ハンドメイドバッグの名前付け、モデルチェンジで名前がそのまま受け継がれたものとモデル自体を廃止した伝説のネーミング【323】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冒頭からお伝えしたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2021.01.02からおよそ5年後の2025.11.22にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文綴り直しをしていることです。

当初のまま残る、後で下に貼りますYouTubeとはやや切り口が違い、製作物への名前付けの「変遷」の部分にスポットを当てたいと思います。

ハンドメイドバッグ活動をスタートして以来初めての名前付けをしたのが、2019年でした。

記事では【78】が一度目の名前付けの2019年時のラインナップです↓。

5点のバッグの名前付け(2019年):コンパクトなサイズで生地を共通にデザインの違いを感じ取る企画でした。

そして、時は2021年初頭、2019年の時からラインナップから廃止や新規が生まれます。

更に時は2025年、当ブログ「手直し」の現在ではもっと劇的な変化がありました。

名前付けの理由や背景と共に、2025年で行き着いた意外な顛末をご堪能いただければと思います。

どんな分野のハンドメイドでも作品に「名前」を付けて披露すると良い、ハンドメイドファンは親しみや愛着を感じてくれることだろう

7点のバッグの名前付け(2021年):2019年から引き継いだ上段4点と、新規の下段3点が追加。

この美味しそうな食べ物が並んだ意味、伝わりますでしょうか。

「衣・食・住」の「衣」に含まれるこうした雑貨・小物品であるバッグと「食」の垣根を崩壊させた1つの姿なのです。

「崩壊」というワードが言い過ぎということなら、「部分的に溶け合った」とでも表現したら良いかもしれません。

もう、「衣・食・住」すべてが互いに交じり合った1つの生活・一人の人間の姿なのだという意味です。

そんなメッセージを込めた食べ物特化の名前。。ただ「テリーヌ」だけ和食っぽくないですね(^_^;)。

「テリーヌ」は評判が良くすべて完売でしたが、私が思うに、「外回り」のお仕事がなくなる今後はあまりイメージできなかったモデルとなります。

いかにも会社員らしいブリーフケースですから。。よってその後は廃止しています。

最後は、2025年現在の状態をお知らせしたいと思います↓。

3点の名前付け(2025年):「切餅」「餅巾着」「鏡餅」の3点のみ。「鏡餅」はまだ当投稿の1か月前の決定です。

「鏡餅」は研究製作でボディーバッグを作ったのですが、これをリュックに縦長の楕円型で正式としたいと思っております。

変遷といっても、決して数が増えるわけではなくむしろ減っています。

これは、「厳選」という意味で受け取っていただければと思います。

変遷の中の特徴は、「餅巾着」の姿が変わっても最後まで名前が引き継がれたことが1つ。

そして、3点共「餅」料理であることが、製作自体の「特化」「拘り」の強さと比例しているのです。

あとがき

2025年のモデル数がミニマム化したことには結構深みがあります。

実は、この3点で自分だけが製作するのではなく、「著作権フリー」をベースに、コンテンツに3つを1パッケージとしてまとめようと思っているのです。

長い間モデルチェンジしながら引き継いできた真ん中の「餅巾着」は、2025年では素材に制限など無い、どのような厚みのある生地でもカバーできる完全融通型仕様なのです。

かつては、厚みがあり過ぎてゴブラン生地が活かせなかったことをこのデザインで可能にしました。

今後、素敵なバッグを製作する方への応援や共有を通じながら、一緒にハンドメイド文化を高める活動を続けていく大きな決心をしたところです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

仕事場はある程度混沌としているもの。。という言い訳を捨てた、引っ越しによってすっきりと整頓された姿は発展への第一歩【322】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.01.01からおよそ5年後の2025.11.21にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

