<パッチワーク企画③>同種配列のモノトーンがシックに出来上がった2面、その代償としては種類の違うパーツが目立つ【1171】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去のもったいなく余ったはぎれを消化し、1マスずつの長方形に裁断しながらパッチワークシートを製作しています。

2019年-2022年までの間でハンドメイドバッグ製作に試用後にもったいなく余っているはぎれが随分集まってきました。

縦12.5cmx横17.5cmを1マスとした大きめのパーツで裁断。

接着芯も貼りながら、パッチワークシートをたくさん使用し、ナップサックを数点作っていくのです。

このたびは、パッチワークではよく採用される点在型ではなく同類を固めるタイプの並べ方をやってみました。

それが最終的にどんな風に目に映るのか、是非その行方を追っていただければと思います。

端同士を1cmの縫い代で繋げ、表からハギ目の両端をステッチして固定する作り方、まるで新たな生地を作っているかのような感覚

パッチワークのつなぎ合わせ場面。

1cmの縫い代で二度縫いです。

ここまで大きなパーツであると、やはり二度縫いが安心です。

本当は一繋ぎの大きな生地に価値がある理由はそんなところに表れます。

パーツの柄の向きは同じにそろえるのが美しく、特にボタニカルな柄などは、すべてのパーツに対して縫い合わせ前に柄をよくチェックして向きを決めます。

ハギ目をアイロンで両割りします。

長方形の横長パーツ(縦12.5cmx横17.5cm)を縫い代1cmで横へ4枚接結。

これを合計4段分の16枚がバッグの片面。

裏地もパッチワークシートで配置しますので、1点のバッグで4シート、合計64枚のマス目を使うことになります。

どんなテイストに感じるのかは並べ方が重要になってくるのです。

表面からもアイロンをびしっとかけます。

さて、ここで、パッチワークの生地の裁断の時のお話に遡りますが、地の目についてです。

地の目が正位置で裁てない場合、横向きに裁断、ちょうどこの柄が4枚で横一列にフルに並んだ方が美しいということで、採用しました。

ハギ目を境にした地の目の違いの結合部分の様子。地の目の向きが一定ではない部分も出てきますが採用。

この生地、一度大きなトートバッグを製作済の残りで、「シャンタンフロッキープリント」という名前の生地です。

左側はシャンタン織がボーダー状に見える向きが地の目の向きなのでこちらがイレギュラーな向き、右側は地の目通りです。

向きが変わっても影響がない柄作りをした生地屋様に感謝です。

シミュレーション①:せっかくなので、上からグラデーションのようにカラーを並べました。整っています。
シュミレーション②:こちらは全部黒。たまたま多くあった生地が集まって、まるで1枚のように見えます。

このたびは、ここまでです。

まだ、4枚のパッチワークパーツをつなげただけで、縦の縫い合わせすらしておりません。

ボーダー状に縫い繋げて、表から接結部分の両端にステッチをかけていってやっとシートが出来上がりますので、随分長い道のりなのです。

あとがき

モノトーンなので、この度の配列のような同類を並べるやり方はなかなか素敵に存在感あるナップサックになることでしょう。

ただ、裏地も更にこうしてパッチワークシートを作ることになるので、その後、残りのパーツはここまでの整ったものにはなりません。

そう考えますと、後で振り返って思うのは、はぎれで作るということには縛りがあり、たった1点だけを作って、余らせるやり方もあったと思うのです。

<パッチワーク企画②>1面に16パーツもの生地を並べて作るパッチワークナップサック、1点物にはなかった新しい価値の誕生が見込める【1170】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1168】の投稿で<パッチワーク企画>というものをこの<はぎれ>カテゴリーでスタートしました。

全部で①-⑪のシリーズでお届けしたいと思います。

製作できたナップサックは全部で4点、裏地もすべて両面共パッチワークなのですから相当なものです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.12.02からおよそ2年後の2024.10.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しています。

