まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ハンドメイドバッグ活動の中で、大半のバッグ用金属パーツを体験させていただき、行き着いたスタンスがあります。
それは、Dカン・線コキ・ナスカン以外の打ち込み式で設置するタイプは全面廃止したこと。
金属パーツを多用するデザインをそもそも作らないという徹底ぶり。
そうしたジャッジに行き着いたのは、実際に使用して感じた引っ掛かる気持ちや不確かな感触を大切にしてのこと。
それでも手持ちに残っていたパーツを使い切ることも兼ね、打開策はないかとこのたび「ヒネリ錠」が象徴的な2点のデニムクラッチバッグを製作。
この製作で良かった点は、もしかして。。という可能性を持つアイデアが生まれたことでした。
確実な安定感も無しにヒネリ錠設置の「尤もな理由」がそこにはあるのか、見かけの素敵さ以外の究極の意味こそ深み








随分味気ないことが、後でヒネリ錠を設置すると分かります。



ここまでの写真はお直し前の状態、見かけは素敵ですが長持ちがとても見込めない不安定な作りだとモヤモヤしていました。
そこで、この製作の課題を解決するためのアイデアの考案まで、更に踏み込みました↓。

この図ご理解いただけましたでしょうか。
「拡大図」のように、赤線の切り込みを入れ、ラッピング布である不織布を裏面に返すことでボックス枠のゲジゲジを綺麗に覆い、ヒネリ錠内に隠し込むイメージです。
とはいえ、小さな場所ですのではみ出しがちであるという限界もあります。
このアイデアでは、「ネジ式ヒネリ錠」はせっかくのラッピング布に穴を開けることになるので不採用、「ツメ式ヒネリ錠」を手配した別のバッグの写真をどうぞ↓。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.11.04からおよそ5年後の2025.09.23にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
ちょうどこのタイミングで昨日、バイクのタイヤカバーのプラスチックの割れを修理する動画を拝聴、「ホットカッター」「ヒートカッター」というような熱の力でカットしたり穴を開けたり変形させたりする道具があることを知りました。
確かに、デニムで完成させたこのたびに使用したヒネリ錠は、ヒネリ錠の中ではダントツのかっこよさ、ツメ式はややごついと感じます。
よって、そもそもボックス枠をくり抜く時に、ボンドのような機能として熱によるカッター工具が活躍できるのかもしれません。
更に、穴をあけるのも手動でゼンマイやポンチで苦労するのではなく(このたびはこの方法)、熱のパワーで短い時間で貫通するゼンマイも一度使ってみたいものです。
私はトライしていませんが、その後浮かんだアイデアとしてこうして載せておきました。
どうしてもヒネリ錠を布製バッグに付けたい場合に、もしくは本革レザーや合皮でも可能かもしれないということです、ご健闘を祈ります(^-^)。