一方で、下に貼りますYouTube動画は当時のままです。

やや切り口に違いがあるのも、この期間の考え方の変遷として受け取っていただければと思います。

このたびは、2020年末に整理整頓したいろいろな場所の中で、「仕事場」のみにスポットを当てます。

せっかくの2025年の「手直し」のタイミングですので、2021年1月1日のスタート時点の模様替え後の姿と、更に2025年現在との違いを見たいと思います。

その違いには、随分考え方がまとまり方向性のクリアな感じを見ていただけると思いまして、それがこの期間の中での発展です。

「整い」はあらゆる事象に引用できる概念、この先の決意新たに年末に行う重要な意味を持っていた仕事場の整理整頓の姿

2021年スタート時点の仕事場:ハンドメイドバッグ製作の材料の保管やミシンの姿が見られます。

2025年の目線では、これですら随分混沌としている印象に映ります。

しかし、これが2020年末当時の精一杯の姿だったのでした。

なぜ、整理整頓後でもこのように今一つまとまっていないという印象になるのか。。それは材料の余分がどんどん増えていた時期だったからということが1つ思い出されます。

チェスト横の反物はすべて芯地、ここまでの種類は2025年現在ではもっと最低限に見直しすっきりとまとまっているのです。

その他は物品の量の多さで、使用していないのに保管のみということが多かったと振り返ります。

そして、もう1つ大きな理由があると思います。

それは、引っ越し前のお部屋だったことです。

もともと仕事場として考えていなかった2002年に初入居当時の、「おしゃれなお部屋」というコンセプト。

初入居当時は会社員でした。

その後自営業ライフへの転換後は、同じお部屋では見合わなくなってきたことを非常に強く感じた2021年末に引っ越しを決めました。

2025年現在の仕事場:現在11月でまだ年末の整理整頓をしていないのにこのすっきりさ。常にこの状態です。

お部屋がいかにも事務所用の四角い間取りである新居は新しいライフスタイルに見合っていました。

じんわりと感じてきた自営業スタート後の心境の変化は、充実のためのものだったと後から振り返ることができました。

どう散らかしたとしても、片付ければこのようにすっきりとまとまるところに行き着くという配置の基盤ができました。

あとがき

3年はよく一区切りの年月として区切られますが、実際の手応えとしては5年の方が明らかな変化を感じ取ることができました。

3年だと「相変わらず」の部分が削ぎ落し切れておらず、思い切った変化の感触は随分年月を要するものだということでしょう。

非常に不思議な事なのですが、2025年の仕事場の配置になってから、バッグ作りの技術面での向上も劇的にアップしたと実感するようになったのでした。

その証拠に、これまで気づかなかったノウハウが格段に増え、これまで作れなかった構造を作れるようになりバッグ作りのノウハウがバラエティー豊かになりました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ファスナーという附属品のバッグ製作への落とし込み方、カバータブ作りや周辺つまみタブを共布で設置することの相乗効果【319】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地違いの同デザイン・同じ生地の別デザインの両方を含む5点のバッグ同時製作を行っています。

2つの背景の違いで、同時進行による効率やどこまで同時進行の効果があり、単独進行の部分的効果はどうなのかなどの検証を兼ねています。

ここまでの体感としては、同じ生地であっても違う生地であっても同じパーツの同時進行は一定のスムーズさを感じたことが1つあります。

そしてもう1つ、共通のパーツ設置が完了した後のそれぞれのデザインらしい作業となると、今度は1点ずつ進めていくことの方がスムーズだと感じました。

このたびは、同じファスナーの入り口が共通の前者の「生地違いの同デザイン」の3点、「ミニボストンリュック」のファスナー付けの場面を記録に残しました。

このたび初の試みとしましては、入り口のファスナーの開閉の時の「つまみタブ」を四角からラウンド型へのモデルチェンジ。

ちょっとした部分ではあるのですが、ボストン型の本体のフォルムのカーブラインにリンクするようなタブのデザインの方がよく馴染み相性が良いのではないかと考えたのです。

装飾含む立派な機能のファスナータブ、ファスナーそのものの先端のカバーの一面とファスナー開閉時の周辺のつまみの一面

ボックス枠くり抜き:「片玉縁」手法を引用。表面に「中表」でラッピング布を当てY字カットし裏面へ返します。
四角のファスナーつまみタブ:ファスナーの開閉の時に持つ場所。変な場所に跡を付けないという良き存在。