よって、ブログ記事の内容が当時2022年のままのYouTubeと違い見方が変わっていますことご理解いただきたいと思います<m(__)m>。

当ブログ記事は2024年に「手直し」しながら2022年を振り返った見方で綴り直しました。

縦横共に4列ずつを並べた片面16パーツの並べ方、バラバラで配列が良いのか、それとも色や柄を片寄せまとめるのが良いのか

パッチワーク完成後当てる型紙:縦40cmx横52.5cmxマチ7.5cm(出来上がりは15cm)。

よく使用しています中くらい程度の型紙ですが、はぎれで作るサイズとしては大きいです。

ただ、マチの分で1マスほどパーツが消えますので、パーツを豊富にするならば、もっと大きなバッグの方が良いかもしれません。

パッチワークの1マスは、共通で、縦12.5cmx横17.5cmではぎれを共通のサイズにしながら無駄なく使える最大限のサイズでした。

パッチワーク1マス分のパーツ:縦12.5cmx横17.5cm、結構大きなパーツ。ブロックのような柄になります。

とりあえず、全部同じサイズで裁断して接着芯も貼るところまで完了しています。

とりあえず、縦4パーツx横4パーツで組み合わせを考案してみたのですが↓。。

1列に必ず1つパステルカラーの街の風景柄を入れています。その他の無地などは重ならないように点在。
全体を青味で統一。多いストライプ柄は市松のように点在。
黄色や青味のカラーで相性の良いカラーを組み合わせますが、赤い色がどうしても入ってきます。
ベージュx茶色系の花柄中心。1種しか無い柄が浮き過ぎないように類似の柄を盛り込みます。
上の続きで似た感じのベージュx茶系。
和柄を集めて葉っぱのグリーンとリンク。
柄と黒などの無地を交互に配置しました。
数の多いパーツを市松に配置。この配置を採用しなかった2022年でしたが、今思えばこちらが正解だったかも。

この辺りで、バラバラに並べることに少し違和感を覚えた2022年、ここから考え方に変化が起こります。

同じ生地を連ねた方が良いのでは。。

その代わり、まとめると境目がくっきりし過ぎるかもしれません。

多いパーツは、8-10枚ああるので、くっつけるとまるで1枚の大きな布パーツのように映ります。

と、こんな風にシミュレーションだけして、もとのように、同じ物をまとめてとりあえずいったん保管。

今一度同じ種類の生地ごとに戻しました。たった1枚だけしかない生地も少しあります。

こうして、並べてみた結果、どれもぼやけたものになるかもしれないというのが2022年時点で懸念していたことです。

続きがありますので、ここまでにしたいと思いますが、最初のバラバラの考え方は2024年から振り返ると正解だったと思うのです。

あとがき

登場の残布は、過去の2019年から現在2022年までのものがほとんどです。

2019年からのスタートでマルチカラーを取り入れてきたり、その後2020年からは黒ベースにテイストを変えていきました。

そんな変遷も見られる製作者にとっては思い入れのあるはぎれになります。

実は、写真や動画では出てきていないですが、この倍くらいの量の真っ黒のジャガードや無地がありまして、同じように裁断して接着芯を貼り1パーツになって準備完了しています。

写真や動画に映しきれなかっただけなのです。

そもそもできるだけはぎれを作らないような製作であると良かったわけですが、それでも余った部分の有効活用もそれはそれで、元の生地の良さが集結したものなので別の価値が生まれると思うのです。

それが、はぎれで作るにしては大き目サイズであるというならなおさらです(^-^)。

思い切ったお洋服の総入れ替えの際に続々と出品、マーケットサイトでの売れ行きの結果分かったこと、複数同時購入したい心理は「世界観」【1169】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは2017年のこと、会社を退職後気持ちの変化も大きくありましたことから、これまで集めてきた古着を一気に売却することを決意。

