですが、面積の多い大きいサイズから順番に作って行きました。

サイズ展開は「大・中・小・ミニ」の4種。

大と中もその差は目で見て分かるほど歴然、小とミニに関しても似たコンパクトサイズながら、マチが15cmと10cmでその差は目で見て分かる違いです。

こうしてできるだけ1点1点の存在価値を高めています。

大きいサイズから順番に製作し、月日が流れ、現在では小やミニの段階になってきました。

このたびならではの特徴の部分は、「巻き薔薇」を思い切って存分に利用したことです。

ワンポイントでなく、全体に柄のように散りばめるという配置の仕方なのでです。

このたびお伝えしたいのは、草木柄にお花を飾ることを次の段階として製作しながら加えていく元の続きのような不思議な繋がりです。

是非お楽しみどうぞ、そして別の例でもご引用下されば大変光栄でございます。

ジャガードの表面と裏面をそれぞれ表地と裏地に使った濃淡の違いが一本調子を解消、巻き薔薇でさらに凹凸感が出た

<表地:オフ>インテリアジャカード:ファイユ、ポリエステル/100%、日本製。

クッションカバーやカーテン地になるようなインテリア生地です。

幅もたっぷりあり、つるりとした高級感がある生地が多いのがインテリア生地。

ただ、このオフ色は裏地選びが難しく、どの裏地も浮き過ぎてしまうということで、結局同じ生地の裏面を使うことにしたという経緯。

生地屋様で表示がされていた表面は、背景がベージュで柄が白。

一方、内側の裏地は、この反対の面を使いましたのでカラーの出方が反転しまして、背景が白で柄がベージュです↓。

<裏地:オフ>インテリアジャカード:ファイユ、ポリエステル/100%、日本製。

上の表地と色の出方が真反対で違った感じが新鮮、ジャガードではこういったことが起こるので、裏面も楽しめます。

裏地側の面の方が白く映りますが、両面使いをそれぞれ比べることで、示された通りの片一方だけで裏面が内部に隠れてしまうよりもはるかに新しい発見が広がります。

互いに違うということこそがお品全体の価値を高めてくれる可能性を秘めます。

巻き薔薇を飾った理由がただの「飾り」ではなくなる時、草木柄にお花を咲かせたのは生地ユーザーであったという業界全体のストーリー

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/43cmxマチ15cm。

過去に、巻き薔薇を使ってある小物などのお店で拝見したところ、ほとんどが、巻き薔薇は正面にしか付いていませんでした。

持ち歩く時に擦れて薔薇が傷んだりほつれたりするから正面だけということなのだと思いますが、インテリ袋としての差別化をしたいと思ったのです。

後ろにも同じようにたっぷりと薔薇を飾りました。

サイドにも下の方に現れる配置になりましたので、存分に巻き薔薇を配したことになります。

草木柄に「柄の続き」とでも呼ぶようなアートな作りをしたことになります。

部分的にワンポイントとしてしか使ってこなかった過去からは新しいタイプの巻き薔薇の使い方ができたこのたびでした。

あとがき

巻き薔薇はキュンとするかわいらしさがあります。

ただ飾るだけではなく、意味を持った機能的な一面も巻き薔薇にはあったのだという新発見。

この度で言うと、柄になったという役割です。

こうしたことをいろいろな別の事柄に落とし込んでみてくださいませ、考え方1つで今までは見えなかったことが広がってくる、新しいことが見つかるかもしれません(^-^)。

イメージのみで合わせた糸の色が汚く浮いてしまうケース、バッグの糸の色選びにおいては生地に対して濃いめは不正解、薄めが馴染み美しい【1097】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地在庫一掃に向かい「インテリア収納袋」という連続製作をしています。

生地の面積をめいっぱい使用することを目的に、「大・中・小・ミニ」とサイズを4展開に、このたびは「小」を裏地付き巾着袋に製作しました。

同じデザインを連続製作していくことで、生地の違いの性質を知ることができたり、巾着型に最も相性が良い生地が見えてきたりするものです。

基本的に30番糸は馴染む色を選びエレガントに仕立てています。

間違った色を選ぶ落とし穴もあり、独自の解釈ではありますが、これまでの経験上確かな答えとしてこのたびの縫い糸のカラーの相応しかった色をお伝えしたいと思います。

生地の上に糸を置くことで明らかなカラーコンビの相性の良し悪し、「生地対して濃い糸の色」が必ずしも正解とは限らないのではないか

完成した巾着袋はこちらです↓。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:パープルxゴールド>生地名不明(ブロードと予想)、綿/100%、日本製。