ファスナー開閉にここをつまめば、バッグ本体に歪みや傷みを生じさせないというのが「つまみ」の存在意義です。

新型の「カーブつまみ」の製作:左上から右下へ、2枚を「中表」でひっくり返し縁枠ステッチで完成。

その他2点の四角いつまみは一重仕立てを折って作りましたが、こちらは2枚を合わせて縫うという点が比較的労力が少ないです。

ただ、随分大きなパーツになってしまう点、細かいとひっくり返せないからです。

口布パーツへのカーブ型つまみタブの縫い付け:ファスナー周辺に、ファスナーの留め具のカネを避けて縫い付け。
ラウンド型ファスナーつまみタブ縫い付けの裏面:裏地側に貫通しますので、こうして二重線が出ます。
「ファスナーカバータブ」:もう1つのファスナータブです。ファスナーが丸見え、両端の先端をまとめる意味。
ファスナー両端の固定:力のかかるファスナー部分ですので、このタブを利用し、タブの上から固定ステッチ。

見えるステッチですので、スタイリッシュにすっきりと返し縫いで固定します。

あとがき

このたび、同じファスナーに対して2つの「ファスナータブ」が登場しました。

①「ファスナーつまみタブ」と②「ファスナーカバータブ」です。

「つまみ」と「カバー」のワードで、表面に付く方なのか裏面に付く方なのかを言い分けています。

ハンドメイドバッグは、元の材料である「生地・附属」が無ければ決して作ることはできません。

バッグ製造側から見ると、「既製品」になるわけですが、元の製造業者様にとっては、これらが「ものづくり」なのです。

芸術的で独創的なことのみが「作る」ということではないということ、そうした有難い既製品にお世話になっていることを忘れてはならないのです。

そして、今度はバッグ製造者が生み出す「提案・考え方・メッセージ」があるということがハンドメイドの製造の意義ではないでしょうか(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

多くのバッグ製作者が悩む巾着バッグの入り口の隙間、緩さをそのまま受け入れ内側の内蔵巾着袋でしっかり補填した【315】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在同時に5点のリュックを製作中、同型3点で生地違いと別型3点で生地が同じという部分的な共通点を持つことの同時進行の効率性を確かめています。

途中までは、生地が違っても同じパーツを同時進行することが効率が良いと感じました↓。

生地違いで同じパーツの同時進行:糸の色は交換しますが、作業としては連続するのでスムーズだと感じました。
生地が同じでデザイン違いの3種同時進行:糸の色を交換する手間がなく共通パーツもありスムーズな感触でした。

その後の作業は、1点ずつを一気に完成まで進めていくやり方が何となくスムーズな気がしています。

このたび全5点の最初の1点が完成、一気に最後まで行く過程を経て「巾着リュック」の完成に行き着きます。

「餅巾着」という名前を付け、ふんわりとした優しいリュックになったと思います。

蓋を開けると、そこには立派なもう1点のバッグ(巾着袋)が内蔵されている点、多層構造の面白い点です。

外側の蓋による隙間を覆うことの限界、内側の内蔵巾着袋の口が完全密閉される強味を持った美しい抽象柄の巾着リュック

当て芯:取っ手の付け根カバーの8角形パーツや入り口の留め具の6角形パーツの裏の当て芯は「ハード厚芯」。
底板の内蔵場面:表地(上)の「中表」と裏地(下)の「中表」の底同士がくっつくその間に挟みます。