ハイブランドのお洋服・リーバイス501の60点程度が中心の全100点くらいだったかと。

不用品販売も事業へのヒントになります。

たとえ個人間のお取引でも「取引」には変わりがありません。

ここから、実体験をした者が感じ取ったことをこのたびはエピソードとしてお伝えしたいと思います。

もしかして、事業のお客様の心をつかむことのヒントにもなることがあるかもしれません、是非ご一読下されば大変光栄です。

「ハイブランド古着」「リーバイス501USA製メンズW28」のキーワードの2種が織りなす世界観、それを求める人にとってはパラダイスだったテイストの統一

冒頭で少し触れましたが、会社を退職した直後は不安だらけでした。

気持ちの変化も相まって、整理整頓をせずにはいられませんでした。

そこで、心境的にこれまでのお洋服のコレクションを一気に手放し、入れ替えたかったのです。

大きく2つに分かれ、1つは「ハイブランド服」、もう1つは「リーバイス501のジーンズ」です。

お洋服とジーンズとで合計100点程だったかと思います。

ものすごい勢いで購入していただきまして完売しました。

その中で、一人の方がまとめて購入ということもありましたし、2点同時購入も頻繁でしたのでスピード感がすごかったのが印象的でした。

その理由は他ならぬ「特化型のお洋服のラインナップ」であったからこそだと思います。

リーバイスの501もすべてはメンズのW28でありUSA製がほとんど。

それはそれは価値を感じていただいたわけで、たった1点よりも同じ分野のアイテムがたくさんの集まったことが「価値」と「世界観」を作ったのだと思いました。

あれもこれも。。とたくさんの商品が存在するのがにぎやかな感じに一見思えますが、実はそうではないのです。

ある特定の分野をとことん追求した、すっきりとそろったテイストのお品を見せてくれるお店こそがファンを生み、魅力的で唯一となり得るということです。

商品というものを扱う事業すべてに活かせることではないかと思うのです。

あとがき

このたびのYouTube動画なのですが、蛍光色のピンクやブルーが入ってしまい、申し訳ございませんでした<m(__)m>。

原因はよく分かりませんが、編集ソフトからのダウンロード時にすでにそう出来上がっていたようであることまでは調べで分かりました。

この時の事業スタート直前の何でもない日用品のマーケットサイト販売体験は非常に重要でヒントが見つかりました。

「特化型」は成功の1つのスタイルなのではないかということです(^-^)。

<パッチワーク企画①>はぎれで小さい物を作ることとは別の考案、残布を上手に消化しながら大きなバッグを作るというアイデア【1168】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグを製作した後に、必ずはぎれが出ます。

これを集めてストックしてきましたが、いよいよそのストックもたまってまいりました。

ここ最近は生地のテイストを黒っぽく統一しておりまして、そのはぎれも黒系が増えています。

その一方で過去のカラフルなマルチカラーの柄のはぎれも豊富です。

ここから出来上がりのカラーイメージをある程度想像していくのです。

これまでの考え方は、はぎれの大きさを基準にして小さいものを製作しようとしたものでした。

ところが、小さいものはなかなか価値が生まれにくいものだということも分かりました。

小さいと言ってもある程度の面積がなければいけないし、実際に小さいアイテムを販売の際のお客様の反応は薄いものでした。

何に使えばよいかが思い浮かばないというフィードバックも多かったのです。

やはり大は小を兼ねるのか、大きい入れ物は融通が利き、使い道が豊富だということは1つありそうです。

よって、ここからしばらく①-⑪に渡り<パッチワーク企画>と題しまして、端切れを使ったナップサックの製作をしながら、その「ノウハウ」を同時にアウトプットしていき当ブログ記事に「シリーズ」として記録してまいりたいと思います。

はぎれで大きなバッグを作るという発案、パッチワークナップサック製作の下準備の1マスの型紙作りと残布の裁断の様子

ということで、統一のたった1枚の型紙通りに裁断した長方形パーツをつなげて、面積を大きくしていくパッチワークシートを製作するところから始めていきます。

余った生地を合計すると結構大きな面積にはなるものの、バッグのパーツ1枚そのものとしてはどれも不足。

そうしますと、どんどんはぎれが膨大になってボリュームあるストックの山となるのです。

その問題や悩みを大きく解決の方向へ進めていきたいと思っております。

左:縦12.5cmx横17.5cmのパーツで裁断後(接着芯貼り済)・ 右:今後裁断予定のはぎれ(粗裁ちは完了)。
こうして見てみると随分バラエティーに富んでいますが、「花柄」は1つの共通点と言えます。