柄は日本らしくありません、詳しくは生機(きばた)がアメリカ原産なのです。

日本では、染色加工などを最終整理として行ったということです。

もとはパッチワークの生地を製造の「Moda Fabrics」社様のデザインです。商業利用が可能のプリント花柄です。

<裏地:パープル>生地名不明(綾織り)、ポリエステル/100%、日本製。
横に走るステッチ糸の色にご注目を。柄を遮るように黒っぽく映り、気になります。糸選びのミスです。

日ごろから、よくご紹介しているにもかかわらず、この時に固定観念の紫には紫の糸というように選んでしまいました。

糸選びは、生地にぴったり当てて、暗い光、明るい光いずれにおいても納得できるなじみ具合が結局は美しく仕上がるのです。

今回、左を選んでしまいました。右の存在を見落としていたからその時は見つけることができませんでした(^_^;)。

いかにも左の方が合いそうに想像しますが、実際は写真のように黒っぽく浮き出る仕上がりなのです、写真が本当のことを教えてくれました↓。

右の赤みの色の糸を当ててみるとなじむような感じです。こちらを選ぶべきだったと反省しております。

あとがき

糸の選び方は、生地に対して濃いめとの事ですが、洋服に限ってなのでしょうか。

なぜそのように言われているのか、実際に非常に違和感を感じました。

間違いなく濃いめは、柄などを遮り汚く仕上がっていたことが写真でも証明されました。

とにかく、糸を実際に生地に当てて、紫だから紫色という固定観念やイメージのみで決めてしまわないことです。

たくさん糸を持ち合わせていたことでこういったことも分かったのです。

「縛り」があると本当のことを見失うことがあります、気持ちの正直なところに従う創意工夫を応援したいと思います(^-^)。

生地製造業者様にお願いしたい3つの表示、判断が難しい「混率」「織り名」「原産国」を川下付近のハンドメイド製作者は待っている【1096】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、バッグを製作するにあたり、メイン材料である生地をいろいろな生地屋様にお世話になってきました。

多くの生地屋様があるとはいえ、同じ生地でもお得であったり、素敵な生地があったりするメリットなどで、贔屓の生地様ができるものです。

このたびは、生地屋様の「生地情報」が非常に大切であるということを綴りたいと思います。

実際のところ、元の製造業者様から遠ざかるにつれて生地名が曖昧になっている様子をネットでよく拝見しています。

それぞれの生地は必ず他の生地との差別化が本来あるはずなのです。

最もベーシックに情報として求める3つをお伝えし、この思いが届くことを願っております。

末端まで届いてほしい!「混率」「織り名」「原産国」は製造業者様しか分からないことが多いからこそ最も重要な生地情報である

論外なのは、生地情報が何もない生地です。

商業利用が可能であるかさえ分からない、原産国も何も表示がない、ただ生地だけを販売してみえる生地屋様は、たとえどれだけ人気があろうとも購入しないと決めています。

もしかして、すべてをフラットな目線で見てほしいからこその意図的な表明なのかもしれませんが、その考え方はかなり偏っていると思います。

「知る情報を購入者に生地と共に並行して伝える」ということが行われていないと見るからです。

一番にお客様のことを思ったやり方こそ、実直にすべてをそのまま伝達することだと、何度考えてもそう思うのです。

生地の情報の中では、専門的には、「生地幅」「密度」「打ち込み本数」「ニットゲージ」などもデータとしてはあると思います。

しかし、これらは、視覚的に判断が可能な範囲なのでハンドメイド製作にはそこまで重視するところではありません。

生地幅は、確かに事前に裁断のイメージが浮かぶ点ではマストですが、ものさしや巻き尺を持ち歩いて実際の店舗で計らせていただけるのであれば究極視覚的に分かる範囲に入っていきます。