写真に写せていませんが、挟む前に底の縫い代同士を部分的なステッチで囲い込みずれ防止をしています。

巾着リュックの完成(マルチペール抽象柄):<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ11cm。
使用生地:表地(マルチペール抽象柄)-ジャガード、ポリエステル/100%、イタリア製。裏地(くすみピンク)-エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。
ショルダーの取り付け部分:底面のDカンタブにフックを引っかけて取り外し可能。
内蔵巾着袋の出来上がりの姿:完全設置なので取り出しできない点が安全。巾着ひもが複数のカオス状態(^_^;)。
新しい発見:内蔵巾着袋設置によって、新たなお部屋が生まれました。巾着底と裏地底の間も、立派な隠し部屋。
背負い面:何となく取っ手の付け位置がごつくなっているのは上の方過ぎるということかもしれません。
2way使い:巾着ひもを解いてトートバッグとしても使えます。内部の内蔵巾着袋は絞って閉じたままです。
お洋服とのコーデ例:中間色には中間色でまとめ上げ。シルバーグレーのカットソーとグレーのデニムです。

あとがき

どうしても隙間が解消されにくい巾着型のリュック。

多くがファスナーへシフトしてしまいがちな中、それでも巾着型の魅力というものがあるのです。

クシュっと縮む可愛さがあり、このフォルムは江戸時代から。。いやその前からあったであろう物理的な動きの誰かの発見が素晴らしく、是非継承したいのです。

ただ、こうも巾着を手で結ぶ作業が多いこのタイプは煩わしさを生み、その後は廃番と致しました。

当ブログ記事の「手直し」の2025.11.14現在ですが、この当時名付けた「餅巾着」という名前は、そのまま同じ名前でモデルチェンジしたナップサックになりました↓。

新型(2025年型)の「餅巾着」:どんな生地でも作れる厚みの悩みを解決した巾着ひもホールタブ型のデザイン。

ただ、こういったナップサックは「サブバッグ」的存在ですので、底板は内蔵せず畳める柔軟性も考えました。

要するに「メインバッグを作る」という立ち位置からは降りたということ、この決断には非常に納得しています。

とはいえ、時々の研究製作もあり、今回の「内蔵巾着袋」は時々利用する機能です。

背負うことで視界から遠ざかるリュックではなかなか躊躇するものですが、視界内のトートバッグなどでは有効。

抜け感たっぷりの開きっ放しのデザインでも内部にしっかりした安全性を実現することができるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

過去の日本人マダム達の風習は大ぶりな宝石を目立たせ浮いた付け方、馴染み溶け込む付け方は装い方の成長【313】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「成熟へのジュエリー:光野桃 著/ジュエリースタイリスト:伊藤岬」を拝読。

かつては「成金」「マダム」よろしく、キラキラのお洋服にギラギラと大ぶりなジュエリーを付けていた人々が見られた時代があり、それが日本のジュエリーの装い方の特徴でもあったらしいのです。

