後付けリムーバブルなくるみ底板の最もミニマムな姿、長方形4角をそぎ落とし現実的なフィット感の変8角形へ【140】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の番号の【139】の記事では、バッグの底板「ベルポーレン」を製作の途中でそのまま内蔵するタイミングと固定枠の「部分ステッチ」のご紹介をしました。

このたびの【140】では、ボストンバッグなどあらかじめ内蔵が不可能なデザインを含むタイプのバッグ用に、別で作る「くるみ底板」の最も望ましいデザインを検討していきます。

必ずしも長方形がミニマムとは限らない、バッグの底に見事にフィットする感触が正解の変八角形くるみ底板カバー

検証のために製作した3デザインのくるみ底板:断然真ん中の変八角形がすっきりとスタイリッシュでした。
共通に入れ込む底板の元素材:「ベルポーレン:2mm厚」です。割れない底板です。角はカーブにカットが共通。

それぞれのデザインのカバーに内蔵することで角のフォルムが中身とぴったりではないという実態。

長方形は明らかに、設置の際に四つ角が余りしわが寄っていて余分であることがはっきり分かりました。

右の楕円型は、製作に困難を伴い成功率が低いデザインであると感じました。

変八角形の底板カバーの作り方:縫い代はすべて1.5cm。ひっくり返しをせずに鋭利な角をはっきり出すやり方。
折る順番:感触としては、短い辺を先に折っておくと作業がしやすいと感じました。
ミシンステッチ:最後の辺のステッチの途中で底板を入れ込むというタイミングで良いです。
変八角形くるみ底板の完成:「外表」のまま続行しましたが、「中表」でも90度を超えた角は可能かもしれません。

あとがき

沈んでいかにも重そうに見えるバッグの底が心地良いなどとは決して思いません。

しかし、融通性も鑑みた畳めるサブバッグの場合は、底板がかえって邪魔になることがあります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.03からおよそ5年後の2025.05.22にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在では、メインバッグの製作スタイルからは撤退しておりまして、サブバッグ的存在のバッグというポジショニングを決めました。

なぜなら、メインバッグは「ハイブランド」様が王者だからです(到底敵わない)。

ただ、先にメインバッグ製作をしてきてからのその後のサブバッグへの切り替えという変遷は、かえって良かったと思っております。

そして、そのノウハウも同時に共有して広める活動も並行しながら、本当の「サブバッグ」の存在感を考えていきたいと思います。

「ブランディング」だけでメインバッグになっていくものなのか。。それともサブバッグとしてご提案しても、実際はメインバッグに使ってもらえるのではないかなど。

ご提案に納得していただけるよう説得型のスタイルよりも、ユーザー様の「意志」こそ最も強力な動きを生み出すのかもしれないという可能性に賭けています。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

マチ底の縫い代同士の固定ステッチで作られる枠組み、トートバッグの底板はここに安定的に内蔵される【139】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主になった2018年2月頭、開始当初バッグ自体がなかなか認知されず、ミシン技術を活かした何か別の商業ができないかと随分考えました。

枯渇した策の中から絞り出したアイデアとして、「底板作り」を思い付きます。

きっかけとなるエピソードとして、すでに持っているバッグの底が沈み不格好であることのフォルムのキープからでした。

そして、ただ底板を設置するのみならず、バッグ内の裏地に馴染むような色合わせをした「くるみ底板」をご提案。

大変有難くご利用いただいたことがありました。

その時のお客様のニーズから、オーダーメイドスタイルで、ダイヤキルトを伴った底板作りを賜りました↓。

2018年前半の頃の「くるみ底板」:@¥1,700/点という価格でのご提供でした。サテンのワイン色の生地です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.02からおよそ5年後の2025.05.21にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

難しいもので、底板が必要なケースもこのようにあったわけですが、その後2025年現在では底板はかえって畳めないデメリットがあり廃止しています。

畳めるサブバッグ的存在のバッグに特化することを決めた2025年現在。

メインバッグにしていただけるということは結果的なもので、当製造側としてはハイブランド様には到底かなわないと、メインバッグ製作を降りているのです。

業者が底板を製作することは確かにお役には立てると思うのですが、それだけを発送することの無駄が大きく、かといって高額では成り立たない縛りに限界を感じました。

さて、では必要な時どうすればよいのか。。の1つの策として「自作」をお勧めしたいと思います。

もし、良き背景があった際には商業利用もご検討いただければ、お客様は大いに喜ばれるとは思います。

このたびは、トートバッグへの安定した底板の設置の仕方を「内蔵するタイプ」の方で解説してまいりたいと思います。

ただ設置するのみならず、周りの環境も工夫することで動きにくく、ずれにくくするノウハウを含みます。

トートバッグに底板を内蔵する際の安定感の高め方、表地と裏地のマチの縫い代同士の部分ステッチ

「ベルポーレン」の2mm厚の底板:決して割れない素材。ハンドメイド界隈では定番材料なのでは。
底板専用型紙:バッグ底の型紙がある丸底バッグでも、一回り二回り小さく底板専用に別に型紙を作るべきです。
カット専用にお勧めのハサミ:割れないプラスチック底板2mm厚はかなり硬いです。このハサミお勧めです。

「amzon」様で購入可能のハサミです。

ハンドメイドバッグ活動を長年やってきまして、こうした工業的なハサミは、日本製は安全性が重視され、先の尖りが不足したものが多いです。

一方、中国製の上の写真のようなハサミは、先が鋭利で、しっかりカットできるのです。

生地の裁断も同じで、日本製の良質と言われるステンレス裁ちばさみは、ハサミ自体は良質でも刃先が緩やかで、細かいパーツのカットにエッジが効きません。

一方中国製の裁ちばさみの方もまた、上の写真に似て先が鋭利で細かいパーツを正確にカットできます。

とはいえ、作りの緻密さの不足は日本製には及ばないかと。

価値観に依るところではあるのですが、研いで永続的に使わず切れなくなったら買い替えるスタイルならば、断然この中国製の商標品の方がコスパが良く、使い勝手は優れているという意外があるのです。

底板の内蔵場面:左上の表地と裏地の底同士の合体後、両端の縫い代の部分的ステッチで覆いを作っておきます。
底板内蔵のリュックやトートバッグの底のライン:しっかりとした底を作ってくれました。

あとがき

こうして、そのまま内蔵するようなリュックやトートバッグにはこのたびのようなやり方でやってみてくださいませ。

おそらく、ボストンバッグは底板は内蔵しにくい作り、冒頭の後付けタイプの「リムーバブル」式で生地でくるみ込んで設置となると思います。

冒頭では四角い形でしたが、後に底への沿いの良さを研究し、端っこの尖りをそぎ落とし変八角形へ改良。

その作り方は、次の投稿の【140】ともっと後の【1383】の「変八角形」の形でご紹介しています(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<マチ>ハンドメイドで作るトートバッグのマチの計算、縫い代込みの型紙をどんな寸法で作るのかの「計算式」【137】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ある日、ハンドメイドバッグノウハウにおける、自らが発信するマチの計算の確認をしていました。

発信するにも見解が偏り過ぎていないかを、時々ネットで確認することがあります。

そうした中、「元の必要寸法が分からない」「割り出し方教えて」の声が溢れんばかりであることに驚愕。

マチ付きというのは3次元の世界観、なかなか想像し辛い混乱があるのだと考えます。

このたびは、「マチ付きトートバッグ」のマチを含めた縫い代込みの寸法の計算方法をお伝えしたいと思います。

つまりは、「出来上がり寸法から逆残によって型紙を作る方法」に等しくなります。

当投稿の【137】では、あれこれとやかく言わずに、とにかく正確な「計算式」を具体例と共にお伝えする回と致します。

出来上がり寸法から型紙を正しく作っていくための「計算式」を中心に、「これを信じて良いのだ」ということを根底にデジタル式にお伝えすることを先にやっていきたいと思います。

「なぜそうなるのか?」という疑問は、【138】【769】【807】【915】で後回し、今すぐ製作していく際には、とりあえず方法論のみの当【137】で十分です。

<マチ>多くのQ&Aでネット上に溢れるマチ付きトートバッグの型紙の作り方(縫い代1.5cmを含んだ型紙)

出来上がりイメージ:縦30cmx横37.5cmxマチ15cmのマチ付きトートバッグを作るための型紙を作ります。
イメージ図を描く:記録メモ程度の簡単なもので良いです。出来上がり寸法を先に記録すると良いです。
デジタル解説:上のメモをデジタル式に表記し直しました、解説の為です。