現実的には、必ず示されていることが多い生地幅は非常に有難いので続行で申し分のない現状だと思います、ありがとうございます<m(__)m>。

そして、「混率」「織り名」「原産国」の3項目こそ情報としては非常に大切なことになります。

生地を使ったハンドメイド製作者がより良き製作品に仕上げられることに伴うこれらの情報がより品物を高めてくれるのだと理解していただきたいのです。

あとがき

情報が親切な生地を購入したことで、情報が親切な商品を販売できるということに連鎖していくことをイメージしてみてくださいませ。

そうしますと、信頼できる生地屋様で継続して購入したいと思うわけで、情報表示のない生地屋様は、有名であってもどうしても難しいのです。

こういったことから、一人の力ではなくたくさんのお力添えのもと製作品が出来ているという現実を、まずはバッグ製造者として有難く受け止めることを忘れてはいけないと思っております。

そして、「お互い様」という言葉のように、製作品になっていくことで提供していただいた材料についても、惜しみないアウトプットを是非お願いできればと思うのです<m(__)m>。

<コンテンツ制作⑥ >デザインの自己主張をした争い事など決してしなくてもよいために。。フリーのノウハウからの独自の発展への望ましい道作り【1095】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作のノウハウをデジタルコンテンツにまとめる活動を始めました。

まさにこれが、当事業名「共有型のハンドメイドバッグ」に繋がる活動です。

技術アップや訓練期間に腕を磨くためにも是非ご利用いただきたい、ノウハウを「共有」という形で平等にお届けします。

その中で、この活動のコンセプトや「著作権」の理解などが必ず重要なポイントになると思いまして①-⑥に渡り1投稿ずつの記事でお伝え致しました。

このたびは、最後の⑥になります。

「著作権行使」は誰にも文句を言わせない、確実なスタンスだと思いますが、反対のことをしていきました。

考えたデザインやノウハウを「共有」という形で「商業利用OK」にするのです。

そうすることで、かえって独自の名案が生まれるきっかけになるのではないかと。

多くの方々にお手伝いになるようなことをしていきたいと思ったからです。

「優良作家」なる地位はございませんが、多くの製作をし、技術をこれまで磨いてまいりました。

その中でできることを探した結果がこの形でして、ハンドメイド文化のような広がりが望めればと思いながらの活動なのです。

価値がたくさん詰まったコンテンツでありたい、「有用」コンテンツが「無料」コンテンツをしのぐものであるために。。

「デザイン」がまたとない唯一さや特徴があるものというのは確かに独自のものであり、そこを主張したい気持ちがあるものです。

ただ、そのようなことで争うところまでというのは非常に労力も必要であり、立ち止まってしまい、時間だけが空しく流れていくのです。

それよりも、柔軟で幅の広い考案に時間をかけた方が本当は意味があると思います。

そういった「考え方」も、自らが考案したデザインを自由使い出来るというスタイルにすることで本来もっと広がるはずであった良き文化をせき止めないようにとお力になりたいと思うのです。

コンテンツ内に込める価値です↓。

あとがき

確かにYouTubeでもノウハウは投稿していますし、可能ですが、これまで1,400もの投稿をしてきてもYouTubeのみで十分に伝え切れるものではないと実感しています。

「無料コンテンツ」というのはそれほど実は未完成であり、不確かなものだとも言えるのではないかと。

お値段のついた「有料」が「無料」とは全く違ったものであるという説得力は今後作っていき頑張っていく部分なのです(^-^)。

同じ「フクレジャガード」という名前のニットと織物、表地と裏地それぞれに配した異色コンビでもあり類似コンビでもある巾着袋【1094】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年は、過去の在庫生地の一掃を目指し、半分を製作、半分を生地売りということで消化しています。