バッグも1点だけではなさそうな量、いくつか出来上がるかと思います。

そうした時に、それぞれに色や柄を片寄せることも工夫できます。

やみくもに並べたものは、何かぼーっとしていてポイントが見られないので安っぽくなります。

パッチワークであってももしかして1点ずつのそれぞれの拘りを入れ込むことができるかもしれません。

あとがき

そもそも、縫製というものが、裁断を要することなので、それ自体がはぎれを生むのです。

しかし、お洋服のラインが美しく出るのも、裁断してつなげていくことにあったりします。

肩のかっこいい袖付けラインは紛れもなく裁断によるハギ目が物を言うのであり、裁断は必要事項なのです。

よって、バッグも同じことで、一続きのバッグが味わい深いかというと、ハギ合わせによるミシンを使ったことの美しさが間違いなくあるのです(^-^)。

スラックスのダブルの裾上げはプロにおまかせ、お直し屋様にお願いしてでもシングルをダブルにしたかったドレステイストの演出【1167】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

スラックスが好きでありまして、ワードローブに随分複数取り入れていることに気が付きました。

多くが「アルマーニ」様の古着です。

ラインが美しく、色がモノトーンカラーであることが永久的だと感じ価値を感じています。

上下の組み合わせを作っていきやすいこともよく感じています。

このたび、古着の「ジョルジオアルマーニ」製の素敵なスラックスが見つかり、丈が長いので裾上げをするということに。。

せっかく裾の部分が余ることもあり、ダブルにしたいと思いました。

ここ最近は、重要なパンツラインの場合は、リフォーム屋様にお願いすることがあります。

ドレスライクなパンツの装いの1アイテム「ダブル折りのスラックス」、折り曲げ部分を「く」の字に裁つデザインになっているからこそプロに外注した

パンツのシングルの裾上げに関しては、古着であることもありコスパを維持したいためなどの理由から自らお直しすることがほとんどです。

しかし、ダブルは特別、やり方をネットでググらせていただいたところ、「く」の字の裁断が必要な場合もあるとのこと。

パンツのラインによっては、ストレートではなくて斜め裁断で行わねば折り返しの時にぴたっとくっつかないパズルみたいなものです。

ここはお直し屋さんへお願いすることに。。

お直し前の画像が無いので申し訳ないですが、もとはシングルスラックスとして作られていたものです。

この裾上げで短くする時のついでのタイミングでダブルにしてもらったのです↓。

ダブルの裾上げ2.5cm巾/股下73cm仕上がり:メンズは4cmが定番とのこと。裾ラインがわずかにハの字。

大変美しいラインでして、股下73cmに仕上がっています、お直し屋様、ありがとうございました<m(__)m>。

ところで、デニムの裾上げとスラックスの裾上げの股下を2cm差を付けることがあります。

スラックスは、重みがすべて下に垂れ下がりますので、あまり長めだと地面に付いてしまい生地を傷めます。

よって75cmである股下の場合、▲2cmの73cmと短めに仕上げてもらいました。

これが正解、下に裾が付いてしまうのではないかとヒヤヒヤしながらストレスある状況を解消できます。

ストレスフリーで気持ちよくお出かけできそうなパンツになるのです。

一方、デニムは、クッションを足首の前に作りたい場合などは、実際の股下と同じで良いかと思います。

そんな感じで、生地の性質の違いを裾上げの股下に反映させています。

<裾上げの仕上がり長さ例:股下75cmの者>

・スラックス(重力に素直に下へ降りる)・・・股下から▲2cm

・デニム(遊びがありクッションができる)・・・股下と同じ

上述のように、「メンズのダブル折りの幅の定番が4cmとのこと」という続きになりますが、実は3.5cmも定番の領域だと思うのです↓。

3.5cm程の左右と比べると2.5cmの今回は幅が華奢です。ゆったりとしたエレガントさは3.5cmの方です。
ワードローブ内のダブルスラックス:上から時計回りに、黒のウール・黒のポリ・グレーのウール混。

あとがき

ダブルはシングルに比べて大きく雰囲気が変わります。

立体感が出ると共に、よりドレスライクになりましたし、良い意味の「アク」のような物を感じます。

シングルは普遍的だとどうしても感じてしまいパンチに欠けることがあります。

同じ形を3点持つということにしても、素材を変えたり色を変えたりすることで、ワードローブが豊富になっていきます。

意外なことなのですが、全く別々のデザインを3点持つということと、同じ分野なのに少しの違いでの3点ということを比べますと、後者の方が豊かに感じることがあり、特化型への拘りに通じるところがあります(^-^)。