<縦の型紙寸法の算出>

出来上がり寸法に順に積み算していく方法です。

出来上がり寸法30.0cmにマチが必要ですので、片面ずつの合体構造のトートバッグでは半分のマチ寸法ずつと解釈。

30.0cm+7.5cmがまず積み算に配置されます。

残りは、縫い代1.5cmの上下分として2回足すので、図の左側の通り30.0+7.5+1.5+1.5=40.5が縦の長さ。

ピクチャレスクの作り方では上下とも縫い代が同じ1.5cmでやっています。

マチのくり抜きは横の長さが決まってからですので、次は横の型紙へ続きます↓。

<横の型紙寸法の算出>

出来上がり寸法37.5cmにマチが今度は左右共に必要ですので、縦の時と同じように半分ずつの寸法を2回足していきます。

37.5cm+7.5cm+7.5cmがまず積み算に配置されます。

残りは縫い代1.5cmの左右分として2回足すので、図の右側の通り37.5+7.5+7.5+1.5+1.5=55.5cmが横の長さ。

さて、ここで縦40.5cmx横55.5cmの長方形の型紙が出来ましたので、底の左右両方を7.5cm四方の正方形でくり抜き(ハサミでカット)型紙が完成です。

数字が変わっても同じように計算式に当てはめるだけです↓。

図の省略メモ:出来上がり寸法が縦25cmx横35cmxマチ20cmの巾着袋の場合も、同じ計算式です。

あとがき

このたびは、とにかく方法論のみをお伝えしましたが、もしかして鋭い方は「あれ?」と思われたのではないでしょうか。

図を見るとマチには確かに縫い代が存在するのに、計算の中にマチ用の縫い代が入っていないのでは。。と。

【138】以降の<マチ>に関する投稿では、この台形型のマチの構造を深堀りして理由を探ります。

ここで少しだけお伝えしておきますと、実は足して引いているという打ち消し合いにより0(ゼロ)だから加えないということなのです。

そのことも後の【138】【769】【807】【915】において、ご説明していきます。

ただ、先に「こういうものなのだ」というところから入った方が実践的であると判断してこの順番にさせていただいたのでした。

是非素敵なトートバッグを完成されますよう、同じようにハンドメイドバッグを作るピクチャレスクは応援したいと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

ミニマムリュックのショルダーの付け根の本体への直接の縫い付け、ハの字に90度に重ねた十文字が美しい【136】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「簡易リュック」というネーミングでエコバッグにショルダーを付けただけのような、調節機能のない単純な作りのリュックを2019-2020年に製作。

2019年後半から始めたハンドメイドバッグ製作のシリーズもの<簡易リュックシリーズ>の中にあった中のデザインを1つ定番品へと引用。

こういったシンプルなリュックこそ元の生地の美しさを広々と演出できる良さをどうしても感じてしまうのでした。

このたび、何とも魅力ある薔薇柄なのに和柄のような生地と、デニムライクな藍色の生地とのコンビで「簡易リュック」を製作。

その時の直接縫い付けるショルダーの付け根の「ハの字」の部分の固定を十文字が作業しやすく見た目も美しいと判断。

直接のショルダー固定の際には、ぐらつき防止にはどのような形のステッチが合うのかの最もお勧めしたい「十文字」というデザインをご紹介したいと思います。

リュックのショルダーの付け根にDカンを使わない、直接本体への縫い付けのハの字に施す十文字ステッチ

表地・裏地共通(右):綿プリント、綿/100%、日本製。別布(左):インディゴデニム、綿/100%、日本製。
ショルダーの直接縫い付けの下準備:左右のショルダーを90度に重ねて、縦と横に十文字にステッチを入れます。

まずはショルダー単独で十文字ステッチをします↓。

十文字ステッチ①(ショルダーのみの固定):まずはショルダー単独で90度にハの字に重ね、十文字に縫い付け。
十文字ステッチ②(本体への縫い付け):ハード薄芯を多重に当て芯して先程の十文字ステッチをなぞりました。
本体同士の縫い合わせ:ショルダー固定後、本体の2枚のパーツを「中表」に縫い合わせ。
表に浮き出る十文字ステッチ:ひっくり返し、表地と裏地の合体により、縫い付けた十文字がすっきりと出ます。
和風薔薇柄の簡易リュックの完成:<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ10cm。ショルダーはジグザグステッチ。
完成した和風薔薇柄簡易リュックの背負う面:すっきりとしています。柄を主役にしたスタイルです。
その他の角度から:左上はサイドの上方、右下は底面右。

全体的なことなのですが、薔薇柄をこのように和風に表現された生地製造者様に脱帽です。

このような素敵な生地は、広々と素敵さを示したいもの、このデザインへの落とし込みは正解でした。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.06.28からおよそ5年後の2025.05.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

実は、この時の「簡易リュック」は2025年のナップサックへも大いに関連していったと思っております。

一応ここでは完成しているかのような「簡易リュック」でしたが、マジックテープのみの入り口では、ガンガン荷物を入れるシーンには不向き。

マジックテープはいとも簡単に外れてしまうのでした。

「荷物を詰め込む」というような無茶な入れ方は実のところ多くの方がやっていることだからです。

2025年のナップサックに至るまでには、しばらくこの見た感じをキープするべく、Dカンとナスカンコンビの開閉に改良するステップも踏んでいきます。

それでも結局は完全解決されなかった「隙間問題」があり、2025年での完全に絞り切るナップサック型へ行き着いたのでした。

ただ、このたびのポイントの「十文字ステッチ」の考え方としては何かにヒントになりはしないかと、こうして記録に残しておこうと思ったのでした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

丈夫な厚芯内蔵に伴うもう1つの大切なこと、ミシンステッチ4本が合わさってこそのバッグの取っ手のハリコシ【135】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ道を歩み始めたのは2007年。

最初は、接着芯すらも貼らないまま、生地のみで製作する究極の一重仕立てスタイルからのスタート。

有難くご購入いただきましたお客様からのフィードバックによると、気に入って使い続けたその取っ手が擦れたとのことです。

そして、その後、作るバッグ自体に「ハリコシ」が必要であることを重視していきます。

すべての生地には基本的に接着芯を全面貼り、更に丈夫にするべきパーツには第2の芯地として「ハード薄芯」「ソフト厚芯」を貼っていくことに製作スタイルが発展していきました。

このたびは、その改良の比較的初期の頃に取り入れ始め、かなり効果的であると感じた「取っ手」の製作スタイルをご紹介したいと思います。

ソフト厚芯内蔵の4本ステッチの取っ手です。

接着芯とソフト厚芯に加わる4本のストライプステッチ、バッグの取っ手の強靭さと持ち心地のふんわり感を形成

接着芯のみの取っ手:インテリア収納バッグのような入れ物的機能重視ではかえってこの方が良いことも。

このたびは、使い倒す程のバッグにも有効な、「強靭な取っ手」になるために、接着芯を貼った後に更に「ソフト厚芯」を内蔵するのです。

「ソフト厚芯」の内蔵(左上から右下へ):取っ手生地・ソフト厚芯それぞれ単独で観音開き折り後重ね包み。

ボンドなどは不必要、それぞれを単独で観音開き折りする点こそが上手く重なるコツ。

ダメ押しに最後に真ん中で再び折ることも美しいラインに仕上げるもう1つのコツです。

洗濯ばさみの利用:クリップがよく使われますが、縫いながらどんどん外していきますのでこちらも有効。
外枠ボックスステッチ:先に外枠ステッチから。一番最初はハギ目の先端から時計回りに進行、「わ」は後です。
真ん中2本のステッチ:外枠から途切らずに引き続いても可能、均等に内部に2本のステッチを入れていきます。
4本ステッチの完成:ステッチ間の横幅が均等にできるまでには、技術訓練が結構必要です。

均等にできるまでの途中段階であれば、均等にはなっていなくても。偏らずに真ん中の幅のみが少し広いという左右対称のステッチであるという段階があっても良いかと思います。

完成の取っ手2本のハリコシ:非常に高まったハリコシ。最初の接着芯のみの取っ手と比較すると一目瞭然です。

確かにデニムライクな素材であることがハリコシには多少繋がりますが、一番の影響力はやはり、内蔵の「ソフト厚芯」に加えた「4本ステッチ」の2つのハイブリッド力であると考えます。

あとがき

このたびは、こうして丈夫なバッグの取っ手を作ることで、バッグの長持ちや傷みへの対策になるということをお伝えで来たかと思います。

ただ、バランスも忘れてはなりません。

生地が一重仕立てなのに、ここまでの内蔵物を入れるのは、取っ手のみが勝りバランスが悪いのです。

都度全体の使用イメージを伴う強度のバランスが取れた選択をして、最初の接着芯のみで良いのか、このたびのような最強の取っ手にしていくのかを選び分けると良いです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

生地柄と蓋のストライプ・入り口フラップとポケットの多角形、シンプルリュックの中に盛り込む複数の「リンク」【134】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ活動に慣れてきますと、季節に合ったイメージを打ち立てた製作がより効果的に受け入れられることを感じます。

このたびは、季節感を感じるバッグ製作の1つの例としまして、「ネオンカラー」を部分的に引用し、快活な暑い季節に持つきっかけになるようなリュックを製作。

季節感の捉え方1つにしても製造者の価値観や考え方で様々、独自の表現がアウトプットできる良い機会になるとご提案したいと思います。

暑い夏のイメージを2つの「らしさ」で盛り込む、凹凸感あるリップル生地とマルチネオンカラーのフラップのリュック

使用生地(表地・裏地共通):リップル無地、綿/100%、日本製。無地と呼びながらストライプ柄なのは織柄の証。

別布の4色のネオンカラーの詳細

①黄色:カラーブロード無地、綿/100%、日本製。

②オレンジ:T/C無地、ポリエステル/65%、綿/35%、日本製。

③ピンク:コットンローン、綿/100%、日本製。

④青(③の色違い):コットンローン、綿/100%、日本製。

変六角形の入り口フラップ作り:別布のネオンカラー生地4色をストライプパッチワークに仕立てて作りました。

後の反省点は、両端の縫い代分も見込むべきであり、もっと極端にパーツ幅の差を付けておくべきであったこと、見積もりミスでした。

部分的パーツの完成(左から右へ):変六角形の入り口フラップ、ジグザグステッチ入りのショルダー、巾着ひも。
入り口フラップの本体への設置:後ろからショルダーがハの字に突き出し。右下はマジックテープ付きの裏面。
裏地に設置のポケット:入口のストライプパッチワークフラップにリンクする変六角形のポケットフラップ。
簡易リュックの完成:<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ10cm。すっきり感はカラー配分の控え目な効果。
その他の角度(左上から時計回りに):サイドひもを解いた姿・サイド部分・底部分。左右非対称のカラー使い。

左右のショルダーのカラーのアシンメトリーはほとんどリュックではされないことですが、このネオンカラーだからこそ受け入れられるのではないかとやってみました。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.06.27からおよそ5年後の2025.05.16に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

こうしてこの時の製作品は、まとまった様子であるようには見えるかもしれませんが、後に大きく機能不足であると認識していきます。

このようなマジックテープでは、圧力によってすぐに外れてしまう、現実的には重い荷物をパンパンに入れることも究極の場面としてあるのです。

そんなシーンでは、マジックテープなどすぐに外れてしまうのでした。

よりユーザー目線に立った時、このマジックテープ開閉を見直すことになっていきます。

もうしばらくの期間、このマジックテープ開閉の製作をしてしまいましたが、やがては「Dカンとナスカンのコンビ」に変わっていくという改良がその後出てきます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

引き続くコロナ禍の暑い夏のマスク使用スタイル、時々外す時のトレイを兼ね共布ケースをセットに組込んだ【133】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年2月頃から突如やってきた流行病「コロナ」。

これまでにない経験から多くの人々が不安を抱えます。

マスクが入手しにくくなっていた2020年4月初頭、友人からの声掛けで「マスク製作・販売」の企画に早期参入。

その後、まだまだ「コロナ収束」が見込めない中、いよいよ季節は移ろい初夏へ。

2020年5月に入ると、大手製造業者がマスクの大量生産に本格着手。

我々小規模事業者の役割はそろそろ無くなってくる予感が見え始めます。

ただマスクを付けるスタイルは引き続きあり、マスク製作に差別化を入れていくということを考えました。

このたびは、仕事仲間の友人が提案してくれた暑い季節に対応した涼しい素材を利用、マスクを外しているシーンを考慮した「ケース」を伴ったマスクセットの製作です。

マスクを収納するためともう1つの機能、お食事中などの「トレイ」にもなる取り出しスムーズな共布マスクケース

使用生地:サッカーストレッチ広巾、ポリエステル100%、日本製。「COOLMAX:クールマックス」「LYCRA」社製。

カラーはベージュ、もともと涼しい織物生地「サッカー」とのハイブリッド品。

ブランドが謳われる生地を利用させていただくための申請も購入時にありました。

マスクケースの型紙:「わ」で作ると綺麗な長方形になります。縦30cmx横20cm(縫い代1.5cm込み)で製作。

このたびは、初めてで行き当たりばったり的な部分があり、入り口のマジックテープを縫い付けるタイミングが両サイドを縫った後でした。

たまたま入り口付近にマジックテープが付くので後付けが可能でしたが、本来は、一番最初の時点で付けておくことをお勧めします。

マジックテープの設置:縦1cmx2cm程度の小さな面積であることがポイント。口開きを留める役割のみ。
表地と裏地の合体:実は裏地付きでありちゃんとしたケースなのです。裏地も共布を利用。

マスクを付けないシーンも出てくると、いよいよ収束も見据えて、かえって生地在庫を残さないことも考え始めます。

裏地付きで存分に生地を使い、良質に仕立てていく方が良いと考えたのでした。

ゴムのコーデ:マスクにも慣れ、おしゃれ度も意識し始めたのでお好みに応じたカラーゴムを選択。
ケース付きマスクの完成:見るからに涼し気でエレガントなマスクのセットが出来上がりました。
マスクの裏地:麻テレコニット、麻/100%、日本製。マスク企画着手の初回から変わらず共通にこの素材。

ぼかし柄が入り、ファンデの跡などの付着が目立たない良さがあるカラー(オフベース)です。

マスクケースの自然に出来上がったマチ:「サッカー」のふんわり感の特性と裏地付きであることのボリューム。
4種のサイズ展開:お顔は実は様々なサイズがあることをお客様からのフィードバックで教えていただきました。

あとがき

このたび利用させていただきました「COOLMAX」という「LYCRA社製」の素材、寒い冬の季節には保温性もあるようなのです。

こうして「ケース付きマスク」の発案の回をもってマスク製作の活動を終えていきました。

難しいことなのですが、撤退の時期は遅かったと思います。

もう5月後半では格安マスクが行き渡り、個人がハンドメイドして販売の手応えは薄れてきていました。

その後、「コロナ」に対しては収束まで長く警戒態勢が続きました。

ケース付きをもっても売れ行きがなかった生地ストック、こんな風にたった1点の大きな巾着袋を「インテリア収納袋」として生地を使い終えたのでした↓。

マスク生地在庫の思い切った消化:単調なストライプ柄に同じストライプで足並みをそろえた薔薇アップリケ。

この投稿をもって、マスク作りに関する記事は終了です。

この活動で1つの「流行」の流れの感触を実感できたことが非常に有意義でした。

「参入・撤退の両方に対する素早さ」が大切になってくる流行物。

そう考えると、その短期間でのスピード感などの労力には限界がありました。

大規模業はエンジンがかかるのには時間がかかっても、一度歯車が動き出したら非常にパワーがあるということ。

結局は、ピクチャレスクとしては「末永く安定的な独自の定番品」を生み出す必要があると天を見上げたのでした。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

バッグ製作用の30番テトロン糸の収納、ネットカバーよりも保存性が高いと感じたA6サイズのチャック袋【132】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

整理整頓が好き。

お部屋の整理整頓はもはや趣味の1つ。

インテリアも考慮した、整理整頓の仕上がりにきらりとオーラが光るような出来上がりを目指します。

整理整頓は個人物でも事業物でも差別なく同等、整然さの環境にある「心地良さ」がまず何を始めるにも大切だと考えます。

このたびはハンドメイドバッグの材料であるミシン糸の整理整頓例です。

ミシン糸は30番のテトロン糸とスパン糸、どちらかというとエレガントなテイストのテトロン糸の方が断然多いのです。

ただ、がさついていることがかえってまとまりやすいスパン糸に比べて、テトロン糸はコーンで収納の際にもすぐにほぐれてきます。

この性質のカバーとして、これまではネットを1コーンずつにかぶせるということをしてきました。

このたびは、ネットよりも優れた素材を発見、同じようにテトロン糸を複数保管したい場合の1つのアイデアとして、「A6サイズのチャック袋」の利用をご紹介します。

テトロン糸がコーンからほどけやすい悩みの解決策はA6チャック袋、1コーンずつをネットで覆うよりも効果が出た

これまでの糸の収納:大きな「パンダンボックス」にテトロン糸にはネットをかぶせ、スパン糸はそのまま。

しばらくの間このような収納を続けましたが、ネットは簡単に外れ、糸のほつれ防止にはあまり効果が無いと感じました。

コーンに切り込みを入れて引っかけるやり方はあまり好みませんでしたので引用していません。

そして、ネットよりもすべて完全に覆ってしまうことができるアイテム、しかも万が一ほぐれてもその空間内だけでおさまるアイテムが見つかりました↓。

A6サイズのチャック袋:<サイズ>縦17cmx横12cm。一部縦がはみ出す数コーン以外はすべて完全密閉。
A6チャック袋で収納の姿:以前のネットの時よりももっと整然としたと思います。

ところで、当ブログ記事は、最初の投稿の2020.06.25からおよそ5年後の2025.05.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在は、糸のコーン数が2020年当時の2倍に増えまして、100コーン以上を1つの6段チェストを占めるほどになりました↓。

2025年現在の糸の収納:専用の6段チェストへぎっしりと敷き詰め収納。寝かせながら時々2段になることも。

敷き詰めることで隣同士が触れ合いますが、A6チャック袋にすっぽり収まっている状態では問題はありません。

良い所に行き着いたと思いました。

あとがき

このたびの糸収納作業と並行し、実はもう1つある作業を進めていました。

お世話になっているこれらの糸の製造者様の確認です。

心からの興味と疑問「この糸を製造された会社様はどこなのか」を解きたくて、コーン内にある糸ブランド表示からネット検索で探っていき、ついには製造者様へコンタクトをとりました。

糸も様々な製造者様があり、同じテトロン糸でも少しずつ違う特性が感じられました。

<整理整頓で登場した糸製造者様一覧>

・「エースクラウン」:大貫繊維(株)様(「テイジン社(帝人)」様との共同企画)・・・「ポリエステル糸を一番最初に作った会社」とのこと

・「グンゼ」:「グンゼ」様・・・「テトロンスパン」という中間的な糸が素晴らしい

・「ビニモ」:「クラレ」様・・・個人的には大変好みの糸でエレガントです

・「キング」:「フジックス」様・・・王道の有名ブランドでカラー展開も豊富

・「キンバスパン」:「アズマ」様・・・デニムステッチに相性良き糸が見つかりました

・「地球兎(ちきゅううさぎ)」:「ムラガキ」様・・・初耳でしたが、良い糸だと思います

以上のラインナップだったのでした。

ご丁寧に回答をくださいました大貫繊維(株)様、本当にありがとうございました。

その他のメーカー様も、お世話になりまして本当にありがとうございます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

バッグの表地と裏地の組み合わせ、天然素材のカジュアル感同士とツヤあるエレガント感同士のテイストの違い【131】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初にお伝えしておきたいのが、当ブログ記事は最初の投稿の2020.06.22からおよそ5年後の2025.05.13にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしていることです。

ハンドメイドバッグ作りの際の表地と裏地の組み合わせ、どちらもフラットに見ることで、時々裏地の方が高級生地になることもあるほどです。

それでもこのスタイルこそがピクチャレスク流であると自信を持てるようになりました。

2025年スタイルでは特に表地には無地を裏地には柄をという、お洋服とのコーデのしやすさにも注視しています。

よって、「柄物」は無地よりも手間がかけられている生地であることが多いことから、裏地の方が表地より高級生地になることも多いのです。

このたびは、人気生地の「ファンシーツイード」を2種ご用意、バッグを作る表地と裏地を組み合わせるタイミングがちょうどありましたので、実際に裏地を組み合わせた場面を解説。

同じファンシーツイードでも折り込まれる糸の混率によって随分雰囲気が変わり、更に組み合わせる裏地のテイストも併せて区別していく例を当記事で綴りたいと思います。

そして、ピクチャレスクとしての考え方「表地と裏地は同じテイスト同士がしっくりきた」ということをお伝えできればと思います。

バッグの表地と裏地のまとまり良い組み合わせ、天然素材同士・ツヤある合繊同士がクリアな演出のような気がした

表地(チャコール):リントンツイード、混率不明、イギリス製。表地(白xマルチ):ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。

左側の「リントンツイード」という生地はこのたび初めて出会った生地ですが、その風合いに非常に驚きました。

極端にガサっとした生地なのです。

一方、右側のツイードはツヤがたっぷりありみずみずしいと感じる生地なのです。

いずれも共通の「ファンシーツイード」というネーミングなのに、ここまで素材感が違うものなのです。

そうしますと、合わせていく裏地も、「ファンシーツイード」という言葉の括りにとらわれていては最も望ましい組み合わせができないと考えました。

あくまでも、実際に目で見た実直な感覚を大切にするのだと、下のように裏地を決定していきました↓。

裏地(ブルー):エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。裏地(パープル):ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

やや奥が深い選び方をしたと思います。

それには、まず右側のパープルからの解説が分かり易いでしょう。

上述のように、ツヤある表地の白ベースは非常にエレガントです。

よって同じ程度にかなりツヤを感じるような衣装生地のパープルがしっくりきました。

カラーはパープル以外でも多数可能性があったかもしれません。

一方左のチャコールに対する裏地は。。というのが少し複雑な経緯があります。

リントン生地のチャコールはおそらくなのですが、混率不明ながらもウール混、もしくはウール100%だと予想します。

ガサッとした風合いには同じような天然素材のガサ付いた裏地が似合うと考えました。

麻/100%・毛/100%・綿/100%などが候補なのですが、ここでもう少し冷静になります。

あまりにもぴったりに素材感を合わせ過ぎて、同じようなガサッとした綿/100%を裏地として選択したとします。

そうしますと、表地がより一層カントリーっぽくなってしまい、本来の高級生地の価値と見かけがあまりにも釣り合わなくなると考えたのです。

そこで、天然素材にも馴染むようなガサッとした風合いも持ちながらツヤもある、ポリエステル素材の「エステルポプリン」がベストマッチであるというところへ行き着きました。