生地売り活動も初めて体験したのですが、得られる情報やフィードバックがなかなか豊富であり興味深いです。

到底追いつかない製作をあきらめ、他の方へ委ねたとも言えます、ご購入して下さった方、ありがとうございます。

製作の方は、残布を残さぬよう、生地のサイズに合わせてめいっぱい使用していくスタンスで、巾着袋のサイズを「大・中・小・ミニ」と決めました。

現在は時が経過し、大きめサイズはほとんどなくなり、残るは小さめのサイズ用生地となっています。

コンパクトなサイズの「小」でもマチが15cmとボリュームある貫禄のあるサイズ感。

このたびは、共通のネーミングで表示されていた「フクレジャガード」を織物とニットで組み合わせて1つの巾着袋に作り上げました。

「丸みがある」ことを共通にした組み合わせが類似、ニットと織物で異になったコンビの巾着袋が1点物らしさを高める

<表地:黒xモカ>フクレジャカードニット、アクリル/69%、毛/12%、ナイロン/6%、ポリウレタン/1%、残り12%不明、日本製。
<裏地:黒>フクレジャガード、ポリエステル/100%、日本製。表地と同じ名前なのですが、織物です。

卵のようなジャガード柄はややクセがあり少し敬遠しがちではあるのですが、表地の可愛さたっぷりに対して大人っぽさみたいなバランスを取ってくれているのかも。。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
表地と裏地を一緒に使う際には、ニット芯を両方に共通して貼る方が縫い糸の糸調子が安定するような。。

実は、両方に織芯を貼ってしまいましたこのたび。

横伸びの柔軟性に少し欠けることで、糸がピンと張ったように感じてしまいます。

糸は得にナイロン糸などを使わずしても、接着芯で融通が利くように本来はなると思うのです。

この点は反省でした。

ニット生地に対しては、にニット芯を貼るのが「マスト」という確固たる証明として、この感覚を忘れないでいたいと思います。

あとがき

「フクレジャガード」はまだまだニッチな素材。

このたびの表地も結構な高級品の部類です、@¥2,400/mくらいでしたから。。

もともと調達が少なかったために「小」でしたが、もし機会があればこうしたやわらかな癒されるような質感は、リュックなどの背負いながら肌に触れるようなバッグにも有効的だと思います。

ニット生地のふんわりした巾着型との相性は間違いなくこのたびの巾着袋で証明されたと思います(^-^)。

<コンテンツ制作⑤>ダウンロード型ソフトそのものの転売およびコピーによる商業利用は不可というルールの必要性【1093】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年下半期から少しずつゆっくりと取り掛かっておりますハンドメイドバッグ「製作のノウハウのダウンロード型コンテンツ制作」の活動を続けています。

コンテンツの中にはアイデアのアウトプットで作ったデザイン・型紙・ノウハウが含まれますが、実際にバッグを製作する時には生地や附属の材料をユーザー様各々で調達することになります。

そういった材料にも著作権が存在するようなたくさんの著作権の集まりであると見ることができます。

そして、コンテンツがいよいよ完成するとコンテンツのソフトそのものも著作物になるのです。

このたびは、その「ソフト」自体を著作権フリーにすると秩序が非常に乱れると判断し、コピーや転売を禁止するルールを設けることを決意しました。

「なーんだ、全部フリーではないのか」という声も聞こえてきそうなのですが、部分的には著作権を行使した方が問題が発生しにくいこともあると思ったのです。

結局のところ、「デザイン・型紙・ノウハウ」のみが自由に共有できるという部分的な「フリー」であることが秩序がまとまるはずだ

「著作権フリーのコンテンツ」というフレーズによる解釈として、デジタルコンテンツのパッケージそのものも著作権フリーである場合どんなことが起こるかを想像してみました。

そうしますと、ハンドメイドバッグの技術などを向上したい人ではない全く別の目的の人が、コンテンツの内容を無視して、このデジタルパッケージそのものを販売しようとすることが浮かんできました。

いっそのことそういったこともフリーにしてしまおうかと当初は思ったのですが、今はルールの中で禁止にしたいと強く思います。

あくまで、デザインと製作手法であるそのコンテンツの内容が著作権フリーであり、コンテンツのダウンロードソフトそのものは当てはまらないということにしました。

少しややこしいでが、「著作権フリー」の部分と「著作権行使」の部分があるということになります。

よって、巷では、映画とかDVDなどのコンテンツを違法コピーの禁止ということと同じようなイメージで伝わりますでしょうか。

購入時のシリアル番号1つで1コンテンツのご提供というお取引ということになりますので、分身がいくつも増えて無限ということは問題を生じさせる可能性が1%でもある限り起こらないようにすることも制作した者の礼儀のようなものではないでしょうか。

あとがき

「著作権フリー」のコンテンツなのに、かえって、ルールを設けなければならないというこの矛盾。

フリーこそいかに難しいことであるかを実感します。

フリーだから何でもかんでも自由ということは決してなく、それによって起こりうる問題を想像せねばならないという点こそが、コンテンツ制作者の心得なのだと分かってきました。

結局、ハンドメイド技術の向上・ハンドメイド文化を広げる目標でもあるこのコンテンツ。

ダウンロード型のパッケージそのものを販売が可ということは、時期早々過ぎると思うのです。

結果的に「怪しい情報商材」になることに巻き込まれそうで「禁止」が今は正解だと判断しています。

著作権はややこしいですし、結構いろんな起こってもいないケースを今から想像せねばならないことが大変な部分があります。

それでも、広めていきたいハンドメイド文化。

こういった難解事にも屈せず、是非実現していきたいと思います(^-^)。

視点が定まらない抽象的な大花柄、視線を集める正面位置に決めたマルチカラーの3つの巻き薔薇に対して初めて発見した「役割」【1092】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続製作中の「インテリア収納袋」、過去の生地在庫を短い期間で一掃する製作活動です。

このたびは、4サイズの中ではやや小ぶりな「小」、その下に「ミニ」がありますので、「小」とはいえややゆったりめなのです。

黒ベースの花柄なのですが、非常に抽象的であり、確かに美しくはあるのですが、見た目のモヤモヤ感を「ある1つの工夫」ではっきりとさせてみました。

どうぞ、このたびの製作品をご覧くださいませ。

かわいらしさのあまり装飾性ばかりに注目しがちな「巻き薔薇」、この度発見した抽象柄をはっきりとまとめる「役割的存在」を見た感動

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。真ん中に巻き薔薇を3個設置。

柄に馴染んで一体化していますね。これで良いのです↓。

<表地>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。そこそこ厚みがあり、使いやすい生地です。織物。

曖昧なラインの柄の中に、存在感ある3つのマルチカラーの巻き薔薇の存在は、「花柄ですよ」と説得力のある言葉を放ってくれているかのよう。

<裏地>生地名不明、ポリエステル/100%、日本製。綾織が美しいです。高貴な紫色はバッグの高級感に貢献。

抽象的な大花柄を小さめの巾着という面積の狭い一角にまとめているわけで、そうした時に真ん中にワンポイントとしての巻き薔薇の設置が効果的になったと思います。

本来、大花柄は大きいサイズのアイテムに材料として使った方が柄が生き生きと広がり躍動的に感じるものです。

しかし、そこまでも分量のなかったこのたび、狭い面積にぼんやりと入り込んだ柄に対して、もう1つの附属品の「巻き薔薇」の「機能性」を感じることが出来て心底感動致しました。

江戸打ち紐にも数種類の混率の違いがあることを知る、ツヤの無い風合いはナイロン100%、ツヤのある風合いはレーヨン/100%

使用の「江戸打ち紐」は、ナイロン/100%でした。いつものレーヨン/100%に比べて弾力性があります。

感じたメリットは、紐先がレーヨン/100%よりもほつれにくいです。

ただ、レーヨンにあるつるりとしたエレガントさとはこちらは対照的で、ナイロンはガサッとしていてカジュアル。

アクリル/100%もナイロンに類似の風合いです。

製作品の隅々まで細かに検討する場合に、「江戸打ち紐」1つにしても素材感の感じ方の違いがあるということを是非。

あとがき

現在の過去の生地のストックで残っていた大半が「プリント柄」でした。

普段、ジャガードやフクレ加工など凹凸感ある素材に特化していますが、数が足りないためにプリント柄にも手を出していったからでした。

馴染みのないプリント柄を使用して思うこと、意外にも「カジュアルテイスト」であるということです。

一見エレガントのように見えますが、もともと生地自体に凹凸感が演出されているジャガードやフクレ加工などを見てきたのでそう感じたのです。

こんな微妙な感想も是非ご共有いただけると大変嬉しいですし、実際に比べてどう感じるかを是非体験してみてくださいませ(^-^)。