販売に関するテクニックの羅列行動ではお客様はお見通し、本当に大切な事は相手の立場に立った人間関係の神髄に等しい【1166】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「買った後を想像させれば誰でもこんなに売れる!:坂本りゅういち 著」を拝読。

あえて難しめの言葉を使わずに読みやすく説かれたような文章は、まさにお客様の立場に立つように読み手のことをよく考えた販売のプロらしい書き方だと見て取れます。

著者様は、多くの販売員分野での賞を受賞された方であり、これまでの経験からの豊富な例が内容に盛り込まれます。

「商品が売れる」ということはすべての事業者が切望することです。

内容に関しては、実際に読んでいただいて感じていただくということで、このたびは、自らのアウトプットで販売に対する考え方を1つ綴ってまいりたいと思います。

「商品販売」、本当に大切なたった1つの事を自分の言葉で考えた、自分らしい伝え方で寄り添うような瞬間こそ販売にのぞむ態度の望ましい姿

接客の技術のようなことはこの本からも大いに学べます。

実際に接客を長い間してこられたベテラン様であるわけで、そのノウハウは確かなものだと思います。

この技術はありがたく拝受し、是非実際の販売に役立てていきたいと思います。

そして、心ある人間が相手である以上短い対面場面であってもより良きコミュニケーションが取れることを目指すことになると思います。

「コミュニケーション」などと難しい言葉で表現はしていても、結局は「屈託の無い情報提供」です。

何も難しいことは無いと思うのです。

情報を秘蔵せずに、知るところをアウトプットし尽くしてお伝えしていくことです。

ここに何がそんなに難しい技術が必要でしょうか。

それよりも、隠し事があるようなベースの商売こそが胡散臭くなり、つじつまが合わない言動となり怪しいのです。

では。。ということになりますが、そもそも自社製品を屈託なく誇れるようなお品物に育て上げているベースありきではないでしょうか。

言葉の節々にユーザー様はその裏側を感じ取るものです。

それだけ鋭くジャッジされるのも、対価をいただくから厳しく見られるに決まっているのです。

あとがき

お客様というのは、想像をはるかに超えた見る目の鋭さを持っておられると思います。

よって、あれこれ技術を駆使した機械的な接客や販売も見抜かれると思います。

商業というのは、もともと「お悩みを解決する」というベースのもとに成り立つ仕組み。

まずは、困ったことが無いかということに対して寄り添う気持ちからのスタートです。

「自らが主人公に」などの「我欲」は見抜かれるものなのです。

「行動経済学」の本から型通りに実行することに対する躊躇の理由、種明かしが分かった時の「信頼」の喪失の懸念【387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「行動経済学」という分野の本を拝読。

「不合理な地球人:ハワード・S・ダンフォード著」です。

もとは昔からの長きにわたる「経済学」という分野では、「人間は常に合理的な志向で買い物をする」という考え方がベースだったようですが、実際はいろんなことに惑わされるなどして、結果不合理な答えを多くの人が選択しているという実態。

これは、もう合理的ではない部分があるということの証明であり、その部分を解明していく学問的な分野が新しく近年生まれた「行動経済学」に当たります。

この本の中では、「行動経済学」を「経済学と心理学との融合を試みた学問」ととらえられています。

この解明しにくく、白黒はっきりしていない実態こそが現実であるということだと思います。

心理が関係すると通常合理的な考え方ではありえない選択をしたり行動をしてしまうようで、それこそが人間らしいリアルな姿なのだということになります。

このたびは、この本による「集客」の技術を3つご紹介しながら、自身の考えをまとめたいと思います。

不合理を利用したお客様を多く呼び込むテクニックx3点

①「価格差別」

同じ商品でも、高い値段でも買ってくるれる人には高い値段を付け、安い値段しか買わない人には損しない限りで安い値段で売ると売上を最大化できるというもの。

これはヤフオクで拝見したことがあり、同じ商品でも価格が変えてあるのを見たことがあります。

ここには少し疑問もあります。

別の「ハコ(サイト)」でこれを行わねば、見破られると反対に信頼を失う可能性があると思いました。

すでにヤフオクの出品者の人は、私に見つかっているわけで、「あーあ、こんなことしてるんだ」と思ったものです。

それがこういう種明かしなのだとは知りませんでしたが、あまりクリアなイメージはなかったので好印象では決してないということです。

私がもし自分の事業にこのことを取り入れるとしたら。。

これを考えてみました。

全体として大きくとらえます。

商品にラインを3つ程もうけます。高価格帯、中価格帯、低価格帯と。

そして、価格同士にそこそこ開きを入れて、購買層の違いがある商品としてラインナップをはかるというものです。

さすがに同じ商品を違う値段というのははばかられます。

自身が購買者だと見つけてしまうかもしれません。

その「同じ商品」という部分を、「同じテイスト」ということに自身の場合このテクを少しかすめました。

やはり、本のように本当にまともに全く同じ商品を違う値段で販売しないと意味がないのでしょうか。。

なかなかその気にはなれませんでした。

②「デフォルト効果」

この例として分かりやすいのが、販売サイトの購入時のボタンで、チェックを外すのかそのままなのかという場面にです。

ここにまさに利用されているようです。

「人間は、最初の状態のままで維持したい傾向にあるという性質があるようで、その後メルマガを受け取りたい方はチェックを入れてください」、よりも、「メルマガはこのままだと配信されることになりますが、必要ない人はチェックを外してください」、の方が、結果はチェックが入ったままということに結びつきやすいとのこと。