確かにお品1点ずつは豪華で素晴らしいのですが、どこか「浮いた」ものに感じるのはなぜでしょうか。

そこには、「誇示」という意識が根本にあったと分析します。

「◯◯のふりをする」というような本来の自分に蓋をして大きく背伸びをした風習です。

「誇示」は、己とかけ離れたところにイメージを置く姿そのもの。

そんな点が身に着けている人物に対してジュエリーが浮いてしまう根本なのではないかと見ています。

一方、「ジュエリー大国」と呼ばれるイタリアでは、多くの人々が洋服になじむジュエリーの付けこなし方が伝統として受け継がれています。

このような姿は、おしゃれ度の高さだけでは語れない一面があると思います。

「成熟」という観点からは、冒頭の成金的な姿は「未熟」であるとも言えるのではないでしょうか。

ジュエリーが一人の人間にうまく馴染み溶け込んで映る姿が美しい、まずは己をよく知り全面的に受け入れる姿勢がそもそもの始点

「自分らしさ」はどう表現することができるのかを考えてまいります。

自分らしい表現はアウトプットの姿ですが、それ以前に自分についての理解・把握をすることが重要です。

冒頭の大ぶりジュエリーを違和感たっぷりに浮いた感じで付けてしまうのは、そもそも自分らしさに蓋をしている行為、自分を分析していないと言えます。

自分らしいジュエリーは決してそのような大ぶりではなく小さく1粒が煌めくようなアイテムだったかもしれないのです。

ということで、まずは自分分析が第一ということになると思います。

難しいことではありません、日々その時々の瞬間ごとに、自分の行動と共に己の性格を把握するだけで良いのです。

その代わり、良いも悪いも平等に受け入れなければ成り立ちません、悪い部分にも目を背けず素直に受け入れ理解する「正直さ」も必要です。

これが出来なければ、背伸びをしたような不似合いな付け方をこの先もしていくことになってしまうのです。

あとがき

意外にも、技術的なことではなくて、そもそも自分をちゃんと認めてあげるということがカギを握ると思えてなりません。

ここをしっかりと築いていった時に、素敵なコーデが出来上がってゆき、「おしゃれ」に映る結果を得ることに繋がると思うのです。

どうしてもジュエリーを付けることが「良く見せる」ということ1点にとらわれがちなのが現状。

本当はそうではなくて、本当の自分探しの結果自分を見つけた「証」のバッジみたいな姿であるとよいです。

拝読の本のタイトルの「成熟」は、そうした人間としての望ましい姿を説いたものだと解釈します。

ジュエリーがより本当の自分に近い存在になりますように。。と今後を願いながら、ここで筆をおきたいと思います(^-^)。

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変8角形の取っ手付け根カバーは部品、裏にハード薄芯を貼り予め縫い固めることでシャープな多角形の角を美しく出した【312】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

5点同時進行のコンパクトなリュックを製作中です。

デザインが全く同じで生地違いとデザイン違いの同じ生地の両方を含み、同時進行の効率性を細かく確認する目的もあります。

各パーツを同じタイミングで作っていく進行の様子はこのようです↓。

バッグ5点分の取っ手作り:糸の色を交換する小休止も含みながら、全体としては同時に進行していくスタイル。

このような進行の中で、5点すべてに共通の「取っ手付け根カバー」の製作場面を写しました。

オクタゴン型の8角がシャープに美しく出るためにはどうすればよいかをしっかりと考えた回となります。

取っ手の付け根カバーはオクタゴン、硬めてしっかり折り込み事前の単独ステッチで部品のように整えた出来上がりのシャープさ

変8角形パーツの事前準備:接着芯貼り後型紙に当て正確に裁断。更にハード薄芯もボンド貼りしてあります。
過去の失敗例:出来上がりラインの不揃いの原因を解明。チャコペン使用を改め事前ステッチも取り入れます。
細い手芸用のペンを利用:消えるタイプですがボールペンでも全くかまいません。縫い代1cmを実線で印付け。
事前の縫い固め:本体に縫い付けと同時ではなく、事前に外枠を端から3mm程度でステッチして縫い硬めます。
完成した合格の変8角形パーツ:上下・左右がちゃんと平行なライン同士に出来上がりました。

このクリアなラインが、見た目の取っ手の美しさの一部となることが間違いないと思いました。

複数を引き続き製作した取っ手付け根カバーパーツ:この生地のみ3点分なので1点で4個x3点分=合計12個です。

このたびは8角形タイプですが、偶数の角の多角形はその他「四角」「六角」なども時々取り入れています。

奇数の「三角」「五角」は縫い代が隠せないので優れたパーツにはならないのです。

こうした必然が「なぜ8角形である必要があるのか」などの完成品に見る理由の部分になっていくのです。

あとがき

このたび改めて理解したことは「ハード薄芯」の役割。

ただ風合いをしっかり出すということのみならず、細かいパーツのはっきりしたラインも出してくれる「縁(ふち)の役割」のようなことです。

随分と重要なポジション、「不織布」の素晴らしさを見た回でした。

そして、縫い代1つの正確さは、先の細いペンを使用した実線という細かな部分においても出来上りに効果を上げるということです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