販売に関するテクニックの羅列行動ではお客様はお見通し、本当に大切な事は相手の立場に立った人間関係の神髄に等しい【1166】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「買った後を想像させれば誰でもこんなに売れる!:坂本りゅういち 著」を拝読。

あえて難しめの言葉を使わずに読みやすく説かれたような文章は、まさにお客様の立場に立つように読み手のことをよく考えた販売のプロらしい書き方だと見て取れます。

著者様は、多くの販売員分野での賞を受賞された方であり、これまでの経験からの豊富な例が内容に盛り込まれます。

「商品が売れる」ということはすべての事業者が切望することです。

内容に関しては、実際に読んでいただいて感じていただくということで、このたびは、自らのアウトプットで販売に対する考え方を1つ綴ってまいりたいと思います。

「商品販売」、本当に大切なたった1つの事を自分の言葉で考えた、自分らしい伝え方で寄り添うような瞬間こそ販売にのぞむ態度の望ましい姿

接客の技術のようなことはこの本からも大いに学べます。

実際に接客を長い間してこられたベテラン様であるわけで、そのノウハウは確かなものだと思います。

この技術はありがたく拝受し、是非実際の販売に役立てていきたいと思います。

そして、心ある人間が相手である以上短い対面場面であってもより良きコミュニケーションが取れることを目指すことになると思います。

「コミュニケーション」などと難しい言葉で表現はしていても、結局は「屈託の無い情報提供」です。

何も難しいことは無いと思うのです。

情報を秘蔵せずに、知るところをアウトプットし尽くしてお伝えしていくことです。

ここに何がそんなに難しい技術が必要でしょうか。

それよりも、隠し事があるようなベースの商売こそが胡散臭くなり、つじつまが合わない言動となり怪しいのです。

では。。ということになりますが、そもそも自社製品を屈託なく誇れるようなお品物に育て上げているベースありきではないでしょうか。

言葉の節々にユーザー様はその裏側を感じ取るものです。

それだけ鋭くジャッジされるのも、対価をいただくから厳しく見られるに決まっているのです。

あとがき

お客様というのは、想像をはるかに超えた見る目の鋭さを持っておられると思います。

よって、あれこれ技術を駆使した機械的な接客や販売も見抜かれると思います。

商業というのは、もともと「お悩みを解決する」というベースのもとに成り立つ仕組み。

まずは、困ったことが無いかということに対して寄り添う気持ちからのスタートです。

「自らが主人公に」などの「我欲」は見抜かれるものなのです。

その後のデザインを大きく変えたきっかけの製作品は失敗であっても貴重である、厚みによって絞り切れず別付けのタブホール仕様へ改良【1165】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在制作中のコンテンツに伴い、同時に撮影用に製作の方も進めていました。

そんなナップサック製作の最終局面で大きく失敗して一からやり直しとなったこのたび。

コンテンツ制作者がまだまだ学びがあるということで、まずはこちらの解決が先になりました。

このたびは、美しく完成した製作品も素晴らしい成果ではあるのですが、反対に巾着が全く絞れず機能を果たせなかった「失敗品」をご紹介します。

失敗に終わった「残念さ」を見返りに得られる大きなものを同時にお伝えできればと思います。

ナップサック製作の最終局面で起こった巾着ひもホールが絞れないことの原因と解決、これをきっかけにすべての生地に対応できる「巾着ひもホールタブ」を考案した

最後の最後で巾着紐(共布紐)がこれ以上しぼれませんでした。よって、ここまで完成間近でありながらボツに。
こんな風にソフト厚芯をキルトをかける時に当てるのですから、表地は相当薄くなければいけないのです。