なるほど、最初にチェックを入れてあるのは、このことだったのです。

メルマガとか案内とかアプローチはほとんど興味がなく(自分の求める内容とずれていることがとても多いという理由)、常にチェックを外しています。

しかし、実際は、多くの人がチェックを外さず結果アプローチを受けることになっている実態があるようなのです。

つまり、効果が出ていると実証されている手法のようです。

③「おとり」

とても怖い言葉ですが、これが一番面白いと思われるのではないでしょうか。

売れない商品を売れるようにする得策のようで、人間の心理には、「真ん中を選ぶ性(さが)」というものがるとのこと。

売れない商品をあえて、真ん中の価格帯に据える。

そして、それより安い商品、高い商品を設置。

そうすると実験結果から真ん中の売上を得ることができたというものです。

なるほど。。ただここで疑問です。

真ん中を選んでもらうために、わざわざ設置した低価格、高価格の商品の行方は。。

そこにこめられた商品に対する信念は。。

などが不明確で突っ込みたくなりましたし、分かりにくかったです。

感想のまとめ

これを教科書にその通り実行するには、私がちょくちょく記載したような疑問も生まれます。

あくまでもテクニックの究極な形として分かりやすく表現されているのでしょうけれど、実際にそのまま利用というのも露骨すぎて見破られそう(^_^;)。

まともにコピーする引用の仕方はまずいと思います。

自分の中のフィルターに通して、アレンジしてこういったテクニックを少し含んだ独自の対策が望ましいのではないかと思いました。

あくまで、本の内容に関しては、「提案」であり「引用」であるべきだと。

ということで、とても面白いとは思いましたが、あまりまともに受け止め過ぎず、最後まで客観的でいようという気持ちを持ちながら読んだものになります。

おそらくそんなつもりで書かれたのではないかとさえ思います。

あとがき

事業では、「信頼」とか「信用」ということが一番だと思います。

こうしたことが本当に信頼や信用を損ねないのか。

お客様とのより良い関係を築けるのかというところは常に同時に意識したいものです。

今回3点ほどのピックアップでしたが、いろいろもっと内容が詰まっていて、お伝えしきれませんでした。

よろしければ、この本をご一読をお勧めします(^-^)。

製造する商品の「ライン」を決める、同じ容量のデザイン違いのバッグを3つ並行しながらレベルを高める継続の仕方【367】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグのデザインを少数にしぼり、丁寧に1点ずつを高めるということをしてまいりました。

3デザインが同じような容積と、同じようなシーンで使えそうなバッグとしてグループを作りました。

このたびは、ここ最近製作してきましたデザインを大きなくくりでまとめたご紹介です。

それぞれの違いと、どちらかに更に絞った方が良いのかもしれないなどのご意見を持っていただきながらご覧くださいませ。

「コンパクトライン」は、旅行などアクティブなシーンに活躍してくれるものと見込む

その3デザインとは、「餅巾着」「巻き寿司」「おにぎり」です。

大きなリュックとは違ったコンパクトの良さを感じていただけると良いです。

では、改めて1点ずつ。

「餅巾着」<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ11cm。

写真1枚では不足だったかもしれません。

内部には、バッグinバッグなる「内袋」が設置されています。

その内袋は、マチの部分に挟み込んで完全縫い付けなので外れないのです。

そして、巾着袋の構造は裏地付きというものです。

めいっぱいの高さで設置し、マチ以外の縫い付けが無いので、新しくお部屋が出来ています。

多少、開け閉めがスムーズではないこともありますが、一番にセキュリティー性に重きを置いたものになります。

もともと巾着タイプは隙間ができてしまい完全に絞り切れないという入り口の悩みがありました。

それを、少し「発想の切り口」を変え、メインの入り口は従来のまま、内部で完全密閉できる巾着袋の設置に至ったのでした。

次は、比較的開け閉めが楽なファスナー仕様が続きます↓。

「巻き寿司」<サイズ>縦23cmx横32cmxマチ10cm。

メンズライクな様相でありながら、四隅のカーブをゆるやかに作りやすくしたものです。

このデザインは、サイズを変えてアレンジも可能なモデルで、ボストンバッグの作りに似ています。

じゃあ思いっきり大きな着替えも入るようなボストンバッグを作りたいということであれば、使い勝手としては、次のタイプの方が良いと思います↓。

「おにぎり」<サイズ>縦22cmx横23/32cmxマチ10cm。

「巻き寿司」とほとんど同じ作りなのに、なぜか違ったデザインに感じる不思議。

大容量のボストンバッグはこちらの方が安定するのではないでしょうか。

サイズによっての用途の違いを考えた時に、ほぼ同じ作りの「巻き寿司」と「おにぎり」を別物としてラインに入れたのでした。

あとがき

もとは、バッグのデザインの1つずつに名前を付けたことがそのまとまった「ライン」のアイデアも浮かぶことにつながっていきました。

思いついたことは進めてみると良いと思います。

違う場合は変更が利きやすいのも小規模事業者の特権。

気持ちに実直にあれこれアイデアを実現し、時には大きく舵を切れるのです。

ハンドメイドバッグを作ることを止めないで、続けるにはどうしたらよいのかを考える、そうした先にはもしかしたら別の形での実現があるのかもしれません。

この先の未来のことなど今分かるはずもありません。

とにかく続けていくからこそ未来もできていくのです。

「ハンドメイド道」なるものを大切に、そして丁寧に歩んでいって下さいませ(^-^)。