際立つポケットフラップのカーブもフラップトップの真っすぐ線の徹底あってこそ、縫い代を先に折っておく順番を決意【309】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

定番のシンプルデザイン、「らしさ」を入れ込むことでポケット1つ見ても製造者の特徴が感じられるようなこと。。まるでメロディーの1フレーズで作曲者を想像できることに似ています。

当バッグ製作においてもポケットは分かり易い作りながらも特徴あるもにと改良してまいりました。

1つにカーブがはっきりとしたフラップの存在があります。

このたびは、このフラップに関するトップの横線を美しくするための追求場面をお届けしたいと思います。

先に返し口のてっぺんの縫い代を折っておくフラップ作りの「先折り」、「後折り」では曖昧だったラインを遥かに超えた磨きを得た

トップ縫い代「後折り」:トップのラインが左右共に下り坂ラインに出来上がってしまう点が課題でした。

このような真っすぐではないラインになる理由は、「中表」の2枚をひっくり返し後に、「わ」になった状態で縫い代を折るからなのでした。

アイロン折りは、「わ」では正確さに欠けるというどうしようもない事情があったのです。

そこで、このたびこの点を見直しまして、「わ」になっていない段階でしっかりと折る「先折り」のやり方で新しいフラップを作ってみました↓。

「先折り」をした作り方:フラップの返し口のトップ線の縫い代を折ったままUの字。縫い始めは入り口の先端。
1周の固定ステッチ:てっぺん含むUの字も一続きで端から3mmを1周固定ステッチ。

後の見直しでは、Uの字のみステッチ→バッグ本体への縫い付け時に二重縫いで初めてステッチが入るというやり方へ変更しています。

トップ縫い代「先折り」:こちらの方がはるかに横線がシャープでまっすぐです。

歪んだラインになどなりようがありません。。というのも、先にはっきりと分かる状態でまっすぐにアイロンで折っていることがそのまま出来上がりに直結するからです。

本体への縫い付け完了:横線のシャープな真っすぐさは、かえってカーブラインの美しさも高めます。
貼り付けポケットの入り口も同様:形は違いますが「わ」で作る時の返し口がフラップと同様です。

これ以降、貼り付けポケットの入り口の真っすぐ線も「先折り」によって徹底することを決意しました。

「先折り」のデメリット:ただ1つデメリットとしては、後折りの時よりも両サイドの縫い代内部が混み合うこと。

しかし、このデメリットよりも、トップ線の真っすぐさのメリットを優先する選択をしたということです。

あとがき

「後折り」と「先折り」の比較において、「先折り」が真っすぐラインであるということがなかなか出来上り写真では劇的には感じません。

しかし、実際に製作した手応えとしては、「先折り」の方が「作り易さ」をしっかりと感じました。

さて、このようなわずかな部分を写したこのたびでしたが、完成の巾着リュックは【315】でご覧いただけます。

シンプルなデザインこそ、細部まで徹底追求することになるものです。

複雑であれば優れているということとは違う世界、分かり易さと共に「正直」であらねば成り立たないのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

口が開きっ放しのゆるーいトートバッグでさえも安全性は必要、裏地付きの作りの良いバッグみたいなおしゃれな内蔵巾着袋【307】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでバッグ作りにおいては、セキュリティー性を高める工夫に力を入れてまいりました。

バッグを開けた内部がすぐに見えないようなルーフ作り・入り口のDカンとナスカンコンビの留め具設置・共布サイドひもの設置などです。

このたびは、これまでの口を絞めるという動きとは切り口を変え、入り口の緩さの「抜け感」はいったん受け入れます。

その代わりに、内部を対極なクロージングな構造にしてみようというアイデアです。

当バッグ作りでは初めての考案、作りの良い巾着袋をそのまま内部に設置するというものです。

様々な抜け感あるトートバッグに引用できるアイデア、裏地付きで立派に作った巾着袋を左右のマチ底で挟み込み縫いの固定内蔵型

裏地付き巾着袋製作:巾着袋の表地・裏地は同じ「エステルポプリン」のくすみピンク。ひもホール製作場面。
巾着ひもホールの固定:上部をステッチで固定、内部の縫い代のヒラヒラが縫い閉じられます。