何とも残念(*_*)。

巾着ホールを縦に少し巾を広げれば良いということでもない大きなミス。

巾着を絞るという動きには、かなりの空洞と動きの融通が必要であるということがこれでよく分かります。

ということで、そもそも、この厚みあるカーテン地で作ったことこそ失敗だったのです。

こんな風に江戸打ち紐での巾着袋なら絞れました。インテリアの収納用に巾着袋としては何とか使えそう。

ただ、この巾着紐がリュックのショルダー部分にそのままなるかというと、それはあり得ません。

共布でホールに通り、融通の利く絞りの動きにも対応できなければならないのです。

では、生地を薄手のみに条件付きでご提案したナップサックということになるのでしょうか。

答えとしては、「受け入れられない」ということになります。

よって、このたまたま厚みあるカーテン地で作った試作品の大きな失敗により後の「巾着ホールタブ仕様」が生まれたのでした↓。

下のすべての生地対応可能な巾着ホールの方が必ず選ばれます。「条件付き」は「縛り」を生みますので。

下の写真の「巾着ひもホールタブ」の誕生は2023年のこと。

下に貼ります2022年当時のYouTube動画では、生地選びの条件を「薄手に限る」ということでいったん締めています。

しかし、「薄手生地に限る」なでと条件の付いたノウハウではとても優れたコンテンツにはならないと後に見直したのです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.11.26からおよそ2年後の2024.10.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2024年では、「巾着ホールタブ」の仕様のおかげで、セルヴィッチデニム・帆布をその後製作することができました。

おそらく、「金華山織」「ゴブラン」も可能だと思います。

少し大げさですが、ナップサックにおいては、二度と本体に巾着ホールを設置する作り方に戻ることはありません。

極薄生地でそれが可能だとしても、もうすべてをカバーできる「タブ」があるのですから新しい「巾着ホールタブ」の方1つだけで十分なのです。

こうして、ナップサックのデザインにまた1つ「なぜそれを設置したのか」という「哲学」が埋め込まれていきました(^-^)。

ハンドメイドバッグ製作のダウンロード型デジタルコンテンツの制作中の悩みの解決策、①容量の凝縮②音声の質の維持③最新ノウハウの盛り込み【1164】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少しずつ、「共有型のハンドメイドバッグ」の活動の1つ、「コンテンツ制作」を進めています。

2022年からの考案でこの活動をする中で、事業名の「共有型」というワードも生まれています。

2022年の内に一度は完成しているのですが、結果は大きく見直すべきものになり作り直しとなりました。

なぜ簡単にコンテンツ制作ができるものではないのかを、下に貼りますYouTubeで投稿したのが2022年。

当ブログ記事は最初の投稿の2022.11.24からおよそ2年後の2024.10.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2024年でもまだ1デザインすら完成していないところにこの難しさがありますが、少しずつ完成に向かっています。

そして、2022年当時の2つの理由の他に更なる3つ目の理由も浮上した2024年現在。

「手直し」したホットな情報で当記事は①-③の3つのコンテンツ制作の悩みとその解決策を2024年の見方で綴りたいと思います。

①動画だらけは容量を占有してしまう②音声が編集するうたびに劣化してしまう③その後新しいノウハウが続出してしまうという3つの悩みの解決案

当初は、動画をくっつけるイメージで、YouTubeのように考えていましたが、そうではありませんでした。

あっという間に動画は容量を増大させ、ギガ級になっていきます。

1ギガ(1,024MB)まで行ってしまいますと、せっかくコンテンツになっていても、容量が圧迫してお客様のスマホやパソコンのお邪魔をしてしまうのです。

そんなコンテンツは害でしかありません。

そこで、解決策はと言いますと「すべてを画像のみ」に妥協したことです。

ある意味静止画はミシン作業では確実であり、良い意味で画像のみの良さを活かす方向で解決策としました。

その代わり、字幕をたっぷりと入れるということでフォローしています。

次は音声についてです。

ナレーションがネックになるのですが、人間の生の声は、編集を重ねると「割れる」というような表現をされることがあります。

実際に少しずつ進めようと、1コマずつナレーションを入れていくと、後日次の新しいコマを追加した時に古い収録の声が「バフー」などと呼吸音がみっともなく入るのです。

このようなナレーションは害でしかありません。

ということで、解決策としては、「既成の音声」を利用させていただくか、それとも一発取りで最後に字幕をそのまま読みあげるような小さい声の音声で入れていくかを迷っています。

最後3点目が2024年で続出したことですが、「その後のノウハウの追加」です。

コンテンツ制作をしながら自らも学んでいるわけで、日々のバッグ製作から新しく知ることが今だにあるのです。

是非そのホットな学びもノウハウに盛り込みたいという姿勢でいたところ、いつまでたっても見直しばかりでコンテンツ制作が進まないという悩みです。

しかし、これは解決策などありません。

漏れなく新しいノウハウも盛り込むことで、コンテンツ自体の「価値」を高める必要があると思うのです。

よって、年月を要することは仕方がないこと、むしろそれで価値が高まることを意味すると考えれば必要な事であるかと。

では①-③をまとめたいと思います↓。

<デジタルコンテンツ制作の悩みと解決策①-③>

①<悩み>容量を占有してしまう動画が盛り込めない→<解決策>写真のみに徹底、字幕を豊富にした。

②<悩み>音声が劣化して質が悪くなる→<解決策>デジタル音声の利用もしくは一発取りで一度っきりの最初の音声で完成させる。

③<悩み>新しいノウハウが続出する→<解決策>続出したすべてを盛り込む実直でホットな内容のコンテンツであるべき。完成を急ぎ過ぎないこと。

あとがき

ここで改めて心に留めておきたいことは、急いで完成という結果を求めないことです。

本当に分かりやすく細かい部分も解説出来ているのかということを必ず中心に据えてやっていきたいと思います。

最初に予想したのが、複雑で時間のかかるデザインよりもシンプルで早く出来上がるデザインからのスタートが良いと思ったこと。

これは大正解でした。

シンプルなデザインと言っても、なぜシンプルなのか。。ということにも理由があるので、そういった考え方みたいなことも解説に入れていきたいと思います。

そして、「ノウハウもの」とは言え、「姿勢」「精神」のような目には見えないものも盛り込めればと、そしてユーザー様にキャッチしてもらえればと望んでおります(^-^)。

巾着袋のサイドの「コの字」ステッチ、真ん中をなんとなく縫っていた過去から確かな固定の効果を得る「際:きわ」の位置の徹底へ【1163】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「デジタルコンテンツ」にまとめた「ハンドメイドバッグ作りのノウハウ」を制作し販売していこうという活動の最中(さなか)、まだ新しい学びが起こってしまうものです。

こうして、たやすくコンテンツにまとめることがなかなかできない深みを感じているのです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.11.21からおよそ2年後の2024.10.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2024年現在でも、ただの1デザインもコンテンツが完成していない理由は、まだまだ見直す部分が出てきているからです。

そのたびに、その見直す点を検証するための試作品作りをして結果でノウハウに追加したりするのですから、随分と時間をかけたものになります。

やはり完成型として最高に高められた内容であるためには、急がずにそのコンテンツ自体に磨きをかけることを大切にしています。

このたびは、そういった細かい箇所の見直しに該当する部分の、巾着袋の両サイドの「コの字ステッチ」についてどう見直したのかをその理由と共にお伝えしていきたいと思います。