「エステルポプリン」の融通性:エレガントとカジュアルの橋渡しのような中間的存在であると考えます。

つまり、バランスの良く取れた素材「エステルポプリン」は「リントンツイード」の田舎っぽさを解消してくれる役割があると解いたのでした。

さらに、ブルーとピンクをバイカラーで使うことで、色の偏りを中和しました。

あとがき

結局のところ、ピクチャレスクがしたい「エレガントの表現」というメインスタンスへ近付けていると考えていただくと分かり易いと思います。

つまり、本来カジュアルなイメージがある素材でも、もともとエレガントに感じる素材でも、すべてを「エレガント」な方向へ特化したいということなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「チェックばかりの3点」「モノトーンばかりの3点」とある1共通点に特化したお洋服の集め方こそがワードローブがおしゃれ宝庫となる秘訣【396】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

時々ネットでクローゼットがご紹介されているのを拝見します。

お洋服がクローゼットにたくさんあり、専用の靴棚をオーダーメイドし、100足相当もの靴やバッグがディスプレイのように並べてあります。

これらは、「セレブ」様のワードローブによく見る風景です。

「見せる」という意味では効果のある風景なのですが、時々疑問もあります。

「その隣同士の靴、どこに違いがあるの?」など。

このたびは、それぞれのファッションアイテムがコスパ良くちゃんと均等に出番があり、それでいて豊富なワードローブのようなリッチさが感じられるお洋服の集め方をたった3着のみのシャツを例に図解説させていただきたいと思います。

一見少なそうな3着のみでも決して「乏しい雰囲気」にはならない秘訣があるのです。

是非引き続き読み進めていただければ光栄でございます。

豊富な組み合わせのイメージは、てんでバラバラなテイスト3点ではなく、特化した共通点が3点すべてに含まれることから作られる

では、シャツを例にミニマムなたった3着をどんな色でどんな柄なのかというポイントを交えながらお話してまいります。

クセのない定番デザインをまずは選択。このような「シャツ」アイテムを3点展開していきます。

まずは、「柄の統一:すべてチェックである」というコンセプトで集めてみます。

キーワードは「チェック」です。

チェックといっても、ギンガムチェック、タータンチェック、グレンチェックと種類が分かれますので、この3つをそれぞれポイントにして色はどんな色でも自由に選びます。

チェック柄が共通の3点のラインナップ。チェックの色や種類はバラバラ。

どれも同じチェックの仲間なのに、違いが感じられる選択です。

色はてんでバラバラでも、ベースに「チェック」が据え置かれていますので、チェックにこだわったラインナップなのです。

チェックだらけで同じように見えてしまうことを、そのチェックの種類の違いで解消しているのです。

もう1つ違うラインナップを考えてみます。

今度は、先ほどこだわったチェックの柄というポイントを外し、「モノトーン」を基盤に据え置くことにします。

そうすると、こだわりのある無彩色コーデになります。

それでも柄がそれぞれ全く違うので、たった3点でも面白く新鮮にラインナップが展開されるのです。

「モノトーン柄」柄をべースにした拘りの3点。今度は色を統一しているので、柄はてんでばらばら。

1つ基準が設定してあるのでこれで良いのです。

前者と後者では随分展開の仕方が違います。

ここにラインナップすることの面白さが生まれています。

この他のベースは「素材」を共通にそろえる案もよろしいかと。

例えば、デニムばかりを違うトーンの色で展開したりなどです。

また、色を3点共黒にして、シャツそのもののデザインに変化を付け、それぞれが違うシャツであることで、全く色が同じということがかえって「攻めた」集め方になっていきます。

とにかく、各々の好みに応じて「色・柄・素材」を統一したシャツに決めるとその後のボトム選びがしやすくなることに気づきます。

ボトム選びへの効果:シャツのラインナップを見ながらなので決めやすくなります。

一気に3点集めることをせずとも、途中の差し替えながらの改良した集め方でも良きゴールにたどり着けばOKです。

あとがき

お洋服をたくさん持つという「量」ではなく、素敵な装いがたくさんできるところがゴールだと思うのです。

あえてミニマムな3点でこのたびご紹介しましたが、3点でも十分に現実的だと思います。

ここへボトムを配置すれば、幾通りかの装いの種類になり、それぞれが統一感ありながらこだわりもある豊富な装いが完成するのです。

トップスx3着とボトムx3着で、最大9通りのコーデが出来上がるのですから、3着というのはミニマムに見えても非常にポテンシャルを秘めた数字なのです。

統一感あることをポイントに置くことで、それぞれの組み合わせの優劣が少なくなり、「どれもこれもおしゃれだ」と見る人を魅了する可能性があります。

まずは、この度ご紹介の「柄・色・素材」をのどれかを共通に3点集めるところから始めてみて下さいませ。

見方を横に見ていただき、同じアイテムを3点というそろえ方の方がかえってうまくいくと思います。

パンツx3点とかセーターx3点というように。。

書き手:ピクチャレスク