コの字ステッチは1枚仕立ての時にすでにかけてあります。

ホール底ステッチ:コの字ステッチの横線に等しい位置のトップから3.5cmの位置を1周ステッチ。
裏地付き巾着袋完成:これがバッグに内蔵されます。共布ひも先にはすずらんループエンドで素敵に♪。
単独の巾着袋との大きな違い:マチ底の縫い代をあえて外側に出している点が内蔵巾着袋の特徴です。

この後の作業では、裏地のマチにぴったりと合体して縫い代1.5cmで縫い付けます。

そして、挟み込む時に混み合う中で縫いこぼしが無いよう、この時点で端から5-7mm程度で2枚仕立てを重ねて縫っておくのです。

あとがき

出来上がった内蔵裏地付き巾着袋は単独でもそびえ立つ建物のようにしっかりとしたものです。

「ポプリン」は「ブロード」の織り糸よりも太い糸、出来上がりも立派になりました。

ほとんどのバッグ作りではこのような内蔵は計画されません。

しかし、こうして考案した以上、作って感触を得たいとコマを進めてまいりたいと思いました。

この続きは、リュックの内部に内蔵・Dカンとナスカンコンビのメイン留め具の設置・入り口すぐに左右の巾着ひも設置の3重のセキュリティーとなります。

完成の巾着リュックは、投稿の【315】でご覧いただけます。

ポケットの時でもあったような、セキュリティー性と使い勝手のスムーズさのバランスの見方からは、開閉がやや煩わしい3段階もの扉。

ただ、背中で目の行き届かないリュックにおいては、この口が完全に絞られる「内蔵巾着袋」は1つの大きな安心を得たことは間違いがないでしょう(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

鉱物名は二酸化ケイ素が結晶化の石英(クォーツ)で共通の2種のストーン、メノウ内の縞模様の中で並行部分がオニキス【303】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ジュエリーの基本ブック:宮坂敦子 著」を拝読。

ジュエリーの商業上の流通事情や、実際のお仕事をされている方のルポ、最後に基本的な有名ストーンの図鑑があるという充実の構造。

このたびは、実体験で目にした2点の有名ストーン、「メノウ」「オニキス」について、その違いの部分に迫ってみたいと思いました。

共通の鉱物名からさらに枝分かれしてストーンの名前が決まる実態、メノウとオニキスも同じ鉱物の「石英:クォーツ」である

上の写真の中では、「オニキスです」と謳われて入手したのは、右上の64面カットのネックレス珠のみです。

左上は、実家の庭で見つかったストーンで、「メノウっぽいな」と思って写したもの。

その他のリング状の指輪やバングルはすべて「メノウです」と謳われて購入したものになります。

メノウは「瑪瑙」という漢字で表記されることや、「アゲート/アゲード」と表記されることもあります。

この2種「メノウ」と「オニキス」は、曲線の縞模様を持つのが「メノウ」、その中で直線の縞模様を持つのが「オニキス」というように別物として扱われるのがジュエリーの実態。

しかし同じ鉱物であることも含めると、「オニキスはメノウの一部分のこと」という見方もできるのかなと。

実物を見る体験は、大きな置物のようなストーンの塊を見なければ分かりにくいことで、ネックレスなどになってしまうと見分けは難しいのが現実。

よって、これらの違いは購入時の「○○です」の商品説明を信じることになります。

世の「生物」というのは3つ、「植物」「動物」「鉱物」なのだそう。

この3つ目に石が入っているところに、いかにストーンが神秘的な地球上の存在感を持ったものなのかを思い知らされます。

あとがき

メノウやオニキスは最も入手しやすい普遍的な価値として、「パワーストーン」のような位置付け。

決まって高級ジュエリーが世界四大宝石中心に語られがちなのです。

しかし、実際に2010年前後の「パワーストーンブーム」の中で、写真のような多種のストーンを見たり触れてきたりしたことでどれもこれも非常に美しく神秘的な存在だと確かに感じたのが実際の肌感覚でした。