細部の仕様を高めるための引用やヒントになれば大変嬉しいことでございます。

ほつれやすい生地も扱ってきたことで発見できた、巾着袋の両サイドの「コの字ステッチ」がしっかり固定される望ましい場所は三つ折りの際(きわ)である

巾着袋のコの字ステッチを三つ折りのど真ん中で今までやってきました。

それが写真の上側です。

上:7.5mmずつの三つ折りのど真ん中をステッチした場合。下:同じ三つ折りの際(きわ)をステッチした場合。

表からはこんな風にコの字が映りますが、一見問題は無いように感じます。

ところが縫った側の裏側では少々問題がありました。

左:ど真ん中のステッチ・右:際のステッチ。見た目ですぐに右側の「際」が正解だと感じます。安定感です。

「どちらがしっかりと縫い付けられていて安定感がありますか」、ということを問われたら完全右です。

この比較を今までしていませんでした。

そして、このたびこの写真とはかけ離れたほつれやすい生地で左側のど真ん中ステッチで行ったところ、三つ折りが崩れて飛び出してきたのです。

「あーそうだったんだ」とやっとここで気付きます。

どんな生地にも対応できる縫い方でなければ、人に伝達していくことの中身が薄れてしまうのです。

ほつれが飛び出さないだけではなく、下の方もしっかりと安定している様子が右側ではうかがえます。

冷静に考えたら、なぜ生地を余らせる必要があるの。。ということを今まで追求し切れていなかったのでした。

このようなことは、ほつれやすい生地で行ったからこそ分かったことでした。

いつもほつれにくい生地ばかりを選んでいたら、このことに気づくことが無かったかもしれません。

自らの都合だけを重視した作業をしてこなかったことが、かえって後に大切になり、広い見方でまとめられるということが分かります。

あとがき

もっと俯瞰して見てみると、「コの字」ステッチだけではない他の場合にもあり得ることだと思いました。

今までやってきて問題がないことであっても、素材が変わると問題が起きたケース。

常に、どんな素材にもカバーできる「オールマイティ」さを持ったノウハウであることがレベルの高さの1つではないかと考えます。

ノウハウ作りも「小手先テクニック」なのか「永久的な技術」なのかの違いがあり、長い年月をかけてそれが露わになってくるものなのです。

「時事英語」を遥かに複雑にした「科学英語」をシャワーのように浴びる程の体験、「SDGs」を背景に世界の現状に触れた【1162】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「日経サイエンスで鍛える科学英語 SDGs編 :日経サイエンス編集部 編」を拝読。

このようないかにも難解そうな本ですが、その通り正解です(^_^;)。

ただ、英文だけがずらりと並んだ1章分をまとめての翻訳の形式ですので、映画の字幕のような「シャドウ」形式とも違うのです。

「日経サイエンス」という自然科学分野の論文が掲載された雑誌からのピックアップ本であり、単語1つ1つが専門用語なのです。

タイトルの「鍛える」という表現が特徴的ですが、正にその通りなのです。

SDGsの中で取り上げられる環境・ジェンダー・動物との共存など様々な事柄、大きく1つにまとめて「自然の姿」を大切にしていくことなのではないかと説いた

「SDGs」の高まりに関しては、「建て前」も多く見られます。

あくまでも商業を優先した姿だと見ていまして、例えば牛革を使用しない代わりに合皮という素材を使うこと。

劣化してゴミになる合皮を使うことこそ環境問題を高めていませんかと。。

なぜ、こうしたことが起こってしまうのかは、「言葉の一人歩き」のようなもの。

根本的になぜ「SDGs」を考えなければならないかを忘れてしまい、ジャンプしてしまって「活動」「評価」などに意識が向いてしまっているからではないかと思うのです。

ここで、その思いを実直に綴りたいと思います。

地球には、たくさんの生物が住んでいて、それこそ40億年以上も前に最初の生物が海で生まれています。

たくさんの進化や、惑星の衝突により何度も何度もリセットされながらこの緑とブルーの自然で覆われた地球が存続してきたのです。

今ここに存在出来ているのも様々な進化の過程の1つであり、「人間」という恵まれた比較的生物界では守られた位置付けの生物として存在出来ていただけなのです。

これは、生物の進化の本を拝読してまいりましたことでより意識するようになったことです。

そうしますと、生きるための食料となった動物達を決して見下してはならない、弱い動物達が困っていて助けを求めてきているような際には手を差し伸べる姿勢が望ましいと。

そして、「ジェンダー」に関しても、大半がはっきりと区別された枠に収まっているのも、もしかして進化の途中であるかもしれないということ。

そこに当てはまらない、どうしても心の内ではそれを認められない人間は、新しいタイプの進化した性質を持っているのかもしれないと理解することではないかと。

そうしますと、「自然のあるべき姿」ということの大切さを見逃してはならないと思うのです。

自然にそう思うならそれが正解であり、自然に起こったことはそれが必要があって起こっているということへの理解です。

あとがき

実は、この本に似た構造の読みものを週に一度新聞で読んでいます。

同じ系列の「日本経済新聞:夕刊」の水曜日。

解説も含めて新聞半ページ分のコーナーなのですが、毎週趣味的にじっくり読んでいまして、「Step Up English」というコーナーです。

まずは、英文を注釈のある単語の意味を目にしておきながら音読。

ちなみに、TOEICは600点ちょうど(なぜかぴったり)がこれまでの最高に過ぎず、たいしたことはありません(^_^;)。

そして、その後日本文の訳を読んでいきます。

今回の本と同じ構造です。

ただ、登場の単語は「時事英語」程度のものであり、遥かにこちらの新聞の方が易しいのです。

その後いつものように新聞でそのトピック記事を読む時に少し易しく感じたという体験をしました。

ある意味この本で鍛えられたのかもしれません。

このたびは、SDGs編ですので、他にも分野の違うものがシリーズ内にあるようです。

少し英語に触れている方であれば、読む気にまではなると思いますので、その入り口はOKだと思います(^-^)。