ジュエリーの素材の「価値」としてたった1本境界線を引くとしたら、やはり工業的なプラスチック製品である「模造品」「イミテーション」などと呼ばれるコスチュームジュエリーとの境になると考えます。

こうした天然石全般はジュエリーとしては工業品とは区別されるべきで、全く違った価値を持った地球活動の長年に渡る貴重な証であるという見方をしたいのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ミニボストンリュックを3展開の生地違いで製作開始、偏ったカラーのマルチジャガード柄に合う無地のコーデを楽しむ回【302】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、新しい製作に入っていきます。

「ミニボストンリュック」「ドーム型リュック」「巾着リュック」の3デザインを全5点に配分しての製作です。

タイトルの通り、同じデザインで生地違い3展開をほぼ同時進行していく効率性を検証する回です。

全く同じ量産製造とは違い、1点物でありながら効率化がはかれるのかどうかを確かめたいということで、まずは裁断からまとめて行いました。

このたびの進捗度は、接着芯貼りまでとなりますわずかなものでしたが、3点それぞれが違った生地の種類であることでなかなか濃厚な回となりました。

裏地の選定やファスナーの色選びの理由などをしっかりとお伝えできればと思います。

共通のミニボストンリュックを赤系・グリーン系・紺系の3種のマルチカラージャガードで展開、偏色に対する裏地とファスナーの選び方

ではまず、表地と裏地の組み合わせから始め、その後選んだファスナーも集まった全体のカラーバランスを見ていきます。

使用生地①:表地-ジャカード、ポリエステル/70%、レーヨン/30%、イタリア製。裏地-エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。

この生地では「ミニボストンリュック」を作ります。

表地のデイジー柄のジャガード生地は、モカ色ベースの落ち着いた朱色の濃淡です。

随分偏ったマルチカラー、表地の中からは特に濃い朱色を裏地に選びました。

使用生地②:表地-ジャガード、ポリエステル/100%、イタリア製。裏地-エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。

この生地では、「巾着リュック・ミニボストンリュック・ドーム型リュック」の3点を作ります。

こちらは、表地の割合ではグリーンが勝ることのコントラストとして、弱めのペールピンクの部分を裏地に選択し、バッグ内部をピンク寄りに広げます。

グリーンに寄りがちな全体をピンクを増やしてバランスをとったということです。

使用生地③:表地-ジャカード、アセテート/53%、ポリエステル/27%、ナイロン/20%、イタリア製。裏地-モンキーブリッジスラブ、ポリエステル/100%、日本製。

この生地では「ミニボストンリュック」を作ります。

こちらはシンプルながらも一応マルチカラーの定義の3色以上で成り立つ紺系のデイジー柄。

ここには、登場のゴールドカラーの花びらとリンクした黄土色のツヤがあるピンタックキルトもかけてある特殊な生地を選択。

生地においては、ベージュ・黄土色・ブロンズ茶などにツヤがあればゴールドになり得ます。

ファスナー選び:何とか既製品でここまで合わせられました。大変有難かったです。

過去からの経験なのですが、例えば一番上に対してモカ茶の部分に合わせて茶色のファスナーなどを選択すると汚く映ります。

ファスナーは馴染むカラーで可能な限り濃く際立たせない方が良いと思います。

裁断風景:あらかじめ粗裁ちした裏地に接着芯も粗裁ち貼り、最後に裁断するとカーブラインがクリアです。
裁断後の3点:どれも接着芯貼りまでの進捗度が共通でこのたびの製作を終了しました。

あとがき

当ハンドメイドバッグ製作活動においては、裏地もかなり重視しておりまして、時々表地よりも購入価格が高額になることもあります。

その理由は、生地すべてをフラットに見ているからです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク